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9時36分 国道145号から林道に入ってゆっくり走って20分弱、登山口に到着。
おお、さすがに土曜の朝だ。すでに10台以上の自動車が止まっているので、登山口がここだとすぐに分かった。
支度をして、登山口と書かれている林道に入って行く。 |
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9時38分 林道から本当にすぐ右側に案内板があり、やや後ろに戻る感じの登山道にとりつく。
けっこうな角度の尾根道を歩く。
周りは松の林だ。 |
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松葉と松ぽっくりがたくさん落ちている。
ずっと景色が変わらない、ずっと登り角度も変わらない道だ。
地味に体力削るなぁ。 |
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9時51分仕事道がまっすぐに続いているが、登山道は上へと続く道のほうである。ここでご夫婦とおぼしき2人とすれ違った。
「氷華」ですか、と尋ねられたので、そうだと答えたら、「氷華はこの道ではない」とのこと。なんですとーーー。
どうやら、この登山道と平行している林道のほうにたくさんあるらしい。
ここからもう少し登ったところにコンクリート舗装の林道があって、そこから下れば同じ駐車場に出る。この林道沿いにある、と教えてくれた。
十二ケ岳の山頂を登った帰りでも大丈夫だろうから、戻り道で見ればいいというので、その通りにすることに。
いや〜、彼らの教えてもらって、本当によかった。
9時58分 そのコンクリート舗装の林道に出た。
登山道はこれを横切って先に延びている。 |
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9時59分 そのまま直進するとすぐに別の林道が出てきた。
この林道は十二ケ岳に続く道で、右折して林道を歩くことになる。
霜柱が道の土を押し上げて、ぽっこぼこになっている。 |
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10時05分 林道から登山道に入る。
少しだけ細い杉の林の中を登る。 |
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すぐに樹木が広葉樹に変わって、辺りが明るくなる。
このあたりで、おお、これが氷華じゃないか、というものが数点あった。
でも、ほんのちょっと。
葉っぱの下になんとかある感じ。
この先にもあるのかなぁ。 |
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10時12分 朴葉が一面を覆っているあたりで、「カタクリ草の群生保護地域」という看板があった。
こんな所にカタクリの群生地があるのか。 |
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目の前が屏風のような地形になった。
どうやらあの屏風の上まで登らなくちゃならないらしい。
葉っぱが落ちているので、行く先がよく分かりすぎてかえって辛いかも。 |
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10時23分 やっとその屏風の上に到着。
ここで右に行くと十二ケ岳。左に行くと中ノ岳の山頂。
で、まっすぐに行くと、小野上温泉駅だそうだ。
我々は十二ケ岳なので、右。
今まで日陰だったが、ここでポカポカの太陽を受ける。 |
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10時29分 なだらかに登って行くと、目の前に案内看板。
なになに? 左は男坂250メートル、右は女坂470メートル。
少し迷ったが、どうせ二度と来ないだろうから、男坂を経験してみよう。
左の坂に向かって歩き出す。 |
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わっはっは。ホントにキツい。
手を使わないと登れないくらいの急坂になった。
ほぼ岩じゃん。 |
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10時35分 ロープ出現。
これ、ホントにロープを頼りに腕力を駆使しないと登れないレベルだ。
ロープに結び目があって、それが手がかりになるので、とても助かった。
一つ登り切って、日向に出たら、これが信じられないくらいの暖かい風が吹いていた。太陽に温められた空気が頂上に吹き上げられているみたいだ。
ホントに標高1200メートルの12月なのか。
さらに急坂は続く。
ここで下山してくる一行がいてびっくり。
男坂を下ってくるか。
どうも女坂のほうで氷華があるという情報があったらしく、そちらから登ったので、下りは男坂にしてみたとのこと。
氷華があったか尋ねたら、今回はまったく無かったそうだ。
その日その日でできる場所が違うらしい。
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10時48分 山頂到着。
数人の登山者がおのおの休憩中。
我々も陣取って早めだが昼食にすることにした。 |
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山頂は180度のパノラマだ。
こんなにぐるっと全部見えるとは思わなかった。
方位盤があり、見える山々の名前も書かれていたが、今一つわからない。
百名山が続々見えているらしい。 |
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これ、谷川岳方面。巻機山、白砂山、四阿山などが見えているらしい。
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これ、浅間山から群馬県庁方面。一番左が中ノ岳と小野子山。
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で、今年登った四阿山だけよく分かったのでアップにしてみた。
実にたおやかな山容だった。
1時17分 下山開始。
下りは女坂でしょう、もちろん。 |
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女坂とはいえ、いきなり急降下になった。
ずっとこれだと、男坂とそんなに違わないんじゃないの? |
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11時21分 小野上温泉駅に向かう道と分岐。
もうちょっと下ると、女坂の表示があった。 |
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分岐から先はかなりなだらかな下りになった。
落ち葉を踏みながら下って行く。
11時24分 小さな祠。
その先もなだらか。 |
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ずっとなだらかにじぐざぐに下って行く。
男坂に比べたら200メートル多いので、ジグザグで緩やかな道にしているのだと分かる。 |
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11時35分 男坂と女坂の分岐。
11時39分 尾根分岐
11時48分 カタクリ群生地
11時53分 林道
11時59分 林道から登山道へ
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12時01分 コンクリート舗装林道
ここから先は林道を下る。
下ってすぐに登って来るご夫婦に会った。
氷華はあったかと尋ねると、たくさんあったが、絵になるものは無かったという。
我々は上のほうには全くなかったと教えてあげた。
そこからすぐ右手に沢を見ながら下るのだが、このあたりからいきなりあちこちに氷華が現れ始めた。 |
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あるあるある。
ホントウにたくさんある。
初めて見る我々にしてみれば、このはかない美しい氷は、どれもこれも絵になる。 |
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知らないとあちこちにビニール紐がちぎって置かれているようにさえ見える。
自然はすごいなぁ。
どうしてこんなことをするのかなぁ。
見られて、本当によかったなぁ。 |
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12時30分 駐車スペース到着。
いや〜、今回はすれ違う人に色々教えてもらって本当に助かりました。
帰りに谷川岳の耳のついた山頂を眺めながら月夜野インターに向かった。
こんなにきれいに耳が見えること、なかなかないのよ。 |
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