番外
2007/2/18 国上山 標高313.2m 弥彦村 2007年の2月は異常だった。 というのも、とにかく雪が降らない。雪が降らないばかりか、気温が高い。 例年であれば新潟の2月の気温は最低と最高でイチニイチニと行進しているような、つまり1度2度1度2度と続くような気温になるはずなのである。だというのに、今年は連日最高気温が10度近い。 2月の半ばの週末となれば、あちこちで雪祭りが開催され、雪像が作られ、かまくらが作られ、雪のぼんぼりにろうそくが灯される。それが、今年は本当に雪が無い。雪祭りの会場は、ある場所は中止を余儀なくされ、ある場所は山間部からトラックで雪を運んで急場を凌いだ。 そんな気候の中、草花も地面から顔を出すのを急いでいるようだった。 1月の終わりにすでに新聞で雪割草が咲いたと報じていた。我々も海岸付近でオオイヌノフグリなどをみつけた。 2月になっても雪が降ったのは1日か2日程度でまったく積雪しない。 1月に咲き始めた雪割草はどうなっただろう。 この日は朝から雨が降り、雪割草のメッカである角田山に行くには不向きだった。 だが、同じ山系の反対側の端っこ、国上山ならば、山頂まで25分と楽々行けるらしい。 いい具合に午後から晴れ間も見えてきたので、ゆっくりと午後から出かけた。
文中の写真には我々しかいないように写っているが、こんな季節にけっこう人のいる山だった。 すれ違うときに「オウレン、咲いてましたよ」とか、「雪割草みつけましたよ」とか教えてくれる。早春の弥彦山塊に来る人たちは皆、花好きだ。 ちょっと花を見ようというには、実にお手軽で散歩にちょうどいいコースと言える。 登山口になった国上寺にはつり橋や良寛さまの住んでいた五合庵などがあり、ちょっとした観光コースになっている。 国上山 最寄ICは、関越自動車道三条燕IC。 実は地元なのだが、燕三条ICから国上寺に行くには大変に込み入った道を行く。少々文字で説明するのは困難だ。ICを出て右側に曲がると、正面の遠くに連なっている山が弥彦山塊で、国上山は一番左の低い山である。その山を目指して進めば当たり(←こらこら) 道路標示の寺泊、とか「てまりの湯」というのをあてにして行けば大丈夫である。まかりまちがっててまりの湯に着いてしまっても、そこは道の駅なので、詳しい案内図があるし、道の駅からも登山道が伸びている。 国上寺の駐車場から境内を通っての登山道は山頂まで25分。稚児道とよばれる駐車場の下がわからの道は1時間弱。ただし、写真を撮影していると、花が多い山なので、時間はずっと延びる。 |
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