番外
2023/5/27 夢見平遊歩道 キツネコース(一番高い場所1325m) 例年、雪が解けて春の花が出そろうと妙高高原の赤尾岳に行っていた。 それほど歩かずにサンカヨウの群生、シラネアオイ、ツバメオモト、ギンランといったこの季節の花を一挙に見られるよい山だった。 が、登山口に至る道が土砂崩れのために通行止めになっていた期間があり、全く登山者が入らない山になってしまって、登山道がすっかり荒れてしまった。 というよりは、植物に飲み込まれてしまった。 一昨年、なんとか痕跡を探しつつ登ったが、もはや素人がどうにかできるものでもなくなってしまったようだ。 そんなこんなで赤尾岳に登るのを諦めて、ではどこに行こうか、ということになった。 手軽な場所がある。 山ではないが、立派な遊歩道が妙高高原にはあるではないか。 夢見平遊歩道。 この遊歩道は綺麗に整備されていて、なお素晴らしい自然を堪能できる。 比較的気楽に歩ける2時間コースのウサギコースと、ちょっと頑張りが必要な4時間コースのキツネコースがあり、今回は赤尾岳に登らない分、4時間かかるキツネコースに行ってみることにした。 午前8時半頃に自宅を出発。 夢見平遊歩道の駐車場に到着したのは、10時を少し回ったあたり。支度をして、10時半前に出発。
駐車スペースに至る最後の階段の登りでヒイヒイ言っていたら、テントのおじさんが聞きつけて、疲れているね、と声をかけてきた。 だいぶ歩きましたよ、製材所のほうまで行ってきました、というと、話を聞きたいからお茶でも飲んでいきなさい、と誘ってくれた。 せっかくなので、売っているたけのこ汁もいただいて話をした。 利用させてもらった避難小屋の管理をされているらしく、聞きたい話というのは、トイレが綺麗だったかどうか。 もし汚れていたら掃除に行かなくてはならないから、とのこと。 とても綺麗だった、小屋もきれいだった、感激した、と伝えた。 さらに草花の話もして、今年はとにかく雪が少なくて、花の開花がよく分からないと言っていた。 例年の三分の一しか積もらなかったそうだ。 植物の花の開花のスイッチは気温なのか雪なのか、それとも別の何かなのか、とにかく毎年違う。 それがまた面白いのかもしれない。 夢見平遊歩道キツネコース 最寄りICは上信越自動車道妙高高原IC。国道18号、県道39号を経て、妙高高原笹ヶ峰を目指す。 県民の森グリーンハウスの分岐を通り過ぎ、笹ヶ峰牧場を通り過ぎ、かなり標高を上げたあたりで左に曲がる道があり、案内も「夢見平」と出ているので、そちらに左折。道なりに進むと、左側にビジターセンターとトイレがあり、駐車スペースもある。 遊歩道はここからダムを渡って先にある。 おおむね整備された道でスニーカー程度で大丈夫だが、時々ぬかるんだり滑る場所もあるので注意が必要。 ウサギコースは2時間、キツネコースは4時間。どちらも休憩は含まない。 キツネコースには途中の避難小屋にトイレがある。 |
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