番外
2012/5/19 戸倉山 (975.5m) 2012年の1月2月、とにかくたくさん雪が降った。例年よりも桜の開花も2週間近く遅れたし、家から見える粟ケ岳や守門岳の姿もいつまでたっても真っ白だった。 となると、雪山にはできるだけ登りたくない我々には登れる山がかなり限られてくる。 上越国境の山や信越国境の山は確実に雪に埋もれているので、まだ無理だ。 でも、いいお天気の予報が出ているし、どこかの山に登りたいなぁ。 今年は、色々行事が重なったし、GW後半が見事なまでに悪天候だったし、まだお花目当てで「能化山」と「坂戸山」にしか登っていないのである。 その坂戸山でさえ谷筋には雪があったのだ。 さて、どこに行こう。そろそろお手軽登山じゃない山に登り始めないと、夏山までに体力がつかないぞ。 そんなこんなで、選んでしまったのが戸倉山だった。 思いっ切り信越国境の山だ。雪がかなりあるというのは想像に難くない。でも、なんか、片づけてしまいたかったのよね。 というのも、戸倉山、実は2010年のGWに戸倉山に登るつもりで入り口を間違えて塩の道をひたすら歩いて白池に到着したという苦い思い出がある。 白池から見上げた戸倉山には、かならずリベンジと誓ったものだ。 あれが5月3日のことだから、そこから2週間以上たっている19日であれば、いくら雪が多い年の今年でもあのときくらいまでには減っているだろう。 雪が消えたばかりなら、早春の花も期待できるだろうし、蝶もいるだろうし。 あいかわらず、いいほうにだけ解釈して、戸倉山に決定してしまった。
今回は、かなり雪が多く残っていたので、雪の中、道がわからずに困ることになってしまったが、一度登ってしまうと雪が多くても直登で尾根に出てさえしまえば大丈夫な山だと分かった。初めての山は不安だが、助けてくださる方がいて、本当にありがたかった。 初めての山の場合は、あまり登山者のいない山はやめたほうがいいかも。特に道が雪で埋もれている時期は。 さて、せっかく高速道路を使ってまで糸魚川にやって来たので、今井不動滝さまにご挨拶してから戻ることにした。 新緑の不動滝は、水量も爆発的だったし、まだ八重の桜が咲いていてとてもきれいだった。 桜が彩る糸滝と、新緑をつんざく豪瀑となった今井不動滝。 戸倉山 最寄ICは、北陸自動車道糸井川IC。インターを下りたら、国道148号を長野方面に向かって走る。根知谷交差点で県道225号線に入る。おおむね、シーサイドバレースキー場を目指せばよいが、完全にスキー場まで行ってしまったら道が違う。とにかく国道225号線を最後まで走るつもりで進み、スキー場に入る道をを通り過ぎ、山をやや登って行くと、ほぼ自動的に白池の森になり、駐車場に着く。 駐車場のそばに「原の館」という研修施設らしい建物があり、そこのトイレが使える。 駐車場から舗装林道を徒歩で白池まで行く。我々の足で15分強。白池から先が登山道になり、雪がなければとても整備された道を登る。途中、危険な場所はほとんどない。ただし、5月いっぱいは残雪を覚悟したほうがいいかも。雪がある場合は道を見失う可能性がある。 |
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