番外
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弥彦山(1月2日)
オマケ東京かしまし旅(1月7日~8日)
オマケ福島潟、瓢湖(1月20日)
村岡城址(2月12日、3月3日、3月17日)
角田山(3月10日、3月31日)
オマケ四賀福寿草まつり(3月16日)
国上山から剣が峰(3月30日)
菅名岳(5月4日)
夢見平(5月12日、5月25日)
鳥坂山(5月18日)
ヒメサユリの小径(5月19日)
1月2日 弥彦山 2024年の元日、思ってもいないことが起きた。 能登半島を襲った大地震。 石川県から距離がある新潟ではあるが、能登半島は日本海を挟んで弥彦山の上からでも見えることがある。 そう、それほど遠くない場所なのである。 我が家も震度5強の揺れで、猫の飲み水が溢れた。でも、それくらいの被害ですんだ。 しかし、初詣客でごった返すはずの弥彦神社へ行く弥彦線が全線運休になってしまった。 そーか、初詣、大打撃だろうなぁ。 などと思っていたが、翌日1月2日はなんととてもよく晴れた日になってしまった。 積雪もなく、暖かい晴れの休日、どこかの山に登ろうか。登るなら標高が高くなくて、雪の積もっていない山だねぇ。 朝寝坊したから近い山がいいかねぇ。 角田山にしようか。 いや待て、角田山のいつも登るルートの駐車場は海岸だ。 もし大きな余震があって、津波があったら、自動車が水没してしまう。角田、却下。 えーと、弥彦山、例年よりかなりすいているんじゃないかしらん。この地震で。 それに余震があったとして、登山者が多い山のほうが安心じゃないかしらん。 そんな理由で1月2日に弥彦山に登ることになってしまいましたよ。 自動車で30分足らずのところに住んでいる我々は、お正月の弥彦神社は激混みしているので近寄らないでいた。 が、この日はほとんど渋滞もなく、駐車場に入るのにも困らなかった。 それでも参拝者は多かった。 例年よりかなり少ないと思うが、神社の前は初詣の人で列になっていた。 さあ、登山だ。 登山口の鳥居には先月にはなかった「積雪のため倒木あり入山禁止」の看板が立てられていた。 ちょうど下山してきた人たちがいたので、看板を示して登れますかと聞いたところ、まったく問題ない、とのこと。 鳥居に入山できないようにロープが渡されていたが、それを跨いで登山開始した。 少し登った所にある白トトロとメイちゃんは、お正月のしめ飾りになっていた。 二合目を過ぎたあたりから足元に雪が現れはじめる。 そこから先はほぼ積雪の上を歩くことになる。 まあ、1月2日と思えば少ないほうだと思う。 岩場である6合目の手前はちょっと怖い感じだったが、それでも難なく登ることができた。 六合目の里見の松から見えたお正月の新潟平野。のどかに霞んで見える。 こちらは、9合目から見た日本海。思ったより青空ではなかったのが残念。 そこから上の階段の積雪が不安だったのだが、手すりが埋まるほどの雪ではなかった。 ただ、踏み固められて、滑りがち。ピン付き長靴だったので、安心できた。 ヒイヒイ言いながら登る。 驚いたことに、ロープウェイで登って来て、奥の宮に参拝する観光客も多いらしい。 かなり軽装の人たちが雪の上を歩いていた。 奥の宮は、真冬なので鳥居の奥がよく見えた。いや、正面からの撮影は遠慮しましたけどね。 日本海の海岸線が光って見える。 このずっと向こうに能登半島がある。 多宝山方向。 本日は実は新しく購入した水筒の保温精度を確かめるということもしてみた。 バーナーで湯を沸かさなくても、弥彦山くらいならアツアツのお湯でカップラーンでも大丈夫だった。 帰り道、はて、弥彦の大鳥居は見えるのか、と山頂で探してついに見つけられずにいた。 階段の途中から平野を見下ろせる場所があり、やっと発見することができた。 どうも方向の違いで山頂からは鳥居は見えないらしい。 でっかいよね、弥彦の大鳥居。 11時40分 駐車場出発。 11時55分 登山口鳥居。登山開始。 12時08分 1合目。 12時21分 2合目。 12時28分 3合目。 12時37分 4合目。 12時40分 5合目。 12時50分 6合目。 12時56分 里見の松。 13時02分 7合目。 13時12分 8合目。 13時19分 9合目。 13時34分 山頂到着。昼食休憩。 14時05分 下山開始。 14時15分 9合目。 14時21分 8合目。 14時27分 7合目。 14時31分 里見の松。 14時35分 6合目。 14時44分 5合目。 14時47分 4合目。 14時54分 3合目。 15時01分 2合目。 15時10分 1合目。 15時20分 登山口鳥居。 15時36分 駐車場到着。 ↑ページのトップへ |
オマケ 1月7日~8日 東京かしまし旅 山ではなく、オマケです。 思い起こせば、昨年の正月くらいに友人の一人が東京のイルミネーションが見たいと言いだした。 今年はもう無理だから、来年にホテルを予約して、都会のイルミネーションを見に行こう。 と、早々にこの日のホテルを予約してくれた。 その後、コロナが5類になり、インパウンドも大きく回復し、東京のホテルというホテルの宿泊代が高騰した。 つまり、かなりの格安の宿泊場所を手にしている、というワケである。 さて、約1年の後、いつものメンバーで新幹線に乗り、花の東京観光をすることになった。 この時点で私の希望は迎賓館赤坂離宮を見てみたい、という1点。 東京都区内唯一の国宝の建物だそうで、その中身を一般人が見学できるとは知らなかった。 もう一人の友人は、迎賓館は行ったことがあるので、国会議事堂が見てみたいという。 この2つの希望を叶えるのが、はとバスツアーである。 首尾よく午前と午後とで2つ見て回れるツアーを予約。 東京在住の友人と合計4人のオバサンが絵に描いたような東京社会科ツアーに参加した。 これが、よかったのよ。 東京って、やっぱり首都なのね。と痛感できた。 迎賓館赤坂離宮。右は入場しないと見られない裏側。 豪華シャンデリア。でもオバサンは裏庭の木の冬囲いのロープが花の結び目になっているのに感激。 ツアーのランチはバーベキュー風の骨つきお肉。手でかぶりつきました。 国会議事堂。右は天皇陛下が待機する部屋。陛下しか使えないので、椅子は一つ。 国会が開かれる場所は薄暗くて、こりゃ議員は寝るわ、という感想を持ちました。 さて、当初の目的だったイルミネーション、実はその友人が見たかったイルミネーションは今年は開催していなかった。 ので、さっさと諦めて、宿泊場所のホテルにほど近い池袋サンシャインシティのプラネタリウムを見ましたよ。 なんと香りの演出付きのプラネタリウムで、けっこう楽しめました。 同じビル内の沖縄居酒屋で乾杯してその日は終了。 翌日。この日の目的は上野の森美術館で開催されている「モネ」展。 美術品はザックリ見る私と一人の友人はさっさと美術館を出てしまい、時間を潰せないので、近くの清水観音堂に行って初詣。 4人そろったところで、誰一人として行ったことがなかった上野精養軒でランチして、上野東照宮でお参り。 それから、上野動物園に行って双子パンタ゜を見るという、ホントーに東京上野観光をした。 還暦のオバサン4人、何してんの、といった感じなのだが、これがよかったのよ。 東京って、本当に観光地で見どころが多いんだな、と実感しましたよ。 今まで人が多すぎて近寄りがたい場所だったんだけどね。 社会科見学として、バスツアーを利用しつつ、色々見て回るのも年を重ねた今、いいもんだな、と思いました。 旧寛永寺五重塔。青空に美しい。 双子パンダ。45分待ちの列に並んで見た。でも、列の先頭にならなくても、外に出ていてくれれば、遠くや人の頭ごしに見える。 先頭になると、柵ごしに間近に見られる。1分から2分で区切られて移動させられるが、それでも十分に堪能できた。 隣に親のパンダもいるけど、やっぱり双子ちゃんでしょう、とこっちに並びましたとさ。 ↑ページのトップへ |
オマケ 1月20日 野鳥観察 こちらも山ではなく、オマケ。 毎年オオヒシクイを見に福島潟に行っているのだが、この冬は大雪の翌日に行ってしまい、たくさんいたのに近づくことができなかった。 今年はオオヒシクイ見られないのかなぁ、と思っていたが、この土曜日はよく晴れた。 インフルエンザあがりのダンナなので、体力を消耗する登山は無理として、バードウォッチングなら大丈夫だろう。 と、いうことで、福島潟に。 さんざん潟の周辺を自動車で走って、白鳥ばかりが目だってみつけられなかったのだが、最後に少し前の年にたくさんいた場所に行ってみた所、10羽ほどの群れがいた。よかった、今年も会えた。 さて、今度は飛翔する白鳥が撮りたいとのことで、村上市のお幕場公園を目指す。 ところが、いつもは餌をやったりしてのどかな光景のある池の周りにまったく自動車が無い。 入ってみるつもりでウィンカーを出してストップ。なんと、入り口にロープが張られていて、施設閉鎖中との文字が。 うーむ、鳥インフルエンザかしら、何かしら。 入れないとなると仕方がない。 またしても自動車を返して、結局白鳥の湖、瓢湖に行くことにした。 暖かい土曜日とあって、瓢湖はかなりの観光客がいた。 粟粒なのかな、売られている餌の袋を手にした子供が多い。鴨たちが喜んでそれをついばんでいる。 奥の観察小屋の近くには野鳥観察会の人たちがいて、熱心に双眼鏡を覗いていた。 でも、あまりにのどかな暖かい日だったので、白鳥の動きがほとんどなかった。 結局飛翔する白鳥は撮影できなかった。 でも、まあ、青空の下で鳥を追っかけるよい一日になりましたよ。 ↑ページのトップへ |
2月12日 村岡城址 今年は暖冬である。 2月というのに10度近い最高気温の日が続き、この週の半ばには15度、一週間後には20度になるという2月の新潟では天変地異的な気温の予想が出ている。 建国記念の日を含む三連休も比較的暖かく、あまり天気予報が芳しくないはずの最終日12日まで朝からよく晴れてしまった。 晴れてしまったからには、つい春の訪れを確認したくなってしまった。 と、いうことで、前日まで氷瀑などを見て疲れた足でもなんとかなる村岡城址に行ってみた。 気温的には桜が咲いていてもおかしくない気温ではあったが、やっぱり草花としてはまだまだ早い2月の半ばである。 やっとなんとかオウレンを2つ、雪割草は蕾を3つ見つけられた程度だった。 これからの暖かさで、今年は春が早いかな。 今日は私の愛車すっぱくんで手前の入り口より歩く。オウレンも2つきりしか見つけられなかった。 雪割草の蕾。カンアオイも蕾。 久田城址からの佐渡。金北山をアップにしてみました。 3月3日 村岡城址 ここしばらく寒い日が続いている。寒の戻りというやつで、登山には向かない積雪になっている。 村岡城址なら多少の積雪でも大丈夫と思い、予想通りに雪割草の開花が進んでいるか確認も兼ねて歩いてみた。 前に行った時から2週間が経過しているとは思えないくらいの咲き具合で、蕾は多いものの、華やかに咲いている株はほぼ無い。 まあ、寒いし風が強いし、いつ雨が降り出すかわからない午前中だったので、蕾のままでも仕方のない状況ではあった。 海沿いの丘程度の村岡城址なので、積雪は全くなく、歩くには困らなかったが、風が強いのには参った。 あまりに風が強いので、久田城址まで行かずに撤退。今年の雪割草は例年並みでお彼岸あたりが最盛期かもしれない。 今年も観光に力を入れている「雪割草街道」 城址にあるあずまやのテーブルにはアンケートのQRコードの書かれたチラシが貼り付けられていた。 雪割草の他の草花もチラホラ。ショウジョウバカマの花芽やキクザキイチゲの小さな蕾。 オウレンは今が一番かわいくて綺麗かもしれない。 雨にも負けずに花開いていた雪割草もあった。くるっとした蕾もたくさん。 しかし、葉っぱのわりに蕾まで出ている株が少なかった。 3月17日 この日は、埼玉からabeちゃんご夫妻がいらっしゃったので、一緒に久田城址まで歩くことに。 いつもながらパパさんの楽しいお話を聞きながら歩くのはとても楽しく、いつもなら長く感じる久田城址までの道もあっという間だった。 例年であれば、雪割草が見ごろの時期にはカタクリも咲初めてコラボレーションが楽しめるのだが、今年はカタクリが葉っぱしか出ていない状況。 ツアーの団体さんも来ているらしく、にぎわっているが、今年の草花に関しては見ごろがズレている感じだった。 ちょっと風が強く寒い日だったので、久田城址では昼食にはしないで、村岡城址のあずまやで昼食。 その後はまだ見たことがないとおっしゃるので、「トキみ~て」で朱鷺を見て解散。 楽しい一日を過ごせました。 雪が少なかった今年。珍しく本堂の雪囲いが外されている。あ、ショウジョウバカマがきれい。 ショウジョウバカマと雪割草。 大きな株もありました。 ここの雪割草は花の色がたくさんあって楽しい。 久田城址の木も強風に揺れている。 駐車場には近くの道の駅のキッチンカーまで出ていた。右は朱鷺。婚姻色。 ↑ページのトップへ |
3月10日 角田山 そろそろ角田山の雪割草も咲初めているだろう、ということで、この週末に角田山登山を予定していた。 が、2月に暖かかったくせに、寒の戻りがあり、土曜日には積雪。淡い積雪だったので、すぐに消えてくれて、日曜日には天候も安定する予定だった。 のに、朝起きると銀世界だった。 まさか真っ白になるとはなぁ。 でも、午後から日差しも期待できるというので、覚悟を決めて此の入り沢コースから角田山に登ることにした。 此の入り沢コースの林道ではチラホラと雪割草の姿も見られたが、桜尾根コースに合流するあたりから積雪があり、まさかそんなに積もっているとは思わずに短い長靴で登山してしまった私は苦労することに。 ほぼ雪の上を歩く結果になった。 いつもの観音堂の軒下を借りて昼食。それでも登山者は何人かいて、雪の広場で白い世界を見下ろしていた。 以下、この日の景色と花たちです。 雪割草より、まだオウレンが多かった。 雪と雪割草の蕾。絵になりますな。 桜尾根に出る直前から積雪が。 あ、ナニワズ。 こちらも雪を割る蕾。 いよいよ桜尾根に合流。 もう、ずっと積雪状態。 木道に合流するあたりには、「公式登山道からでないください。西蒲区役所産業観光課」の立札。 観音堂からの風景。白いわ~。 観音堂の軒先にはツララさえあった。 桜尾根コースのお地蔵さんも雪の中。 麓は雪割草がたくさん。 見事な株が多い。 この日のトピックスといえば、帰り道に此の入り沢コースを管理されている方に会い、色々お話をうかがえたこと。 まず、行きの時に白いカタクリがあるよ、と教えてもらっていたのだが、それをみつけられないでいたら、帰りにも会って、ここからすぐだから案内するよ、と案内してもらった。下がそのカタクリ。ちっさいじゃないの。 その後、あちこちに彼が植え替えた植物の種類と経緯を話していただいて、ホントーにいつ来ても花が咲いている道なのだと分かる。 さて、この管理人さんはとても山野草を愛してらして、可憐な花々を人に見て欲しくて仕方ないのだが、一方で踏み荒らしや盗掘により花が消えてしまうことにもとても怒りを感じている方なのだ。 だもんで、この道をスパイク付き長靴で歩こうものなら、どこからともなく飛んできて罵声を浴びせる。 それが怖くて立ち入らない人も多いくらいである。 だが、マナーさえ守っていれば、花について語るのはとても好きなので、悪い人ではないと思う。 踏み荒らしでも、人間ではなくてイノシシにより踏み荒らしが山中で起こっていて、それから花々を守るために、目の届く範囲に移植して育てているらしい。 それが「角田植物園」とも言えるほどのとんでもない量でとんでもない範囲なのだ。 いっそお金取っちゃえよ、と思うくらいである。 移植して栽培するのと盗掘して自分の庭で栽培するのと、どう違うのか、と思う向きもあるとは思うが、彼の植物は角田山からは出ていない。 角田山で場所を移動しているだけである。 そして、彼の所有している私有地なのだから、だれも文句言えない。 歩かせてもらって、花を見させてもらっているだけありがたいのである。 ちなみに、管理人さんはイノシシには本当に困っているらしく、イノシシが嫌うというキツネノカミソリやヒガンバナもたくさん移植していた。 これらが咲くころもきっと見事に違いない。 ただ花が咲く時期にだけ花を見に行く我々には口を出せない、現場の人の持論がある。 それは理解したいと思う。 11時14分 駐車スペース出発。 11時43分 渡渉。 12時07分 桜尾根コースの登山道と合流。 12時42分 灯台コース登山道と合流。 12時45分 山頂到着。 12時54分 観音堂到着。 13時16分 下山開始。 13時25分 山頂。 13時27分 桜尾根コースへ。 13時54分 此の入り沢コースへ。 14時18分 渡渉。 15時18分 駐車スペース到着。 3月24日 と、いうことで、一週間後に白いカタクリが咲いてはいまいかとそこだけ見に行った。 雪割草は満開。ものすごい量咲いていた。 白いカタクリは下の写真の通り。まだ開き切っていない。このところ寒かったからなぁ。来週に期待だ。 3月31日 この日は予定では関東の桜を見に行くはずだった。 ところが、寒の戻りが続き、関東の桜も開花が遅れている。 ざっと一週間は遅くなる。 ならば桜は来週に回して、ここは雪割草を追ってみましょう。 ということで、先週まだ開き切っていなかった白いカタクリ目当てに角田山に登ることにした。 今回ももちろん此の入り沢コース。 しかし、角田海水浴場の駐車場がとんでもないことになっていた。 自家用車でいっぱい。バスまでいるし。 あらあら、桜尾根コースに列をなして登山者が登って行く。 かなり以前に桜尾根コースから登って、あまりに雪割草の写真撮影に苦言する人が多いので、もう行かなくなって久しいが、これほどになっているとは。 ちょっと引いてしまった。 灯台コースのカタクリがすごいのを知っていたので、下りは灯台コースでもいいかな、と思って登り始めた。 此の入り沢コースについて、駐車場で隣り合わせたかなり先輩の女性二人組に聞かれたが、管理人が厳しいですよ、とアドバイスして入り口を教える。 彼女らは桜尾根コースから行くつもりらしいが、さて、どうしたかな。 歩き始めると、此の入り沢コースもいつもよりたくさん歩いていた。 花は、とにかくすごい。 以下、この日の花の写真の羅列です。 おお、ニリンソウが咲くようになったか。雪割草はもっさもさ咲いている。ナニワズとコラボしたり。 芝桜状態の雪割草を久々に見た。右端はホクリクネコノメ。 エンレイソウにキバナノアマナ、エンゴサク。 シロキツネノサカズキモドキ、フクジュソウ、もっこりとした雪割草の株。 帰り道にキツネノサカズキをみませんでしたか、と聞かれてちょっとびっくり。それ、もう少し上にたくさんありましたよ。 フクジュソウは管理人さんが移植したものです。 桜尾根コースと合流するなり、人で渋滞するくらいになった。 右のきれいな雪割草は山頂のロープの張られた場所に植えられたらしいもの。みんな写真撮ってました。 黄砂も酷い日だったので、晴れていてもぽんやりする感じ。 観音堂の広場は足の踏み場もないくらい人でごった返していた。 山頂園地も広くてたくさん人がいたから、この日はいったい何人角田山に登ったことやら。 山頂近くではシュンランも見つけられた。 まだオウレンの群落もあった。 さらにカタクリが一面の斜面も。 キクザキイチゲとカタクリがおしゃべり。カタクリは雪割草ともおしゃべり。 分かりづらいでしょうが、カタクリと雪割草が混在している斜面。 圧巻ではあったが、みんな反対の斜面の下がわ向いているの(笑) アブラチャンかな。 青いキクザキイチゲもありましたね。 エンゴサク。 青い系の雪割草も多い。 キバナノアマナ。ショウジョウバカマと雪割草。 くだんの白いカタクリは見事に開いていましたよ。 9時48分 駐車スペース出発。 10時23分 渡渉。 10時52分 桜尾根コースの登山道と合流。 11時31分 灯台コース登山道と合流。 11時33分 山頂到着。 11時42分 観音堂到着。 12時05分 下山開始。 12時14分 山頂。 12時17分 桜尾根コースへ。 12時59分 此の入り沢コースへ。 13時26分 渡渉。 14時02分 駐車スペース到着。 ↑ページのトップへ |
3月16日 四賀 福寿草祭り ダンナがみつけてきた福寿草のたくさん自生する場所。 これが長野県にある。福寿草まつりを開催しているので、けっこうメジャーな場所なのだが、我々は全く知らなかった。 50万株もあるそうで。 松本市なのでちょっと遠くなるのだが、ぜひ見てみたいと足をのばしてみた。 ずっと晴れて気持ちのいいドライブだったが、福寿草の咲く斜面に行ってみたら、あらまあ積雪。 雪が残っていて、足元が長靴ではない我々はちょっと困ることになってしまった。 でも、雪はほとんど固くしまっていて、足が濡れることはなかったですよ。 なぜかもつ煮や唐揚げが売っている福寿草まつり。 入り口からすでに足元に福寿草。おお、雪を和って福寿草が咲いている。 わらわらと咲いている福寿草たち。 ちょっと進むとすっかり雪になったが、右手の斜面の樹木の周りの雪のない場所にはたくさんの福寿草。 あ、花びらが丸い感じのやつがあったぞ。道祖神のそばにも福寿草。 斜面を登って行くと、民家のそばに出た。民家の人の好意で、畑の脇を通らせてもらっているらしい。 斜面を見下ろすと、昔の日本の春はきっとこんな感じで黄色い福寿草だらけだったんじゃないか、という風景だった。 雪割草って、実は福寿草なんじゃないのかなぁ。オオミスミソウは雪を割って咲いたりはしないからなぁ。 四賀福寿草の里 最寄りICは、長野自動車道安曇野IC。インターを下りたら国道19号方面に進み、国道19号に出たら篠ノ井線沿いに北上。 田沢北交差点で県道57号に入る。そのまま県道をずっと進んで、国道143号に合流。 この合流地点がT字なんだけど、右斜め後ろがわの坂を登る感じの合流になる。 あとは143号を進んで行けば、のぼりが出ているのでわかる。松本四賀化石館のそば、県道181号沿いである。 駐車場は少ないので注意。 ↑ページのトップへ |
3月30日 国上山から剣が峰 この日は家で溜まった家事と溜まったレポを片付ける予定だった。 が、朝からよく晴れている。 しかも、家を一歩出たらなんだかぽかぽかあったかい。 ちょっと買い物だけするつもりだったが、急遽家に戻ってカメラを持って、着の身着のままで国上山に向かった。 実は朝まで雨が降っていて、たぶんぬかるんでいるんじゃないか、とは思っていたのだが、案の定グズグズだった。 お寺から山頂までの道はそんなにひどいとは思っていなかったのに、実はここが一番ひどくて、階段が全部ぬかるみで足を突っ込む覚悟をしなければ登れも下れもしなかった。 国上山に登る途中で花の名前を聞かれたりとのんびりと歩いていたが、出発が遅くて目的のカタクリの群生を見るための剣が峰に行って戻るにはかなり速足にならなくてはならない状況。 途中ですれ違った登山者の女性に剣が峰までの道の状況を聞いたら、着の身着のままのスニーカーにジーンズの私の恰好を見て、それでは厳しいかも、と答えられてしまった。ドロドロなんだって。 でも、写真を撮るんですか、と聞かれたので、そうですと答えると、綺麗な写真撮ってねと励まされた。 と、いうことで、速足で道を急ぐ。 ところが、この道、マイナーなわりに利用者がいて、これがまた不思議なことに走るタイプの人たちが何人かいた。 こんな道走るんだ。 そういえば国上山は走るタイプの人たちが多い気がする。けっこうドロドロなんだけど。 戻り道でもすれ違ったランナーがドロドロだねと言っていたので、この先もひどいですよ、と教えてあげた。 危なかったけど、転ばずにすんで、駐車場の泥落としで靴を綺麗にして戻ることができた。 以下、この日の国上から剣が峰です。 ちょっと登ると黄砂が酷い日でも青空が綺麗。 お寺からの道沿いにはいくつかのシュンランがあった。 まだまだオウレンもたくさん咲いていた。右は山頂のマンサク。 剣が峰までの道沿いには可憐な雪割草。 黒滝城址までの林道は倒木でふさがれていたので、なんとか回避して進んだ。 剣が峰のカタクリは見ごろだった。 誰もいないのがもったいないくらい、見事に咲き誇っていた。 アカタテハもいたわよ。右がカタクリ群生の図なんだけど、イマイチうまく写せていない。 13時34分 駐車スペース。 13時39分 本堂脇登山口。 13時56分 五合目。 14時11分 国上山山頂。 14時20分 剣が峰分岐。 14時40分 林道。 14時48分 黒滝城址前から剣が峰へ。 15時50分 剣が峰。 15時16分 国上山方面の登山口で林道に出る。 15時16分 国上山へ出発。 15時34分 剣が峰分岐。 15時42分 国上山山頂。 15時53分 五合目。 16時05分 本堂脇登山口。 16時10分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ |
5月4日 菅名岳4 ゴールデンウィーク後半は4連休。 しかし、我が家ではダンナが所用で出掛けてしまっていて、私一人でお留守番ということになった。 とりあえず後回しにしていた家事を片付ける予定ではあったが、まさか4日間ずっと家にいて家事ばかりしていては、いったい何のための長いお休みなのか。 と、いうことで、私の運転で行ける範囲、私単独で登れる山をチョイス。 ちょうどいいのが菅名岳、ということになった。 ホントはもっとお手軽な山もあるのだが、長いお休みがそれでは適当に済まされてしまいそうでもったいない。 いや、なかなか一人では長時間の山でしたよ。 吉清水奥の駐車スペースから林道を歩く。林道の脇にはたくさんのセリ科の白い花。頭上には赤い新しい葉っぱ。名前がわかりません。 タニウツギ、たぶんコンロンソウじゃなかろうか、ホウチャクソウ。 クサイチゴ、チゴユリ。ヘロヘロになりつつ、地味な三合目までを登る。 新緑というより深緑になりつつある登山道。あ、カンアオイ発見。 後ろから来て追い越して行った若者二人が写っている。初めて登ったそうで、まだ先は長いのかと聞いて来た。 7合目付近からイワカガミがみつけられた。 大蔵山到着。数人が休んでいる。 私もここで持参したみかんを食べて小休止。さんざんここで戻るかどうか迷ったが、まだイワウチワを見ていないので、菅名岳に向けて歩き出す。 稜線はなだらかで、ヘロヘロになった体力も歩きながら回復できる。 ここでたくさんのイワウチワを見ることができた。ギフチョウもたくさん飛んでいたが、とまってくれない。 この稜線でイワウチワがたくさん見られるのだから、菅名岳から椿平までの下山ルートのイワウチワも楽しみだ。 途中で見られる飯豊方面。まだ真っ白。 白っぽいイワウチワ。タムシバ、あら、まだマンサクが咲いている。 オオカメノキの向こうに山々が見える。 これは何ツツジかなぁ。おや、カタバミが咲いている。 菅名岳山頂は、GWあたりでまだ雪が多いという印象が強かったのだが、まったく雪がなかった。 周りの低い木が緑になっていて、こんなに狭かったのか、山頂って、と思ってしまった。 団体さんがすぐに出発したので、数組の登山者だけが山頂にいてお昼にしていた。 下山は椿平からどっぱら清水を経て駐車場に向かう。 以前このルートでたくさんのイワカガミを見たから、それが楽しみで周遊を選んだ。 だっていうのに、もうすっかりイワカガミは終わっていて、まったく見られなかった。 ああ、そんなことなら、稜線の途中で引き返せばよかった。 とにかくかなり疲れてしまったのだもの。 まあ、イワカガミはたくさん咲いていましたけど。 椿平までは先行者に老夫妻らしい二人組がいて、何やら賑やかな感じだったのだが、その先からは本当に一人になってしまった。 しかも、沢に行くコースの角に「この先橋が崩落していて、通りづらくなっています」との貼り紙が。 なんですとぉ。そういうことは山頂に書いておいてくれ。そうしたら、ピストンにしたのに。 ここからは別コースに行くわけにもいかないので、最悪足が濡れるのを覚悟した。 でも、結局落ちた橋はなかったですよ。 ね、こんなに立派な橋に付け替えてありました。 本当にありがたい話です。登山道ってば、管理して修繕してくれる人がいないと成り立たないものです。 感謝に堪えません。 8時23分 駐車スペース到着、登山開始。 8時35分 登山ルート案内図より登山道へ。 8時42分 林道。 9時ちょうど 1合目。 9時13分 2合目。 9時23分 3合目。 9時36分 4合目。 9時46分 5合目。 9時58分 6合目。 10時11分 7合目。 10時20分 8合目。 10時30分 9合目。 10時42分 山頂。小休止。 10時50分 山小屋。 11時52分 菅名岳山頂。昼食休憩委。 12時24分 下山開始。 12時49分 菅名岳8。 13時06分 菅名岳7。 13時20分 椿平。 13時33分 沢。 13時45分 どっぱら清水の分岐。 14時10分 林道終点。 14時38分 登山案内図。 14時48分 駐車場。 その後、近くの日帰り温泉「さくらんど温泉」に立ち寄って、スーパーでお惣菜買って帰りましたとさ。ああ、いい一日だった。 ↑ページのトップへ |
5月12日 夢見平 GWが過ぎて、この週の週末は日曜日1日だけがお休み。 でも、ダンナと歩くのは久しぶりなので、それほどガッツリ登らずに花が見られる場所を選択。 今年は春が早いので、花も早いかもしれない、と妙高高原の夢見平に行くことにした。 うーむ、狙いは外れて、かなり早めの訪問になってしまったんだけどね。 ダムに下る階段の脇にあった黄色い花は、コキンバイかなぁ。 ダムを渡って、階段を登り切った場所の雪。むむ、これは予想よりもまだ春が来ていないかも。 で、その雪を通り過ぎたら、すぐにシロバナエンレイソウがありましたよ。 ここで見られちゃうんだ、この花。 ところで、この雪の手前右側にも遊歩道と書かれた矢印があった。 昨年まで見たことがない遊歩道で、この道はどこに向かうんだろう、と不思議がっていたら、常連さんらしい女性が教えてくれた。 ぐるっと回って来れますよ。でも、そっちの道は帰りにしたほうがいいですよ。 そうであれば、例年どおり、まっすぐ看板を通り越して行こう。 遊歩道の周りにはニリンソウ。どこへ行ってもミズバショウ。カタクリは場所によっては終わっていたり、まだだったり。 山桜も咲いていたり。 サンカヨウもこの花が走りでまだまだだった。 夢見平。バスで来たらしいツアーご一行が昼食休憩中だった。 しょうぶ池。こちらではリュウキンカが綺麗だ。静かなので、ここで昼食。 しょうぶ池を過ぎると、なぜだかカンアオイがたくさんある。 おや、このあたりのキクザキイチゲは花弁が細いなぁ。 途中、今までとは別方向に遊歩道が案内されていた。 大きな木が目印で新しく作られた道らしい。なぜ新しくなったのかは、不明。 別種類の木が組み合わさった木にお賽銭箱が設置されていたりして。 新しい遊歩道は明るくて歩きやすい感じだった。 ダムに到着。今日の焼山は噴煙は出していなかったですよ。 10時40分 夢見平の駐車スペース到着。出発。 10時50分 ダムを渡って遊歩道入り口。 11時04分 稲荷神社。 11時11分 天狗の涙川。 11時20分 天仁橋。 11時24分 夫婦泉。 11時28分 キツネコースの分岐。 11時39分 夢見平。 11時48分 しょうぶ池。昼食休憩。 12時25分 白樺通り。 12時31分 ズミトンネル。 12時35分 富治橋。 12時41分 小鳥の森。 12時48分 新しい遊歩道へ。 12時55分 お賽銭箱。 12時59分 遊歩道入り口。 13時09分 ダムを通って駐車場到着。 結局楽しみにしていたクリンソウやクルマバツクバネウツギなどが見られずじまいだったのだが、夢見平の一番きれいなミズバショウ最盛期の時が見ることができた。それぞれの時期にそれぞれいい花が咲いているものだ。 5月25日 と、いうことで、結局楽しみにしていた花を見に二週間後にまた夢見平に行って参りましたとさ。 当日は午後から晴れるという予報だが、どうも雲が厚い。妙高高原のインターあたりでは小雨も降っていたんじゃないかという感じで道路が濡れているし、高速度路上から見える妙高山も半分から上が灰色の雲の中だ。 傘をさして花を見て歩くことになるのを覚悟して笹ヶ峰に向かって高度を上げて行く。 ホントーに中腹あたりで雲のただなかに入り、視界が真っ白になるくらいになってしまった。 だが。これが不思議なことなのだが、夢見平あたりは、けっこう雲の切れ間に入ることが多い空間なのだそうだ。 牧場近くまで行ったらふいに空が開けて、青くなってきた。 夢見平遊歩道の駐車場に入れるあたりではすっかり晴れ渡ってしまった。 気温は前に来た時よりもやや低い感じだったが、快適に散策できそうだった。 以下、この日に見られた花たちです。 見て、この青空。今回は焼山に噴煙は出ていなかった。先々週にはなかったスダヤクシュがたくさん咲いている。 ミズバショウはすっかり巨大な葉っぱになっていたが、その中に一つだけクリンソウが咲いていてくれた。 前とは別の場所でシロバナエンレイソウもみつけられたし、大好きなクルマバツクバネソウもあった。 サンカヨウは場所によって咲いていたり、まだだったり。 4時間コースに入ると、やや登るあたりでこんもりとした株のツバメオモトが咲いていた。 ここにはとんでもない量のマイヅルソウの葉っぱがあったが、花はまだ先のようだ。 やっとみつけた気の早いマイヅルソウ。今回は小屋まで歩いて中で昼食。 天気がよいので、外で食べているご夫妻もいた。 4時間コースを製材所跡を経由して歩くのはちょっと遠いので、ここで引き返した。 あ、この道でハルリンドウ?が咲くんだ。ユキザサも気の早いのだけ咲いている。 そうそう、ここにはルイヨウボタンがあるんだった。ちゃんとみつけられましたよ。 ウワミズザクラが青空に映える。今日の夢見平はこんな感じ。 先々週のミズバショウはもう葉っぱだけ。山の雪もかなり少なくなっている。 夢見平やしょうぶ池にはまだリュウキンカが咲き残っていた。 ズミトンネルのトンネル部分はまだ蕾だったが、日当たりのいい場所では咲いていた。 足元にはフッキソウが咲いている。 10時半頃に出発して、昼食をとった上で午後2時に戻って来た。 さて、下界に戻るとするか。と、自動車を発進。 また牧場あたりまで行くと、どうも下界方面はどんよりとしている。 中腹ではまたしても霧の中を走ることになった。 もし今日一日を妙高の中腹で過ごす人がいたとしたら、ずっと霧や曇りの一日だったんだろうなぁ。 我々はずっと青空の下を歩きましたよ。気持ちのいい一日でした。 ↑ページのトップへ |
5月18日 鳥坂山 この春は定番になっている山に登る機会をなぜだか失っていた。 坂戸山や青田南葉山など、いつも行っている山に行っていない。 この週末くらいはいつもの山に行きたいものだ。 では、今はどこの山が定番の山だろう。 それが鳥坂山だった。 例年、ヒメサユリとヒメシャガの頃に行っている。 今年のヒメの花たちはどんな塩梅だろう。 宮の入コースから登山開始。白鳥山までは林の中でたくさん咲いていたらしいヒメシャガももう終盤。 白鳥山から先、鉄塔までの道ですでにヒメサユリがあちこちに見られ始めた。 お城の空堀近くのギンランも見つけられた。 鳥坂山の山頂では2組のパーティーが休憩中。我々はまだ早いのでユズリハの峰を目指す。 上は鳥坂山山頂から少しユズリハ峰方向に歩いたところから見える山並み。 今年は本当にヒメサユリが多いようだ。 ユズリハの峰から櫛形山方向に行くともっとたくさん咲いていたらしいが我々は鳥坂山までの道で十分でしたよ。 下山時にはヤマツツジとヒメサユリのコラボが見られたり、咲き残りのイワカガミがあったり。 ギンランもみつけられたし、登りよりもヒメシャガは見ごろだった。 林道近くに出ると、コナスビやクルマバムグラ、オウレンの種のクラウンなどが見られた。 8時46分 石切コース駐車場到着、出発。 8時52分 宮の入コース入り口。 9時20分 ベンチ。 9時31分 白鳥山山頂。 9時41分 鳥坂山登山道と合流。 9時57分 鉄塔。 10時27分 鳥坂山山頂。 10時52分 ユズリハの峰。昼食休憩。 11時22分 下山開始。 12時40分 駐車場到着。 ↑ページのトップへ |
5月19日 ヒメサユリの小径 毎年旧友たちと見に行く、三条市下田地区高城のヒメサユリの小径。 今年もヒメサユリを見に行った、というよりもおしゃべりをして近くの「いい湯らてぃ」でのんびりしてきた。 さて、今年のヒメサユリだが、見ごろの週になって新聞などで「食害」で1割程度しか咲いていない、と報道された。 「食害」と言えば、一昨年に虫による食害でここのヒメサユリは本当に見るも無残な咲き具合になったことがある。 その経験があるのに、またやられたのか、と思ったが、今回は違う「食害」だった。 鹿、もしくは猿の動物による食害というのだ。 この一週間前に行って咲き始めのヒメサユリを下見したという友人は例年以上に咲きそうだ、と喜んでいたので、その後ごっそり食べられたということになる。 どれほどの咲き方なのだろう。 午前8時半からコシヒカリや笹団子が当たるという抽選会にとりあえず参加。 昨年は3人ともなにかしら当たったが、今年はみんなハズレ。 当たりが多い抽選かと思っていたが、そういうワケではなく、昨年が奇跡だったらしい。 ともかく、目的はヒメサユリである。 たくさんの人に混じって歩き、群生する場所に行くと、まあ、ちゃんと咲いているじゃないの。 綺麗綺麗と写真を撮っていると、むむ、おかしな音がする。 「ぐおー、ぐおー」 「ビロビロビロビロ」 「ぴーぴーぴー」 あちこちから聞こえて来る。 音を頼りに探してみると、足元に小さな機械があった。 どうやら動くものに反応して、甲高い音や、動物が威嚇するような音が出るものらしい。 「食害」対策だ。 友人が来た先週には無かったものだから、これ以上食べられないように設置したのだろう。 対策としては効果があるらしく、その機会が設置されていない場所にはたくさん頭の部分だけないヒメサユリの茎と葉っぱがむなしく立っていた。 来年からは虫と動物の両方の対策をしつつ、ヒメサユリを守って行くのだろう。 今までそういう害が無かったのに、なぜ今被害を受けているのか、そのあたりも調べながら群生地を守って行かなくてはならないのだろう。 これが食害対策。 一番咲いている場所はこんな感じだった。 初めの眺めからの守門岳。今年は雪が少ない。 ここのヒメサユリは1本にたくさんの花をつける。右は白花。 ↑ページのトップへ |