番外
2019/9/15(日) 横手山 標高2304.9m 2019/10/5(土) 鉢山 標高2041m 長野県 今回は合わせ技でのレポである。 なにせ、横手山はほぼ登山としての運動はゼロなのだ。いや、ちゃんと歩いたことは歩いた。しかし、ピークを踏んだ感じは一個もない。レポもしないつもりでいた。 しかし、翌月になって、当初の目的地だった鉢山にリベンジする機会があったので、レポ復活である。 前置きはさておき、もともと9月の連休の一日はどこか簡単な山に登るつもりだった。標高が高くて、景色のよさそうなお手軽な山はないかな。探してみて、我が家からは比較的短時間で行ける志賀高原の山はどうだろう、ということになった。志賀高原であれば、秋の花にも出会えそうである。運がよければ、紅葉の走りも見られるかもしれない。 だが、志賀高原、裏志賀も入れればかなりの数の山がある。山地図を広げて、我々の体力にちょうどいい山を探した。そもそもそれほどガッツリ歩く気もないので、登れる山は限られてくる。さりとて、一度登った山ではつまらない。登ったことのない山がいいなぁ。 いろいろ面倒くさい要望をクリアできる山はそうそうない。そんな中、四十八池のすぐそばに鉢山という山があるのをみつけた。 四十八池は、2016年8月に志賀山、裏志賀山を登った際に行ったことがある。たしか歩きやすい平坦な道だったはずだ。そこから志賀山方向とは逆方向に進むと鉢山になる。山地図によれば、四十八池から40分で登れるという。 しかし、だ、一度歩いたことのある道よりは、別のルートがあるのでそっちから行ってみよう、と考えてしまった。 別ルートとは、横手山から下るルートの途中、「のぞき」という場所から山に入って下り、帰りには登って戻るというルートだ。 ちなみに、計画は山地図しか見ていない。もうちょっと別の角度から考えていたら、そりゃやめたほうがいいぞ、という計画だったんじゃなかろうか。 とにかく、山地図のルートと参考登山時間のみを参考に9月の連休の山を決めてしまった。
結局、何しに行ったんだ、渋峠、という感じの9月の連休になってしまった。 まあ、登山するつもりであれば空振りではあるが、気持ちのいい高山の空気を吸ってリフレッシュする観光であるならば、実りの多い一日だった。 しかし、鉢山。あの撤退した場所からどれほど遠かったのかしらん。 ちょっと心残りだった。 それから数週間。 10月に入り、紅葉を見たい季節になった。 なかなか連休が合わない我々夫婦なのだが、10月は意外に多い。がっつり登る山は次の三連休に考えることにして、最初の土日はどこに行こう。 いくら10月とはいえ、暑かった今年の夏。紅葉は足踏みしている。 標高の高い場所でないとまだ始まっていない。 標高の高い場所ねぇ。うーむ。渋峠。 自動車で気楽に行ける標高の高い場所である。 ならば鉢山に行こうよ。どんな場所なのか鉢山に登ってみないことには、あの日の消化不良は治らない。 しかし、行きに下って帰りに登るというのは、あきらめた。 今度は大人しく四十八池から登ってスキー場に下るコースを選ぼうじゃないか。 と、いうことで、、相変わらずさほど早起きもせずに新潟を出発。前日は台風崩れの低気圧がとんでもない暴風雨を吹き荒らし、この日も新潟は雨。天気予報でよさそうな感じだったので、来てみたが、志賀高原に入っても小雨。 しまいに霧。霧。霧。 前が見えないくらいの濃霧になってしまった。 いかん、こんなんじゃ歩いてもつまらない。場所の変更も視野に入れつつ、標高を上げて行く。 霧はひどかったのだが、登山口の硯川に着くあたりには道は乾いてなんだか明るくなってきていた。 紅葉が目的なら、霧にけぶる紅葉も渋いかも。 覚悟して、歩くことに決める。 硯川の前山リフトの駐車場に自動車をとめる。紅葉のこの時期、土曜となれば満車も必至なのだが、濃霧とあってがらがら。リフトは人が来たら動かすくらいの状況だった。 支度をしてトイレに入ったら、一緒になった私よりもお姉さまの女性が、寒いですね、と声をかけてきた。寒いですねと答えると、上はもっと寒いという。上に行ってきたのかと聞くと、いいえ、と答えて、真っ白で何も見えないもの、という。 確かに霧で真っ白かもしれない。でも、行ってないのに断言するんだものな〜。気持ちが落ちるじゃないの。
10月も何しに行ったんだ志賀高原、といった登山になってしまった。いや、目的は果たしたのだ。鉢山にはちゃんと登った。 ただ、鉢山の山頂が本当に山頂らしくなく、眺望もない状態だっただけだ。 四十八池や田ノ原湿原ではちょっぴり紅葉もしていたし、リンドウの花もたくさん見たし。 これで9月に味わってしまった消化不良は解消されたことにしよう。 それにつけても志賀高原、奥が深いです。まだまだ歩いていない道がたくさんある。 これからも何度となく訪れてみたいものだ。 横手山・鉢山 我々は新潟からなので、上信越自動車道信州中野ICから案内通りに志賀高原へと入る。とにかく国道292号から外れないように群馬県方向に進めばよい。 インターを出て少しすると通行料普通車100円なりのトンネルを通り、渋、湯田中温泉などに通じる道を通り、ループ橋を通り、どんどん標高を上げて行く。観光地なので、要所要所に案内があるので、まず迷わない。 横手山は群馬県堺の渋峠からリフト(大人往復1000円)で行くのが一番手軽だ。 ちなみに、少し手前の「のぞき」にある横手山ドライブインから「スカイレーター」という長いエスカレーターとペアリフトを乗り継いで横手山山頂まで行き、満天テラスと日本一標高の高いパン屋さんを堪能して渋峠ペアリフトで下りて、無料バスでドライブインに戻る、というぐるっと一周コースなどもある。詳しくは、渋峠・志賀高原のHP(こちら)へ。 鉢山は、その横手山と四十八池をつなぐ登山道の途中にある。 四十八池へ行くのに一番手軽なのは、渋峠よりずっと手前、「硯川」にある前山スキー場のリフト(大人片道400円)に乗る。なだらかな道を1時間弱で鉢山への登山道になり、階段の登り30分強で鉢山山頂になる。 田ノ原湿原は、木戸池の一つ手前の田ノ原バス停から手軽に行ける。バス停近くに5台ほどの駐車スペースもある。木戸池からも行けるらしい。 |
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