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まずは情報収集のために石油の里公園の環境物産館に行く。
この季節は向かい側にある中野邸のもみじ園に行く人たちの駐車場にもなっていて、案内の人も出ている。駐車場に入れられない事態もあるのだが、さすがに午後も2時近くになっていたので、とめることができた。
環境物産館では里山のジオラマや里山案内人などがいて、もう散策して戻って来たらしい人たちもたくさんいた。
地場の野菜やお土産などが売っていて、賑わっている。
ここで「里山を歩こう」というマップを入手。トイレもすませて出発だ。
菩提寺山の登山口は、環境物産館よりも県道よりにある。駐車スペースから県道に向かう小道の山側に右写真のような看板のある場所がある。 |
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登山口の看板よりも「犬のフンは飼い主が持ち帰るように」という看板のほうが大きくて目立つ。
14時ちょうど。登山開始。
すぐに右側に曲がれという「遊歩道、ポンピングパワー」という看板があるので、その通りに右に折れる。 |
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道は広くてなだらかだ。
あれ、藤棚の藤がないような棚が道を跨いでいるぞ。 |
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あ、なにやら鉄塔が出現。これがポンピングパワーか。
どうやら石油を産出していたころの遺構らしい。
14時03分。
道はさらになだらかに続いている。こもれびの遊歩道と書かれている。 |
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次々と遺構が現れる。
鉄塔だったり、なんだかわからない機械だったり、建物だったり。
案内が随所にあり、それぞれに説明書きもある。
子供にはよい学習の場になりそうだ。
2号継転機という建物を過ぎるとすっかり山道になる。
紅葉が始まったばかりの道は気持ちいい。 |
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道は本当になだらかで、ゆるゆると登ったりゆるゆると下ったりしている。 |
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時折真っ赤になっている葉っぱをみつけては撮影しながら歩く。 |
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くるぶしほどの高さの場所に赤い実をつける葉っぱがたくさんあったけど、あれは何かなぁ。つつじ科っぽい葉っぱだったけどなぁ。 |
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14時20分。 ちょっと登った先が何やら開けている。
けっこう大きな木彫りの熊がいた。
「みんなで育む木もれ日の森」と書かれた看板を背負っている。
ここで案内の通りにやや右寄りに道は曲がる。 |
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熊の先は開けて明るい。
この左手の下のほうがふれあいと交流の森らしい。ベンチなどが見えた。 |
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しばらく明るい道が続く。「風致林」と書かれた看板やベンチなどがある。
紅葉する木々が多くてきれいだ。
14時28分。 山頂まで1.1キロ(30分)の看板。 |
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その先はゆるゆると下る。ちょっとじめっとした林の中だ。
14時35分。 見た目にもここからガツっと登る感じの階段が出現する。 |
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今までほぼ平らな道だっただけに、階段はちょっとキツく感じる。
でも、木々は美しい。 |
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14時40分。 ベンチ出現。
角田山だとはっきり分かるシルエットの山が遠くに見えた。
あ、方向的にはそっち側ですか〜。ワケわからなくなってました。 |
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ずっと整備された道だったが、ここで左図のような看板が出現。
「砕石撒き区間」この看板の付近に持ってきた砕石を撒いてくれ、とある。
そうか、登山者にも協力してもらっているのか。
どうりで、時々、明らかに瓦を割ったらしい石が敷かれていたわけだ。
14時43分。 山頂まで0.7キロ(20分)の看板。 |
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最後の登りかな、と思えるような長い階段になる。
最後かと思いきや、右写真のようにカクっと右折する。14時48分。 |
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その先もずーっと階段である。
14時53分。 山頂まで0.4キロ(10分)の看板。
看板の先も階段。
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とにかく階段。
と、カラフルな「もりはみんなの宝物」の看板出現。地元の小学生の製作らしい。この先の階段の随所にあった。
ここで右から大沢公園からのルートが合流する。 |
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カラフル看板に励まされて登ると、右側にあずまやが見え、広い山頂に出た。
15時03分。 菩提寺山山頂到着。 |
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来た道から広場を突っ切って行くと眺望が開ける。
地図を見てだいたいそうかな、と思う山は、左写真が五頭の山々。
右写真が菅名岳、大蔵岳。なんじゃないかなぁ。
思った以上に素晴らしい風景だ。 |
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山頂は広い。
ベンチがたくさんあり、三角の避難小屋もある。
中央には写真撮影用とおぼしき、菩提寺山山頂のプレートもある。
ところが、なぜか道の案内が無い。
我々の登って来た道と、避難小屋に向かって立つと右手に下る道、それから下写真の菩提寺山ルートマップと漢詩の刻まれた石碑のある場所のマップの右側に下って行く階段と、山頂広場からは3本道が伸びているのだが、その道がどこに向かっている道なのか、さっぱり表示がないのである。
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我々は来た道ではなくて白玉の滝へ下るつもりだったので、別の道を探った。最初に避難小屋の右手の道を下ったが、ダンナの持っている山地図のアプリで見ると下っている我々の軌跡が明らかに滝への道とは違う。
慌てて山頂に戻って、残りの階段の道を下ったら、そっちの方向で間違いない軌跡を示した。
便利だぞ、スマホのアプリ。
ってか、これがなかったら違う道を下るところだったぞ。
それまでいやっていうほど案内があったのに、なんで山頂の下り口に案内がないかなぁ。里山とはいえ、迷っちゃうぞ。 |
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さて、白玉の滝へ下る道はとんでもない階段の道だった。
15時13分。 階段を下りはじめる。 |
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おいおい、ちょっとちょっと、こらこら。
いつまでもいつまでも階段だ。
どこまでもどこまでも階段。
杉林の中、薄暗くなってきている空の下、じめっとした階段を下る。
登りに選ばなくてよかった。 |
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15時23分。 ようやく階段が終わり、平らな場所に出る。
なにやら林道の終点らしき風景だ。
少し歩くと右側に杭があり「一夜清水」の文字が彫られていた。
水は湧き水なのか、沢水なのかよくわからなかった。 |
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1分ほど歩くと、林道は直進しているが左に進むと白玉の滝であるという標識があった。
標識の脇にイラスト看板があり、その下に右に進むと急な階段あり、左に進むと回り道、とあった。つまり、我々は急な階段がわから来たわけだ。
回り道はいったいどんな道でどこで山頂に出るのやら。よくわからない。 |
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白玉の滝への道は遊歩道のようだ。
ちょっとじめっとしている。 |
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15時29分。 臍清水。地中から塩ビ管が伸びていて、そこからチロチロ水が出ている。コップに集めるだけでかなり時間がかかりそうな量だった。 |
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さらに遊歩道を進むと、謎の案内標識。
右の写真は振り返る形で撮影しているが、右に行くと菩提寺山山頂とある。
が、道は直進方向にしかない。
右折する場面は林道に突き当たる場所なのだが、少なくとも10分近く歩いた先である。この標識はいらないだろう〜。 |
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切通になったり橋があったり、しかし、高低差はほぼゼロの遊歩道である。
15時40分。 新潟県森林浴の森百選の案内のある分岐に到着。
ここから林道っぽくなった。 |
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自動車も通れる林道だ。
橋を2つほど渡ると左側に案内看板があり、すぐ下が白玉の滝だという。
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15時43分。 白玉の滝の落ち口をのぞき込む。
下のほうにテントの屋根らしきものが見える。滝の本当に上に林道が通っているんだなぁ。
もうちょっと歩くと左側にテープの印があり、遊歩道ではないが誰かがつけたらしい踏み跡を発見した。 15時47分。
ここから行けば白玉の滝の駐車場への近道だ。 |
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踏み跡なので階段のような整備された道ではないが、それほど危険でもなく白玉の滝の駐車場に行きつくことができた。
15時48分。 |
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さすがにもう夕暮れなので、駐車場には自動車はなく、誰も滝には行っていない。なんだか水量の少ない雌滝を脇に見て、雄滝へ進む。 |
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あ、林道から見えたテントがちゃんと滝前にあるぞ。 |
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うーむ、雄滝も水量は少ないかな。 |
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秋の冷たい空気の中、さわさわと落ちている雄滝。
でも、日没も迫っているので、ゆっくりとみているわけにもいかない。
すぐに戻る。 |
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16時14分。 白玉の滝から歩いて県道に合流。
あら、県道沿いの街路樹の紅葉が見事で美しいこと。 |
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16時18分。石油の里公園の一部、石油産出時の施設の遺構に到着。
レンガで作られた施設がレトロな雰囲気を醸し出している。 |
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ここの紅葉も見事。遺構と紅葉のコラボレーションだ。 |
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そして、県道を挟んで向かい側にある中野邸のもみじ園も見事な紅葉。
ただし、入館料がめちゃくちゃ高くなったので、我々は行かない。
塀の外から楽しませていただく。 |
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16時23分。 石油の里公園駐車場に到着。
ほんの2時間半の歩きだったが、内容みっちりの濃い行程になった。
帰りには新津の湧き水、「桜清水」に立ち寄っておいしい水をお土産にして帰宅した。 |
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