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お昼の心配もなくなったので、小沼に行こう。
実は小沼がどこにあるのか知らなかったのだが、大沼よりきゅっといった感じで標高を上げる道沿いにあった。
この日の翌日にマラソン大会があるらしく、その準備をしている。
こんな高低差のある道で走るのかしらん。
10時ちょうど、小沼の駐車場に到着。広い駐車場は4分の1くらい埋まっていた。
支度をして、向かい側にある小沼の遊歩道に入る。 |
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遊歩道は小沼をぐるっと回っているらしい。
さて、右回りにするか、左回りにするか。
とりあえず、目的の山頂は長七郎山だから、右から行きますか。
遊歩道はまっすぐに沼に向かっている。 |
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まっすぐ向かって・・・
え、道が無くなってないか?
水際ギリギリをとにかく右回りに歩くと、あ、笹が踏まれている場所がある。
ちなみに、左写真の対岸の山の上をぐるっと歩くのが本日のコースである。 |
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橋が出てきた。ちゃんと遊歩道だな。
と、思ったら、また不明瞭な道に。
どうも、沼の水際に行く道があちこちについていて、本来の遊歩道からはずれてしまうらしい。 |
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水際から離れるように笹を踏んで行くと、やっと太い道に出た。
多分、道路から沼のほとりに出ないですぐに右に進めばこの道になったのかもしれない。
広くて平らで歩きやすい。 |
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道端にはマルバタケブキが時々咲いている。
あれ、沼のほとりに小さな赤い鳥居があるぞ。
水神様かな。 10時16分。 |
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左側に柵が出てきた。水門らしいものがある。
道が沼沿いと右側に分かれた。
我々は長七郎山に向かうので右側に行く。
10時19分。 |
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右に曲がっても道は広くて歩きやすい。
すぐに大きく左カーブする感じで登って行く。
道標があるので、間違わない。 10時21分。 |
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軽トラくらいなら走ることができるだろう、といった感じの道だ。
ここでも、マルバタケブキが時にたくさん、時にポツポツ咲いている。 |
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ずっと広い道だと思っていたら、笹が迫ってきて、道が細くなった。
と思ったら、今度は溝を切ったような赤土のえぐれた道になった。 |
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さらに、いきなり道が開けた。
むむ、これは大雨が降ったら水が流れそうな川の底みたいだぞ。
そしてまたすぐに笹が迫る道に。
なんだか忙しい道だなぁ。 |
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10時28分。 急に坂の角度が増した。
今までと全然違う足場の悪い急登である。
下って来る人がいたが、とても怖そうだった。 |
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10時32分。急登からスポンと広い場所に出た。
あれ、ケルンみたいな石積みがあちこちにあるぞ。
と、思ったら、賽の河原、という表示が。
ケルンじゃなくて、賽の河原の石積みですか〜。 |
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木々の隙間から対面にある地蔵岳の山頂が見えた。
ここにも立派なマルバタケブキがアゲハチョウのリボンをつけている。 |
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賽の河原からまた木立の中の石の道を登って行く。
木が途切れて、草地になったぞ。 |
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と、思ったら山頂だった。10時40分。
いや、山頂という表示がなければ、ここが山頂と気がつかないくらい、どうってことない広場である。
むしろ賽の河原のほうがインパクトがあったなぁ。
一休みすることなく、下る。
小さな就学前くらいの子供をつれたご夫婦とすれ違って、もうちょっとで山頂ですよと教えてあげた。 |
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10時50分。 ちょっと下ると芝生みたいに下草が刈られたちょっとだけ広い場所に出る。
ここでも就学前の子供をつれたご夫婦が。
うーむ、この山は、そういう山なのかしらん。
えらいね、とホメてあげた。 |
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10時53分。 それほど歩かずに分岐になった。
広い道は続いているが、右にちょっと登る道がある。
これが小地蔵山に登る道なので、そちらに向かう。 |
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緩やかな登りの雑木林の中、適当な感じで踏み跡があり、そのどこを選んでも適当な感じで山頂に出る。
いや、こっちも山頂というのは樹木にくくりつけられた表示でなんとか分かったくらいの場所である。10時58分。 |
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小地蔵山という表示はいくつかある。
どれも小さいか朽ち果てていたりするので目立たない。
とりあえず写真に撮って、すぐに分岐に引き返す。
ここからは、周遊する感じで駐車スペースに戻る。
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小地蔵山の分岐から駐車スペースに行く道はとてもなだらかで広い。
軽トラくらいなら通れそうな道ではあるが、轍などがないので、自動車は通っていないようだ。
なんでこんな広くてゆるやかな坂の道なんだろう。
と、思っていたら、出口近くに答えがあった。
「小沼治山運搬路」とあり、工事用資材の運搬路なのだそうだ。
自動車も歩行者も営林署の許可を得よ、とあったが、許可をとっている登山者はいないだろろうなぁ。 |
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営林署の看板からすぐにちょっとした広いスペ゜ースになった。
県立赤城公園案内板というイラスト地図があり、覚満淵や鳥居峠へ行く道が分岐している。11時16分。
我々は小沼沿いを歩き、駐車スペースへ。
その前にベンチがあったので、ちょっと早めだがランチにすることにした。 |
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大沼のお土産屋さんで買った大きな饅頭とカップラーメンのお昼だ。
この饅頭、白いふかし饅頭で、ものすごくおいしかった。1つ150円。
味噌もあんこもイケます。 |
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蝶には恵まれなかったかな。
クロヒカゲとジャノメチョウ。キベリタテハが飛んで行くのは見えたけど。
11時49分 ランチ終了。
11時53分 駐車スペース到着。 |
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花も蝶も少なかったし、雨も降らなかったし、もう少し歩こうということに。
自動車でビジターセンターまで戻り、覚満淵へ。
12時10分 アザミやカワラナデシコの咲く入り口から進む。 |
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おや、木道の先に柵がある。
鹿よけの柵だそうで、ぐるっと覚満淵を囲っているらしい。
この柵、子供やお年寄りにはちょっと開けづらいらしく、帰り道の時に開けられずに困っている人がいた。
開け方、書いていてあげてね。 |
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実に立派な木道が続いている。
でも、木道をはずれた所にベンチなどが設置してある。
植生保護というよりは、足元確保のための木道かも。 |
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池に出ると、崩れかけた古い木道は通行止め。
新しい木道が作られていた。
この先は足元確保も大事だが、植生保護の道だろう。 |
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でも、通行可能な木道もけっこう古いのよ。
淵が増水したら水没かもな、とか思う。 |
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秋が始まっている。
リンドウがあちこちにある。 |
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曇りがちなこの日は、赤城の山々もガスっていて、ぼんやりだ。 |
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12時29分 鳥居峠へ向かう道が山に続いているが我々は沼を一周するのでそっちには行かない。
池沿いを歩いて行くが、なんとなく両側の植物が元気よすぎて、藪っぽくなってきた。 |
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でも、木道ではなくなった対岸のこっちがわのほうがアザミなどが多く、蝶などもたくさんいた。 |
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12時46分 一周して駐車スペースに戻ってきた。
ふうむ、まだまだ時間があるな。
では、最後に赤城不動大滝に立ち寄ろうか。 |
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前回に行ったときに赤城不動滝の遊歩道の途中で林道が建設されているのにびっくりした。(レポはこちら)
前回は
2019年11月なので、もうその林道は開通しているはず、と、県道16号のぐねぐねした道を下って行く。
入り口はこのあたりだろう、と目星をつけていたあたりにたしかに林道の入り口はあったのだが、進入禁止、通行止めの車止めが立てられていた。
え、まだ開通していないの?
仕方がない。
では、林道出口のほうに向かってみようじゃないか。
開通されていなくても、人間は歩ける雰囲気なのだが、県道16号から行くよりは、出口がわからのほうが滝までの距離が短いらしい。
出口は、不動大滝の駐車場のある林道に入って、駐車場のさらに先にある。
目論見どおり、通行止めになっている林道の入り口があった。
入り口の広い場所に駐車させてもらい、ここから歩くことに。 |
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ゲートをまたいで歩き出す。
整えられた法面にかなりたくさんの見たことのない草が花を咲かせていた。
メハジキという植物らしい。 |
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10分も歩かないうちに橋が見えてきた。
「不動大橋」というらしい。
その橋を渡って、上流がわに遊歩道に入る階段がある。 |
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遊歩道は、数か所崩れたような場所があったが、ロープなどが取り付けられて、危ないようにしているようだ。 |
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てっきり「不動大橋」の上から滝が見えるくらいすぐの場所に林道が通っていると思っていたが、意外にも遊歩道を歩かないと滝は見えない。 |
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オクモミジハグマなどを見ながら進んで行く。 |
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10分ほど歩くと、おお、久しぶりの大瀑布が姿を現した。 |
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滝の右岸がわにダンナが立っているのがわかるかな。
とにかく大きな滝で、いつ見ても感動する。
しかも、この季節だと滝の両側の岩盤にオタカラコウが黄色い花を咲かせてはりついている。
なかなかチャーミングな姿だ。 |
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落ち口と滝つぼ。
いつも思うが、あの滝の水流を受け止める大岩は削れて無くなったりしないものだろうか。 |
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だれも来ないと思いきや、一人の若者が追い付いてきて、滝の左岸がわに渡って滝を堪能していた。
写真撮影する我々に気遣いしてくれたりして、ありがとうございます。 |
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結局その若者よりもあとから滝前を離れた。
タマガワホトトギスのつぼみを見つけたり、不動大橋を渡った先の林道わきで今度はヤマジノホトトギスをみつけたり。
本来の滝の駐車場よりかなり歩行時間は少なくできたが、意外にたくさんの花を見ることができて、十分に満足できた。
それにしても、この林道は開通されることはあるのかしらん。
なぜ開通されていないのかしらん。
地元の人なら分かるのかなぁ。
不思議だ。 |
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