番外
*
村岡城址、六万部山、高森城址
能化山
戸倉山
青田南葉山
赤尾岳
浅草岳
3月12日、3月20日、3月26日 村岡城址、六万部山、高森城址 今年は春が早いのか遅いのか、測り兼ねていた。実は2月中に国上山あたりを散策した時に、気の早いユキワリソウは咲いていたのである。 ま、雪を割るから雪割草というのだから、冬のうちからみつけられるのもおかしな話ではないのかもしれない。 昨年の春が早すぎて、今年は里には雪がそれほど降らなかった。だとすると、3月の初めころがいいのかしらねぇ。 と、いうことで、いつもの場所に早春を探しに出かけた。 3月12日26日の花たち(村岡城址、六万部山、) 12日にはちょうど道の駅良寛の里わしまでつるし雛の展示があるというので、行ってみた。地元の人たちの手作りのつるし雛たちがつるされていて、なかなかかわいらしかった。もし他県からユキワリソウを見に来ることがあれば、ついでに立ち寄ってみてもいいかも。ガンジー種の牛乳から作ったソフトクリームなんかも売ってますよ。 3月20日の花たち(高森城址) 今年に入って、というか冬の間、ほとんど歩いていないので、少しは歩かなくちゃ、ということで、乗光寺から高森城址の少し先まで歩いてみた。 こちらはユキワリソウには少し遅いかと思われたが、かなりたくさんの花が迎えてくれた。 ↑ページのトップへ |
4月1日 能化山 4月に入ったら、能化山だろう。と、今年も行ってまいりました。 ただ、ユキワリソウの状況が例年並みかちょっと早めだったので能化山のイワウチワやカタクリもちょっと早いと予測してこの日にしたのだが、やっぱり早すぎたみたいだ。 入口すぐで迎えてくれるはずのエンゴサクのじゅうたんがまだまばらだった。 もしかしたら、カタクリもまだかしらん、と思いつつ、畑を通りすぎると、心配していた割にはたくさんの花が迎えてくれた。 しかし、そうなるとイワウチワがまったく開花していない状態。たまに気の早いやつが開いていると写真におさめておかないと咲いているものの写真が撮れないくらいの状況だ。 当然のことながら、いつもの場所でシュンランを探してみたものの、やっとつぼみのものをみつけられたくらい。 4月と言っても1日では、さすがの能化山でも早すぎたわね。昨年の3月末というのは、例外的に早かったんだわね。 山頂にはよくしゃべるお姉さま2人組が昼食ちゅうで、次々いろんなものを出して食べていた。うーむ、そういう楽しみ方もあるわね。 期待以上にたくさん咲いていたカタクリ。 よく晴れた日で、この日も粟島がよく見えた。イワウチワはちらほらとだけ。 下山時のカタクリはもうちょっと先だったかも。でも、ギフチョウが飛んできてくれましたよ。 最後のショウジョウバカマのぽふぽふ谷。ここも少し早かったかな〜。 帰りに胎内のミズバショウ群生地に今年も立ち寄った。 10時31分 登山開始。 11時08分 林道合流点。 11時47分 山頂。昼食。 12時18分 下山開始。 13時22分 登山口。 |
5月20日 戸倉山 ゴールデンウィークに奈良に遠征したせいで、春のよい季節、登山をしていない。家事も山積みでどこの山に登るのか計画もたてられない。と、いうことで、毎度おなじみ戸倉山に行ってきた。 登山開始からふわふわとなにか綿毛のようなものが空中に飛んでいて、何かしらん、と思っていたら、どうやらフキやらタンポポやらの綿毛らしい。登山途中にはほとんど人と会わなかったが、山頂には10人くらいのパーティーがいて、宴会状態。すみっこで食事をとった。 今年の戸倉山のトピックスは下山時に野兎に会えたこと。もう3メートルくらいの距離まで近づいてきてくれて、我々に気がついても逃げなかった。 帰りにシーサイドバレースキー場の塩の道温泉に入って、暑い日の登山の汗を流した。戸倉山登山の帰りにいい温泉ですよ。 白池と雨飾山。今年もきれいねぇ。 右がこの日あいさつしてくれたウサギ。耳が短いのね。 11時00分 登山開始。 11時14分 車道から遊歩道に入る。すぐに展望台のあずまや。 11時30分 白池。 11時36分 諏訪社の祠。 11時54分 塩の道の道標。 12時02分 角間池。 12時17分 稜線道標。 12時46分 山頂。 13時22分 下山開始。 13時46分 稜線道標。 13時55分 角間池。 13時23分 白池。 14時50分 駐車スペース到着。 ↑ページのトップへ |
6月3日 青田南葉山 例年であれば5月ちゅうに行く青田南葉山。今年は曜日と天候の都合で6月初めに登ることになった。 いつも楽しみにしているシラネアオイは、もしかしたらもう終わっているかもしれないが、下山時にちょっとくらい咲き残っているかもしれない。それを頼りに行ってみた。 上越市の県道からキャンプ場に向かう林道をずんずん登って行くと、何やら様子がおかしい。あちこちに消防車やパトカーがとまっていて、さらにはたくさんの消防署員らしい人たちがぞろぞろ歩いている。なんだろうなぁ、何か通れないことでもあったら自動車をとめられるだろうけれど、そんな気配もない。しまいに、「本部」と書かれたテントまで出現。しかし、そのテントの存在で、もしかしたら救援訓練かもしれない、と思った。 回復傾向の天気予報だったのに、キャンプ場で見上げた青田南葉山の方向は雲の中。どうも、様子がよろしくないぞ。でも、ここまで来たからには登らなくちゃもったいない。 小雨というか霧というか、歩いても濡れない程度の雨はちょっとあったが、雨具をつけるほどではない。 思ったとおり、キャンプ場の池の周りのシラネアオイはすでに終わっていたし、登り始めてすぐのシラネアオイも姿もなかった。 どんよりお天気に地味〜な花たち。 木落とし坂を登っている途中くらいから、何やらバタバタと大きな音がしはじめた.。ヘリコプターだ。あれ、訓練にヘリコプターが参加しているのかな。ずいぶんと長いことその音は聞こえていて、六合目の水場を過ぎたあたりの見通せる場所でそいつがホバリングしている姿をみつけることができた。ホバリングって、もしかしたら訓練じゃなくて、本当に救護しているのかしらん。かなり遠いのでよく分からない。 見ていても仕方ないので登りはじめると、やがてヘリコプターの音もしなくなった。 ヘリコプター。わかるかなぁ。 七合目の見晴台から市街を見下ろすのが毎回のことなのだが、今年は雲の中に入ってしまって、下界は真っ白。八合目あたりになって、ようやく雪の姿が見えはじめた。半月ほど登山が遅いのだが、それでこんなに残雪の量が違うのかというくらい景色が違う。いつもは八合目から上は雪の上を歩くが、今年は雪が多少残った登山道を歩くといった感じだ。 ただ、中途半端に雪が残り、木々をたわめているので、どこをどう歩けばいいのかわからない。しかも、あちこちぬかるみがひどいし。これではまだ雪が多くて木につけられた目印を頼りに登るほうがずっと楽である。 九合目ってこんな景色だったのね、といった感じで霧の中の九合目を過ぎて、あっけなく山頂だった。山頂には全く雪はなく、祠の存在がはっきりわかる。もちろん、こんな雨がちな日に登山者はいなくて、山頂は貸切。 昼食を食べている途中、登山者が一人来て、休まずに下って行ったが、それっきりまったく静かなものだった。 八合目あたりの雪の様子。 九合目あたりは霧の中。 さて、下山。こちらも残雪はほとんどない。 が、とんでもない風が吹き始めた。山の木々をゆらして、恐ろしい音をたてる。山全体がうなっているようだ。しかし登山道の我々には直接風は届かない。どうやら木々が吸収しているらしかった。 明神峠まではとにかくすごい風だった。何が起こるかわからないような山の雰囲気に足早にくだる。 明神峠から先はブナの林の中なので安心だ。 しかし、雪が少ないことがちょっとだけ怖いことに。いつもは雪の橋になっていた沢の上なのだが、その橋がものすごく薄いものになっていて、いつ雪が崩れるかわからない状態になっていた。がんばって渡ったけどさ。明神沢がいつもそんな感じなのだが、今年は雪がまったくなくて、渡るのも楽々。つまり、春はいつ行っても楽な場所と楽じゃない場所があるっていうことだ。 明神沢は楽々渡渉。でも、雪が薄くて渡るのが怖い場所も。 明神沢の手前であきらめていたシラネアオイも見ることができたし、雨が降ったおかげで透き通る花弁のサンカヨウも見られた。 雨に濡れたシラネアオイ。真ん中は濡れて花弁が透き通っているサンカヨウ。 帰りに上越の日帰り温泉施設に立ち寄ったら、温泉ポンプが故障中でさら湯での入浴になってしまった。ちょっと安かったし、ソフトクリームも値引きされてたけどね。そんなこともあるのね。 ちなみに、後日地方紙や地方ニュースのサイトを見てみたが、この日の青田南葉山で遭難とか事故があったという記事はなかった。やっぱり訓練だったのかしらね〜。 10時37分 登山開始。 10時43分 木落とし坂2合目。 11時02分 四合目。 11時08分 五合目。 11時18分 六合目水場。 11時39分 七合目見晴台。 11時53分 八合目。 12時13分 九合目 12時20分 山頂。 12時48分 下山開始。 13時17分 鏡池が見えます。 13時30分 明神峠分岐。 14時00分 明神沢。 14時24分 筍平。 15時05分 キャンプ場駐車スペース ↑ページのトップへ |
6月11日 赤尾岳 コストパフォーマンスのいい山。我が家にとってコスパのいい山となると、この赤尾岳である。ちょっと登山口に着くまでのドライブが長いが、登山口からそんなに登らずに山頂。周遊する形で下山することができる。その短時間の中で実にたくさんの花を見ることができる。妙高の気持ちよさも味わえるし、そこそこいい景色も見られるのだから。 で、今年も来ましたとさ。この程度の運動なら翌日から一週間の労働が始まる日曜日でも十分オッケーだ。 笹ヶ峰に着くまでの県道で猿を見たりしながら、好天気のドライブだ。国民休暇村のキャンプ場で昼食を食べてから赤尾岳の登山口であるきはだ清水に。そこには山菜目当ての自動車がすでに数台駐車されていたが、なんとかとめることができた。 赤尾岳での目当てはサンカヨウとツバメオモト。いまだに赤尾岳のツバメオモトが一斉に咲きそろっている姿を見たことがないのだ。 今年はどうかな。 歩き始めて数分でサカンヨウの群生地になる。あらら、なんだかまだ咲いていないみたいだぞ。いくつかの花は見えても、まだこれから葉っぱを広げようとしているものや芽吹いたばかりのものばかりなのだ。もしかして、妙高のこのあたりは、ついこのあいだまで雪があったのか? そこからちょっと登ると、おやまあ、ちっちゃいシラネアオイの株がこれから咲こうとしていた。なんだかうれしい。 いつもはその上のほうで雪が残っていて登りづらい所があるのだが、今年は雪はない。そこからすぐにたくさんのツバメオモトのある場所に来るが、さて、咲いているかな。うーむ、咲いてはいるものの、ぽつぽつとである。どうやら次の週のほうがサンカヨウもツバメオモトも満開の頃だったかもしれない。難しいなぁ山の花の見頃は。 サンカヨウ、シラネアンイ、ツバメオモト、マイヅルソウ。 山頂に着くと、5、6人の人たちがお昼をとっていた。地元のガイドに連れてこられた山菜取りツアーの人たちみたいな雰囲気だった。ここは山頂ですかと聞いたら、昔はここにもちゃんと目印があったんだけど、と言っていた。 山頂からは焼山と火打山がとてもよく見える。焼山からは噴煙ものぼっているし。 右、焼山からちょろっと噴煙が出てるの、わかる? 我々はすでに昼食はすんでいるので、先に進んだ。見晴台とはいえそれほど見晴らせないところを通って、下山時の楽しみのギンランを探しながら歩く。今年はなかなかギンランもみつけることができなかった。 駐車スペース手前で見事なツバメオモトが咲いているのや巨大なミズバショウを見ながら戻る。 ほぼ林道わきに咲いている花たち。 化けたミズバショウ、スダヤクシュ、ニリンソウ。やっぱりほぼ林道沿いだ。 いつもであれば、苗名滝などを見て帰るのだが、今回はヒコサの滝を見て見ることにした。近くに来ていながらなぜか立ち寄っていない滝なのだ。遊歩道がちょっと荒れていて、崩れている箇所などもあった。 滝を見下ろせる場所のすぐ手前も大きく崩れていて、ロープが張られていた。 さて、滝だが、さすが雪解けの季節。とんでもない水量で大爆発していた。 が、手前の樹木の緑の勢いもすごくて、隠されてしまって滝全体が見えない。 すごいのに見えない。ものすこいストレス。 あの手前の崩れたのがこの滝見スペースなら、前の樹木もみんななくなってよく見えたのになぁ、なんて思ったりして。おいおい。 国立公園なので、樹木の伐採などはできないだろうが、それにしても、滝がよく見えないよぉ。 ちょっぴり残念だった。 ヒコサの滝、夏。 見た目ではこんな感じにしか見えないのよ、滝。滝への遊歩道はエンゴサクだらけ。 12時52分 きはだ清水出発。 13時30分 山頂。 13時43分 展望台。 14時08分 駐車スペース。 14時25分 きはだ清水。 ↑ページのトップへ |
6月17日 浅草岳 今年は地元のヒメサユリ群生地のヒメサユリを雨のために見逃してしまっている。どこかでひめさゆりが見たいね〜、ということで、まだヒメサユリが見られる標高の浅草岳に行ってみることにした。 駐車場に着いてみると、山菜のシーズンだからなのか、70台くらいの自動車が駐車している。すごいなぁ、これがみんな山に入っているのか。 どんよりした雲の下歩きはじめる。登山道に入ってすぐにイワナシを見つけて喜んだりツバメオモトをみつけてびっくりしたり。まだ標高が低い場所でツバメオモトが咲いているぞ。渡渉点になって、いつもより水が多く渡渉場所に少し迷う。そうか、魚沼は積雪が例年より多かったとみえる。 渡渉点。いつもより水が多い。 蒸し暑い日で登るのに難儀したが、ツバメオモトの株があちこちにあって見事に咲いているので慰められる。 だが、あそこなら咲いているはずと期待していたヒメサユリがまだつぼみだったので、ちょっと落胆。これでは山頂付近はもっとつぼみが固いなぁ。 イワナシ、ミヤマカタバミ、ゴゼンタチバナ。 ツバメオモト、ミツバオウレン。 シラネアオイ、もっさり大きなツバメオモト。 とにかく暑くて、疲労が濃い。まだ山頂手前の雪渓にならないのかしらん、と、うんざりしながらいつまでもいつまでも登っている。なんか、挫折しそう。 途中下山してくるおじさんたちのグループとすれ違っていると、ワンカップ片手に明らかに酔っぱらっている人。気をつけてよぉ〜。 なんとか雪渓の白い姿を見て気を取り直し、先に進む。どんよりしていた天気から真っ青な空に変わっている。田子倉がわの風景が見事に見通せて、素晴らしい眺望だ。 山頂下の木道のスペースに荷物を置いて山頂まで行き、眺望を楽しんでから戻って昼食。日光がジリジリと痛いくらいだった。 空が青いったら。 田子倉湖。向こうの山々までまるごと見えた。 山頂にはワタスゲ。 まだ咲いたばかりのコバイケイソウ。ベニサラサドウダン。 下山は嘉平与のボッチを通る桜曽根コースを選択。ちょっとだけ期待したけど、こちらのヒメサユリも全然まだだった。でも、こっちにはアカモノがたくさん咲いているのよね。 雪渓の風景。ホント、きれいだ。 コシジオウレンもたくさん咲いている。 こちらのコースのお楽しみはアカモノ。 長い林道を歩く必要があるが、林道沿いにはサンカヨウがたくさん咲いているし、林の中を目をこらして探すとシラネアオイも咲いているのだ。が、今年はどっちもあまり咲いていなかった。やっぱり少し早かったらしい。先週も思ったけれど、山の花の見頃は本当に難しいなぁ。 10時33分 登山開始。 10時45分 ブナ曽根入り口。 11時00分 沢渡渉点。 12時52分 桜曽根との合流点。 13時19分 山頂。 14時00分 下山開始。 14時15分 分岐。 14時41分 嘉平与のボッチ。 15時54分 浅草の鐘。 16時31分 ブナ曽根入り口。 16時39分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ |
新潟の滝もくじ ときどき週末温泉族になる んがお工房の日本百名滝めぐり 掲示板