番外

 2023年リピの山 3


角田山(8月11日)
熊野岳(8月13日)
一切経山(8月26日)
多宝山(8月27日)
斑尾山(9月2日)
湯ノ丸山(9月9日)
オマケ摂田屋(9月17日)
国上山(9月18日)
オマケ白馬岩岳マウンテンリゾート(10月15日)
オマケ奥会津(11月3日)
戸倉山(11月4日)
角田山(11月23日)
国上山(11月26日)
弥彦山(12月9日)
菩提寺山(12月16日)

8月11日 角田山
この日は山の日の休日である。
お盆休みの初日でもあり、かれこれ一週間くらい続いている猛暑日でもあった。
天気予報で猛暑日になるというのは分かっていたので、午前中に登山しよう、と、近場の山にしては珍しく午前7時頃に自宅を出発。8時前には登山口に到着していた。
にもかかわらず、さすがにキツネノカミソリの時期である。
浦浜コースの比較的広い駐車場は満車状態。
軽自動車の利点を生かして、狭いスペースにギリギリ突っ込んで登山開始できた。
涼しいうちに登山、というのは誰でも考えることらしく、登りの間にとてもたくさんの人にすれ違った。
さて、今年のキツネノカミソリだが、連日の猛暑に加えて雨が降らない、ということもあり、どうもカサカサとした感じが否めなかった。
花も小さめ、咲き方も昨年に比べたらまばらな感じ。
まだ蕾も多いにも関わらず、しぼんだ印象があった。
ところで、いよいよこれから登るぞという段階でなんと私のメガネが壊れてしまい、私は焦点の合わない目で登山しなくてはならなくなった。
最初、壊れていない片方のレンズだけで登ってみたが、はっきり見える目とぼんやりとしか見えない目で歩くと、気持ち悪くなる感じで諦めて、結局裸眼のままの登山。
花も道もみんなぼやけた状態で、出来上がった写真もほぼピンボケでしたとさ。
午前中のうちに下山できたので、その日にメガネ店に行きましたとさ。

      
  三望園地の道しるべのてっぺんに栗のイガがのっかっている。
  木道が木漏れ日を浴びて伸びている。

    
  綺麗だよね、角田山の木道ってば。 背の高い花が咲いていましたよ。

      
  キツネノカミソリはこんな感じ。猛暑はキツネノカミソリにも影響したのかも。

    
  フェーン現象の時は遠い山並みも見えるとか。観音堂からの日本海。
  左写真には淡島がポツンと浮いているのが分かるかな。
  右写真には実は鳥海山まで見えている。かなりがんばってコントラストをいじったのだけど、分かるかなぁ。
  薄青の山並みの左端のさらに向こうに一番高い山がうっすらと見えるかな。それが鳥海山。

   7時45分 登山開始。  7時56分 最初のベンチ。  8時49分 二番目のベンチ。
   8時55分 五ケ峠コースとの合流。  9時05分 灯台コースとの合流。  9時10分 三望平園地
   9時26分 山頂到着。  9時38分 観音堂。コーヒー休憩。  10時03分 下山開始。
   10時14分 角田山山頂。  10時28分 三望平園地。  10時33分 灯台コース分岐。
   10時41分 五ケ峠コース分岐。  10時46分 二番目のベンチ。  11時30分 一番目のベンチ。
   11時44分 駐車スペース到着。

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8月13日  熊野岳
この夏休みは、とりたてて旅行の計画がない。
日帰りであちこち行こうという予定ではあるのだが、なにせ猛暑日が続いている。
体も疲弊している。
と、いうことで、今度こそ楽々登山でお花を見られる、しかし連休にしか行けないちょっと遠めの山を選んでみた。
蔵王連峰の熊野岳である。
あそこにはコマクサの群生地がある。しかも、自動車でほぼ山頂と同じ高さまで行けてしまう。
日帰りでは覚悟が必要な遠い場所ではあるが、こんな時だからこそ行けるのである。

さて、8月13日。早朝4時に起床、5時を少し回ったあたりで自宅を出発。
高速道路代を節約すべく、山形県南陽市経由で東北入りをして、その後ナビの案内するままに、東北中央自動車道米沢インターから福島ジャンクション経由で東北自動車道白石インターで下りて、県道12号エコーラインで蔵王入りした。
いつもは、南陽市から東北中央自動車道で蔵王の北がわを回って、村田ジャンクションで東北自動車道に合流したが、どっちが早いのかはちょっと分からない。米沢から福島ジャンクションまでの区間は無料区間だったので、ラッキーだった。
順調にエコーラインを蔵王に向かって進む。
途中、三階滝の滝見台があるので、百選の滝にご挨拶。
この滝は遠望の滝なので、いつもかすんで見えるのだが、午前中だったために、いつもよりはハッキリと見えた。

  
  左に三階滝、右に不動滝。ツーショットで見えているんだけど、わからないなぁ。

      
  三階滝。左から全体像、上がわ、下がわ。緑に飲み込まれそうだ。

    
  少し遠くにある不動滝。二段になって落ちている。

さあ、ここからさらに標高を上げて、有料道路のハイラインを経てお釜まで行くぞ。
と、思ったら、ハイラインの曲がり角を曲がってすぐくらいに前を行く自動車がピタっととまってしまった。
カーブで見えなかったのだが、予想していた渋滞が始まったらしい。
山形がわから来る自動車との合流で渋滞。さらに料金所(普通車1台550円也)で渋滞。
しかし、ここの渋滞はまだマシだった。
駐車場に入るための渋滞がけっこうひどかった。
遠い第4、第3、第2と自動車が流れているので、パスしてしまったら、第1駐車場の入り口でガッツリ止まってしまった。
ここまで来てしまったら、Uターンして前の駐車場に入ることもできなくなってしまい、結局15分くらい空きが出るまで待つハメになってしまった。
おかげでレストハウスに一番近い場所に駐車できたけれど。
支度をして出発。
まずは刈田岳にご挨拶。

    
  刈田峰神社奥宮には御朱印を求める人で行列。初めて見たのだが、刈田岳山頂のさらに奥に石積みの避難小屋があった。

      
  ヤマハハコ。トウチソウ。アキノキリンソウ。

    
  ミヤマコウゾリナ、イワオトギリ。

レストハウス前まで戻り、今度は熊野岳へ歩き出す。
リフトを利用して来る人など、とにかく軽装の観光客が多い。
さすがにお盆休みのど真ん中である。

      
  青空が広がっていると思っていると、ふわーっと霧が湧き、真っ白になる。

      
  あれ~、こんな場所でウェディングフォト?外国人ご一行が撮影していた。
  青空の下に石室避難小屋が見える。まずは、蔵王山神社方向に登って行く。

      
  蔵王山神社。ここにも石造りの避難小屋がある。向かい側の山の手前に蔵王温泉ロープウェイからの道がついているのが見えた。

      
  下りはコマクサのたくさんある石室避難小屋方向から。
  霧が出てきた。尾根のコマクサはもうまばらになっていたが、石室避難小屋から下る道はコマクサだらけだった。
  ロープが張られた足元にもコマクサがはみ出て咲いているので、至近距離で見ることができる。

      
  
      
  お釜の縁が見える。
  コマクサがお釜を覗いている。
  コマクサについてまったく知らない人が下って来て、これはなんという花なんですか、と、聞いてきた。
  人によって興味はそれぞれ、知らなくても罪ではない。これを機会に興味を持ってくれると嬉しい。
  コマクサですよ。高山植物の貴婦人ですよ。どこでも見られるとは思わないでね。
  ところで、おや~?石室避難所のそばでもあの外国人のウェディングフォト撮影隊が。
  いったいどういうシチュエーションで撮影しているのやら。根性を感じた。

    
  レストハウスに向かって歩き出す。お釜が霧で出てきたり隠れたり。
  あら、あの岩ったら、転びそうで転ばない。大きな岩なんだよ。

思いがけずたくさんのコマクサを見ることができて、大満足の熊野岳だった。
あとは、もう少し標高の下った場所にあるコマクサ平に行って、不帰の滝と振り子滝を見て家に戻ろう。
と、コマクサ平の駐車場に行ってみるとガラガラ。自動車が停まっていない。ヘンだなぁ。
雨が降り出して来ていたが、すぐそこなので自動車を下りて行ってみたら、あらまあ、もうコマクサはほとんど咲いていなかった。

    
  コマクサ平のコマクサは白っぽいものもある。

いや、それより問題は霧が濃くて、すぐ近くに落ちているはずの不帰の滝もちょっと遠くに落ちている振り子滝もまったく見えない状態だったのだ。
滝を見るのに、大敵は雨ではない。霧だ。というのは、さんざん滝を巡っている我々の見解だ。
ああ、行きに三階滝を見ておいてよかった。
この霧の濃さでは、きっと三階滝も見えなかっただろう。
それにしても、これでは消化不良だ。
お釜に向かう道の入り口を通り越して山形がわにある湿地に行ってみるか。
雨がひどかったやめて山形がわから帰ってもいいし。
と、自動車を再び山頂方向に向ける。
有料道路の入り口を通り越して、山形県に入り、蔵王刈田リフトまで来たがまだ雨は強い。
ダメだね、諦めよう、とリフト前を通り過ぎたら、あら、急に雨がやんだ。
リフト乗り場からそれほど離れていない御田ノ神園地の入り口まで来たら、道路まで乾いている状態だった。
歩けるじゃん。
ということで、なんとか自動車をUターンできる場所まで下って(これがかなり距離があったのだが)リフト乗り場まで引き返し、一番園地に近い場所に駐車して歩き出した。

      
  御田ノ神湿地の木道。イワショウブ、わずかに咲き残ったキンコウカ。

      
  ええーっ、なんで今頃チングルマが咲いているの。穂を見つけるのも難しい時期なのに。

      
  ひなん小屋というかわいらしい小屋。ここで引き返す。
  タテヤマウツボグサが小屋のあたりに、リンドウは入り口あたりに少しだけあった。

やっと歩き出したものの、湿原はすでにお花のシーズンを終えていたらしく、見えるのはイワショウブばかり。
リンドウが咲いているんじゃないかと思ったが、それにはまだ早い感じ。
意外にもウメバチソウの姿がなかった。
蝶もまったく飛んでいなくて、多少期待ハズレだった。
しかも、園地を出て車道に乗ろうとしたときに土砂降りの雨になって来た。さっきまで降っていなかったのに、突然である。
傘は持たずに歩いていたので、びしょぬれになって車道を歩き、自動車に戻った。
あーあ、最後の最後で濡れちゃった。
でも、まあ、十分楽しんだ。
遠刈田の温泉に入るつもりでいたが、山形がわに来てしまったので、大半を下道を利用して、そのまま自宅に戻ることにした。
日没くらいには自宅に戻れましたよ。


   9時23分 三階滝滝見台。 自動車移動。渋滞。 10時15分 お釜第一駐車場。 10時24分 レストハウス出発
  10時30分 刈田岳山頂。 10時37分 レストハウスからの刈田岳と熊野岳の分岐。 10時43分 リフトへの分岐
  11時09分 石室避難小屋へのコースの分岐。  11時23分 山頂到着。昼食休憩。  11時53分 下山開始
  11時59分 石室避難小屋コースへ。  12時12分 石室避難小屋。  12時55分 リフトへの分岐。
  13時ちょうど。 レストハウス。  自動車移動。
  13時25分 こまくさ平。  13時35分頃 こまくさ平出発。  自動車移動。
  13時49分 リフト駐車場。  13時52分 御田ノ神湿地コース入り口。  14時06分 避難小屋。
  14時21分 リフト駐車場。

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8月26日 一切経山

もはや、文字にして書くのも面倒くさい、連日猛暑日が続いている。
登山して花や蝶を見たいのではあるが、とにかく暑い。
行くのであれば、涼しい山がいい。
悲しいことに新潟県には自動車で標高の高い場所まで行けてしまう山は本当に少ない。
結局、長野、群馬、福島の隣県に頼らざるを得なくなってしまうのが、猛暑の時の新潟の登山である。
と、いうことで、この日は福島県の一切経山に行くことにした。
ほぼ毎年お世話になっている、お手軽で色々な花を見ることができて、標高の高い場所からスタートできる山である。
8月も最後の週末、午前10時ころに到着したにも関わらず、浄土平の駐車場はそろそろ満車になりそうな感じだった。
吾妻小富士に人が列をなして登って行っているが、あっちがわの山は登る気がしないなぁ。
見るからにがれきばっかりなんだもの。
一切経山か東吾妻山にするか、ちょっと迷ったが、一切経山がわの雲も流れが速く、きっと魔女の瞳こと五色沼もよく見えるだろう。
では、一切経山に向かうとしようか。

      
  浄土平から見える噴煙。黄色い硫黄がよく見える。
  キツイ階段を登って行く途中、羽化したてのキベリタテハが遊んでくれた。ダンナの靴にとまっている。
  酢ケ平避難小屋から先の急登はもう、ぜいぜい。とにかく直射日光が暑くて、足元は石車で滑りやすくて、地獄のようだった。
  こんな場所になぜか犬連れの登山者が多く、少なくとも5匹の犬たちを見た。この急坂は抱っこされている犬もいたけれど。
  それにしても、この硫黄くさい登山道は、犬にとっては別の意味でとんでもない地獄かもしれないな、と思った。

    
  稜線に出て、振り返ると吾妻小富士。霧が出てきて幻想的。
  雲が湧いては消える。着いた時には五色沼は綺麗に見えていた。

    
  雲海も見える。五色沼から右に首をめぐらすと、吾妻高原風力発電所の風車などが見えた。

        

      
  刻一刻と雲は変化して、魔女の瞳を隠してしまう。
  日が陰ると、寒いくらいの山頂だった。

    
  帰りは鎌沼を回ってのいつもの通りの周遊ルート。

    
  アキノキリンソウ。本当にたくさんあったリンドウ。

      
  リンドウは浄土平でも登山道でも、鎌沼周辺でも咲いていた。
  ウメバチソウと、ミヤマリンドウの咲き残り。

      
  モンキチョウ。ニガナ。オトギリソウ。

      
  もう紅葉している葉っぱも。
  真ん中のクロウスゴは食べられると昨年研究しに来ていた人に教えてもらった。
  食べてみたけど、味がしなかったぞ。ダンナがよく熟しているのをみつけて食べたらほんのり甘かったって。
  右は赤い実だけど、何の実かしらん。

      
  高山植物の実三点盛り。ゴゼンタチバナ、アカモノ、マイヅルソウ。

山頂では寒いくらいだったのに、浄土平に来たらまた暑くなってしまった。ここだって標高1500メートル以上の場所なのにな。
それでも、ひと時の涼しさと、あっという間に去って行く山の夏を感じさせてくれた一切経山だった。

  10時06分 登山開始。  10時16分 旧一切経山への分岐(現在立ち入り禁止)  10時19分 東吾妻山との分岐。
  11時ちょうど 鎌沼との分岐。  11時04分 酢ケ平避難小屋。  11時18分 稜線に出る。
  11時41分 山頂到着。昼食休憩。  12時19分 下山開始。  12時47分 酢ケ平避難小屋。
  12時50分 鎌沼分岐。  13時21分 姥ケ原。  13時56分 一切経山への分岐。
  14時05分 駐車スペース到着。

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8月27日 多宝山

前日にわざわざ福島県まで行って避暑登山をしたのに、翌日の午後から予定がないということで、近場の山に行ってしまった。
とてつもなく空が青かったせいである。
この日もたぶん猛暑日だったんだろうな。汗が尋常ではなかった。
早い昼食を家で食べながら、花が多くて、蝶が多い場所はどこだろう、と考え、色々と候補を上げたが、どういうワケか多宝山に行くことになってしまった。
まあ、スカイラインを自動車で行けば、標高600メートル近くまでは行ける。
でも、600メートルくらいではカケラも涼しくならない。
現に、山頂の駐車場に遊びに来ている観光客の自動車も数えるくらいしかいない。
多宝山に登るのに一番近い大平園地の駐車スペースは工事中で入れないようになっていたが、向かい側は進入禁止になっていなかったので、そこに駐車。
暑いのを覚悟して、まず大平園地へと登る。

      
  空が青い。さっそく蝶が遊んでくれた。タムラソウとクズ。

    
  越後平野はこれから稲刈り。ボタンヅルかな。

    
  大平園地から弥彦山頂を望む。
  方位盤のある場所から佐渡ヶ島がよく見える。
  それにしても、方位盤の大切な方位盤部分が取り外されてなくなっていたが、どうしたんだろう。

大平園地から少し下って、スカイラインを渡って多宝の登山道になるのだが、この下る道がほぼ藪。
そりゃそうだ。この低山にこの猛暑の時に行こうなんていう人はほぼいないだろう。
草とくもの巣をかき分けて、道路を渡ると、工事現場と化している登山道の入り口が見えた。
なにやら、工事用の簡易モノレールまで敷かれている。
レールは多宝山の山頂に向かって伸びているようだが、何の工事なんだやら。

      
  うえ、藪漕ぎ。ツリガネニンジン、オトコエシ。

      
  スカイラインを渡る。登山道のすぐ脇にレールが敷かれている。

      
  ハギ、オヤマボクチ。

    
  今までの気象ドームと比べると大きくなりそうである。

カラっからに乾いて石車と化して滑りやすくなっている道を喘ぎながら登って行くと、山頂に建造物が。
おわ~。なんか、デカいものを建てているぞ。
下から気象ドームが見えていたけど、こんな建設途中の建造物は見えなかったぞ。
気象ドーム、どこに行った。と、思ったら、陰にかくれてちゃんとありましたよ、気象ドーム。
モンキアゲハが飛んできたのを追いかけたりしていたら、単独の女性がやって来てすごい工事ですね、と話しかけてきた。
草ぼうぼうで、石碑があったはずだけど、どこに行ったのかしら、と聞かれたけど、知らない。
草をかき分けて探してみたけど、分からなかった。
工事のために現状が多少崩されているのかもしれない。
てっきり子供の遊具を作っているのかと思った、と女性が言っていたけど、資材を運ぶ簡易モノレールが遊具だったら、乗るわ、私。


      
  クサボタン、アザミの仲間、タムラソウ

      
  シシウド。センニンソウ。

その後またひいひい喘ぎながら、危うく転びそうになりながら下山。大平園地に戻って、木陰になるベンチで持参したアイスコーヒーでいっぷくした。
氷と水とポーションタイプのコーヒーで手軽にアイスコーヒーになる。めちゃくちゃ暑い日には病みつきになりそうにうまかった。

  12時40分 駐車スペースから大平園地へ。  12時51分 大平園地。ちょっと撮影タイム。
  13時ちょうど 方位盤。  13時10分 スカイラインから多宝山登山道へ。  13時29分 山頂。
  13時39分 下山開始。  14時ちょうど スカイライン。  14時15分 大平園地。コーヒータイム。
  14時30分 駐車スペース到着。

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9月2日 斑尾山

例年、秋の初めに訪れている斑尾山。
今年は猛暑続きで、まだ9月も始まったはかり。近場で花も楽しめてそこそこ涼しい場所を求めて行ってみることにした。
夏休みも終わったばかりで、キャンプ場にはほぼお客さんは入っていないようだった。
係の人がちょうど軽トラで乗りつけて、登山開始する我々に「ここが最後のトイレですよ」と遠くから声をかけてくれたので、こちらも大声で「使わせてもらいました、ありがとうございます」と返す。
猛暑で、遮るもののないゲレンデから登るこのコースをこの日に選ぶ人はほとんど無い様子で、我々の少し前を単独の男性が歩くだけだった。

      
  ゲレンデには穂になる前のススキ。県境の木から今登ってきたゲレンデを見下ろす。

      
  今までちょっと遅くて見ることができなかったヤナギランが咲き残っていてくれた。
  真ん中の写真は超ちっちゃいヤナギラン。健気に咲いている。ストックの先と比べてみて。
  右写真、大明神岳から見た野尻湖。黒姫山や飯縄山が見える。

      
  蝶にもたくさん逢えた。ハンゴンソウにとまるヒメアカタテハとミドリヒョウモン。
  帰りはゲレンデの草の上を下山。踏み跡ではない場所だったので、草で滑りそうになってしまった。

登山開始にはほぼ人がいなかったキャンプ場。下山時にはけっこうな数のテントが設営されていたり設営中だったりした。
まだまだ夏を楽しんでくださいね。


      
  下山後はお決まりの沼の平湿原に行ってみた。
  ちょうどシラヒゲソウが最盛期のようで、たくさん咲いていた。
  右写真はサワギキョウ。

      
  なぜか湿原の葦などを草刈りの最中。なんだか湿原なのか荒地なのか分からない風景になっていた。
  でも小さな花はたくさん咲いている。シラヒゲソウ。ミゾソバ。

      
  キツリフネにツリフネソウの大群生。 あ、同じ花にミドリヒョウモンが2頭。

      
  数珠繋ぎのツルリンドウ。オオヒナノウスツボかな。ミソハギ。

    
  オモダカかな。オタカラコウ。

結局、期待していたアケボノソウやトリカブトはまだ蕾にもなっていない状態だった。
もう半月ほどあとかもしれない。
だとすると、きっとシラヒゲソウは咲き残りの状態。なかなか花のピークは一緒にならないね。

  9時20分  登山開始。  9時36分 リフト施設。  9時58分 ゲレンデのてっぺん。
  10時33分 樹林帯入り口。  10時45分 万坂峠からの道の合流点。  11時ちょうど  斑尾山山頂。
  11時09分 明神岳到着。昼食休憩。  11時45分 下山開始。  11時54分 斑尾山山頂。
  12時07分 万坂峠からの道の合流点。  12時45分 樹林帯入り口。  12時50分 ゲレンデのてっぺん。
  13時03分  リフト施設。  13時13分 駐車スペース到着。


  13時31分 沼の原湿原到着。  14時01分 見晴らしのいい丘。  14時59分 駐車場に戻る。

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9月9日 湯ノ丸山

台風ぐすれの温帯低気圧のせいで、太平洋側は大雨になった日、幸いにも日本海側の我々は雨にはあわずに、どちらかといえばいいお天気に恵まれた。
ただし、蒸し暑い。
やっぱりこの時期に行くなら標高の高い場所で、さらに楽に登れる場所だろう。
と、いうことで、チョイスしたのは、長野県四阿山だった。長野県とはいえ、群馬県との境にある四阿山。
実は群馬の嬬恋からゴンドラで標高を稼ぐコースがあったので、そちらから登ってみようということで出発。
ちゃんと群馬県入りして、キャベツ畑の真ん中を快適に走るパノラマロードを経て、パルコール嬬恋まで行ったのだ。
しかし、長野では晴れていたのに、群馬に来るなり、上空がどんより。ゴンドラ乗り場に着いたら、もう真っ暗で、山は雲の中にすっぽりと隠れていた。
こりゃ、もし山頂が晴れていたとしても、ロクな登山にならないぞ。
仕方がない、諦めよう。
どうやってこの先の時間を潰すか考え、帰路の途中にある湯ノ丸山に登ることにした。
湯ノ丸山に至るまでにも雨が降ったりしていたのだが、出発時には多少明るくなっていた。
悩んだ末に出発。
結果、雨にあたることもなく、快適な登山ができましたよ。


      
  前に登った時に気がつかなかったキャンプ場のそばにある日窪湿原を一周。もう花の季節は終わっていた。
  親子連れとほぼ同時に登り始める。アサギマダラがアザミにやって来たので、教えてあげる。

      
  あ、キベリタテハ。なぜそんな地面の枯れ草の中に隠れるかなぁ。蝶に見えないじゃないの。
  登山道の脇にウメバチソウが咲いている。マツムシソウやノアザミも咲いていた。

      
  トモエシオガマかな。ウスユキソウやリンドウなどなど。

      
  リンドウはたくさん咲いてましたね。道はだんだん岩っぽくなってくる。
  あそこが山頂かしら、と思っていたらもうちょっと先だったりして。

      
  ごはんを食べたあとに、北峰のほうにも行ってみた。
  もうボロボロになったベニヒカゲを見られましたよ。

      
  イワインチン、シラネニンジン?、ノアザミ。
  北峰は岩々。岩の間に道標らしきものがある。

      
  下界は雲の中だ。あ、ホツツジが咲き残っている。あ、ヤナギランもまだ残っている。

      
  ウメバチソウはあちこちに。蝶もたくさんいましたよ。特に笹の中にゴイシシジミがたくさん飛んでました。
  写真の蝶はヒョウモンチョウの仲間。種類はダンナのサイトを見て~。
  帰りはリフト乗り場からキャンプ場に向かって下ったのだが、これがまあ、牛の通り道でして。
  牛の足跡やら落とし物やら、なかなかキケンな道でした。
  たぶん、これじゃあ、キャンプ場にも牛が訪問しますぞよ。

  11時10分 登山開始。  11時26分 キャンプ場。  11時30分 日窪湿原。
  11時36分 日窪湿原一周おわり。  11時45分 中分岐。  11時54分 鐘分岐。
  12時43分 湯ノ丸山山頂到着。昼食休憩。  13時17分 北峰に向かってスタート。
  13時29分 北峰。  13時44分 湯ノ丸山山頂。  14時28分 鐘分岐。レンゲツツジ群生地脇のコースへ。
  14時35分 湯ノ丸高原の看板。  14時48分 リフト山頂駅。ゲレンデを下りずにキャンプ場に向かう道へ。
  15時ちょうど キャンプ場。  15時11分 駐車スペース到着。
  
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9月17日 摂田屋

オマケの番外編です。
旧友と一緒に長岡市の摂田屋という醸造の町に行ってきました。
日本酒や味噌醤油などを作っているお店が多く集まっている町で、とても古いサフラン酒という健康酒などの醸造元があった場所でもあります。
ここ20年ほどで観光地化が進み、蔵に装飾されたこて絵などを鑑賞できるようになりました。
とても興味深い街歩きができる場所ではあるんですが、この日が9月の半ば過ぎだというのに35度以上の猛暑日になる日でして、歩くには過酷な状況。
結局、暑すぎてこて絵だけを見て、あとは自動車でぐるっと回るだけになってしまいました。
また気候のいい時に歩きたいものです。
県外の方にもオススメの場所なんですよ。

    
  旧機那サフラン酒本舗のこて絵。
  十二支なんだそうですが、猿と蛇は無いとか。猿は去るを連想させて、商売にはNGなんだって。

  これ、笑う狛犬ならぬ狛キツネのお稲荷さん。

    
  ね、笑っているでしょう。私的にはツボでした。

あとは、道の駅はなび館に行って花火の映像を見たり、花火のゲームしたりしました。
長岡、なかなか楽しい町でした。

 摂田屋についてはこちら、長岡の道の駅はなび館についてはこちらも参考にしてみてください。

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9月18日  国上山

ダンナが同窓会で留守にする三連休の最終日、ここしばらくマトモに歩いていないということに気がついて、近くの山に登ることにした。
ただ、買い物などの用事を済ませてからなので、登山の時間も限られている。
一番手軽で無職の間一番お世話になった国上山にお礼かたがた登ってみることに。
しかし、この日も9月にあるまじき30度超えの真夏日。
ちょうどお昼を山頂で食べる時間だったので、とんでもない汗をかいての登山になってしまった。

      
  実は国上山にしたのは、ツルリンドウがたくさん咲いているはずだと踏んだからなのだが、花はおろか、葉っぱもみつけられなかった。
  登山道はまだまだ夏っぽかった。花はようやくキバナのアキギリがあったくらい。
  クルマバハグマも蕾が開きかけている状態だった。

     
  それでも、秋は準備中の状態を見せてくれている。
  山頂はギラギラの夏日の日差しのなか、ススキがゆれていた。

      
  山頂付近には、タムラソウやオトコエシが咲いていた。
  真ん中のキノコの切り株、芸術的でさえある。

こんな暑い日に国上山に登るなんて思う人はほとんどなく、通常の逆回りをする私がすれ違ったのは、4組きり。
山頂で初めてお寺から登って来た家族連れが、子供がこっちのほうが本当の登山道なのだ、と蛇崩れのほうに誘導していた。
お父さんも蛇崩れがわのほうが時間がかかるルートだと知っていたらしいが、時間がかかるということはなだらかなのだ、と判断していた。
いや~・・・・。
何事も経験なので、口出ししなかったが、蛇崩れがわは決してなだらかではないぞよ。
お寺より標高が低い場所まで下ってまた登るから時間がかかるんだぞよ。
でも、蛇崩れの景観はなかなかおもむき深いので見て欲しいのよん。
とにかく、私も含めてこの日国上山に登った人たち、暑い中、ご苦労様でした。

  11時ちょうど 駐車スペース出発。  11時05分 林道から登山道へ。  11時15分 お地蔵さん
  11時24分  弥彦村登山口との分岐。  11時53分 蛇崩れ。  11時59分 黒滝城址への分岐。
  12時07分 山頂到着。昼食休憩。  12時38分 下山開始。  12時43分 展望台分岐。
  12時48分 五合目。  1時ちょうど 国上寺。  1時03分駐車スペース到着。

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 10月15日  白馬岩岳マウンテンリゾート
毎度、オマケです。
旧友と紅葉狩りのつもりでバス旅行に参加しました。
例年であればとても綺麗に紅葉しているはずの白馬。
今年はまだ紅葉していませんでしたね。しかも、雨。せっかくのマウンテンリゾートも傘を差して歩く始末。
でも、バス旅行のいい所は、勝手に係の人が手配してくれるし、勝手においしいお食事が出てきます。
これはこれで、気楽に楽しめる旅です。

    
  コートヤード・バイ・マリオットでの豪華昼食。

    
  ゴンドラに乗って出発。標高1289mまで8分で行くそうだ。
  けっこう長いこと乗っていて、ちょっとジェットコースターみたいな感じだった。
  ところが、窓に雨の水滴がついてしまって、カメラのピントがどうしても水滴に合ってしまう。
  山の風景が全く撮れなかった。

    
  ゴンドラ山頂駅。
  青空が見えるけど、雨だったのよ。大気、不安定。
  右は山々の風景に飛び出すように乗れる大きなブランコ。500円也。

    
  これは白馬の山々が見渡せるカフェ。白馬マウンテンハーバー。
  でも、雨で白馬、見えませんでしたよ。しくしく。
  パン屋さんもにぎわっていた。

白馬岩岳マウンテンリゾートについてはこちらを参考にしてください。

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11月3日  奥会津
今回もオマケです。
おなじみの紅葉フェチの旧友とドライブに行って来た。
彼女は紅葉のきれいな風景を見たくて仕方ない人で、今回は目的地があった。
只見線の橋梁を見たいという。
何かの写真雑誌で只見線のかわいらしい列車がアーチを描いた橋梁の上を走っている図を見たらしい。
とても紅葉が綺麗だった、とか。
彼女は鉄道ファンというワケではないので、只見線が走っていようがいまいがそれはどうでもいいそうで、ただ、その風景を見たいのだそうだ。
と、いうことで、行ってきましたよ、道の駅「尾瀬街道みしま宿」

    
道の駅みしま宿。建物に向かって立って右手、つまり柳津がわにあるトンネル方向に歩く。

    
トンネルの脇に階段状の遊歩道があり、3分も登らずにその一の展望台。そこからはこんな風に見えます。
ここでいいと友人は思っていたようだが、たまたま上から下って来た人が上のほうがよく見える。
登った甲斐がある風景だし、そんなに大変ではないよ、と教えてくれたので、行ってみることにした。

    
そもそも下調べでかなり大変な階段を登るというので、友人などは登山靴に履き替えていたのだ。
3分で諦めていてはもったいない。

    
ただ、やっぱり日頃運動していない人にはキツい階段だ。
この日は11月にあるまじき25度に迫る気温になっていたので、汗もかく。
で、展望台のその二から見えるのが右の写真。こっちのほうがやっぱり綺麗だ。

  
手すりのすぐそばにはカメラマンが三脚を立ててたくさん陣取っていたので、よいアングルがとれなかった。
どうもあと30分ほどで列車が来るのを待っているらしい。我々は鉄道ファンではないので、待たずに退散。

その後、只見町まで戻り、八十里越え方向に行った八十里庵というお蕎麦屋さんでそばを食べ、田子倉ダム沿いの国道252号の紅葉を楽しみながら帰った。
それにしても、只見線沿線、ここぞという絵になる場所にはかならずカメラマンが三脚を立てていたのにはびっくり。
さらには、なぜか新潟県がわに入ると、カメラマンがほぼいなくなるのにもびっくり。
どうも新潟側にはよいフォトスポットがないのか、只見線は福島県のものとカメラマンは思い込んでいるのか、どっちかなんだろうな。

とてもよいお天気、田子倉ダムからは蒲生岳の鋭角がとてもよく見えた。
そういえば、蒲生岳の登山口の駐車場もほぼ満車でしたよ。

  
  国道上から見た蒲生岳。三角形きわまっている。

    
  空気が霞んだ日だったので、紅葉の見栄えはイマイチでした。

今回も車窓より「あいよしの滝」を撮って、今回の紅葉狩りは終了した。

  日陰になっちゃった。道が工事中なので、ちょっと見落としがちである。

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11月4日  戸倉山
今年は、10月の後半に色々行事があったうえに、週末の天候が不安定だった。
というワケで、紅葉を追って登山をできないままでいた。
さて、11月三連休。どこの山の紅葉がいいだろう。
猛暑の夏を乗り越えて、山の木々は多少痛みぎみだという。あまり期待はできないかな。
例年行っている戸倉山に決めて、前日に天気予報が悪い方向になったが、くもりでも夕方から雨の予報なので、とにかく行ってみよう、ということになった。
11月4日の土曜日の朝は思ったより晴れていた。
8時半前に自宅を出発して、10時少しまわったあたりで白池の森に到着。
その途中の県道225号で見慣れないのぼりを見た。
ムム、なにやらゼッケンを着けたランナーが走っているぞ。
おお、トレイルラン開催中なので、ランナーに注意してください、という立て看板まであるぞ。
トレイルランって、戸倉山を?
まさかそんなワケあるまい、と支度をして登山開始。
白池を通り過ぎて、諏訪神社跡の祠に出るまで、トレイルランのことは忘れていた。
しかし、なんと、道標にトレイルランの道しるべの黄色いテープが巻かれていたではないか。
げ、ここ、コースじゃないの。
登山道にヒラヒラと黄色いテープが結び付けられている。
しかも、後ろから一人、さらにもう一人、ゼッケンをつけた人が走って登って来た。
ひえーー、ここ、走って登るのかーーー。
なんと、ダンナったら、追い越され際に何キロ走るんですか、と尋ねた。
79キロです。
え、1日でですか?
1日で、ですよ。
笑ってランナーは走り去った。
高速道路で言うならば、我が家の最寄りインターの三条燕インターからたぶん米山インターを通り越してもっと先まで行ってしまうだろう距離である。
しかも、こんな山。
山頂まで行くのか。いや、そんなばかな。
疑問を持ちつつ登って行く。
と、角間池で、塩の道と戸倉山の登山道が分かれる場所があるのだが、黄色い目印は塩の道の方に行っていた。
つまり、戸倉山の山頂までは行かないのである。よかった。この先、もっとのぼりがキツくなるもの。
そうか、塩の道を使ったトレイルランなんだな、とここで気づく。
後ろから来るランナーに気を使いながら登っていたが、この先はランナーはいない。
マイペースで登れる。
と、思いきや、今度は下って来る団体がいた。
紅葉日和のこの日だもの。そりゃ登山者も多いわな。
10人ほどの大団体さんが2組ほど下って来て、この団体さんと山頂で一緒でなくてよかったと思う。
あの狭い山頂、この人数は収容できまい。
我々がたどり着いた時には2人しか山頂にいなくて、のびのび昼食が食べられた。
ここまでお天気は晴れ。太陽の光に恵まれた。
が、昼食を食べている間に雲が湧き、さっきまで見えていた雨飾山まで覆われてしまった。
午後から雨マークが出ていたから、雨に降られてしまうかも。
のんびりせずに撤収して下り始めた。
さて、角間池から下はまたたくさんのトレイルランナーとすれ違った。
ゼッケンが100番よりも大きかったので、少なくとも100人以上の参加者がいるのだと思う。
山の楽しみ方は本当にたくさんあるものだ、と思った。

    
  遠くの山の一番右側の突起が雨飾山。右は戸倉山の紅葉。

      
  まだアキノキリンソウが。え、スミレが咲いているぞ。ウラナミシジミも飛んでいた。

    
  白池。いつもは人でにぎわっていたはずなんだけど、今日は誰もいなかった。

    
  諏訪神社跡から見た白池。そして、その反対側の紅葉。いつもここは圧巻。

    
  これがトレイルランの道案内テープ。角間池まで随所にくっつけられていた。

    
  紅葉は角間池の上が一番ピーク。

    
  赤や黄色がとにかく美しい。

    
  稜線に出ると、ブナの木々も美しい。
  北アの展望台は、白い雪をうっすらと被った山々が見えた。手前は紅葉している山だ。

    
  山頂から、雲の湧いてきた雨飾山。右は下山時の紅葉。

    
  諏訪神社跡。雨飾山がうっすらとしか見えなくなってしまった。

      
  蔦が赤くそまって、杉を飾っている。雲の上に雨飾山の双耳峰が見える。右はマユミかな。

  10時24分 登山開始。  10時40分 見晴らし台。  11時53分 白池。  10時57分 諏訪社跡。
  11時11分 角真の分岐。  11時18分 角間池。  11時31分 稜線。  11時53分 山頂。
  12時26分 下山開始。  13時ちょうど 角間池。  13時07分 角間の分岐。  13時19分 諏訪社跡。
  13時22分 白池。  13時46分 林道経由で駐車スペース到着。


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11月23日 角田山
週の半ばの休日である。
2台の自動車のタイヤ交換や点検などで半日を使ってしまったのだが、珍しく穏やかに晴れた休日がもったいなくて、近場の山に行ってみることにした。
この週末に雪予報が出ているにもかかわらず、もんやりと暖かい一日で、最高気温は20度を超えていたと思う。
11月も後半の新潟にあるまじき暖かい日だ。
此の入沢コースの往復になったが、それでも汗をかいての登山になった。
暖かな気温で山に紅葉を見に行こうという人が多かったのか、山頂は子供連れなどでにぎわっていた。

      
  此の入沢コースの最後を彩る花であるアケボノシュスラン。さすがに11月の初めならなんとか見られるかなと思うが、まさかこの日に見られるとは。
  たった1つだけ咲いていたんですよ。
  あとは実ですな。ヤブランの実。青いのはジャノヒゲという草らしいんだけど、分かりません。

      
  とても綺麗に紅葉している木も。観音堂から見た飯豊方面の景色はもやっと霞んでいた。
  飯豊の山並みは真っ白だったけど。

    
  草も実になっている。ギボウシの実やら、なにかしらユリ科の実やら。

    
  よいお天気だったんですよ。唯一花らしい花だったのが、このアキノキリンソウ。

  10時49分 角田浜駐車場出発。  10時52分 林道入り口。  11時13分 林道から登山道へ。
  11時38分 桜尾根コースと合流。  11時07分 お地蔵さん。  11時22分 灯台コースと合流。
  12時25分 山頂到着。  12時34分 観音堂。昼食休憩。  13時05分 下山開始。
  13時18分 山頂。  13時33分 お地蔵さん。  13時53分 此の入コースへ。
  14時13分 林道に出る。  13時45分 角田浜駐車場。


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11月26日 国上山
毎週末雨の予報が出ていて、この週末もあまり芳しくない予報だった。
のに、当日になって晴れマークが出た。
いいお天気だよ。
でも、日曜日しかお休みがなかった週なので、買い物などの用事がある。
それを片付けてからの出発なので、手近な国上山に行くことにした。
けっこうたくさんの自動車が駐車場に並んでいて、このお天気を山で過ごしたい人が多いのだと分かる。
稚児道から登って行くと、意外にもたくさんの赤や黄色に紅葉する樹木が多い山だと分かった。
お天気にさえ恵まれたら、混雑する弥彦のもみじ谷よりもずっといいかもな、なんて思ったりした。

      
  翌日に遭難事故を想定した訓練があると貼り紙がしてあった。その下見なのか、消防車が駐車スペースの見事なもみじの前に。
  ヤマガラかしらね。せわしく飛び回っていた。

      
  国上山がこんなに美しく紅葉する山だとは知らなかった。
  いつもの年よりも紅葉が遅かったのが幸いしたのだと思う。よい発見だった。

      
  あっち見てもパチリ。こっち見てもパチリ。あ、オウレンの実がドライフラワーになっている。

      
  稚児道でも、表の道でもたくさんいい紅葉を見ることができた。

  国上山境内にもきれいなモミジがありましたよ。

  10時22分 駐車スペース出発。  10時31分 林道から登山道へ。  10時44分 お地蔵さん
  10時54分  弥彦村登山口との分岐。  11時22分 蛇崩れ。  11時29分 黒滝城址への分岐。
  11時37分 山頂到着。昼食休憩。  12時05分 下山開始。  12時10分 展望台分岐。
  12時19分 五合目。  12時33分 国上寺。  12時39分駐車スペース到着。

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12月9日 弥彦山
12月にしては暖かい日が続く2023年である。
この日もなんと最高気温が18度を超えた、冬とは言えない土曜日になった。
しかも晴天。
こんな日にどこにも行かない手はないだろう。
ダンナは仕事なので、今回は単独で弥彦山登山をすることにした。
他にも登りたい山はあったが、まだ熊が冬眠していないらしい。
単独で熊の恐れのある登山はできない。熊はいないし、登山者も多いだろう弥彦山ほどいい山はなかった。
あまりにいいお天気に誘われた人は多かった。
神社から行く表参道の登山道はたくさんの登山者でにぎわっていた。
もしかしたら、今までの弥彦山登山で一番たくさんの人とすれ違ったかもしれない。
そんな12月の土曜日でした。

  登山口の鳥居のそばには11月30日に山じまいをしたので、自己責任で登山するようにとの立て看板。

    
  途中の道案内の上になにやら物が置かれている。
  近寄ってみてみたら、トトロとメイちゃんがクリスマスの恰好をしている粘土細工。
  登山者がおいて行ったのかな。だれかが持っていきそうな素晴らしいクオリティーでした。

      
  三合目から4合目に向かう道。青空に向かって登るのが気持ちいい。
  四合目のあたりにはいつも小鳥がいる。
  右写真は、里見の松からの風景。黄砂が来ているらしく、霞んでいる。

    
  九合目から見た日本海。佐渡も見えてはいるんですけどね。

    
  山頂より、多宝山、新潟平野。遠くに飯豊の山々が白く見えているんだけど。
  山頂の広場には本当にたくさんの人がいて、昼食を食べる場所をみつけるのも大変だった。

    
  二合目より下の登山道は黄色いモミジの葉っぱの絨毯だった。
  見上げるとまだ残っているモミジが光っていた。

  
  表参道の駐車場のそばにはまだ綺麗なモミジがあった。

  9時37分 駐車スペース到着。  弥彦神社、トイレ。あまりに暖かいのでダウンを脱ぐ。  9時51分 登山口。
  10時02分 一合目。  10時13分 二合目。  10時20分 三合目。  10時28分 四合目。
  10時30分 五合目鳥居。  10時38分 六合目。  10時43分 里見の松。  10時48分 七合目水場。
  10時57分 八合目。  11時04分 九合目。  11時16分 山頂。  11時30分 下山開始。
  11時40分 九合目。  11時44分 八合目。  11時50分 七合目。  11時54分 里見の松。
  11時58分 六合目。  12時06分 五合目。  12時09分 四合目。  12時14分 三合目。
  11時20分 二合目。  12時29分 一合目。  12時38分 登山口鳥居。
  トイレを経て12時51分 駐車スペース到着。

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12月16日 菩提寺山
相変わらず暖かい日が続いている2023年の12月。
この土曜日も西日本のほうでは夏日になった地域があるくらいのあったかい一日になった。
ただ、新潟では雨がちの日で、当初はどこにも行かないつもりだったのだが、あまりにあたたかい上に重い雲ではあるが雨の落ちて来る気配がない。
傘を差してでも歩けるくらいの山なら行けるんじゃないか、ということで、新津丘陵の菩提寺山に登ることにした。
まずは、入り口の白玉の滝にごあいさつ。

    
1台も自動車がとまっていない駐車場に自動車を入れて、滝に向かう。
水量がいつもよりかなり多く、豪快に落ちている。
最下流の雌滝の向かって右がわの隣にある沢も流れが多くなって滝状に落ちていた。
雄滝もすらっと落ちる優美な滝の姿ではなく、かなりドバドバ落ちている。

  
滝見台まで来てみたら、幅広の滝になっていた。
白玉の滝がこんなに幅広くなっているのは初めて見た。

    
駐車場から、新しく整備したらしく階段状になったショートカットの道から林道に行って菩提寺山に向かう。
白玉の滝の落ち口あたりまで行くと、イヌシデの群生地があり、そこにユキバタツバキが咲いていた。
ちなみに、ユキバタツバキは、ユキツバキとヤブツバキの中間種だそうな。
林道をそのまま進み、雨が降っては困ると林道だけで仏路峠まで行けないかと歩いたが、かなり遠回りに。
GPSアプリを確認しつつ林道をぐるっと回る感じでなんとかホトケチ桜のある場所に出て、いつもの道で登山道に。
とんでもなく時間と体力を使ってしまった。
雨は小雨程度で傘もささずに済んだのが幸いだった。
山頂にはさすがに誰もいなかった。
年の瀬の雨模様のこんな日にこの里山にのぼりに来る人もいないのだろう。
下山時は、もう林道は諦めていつものとおりへそ清水を通って白玉の滝へ。

    


  
ところが、林の中の細い道が沢どころか川状になっていて、歩きづらいったらありゃしない。
時間がかかったが、行きに林道を使ったのは実は正解だったのかも、と思った。
途中に、歩きづらい場所に置いてください、と補修用の小石の入った袋が置かれていた。
帰り道にみつけたので、協力はできなかったが、あの川になった道のためにはもっとたくさん石と協力が必要かもな、と思った。


  13時40分 白玉の滝駐車場出発。  13時45分 白玉の滝落ち口の橋。  14時ちょうど 高立・十ケ沢線に合流。
  14時18分 一夜堀線分岐。  14時21分 橋田登山口への分岐(ホトケチ桜)  4時23分 菩提寺山登山口。
  14時35分 仏路峠。  14時39分 山頂到着。  14時43分 下山開始。  14時46分 仏路峠。
  14時57分 登山口。  15時ちょうど 一夜堀線へ。  15時07分 へそ清水。  15時20分 林道とへそ清水の道の分岐。
  15時23分 白玉の滝落ち口の橋。  15時31分 白玉の滝駐車場到着。

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