番外

近県の山

2026/9/22(祝)   栂池自然園 (最高標高2020m)  長野県小谷村
山、ではない。
けれど、けっこう登るのだ、と実際に行ってみて初めてわかった栂池自然園。
なぜここに行くことになったかと言うと、9月のシルバーウィークがなんと5連休になったから。
いや、5連休ならちゃんとした登山ができるだろう、と思われるだろうが、5連休は私だけでダンナは後半の3連休のみ。
しかも、秋雨前線の影響か、あまりぱっとしない天候の予報が出ていた。
疲れもあるし、さりとてどこにも行かないのももったいないし。
そうだ、栂池自然園であれば、ものすごく気の早い紅葉も見られるかもしれないし、足回りもほぼ木道だというし。
新潟からもそれほど遠くはないし。
という、安易な理由で行くことにした。
ダンナってばどうせ公園だからジーンズでいいだろう、なんて言うので叱り飛ばしたが、実は私もあまりよく勉強しないで自然園に行くことに。
いつもいつも、甘い考えをする我々ですよ。今回もそうでした。

2022年の夏に栂池自然園の前を通って、白馬乗鞍岳に行ったことがあるので、当然ロープウェイに行くのに迷うワケがないと思っていたが、一応ナビに入れる。
すると、ナビは普通そのルートを案内しないだろうというルートを案内してくださいまして。
見たことのない場所で案内を終了してくださいまして。
それが、つがいけロープウェイの少し先の交差点。
右に行くのか左に行くのかさっぱり分からない場所で突き放されて、選んだのが右。
こいつが失敗でして、少し走ったら栂池第二駐車場が出てきた。しかし、全然見たことのない風景だ。
第二の先に第一があるんじゃないか、とさらに進んだが、どんどん山になってしまう。
こりゃ違うな。とにかく第二駐車場に入れよう。
これが、結構満車状態なのだ。
つまり、栂池自然園に行っている人がどっさりといるということなのか?
幸い、トレッキングの支度をした人が我々より少し前に自動車から歩き始めていた。
あっち方向に進めばいいはずだ。
むむ、ここは我々が右に曲がった交差点。ここを左だったか〜っ。
さらに坂を下ると、おやまあ、賑やかな栂池ゴンドラリフト「イブ」の駐車場に出ましたとさ。
10分くらい歩いたと思う。こちらの駐車場もたくさん駐車されていたが、満車というほどではなかったかな。
まあ、駐車代を節約したと思えばいいか。
とにかく、出だしからなんだかわけのわからないことをしている我々である。

10時15分  第二駐車場出発。写真のとおり、ここもほぼ満車なのだ。
もし第一というかリフトの前の駐車場が満車だったり、駐車代を節約したい場合は第二もあるのだと覚えておくと便利。徒歩10分ほど。
10時30分 ゴンドラリフト栂池高原駅到着。 並ぶかと思いきや、ほぼ人はいなかった。
10時32分 即ゴンドラに乘れる。
ススキで作ったフクロウがお出迎え。
天候が危ぶまれたが、青空が広がってきている。
10時53分  ゴンドラリフト 栂の森駅到着。
徒歩でロープウェイ 栂大門駅に向かう。
途中で鮮やかなトリカブトの花をみつけた。
10時56分 栂大門駅。
11時05分 出発時間まで多少待って、ロープウェイに乗る。
こちらもぎゅうぎゅうになるほどではなかった。
11時ちょうど。自然園駅到着。ここですでに標高1829mだそうだ。
青空が広がり、自然園の歩きが期待できる。
11時23分
トイレに立ち寄る。
2022年はこのトイレと建物の間の登山道から白馬乗鞍岳に登ったのだ。
11時25分 栂池自然園入り口。
てっきり外から自然園に入るのだと思っていたが、建物の中にゲートがある。
自然園のセット券を見せてゲートを通過。
いきなり木道が広大な風景に伸びている。
11時26分 子供たちが橋の上ではしゃいでいる。
何かいるのかと覗いてみたら、川に魚の姿があった。
イワナだそうだ。
木道の左手に見えた北アルプスの風景。
どうも左側の三角の山は小蓮華山らしい。
最初の湿原であるミズバショウ湿原では、細かい葉っぱが赤くなっていた。
ツツジ科の何からしいが葉っぱじゃ分からない。
11時31分 ミズバショウ湿原分岐。 ここは、風穴方向へ右折。
要所要所に案内があって、迷わないように出来ている。
11時34分  もひとつ分岐。ここも風穴方向へ。
ちょっと歩くと、右手の山肌に滝発見!
滝好きは足をとめて、写真撮影。
アップにするとこんな滝。
水音も聞こえていたので、いい感じの大瀑布だと思う。
11時38分 風穴。
夏の暑い日なら冷たい風も感じただろうが、この日はなんにも感じなかった。
風穴を通り過ぎると、ワタスゲ湿原だ。
広々とした湿原はそれだけで気持ちがいい。
夏にはワタスゲやニッコウキスゲが見られるそうだ。
11時45分 ワタスゲ湿原分岐。 ここは楠川方向へ。
11時47分 楠川。橋を渡ると左手にトイレがあった。
11時50分 さらに小さな沢があり橋を渡る。
どちらの橋でも河原に下りて遊んでいる人たちがいた。
ランチを食べている人も。
木道をはずれてはダメなんだろうに、と思っていたが、手元のパンフレットに楠川がお弁当スポットになっていたので、OKなんだな、きっと。
ところで、花がほとんど見られないというのは覚悟していたが、草花の実は多かった。
特にゴセンタチバナの実はあちこちにあって、可愛らしい赤い彩りになっていた。
左はアカモノの実と思って撮影したが、違うかも。
右は道沿いにあったでっかいキノコ。
おいおい、ベニテングタケじゃないのか〜?
だれももぎ取ろうとはしていなかった。そうだよね〜。
楠川を渡ると、道は急な坂道になる。
さらにドロドロにぬかるんでいて、足元が悪いったらありゃしない。
子供やお年寄りがたくさん登っているので、ペースもまちまちだ。
12時22分 木道の補修工事をしている。
この手前、まだぬかるんでいる坂道の途中にベンチがあったので、通りが激しかったが、そこでお昼にすることにした。
我々が食べ始めると、次々と人がベンチに集まって休みはじめて、ランチどころではなくなってしまった。
さっきまで誰もいなかったのに。
大急ぎで食べて、休みたそうにしている子供やお年寄りに席を譲らなくてはならなくなってしまった。
12時27分 浮島湿原分岐。 ここは、どっちに行っても展望湿原に行けそうだったが、右を選択。
12時30分 樹林帯に入ると、とてもいい場所にテーブルつきの休憩スペースがあった。
ここまで我慢してたらゆっくりランチできたのにな。
なんて思っていたら、すぐに階段出現。
12時34分 銀命水分岐。 水場方向には行かずに、展望湿原を目指す。
  パンフレットによると、このあたりは振り返れば自然園全体を見渡せるスポットらしいが、我々は何故か足元の実を探して歩いていた。
左、ゴゼンタチバナ、右なんだろ、チゴユリと思って撮影したが、調べるとチゴユリの実は黒っぽくなるらしい。。
 
  左、マイヅルソウ。右もわからん。赤い実だからなぁ。  
 
イワショウブも赤い種になっている。
12時42分 モウセン池。
モウセン池ってことは、モウセンゴケがあるのかもしれない。
ぱっと見た感じはありそうに見えなかったけど。
 
  水辺で一休みするにはいいスポットで、実際ゆっくりベンチで休んでいる人たちもいた。
右はチングルマの花穂。
 
  樹木も実っている。
右、オヤマリンドウ。
咲いているのは一つもなかったなぁ。
 
  12時48分 いよいよ階段が連続で出て来た。
このあと、ガンガン階段を登ることになる。
そりゃそうだ、園内の最高標高地点まで行こうとしているんだもの。
 
  しかし、標高を上げるにつれ、木々の葉っぱの紅葉が目立ちはじめてきた。
左は分かりづらいけど、木の切り株から芽吹いた若木が紅葉している。
木の切り株がまるで植木鉢みたいになっている。
右、こちらの樹木も実をつけている。
 
  12時54分 階段から登山道的な道になる。木の根の階段と言った感じだ。  
  しかし、すぐに木道になり、また登山道になりを繰り返す。
シラタマノキはむしろ赤い実たちより珍しい存在。
 
 
  13時ちょうど 展望湿原。
ウッドデッキみたいな広々とした場所にたくさんの人が休憩している。
が、しかし、展望はゼロ。
なんと、霧で真っ白。
霧がなければ見えていた風景がパネルになっている。
白馬大雪渓など北アルプスの眺望がよかったらしい。
残念無念。
 
 
  展望デッキを出ると、まるで空中庭園のような樹林帯の中の木道になった。
こりゃ気持ちいいぞ。
 
  かと思えば細い登山道のような道になる。
ここまで来ると人も少なく、ちょっと心細くなるくらいだ。
 
  13時09分 自然園の最高標高地点。2020メートル。
ここにも小さなデッキがあり、あたりを見渡せるらしいが、もちろん霧で真っ白。
仕方がないので、立ち寄らずにそのまま木道を下る。
 
  おや、左手眼下になにやら池が見える。 13時11分。
たぶん、雁股池。
おやまあ、きれいなハート型の池じゃないの。
ってか、周りの樹木の影がハートに見せているらしい。
 
 
  霧に霞んだ向こうにももう一つの池。
たぶん、栂池。
写真を見ただけでは雁股池と栂池はどっちがどっちか判別がつかない。
もしかしたら逆かもしれない。
木道は紅葉しはじめの木の間をずんずん下って行く。
 
  左オヤマボクチ、右ホツツジの咲き残り。   
  13時28分 浮島湿原周遊回路を案内する分岐。
どっちに行っても周遊できる道なので、我々は右を選択。
 
  ゆるゆると下る木道。
お、ブルーベリーっぽい青い実発見。
 
  13時34分 浮島。
霧でけぶっていて、どれが池でどれが浮島なんだやら、さっぱり分からない。
たぶん、あれなんじゃない〜? 小さい〜。とか言いながら写真撮影。
さっきの分岐で右を選択して正解。
あとでパンフレットを見たら左は出口までの距離は短いが、浮島は見られないようだ。
 
  13時36分 浮島湿原分岐。
ここは大人しく自然園出口を選択。
15時53分 楠川。
14時08分 ワタスゲ湿原。
14時13分 自然園出口。
 
  自然園を出て、入る時から目をつけていた「サルナシソフト」を食す。
さっぱりとした味で美味美味。
さらにロープウェイまでの道でネジバナを見つけたり、ヤマハハコを撮影したりと、最後までウロウロする。
 
  14時33分 ロープウェイ乗り場。
ちょっと並んでしたが、大行列ではなかった。
14時51分 リフト栂の森駅。
15時15分 リフト栂池高原駅。
 
  リフトを下りて、すぐに自動車というワケではない。
焦点が並ぶ細い坂道を約10分徒歩で歩く。
15時25分 第二駐車場到着。
いやぁ、ご苦労様でした。
 

最初から適当な理由で行ってしまった栂池植物園である。
もちろん紅葉には早いと思っていたし、花も全く咲いていないだろうと予想はしていた。
しかし、思ったよりもずっと歩いていて楽しい場所だった。実が多いし。
ところが、花が無い分、蝶がついにマトモに飛んでいなかったのには多少びっくりした。
雨でもないのに、蝶が飛んでいないのは標高が2000メートルをこえている場所だったせいなのか。
さらに、子供が多いのもびっくり。木道が整備されているので、安心なのかもしれない。
でも、子供、木道で走り回ってましたよ。ちょっと危なかった。
子供はいいとして、乳飲み子もたくさん見た。
お父さん、もしくはお母さんが背負って歩いていた。
それぞれがそれぞれのスタイルで楽しめるのがこの場所のいい所なんだろう。
今度は花や蝶の多い時に来たいものだ。

栂池自然園

  我々は、新潟からなので、北陸自動車道糸魚川ICを下りて、国道148号を進み長野県に入った。
  JR千国駅近くから県道433号千国北城線に入る。案内がしっかりしているので、まず迷わない。ナビには栂池高原スキー場と入れるとよい。
   栂池マウンテンリゾート白馬
 ゴンドラリフトとロープウェイを乗り継いで栂池自然園まで行くのだが、季節や曜日によって始発や最終の時間が違う。
  最終に乗りそこなうととんでもない距離を歩くことになるので、必ず時間を確認して利用しよう。HPに時刻表と料金が乗っている。



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