番外

 2024年リピの山2


オマケ 五泉市界隈(6月8日)
(6月23日のしらさぎ森林公園も追加)
角田山(6月9日)
東篭ノ塔山(6月15日)
月山(6月29日)
岩菅山(7月6日)
熊野岳、御田ノ神園地(7月14日)
オマケ 夏のお休み(長岡花火、お散歩)(8月3日10日)


オマケ 6月8日 五泉市界隈ぶらぶら
毎度おなじみ、旧友たちと3人で、たしかこの日は護摩堂山に紫陽花を見に行くはずだった。
ところが、私が知らない所でどういうワケか紫陽花はやめになってしまって、護摩堂山の近くにあるはずだから見たいと言っていた白玉の滝に行くことに。
さらに、護摩堂山の近くにあるはずだから引いてみたいということで、五泉市の五泉八幡宮の水みくじにもチャレンジすることに。
うーむ、護摩堂山、どこに行った。
ともかく、行ってきましたよ、五泉市。あ、いや、白玉の滝は秋葉区ですが。

      

よく晴れた一日で、しかし紅葉のシーズンでもない限りそんなに人が来ない白玉の滝。
珍しく親子連れが一緒に見学。知らないと雌滝横の階段を通って雄滝に行くという行き方が分からない場合があるので、私が案内しましたよ。
この日は水が少なく、滝行するとしたら、温泉の打たせ湯にもならないくらいでしたとさ。

      

五泉八幡宮は五泉市内の込み入った場所にある神社。
そんな中にある神社なのだが、とても小綺麗にされていて、あちこちに風鈴とか番傘とか、花の浮かべられた手水とかがあって、「映え」る感じである。

    

水みくじは社務所で200円で購入。水にひたすと文字が浮かび上がるもの。
池のそばに水みくじをひたす場所があり、そこではお金を洗う場所もあったりする。

その後ラポルテ五泉という道の駅みたいな商業施設に行き、涼しい場所でおしゃべりして、地元産のお土産などを買いましたよ。

ところで、その二週間後(6月22日)にやっぱり紫陽花を見に行こうということになり、護摩堂山に。
山に登ったら「護摩堂ゆったり館」でお風呂にも入ろうと、集合。
ところが、前日の夕方に護摩堂山で熊が出たとかで、山は入山禁止。
さらには「護摩堂ゆったり館」は機械の修理とかのために臨時休業してましたよ。
なんとダブルでフラれてしまって、結局ホテル小柳で温泉deランチをして温泉に入って帰ってきました。
うーむ、体を動かさず、食べてばっかりじゃ。

  

  入山禁止はいつまで続くのやら。ガッチリとガードマンがガードしてましたよ。
あじさい祭りののぼりが空しかったですよ。

と、いうことで、翌日の日曜日(6月23日)に友人に教えてもらった三条市のしらさぎ森林公園の近くにあるあじさい寺に行ってきた。
ちょうどしらさぎ森林公園の菖蒲も見ごろで、雨の中しっとりと咲いていた。

    

目的のあじさい寺は、森林公園から少し離れた場所にあるが、あじさい寺光照寺という小さな案内看板が随所にあるので迷わずに行けた。
ただ、道が細く、駐車場も狭い。檀家の人が案内して交通整理などもしてくれたが、どうしても混雑感はいなめない。
お寺はものすごくよく手入れされたありとあらゆる種類のあじさいが並べられていて、さらに「映え」を意識したスポットなどもあり、けっこう楽しめた。
あじさいって、色々種類があるのね。
ハマると沼かもね、などと思いましたよ。

    
  ピンクののぼりが出ているのですぐに分かる。山門をくぐると、あじさいの浮かべられた水鉢。

      
  これがあじさいか、というくらいの種類の多さだ。境内の花はほとんどが鉢植え。

  境内の裏手の斜面にはあじさいがたくさん植えられていて、あじさい山になっている。
  この季節だけだろうけど、お寺の中に入ってあじさい山を眺められる。
  お寺の中ではジュースなんかを売ってましたよ。

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6月9日 角田山
花の山角田山。
この日は、此の入り沢コースから登って灯台コースで下山。
開花しているはずのイワユリを見て戻ろうということになった。
イワユリの咲く頃は山には登らずに、灯台周辺だけで終わらせていたのだが、今回はガッツリ登山。
山には何が咲いているかな。

      
  オドリコソウ、ユキノシタ、サイハイラン。サイハイランはそこらじゅうに咲いていた。

      
  ヤブキショウマ、シモツケ、ヤマアジサイですかね。

  
  いつもの通り、観音堂で昼食。ただ、この日はなんとなく空気が霞んでいて、風景がはっきりしなかった。

      
  ヤマボウシ、エゴノキ、スイカズラ。

      
  この花はなんだろう、メノマンネングサ、ウツボグサ。

      
  岩場を下るのは久しぶり。テイカカズラ?がびっしりと咲いていて、なんか花の妙なニオイを放っている。
  カキツバタがいきなり咲いていたりして。

      
  岩場の斜面にはびっしりとアサツキの薄紫のボンボンみたいな花。
  この日は佐渡もぼんやりとしか見えない。佐渡見平からは灯台でさえぼんやりだ。

      
  夏草が道を覆う。さて、灯台から海岸に下って行くと、ありましたよ、イワユリ。
  またの名をスカシユリ。見上げると、空が透かして見えるかな。あ、ハマボッス。

      
  今年のイワユリはこんもりと固まって咲いているものが少なかった気がする。
  あっちに1本、こっちに1ぽんとポツンポツンと咲いている。なかなか写真にならない。
  いつもブーケになっていた場所にはまったく無かった。こんな年もあるんだな。

  10時02分 此の入沢コース登山開始。  10時30分 渡渉。  10時57分 桜尾根コース合流。
  11時26分 お地蔵さん。  11時46分 山頂。  11時56分 観音堂。昼食。
  12時25分 下山開始。  12時35分 灯台コースに下山開始。
  12時49分 三望平園地。  12時53分 浦浜コースとの分岐。  14時03分 佐渡見平。
  14時17分 灯台。  14時30分 駐車スペース到着。
  あまりに暑かったので、浜辺の波福でソフトクリーム食べました。美味美味。

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6月15日 東篭ノ塔山、池の平湿原
例年は夏が本格的になってから出掛ける東篭ノ塔山なのだが、今年はなぜだか6月に入ってすぐに行ってしまった。
で、この山は湯ノ丸高原を通り、湯ノ丸高原はレンゲツツジがたくさん咲くと知っていたのに、高原に着いて山が真っ赤なのにびっくりした。
おわっ。
今って、レンゲツツジが咲く季節だったんだ。
この山、すごいんだね、と毎年来ているわりにレンゲツツジの群生のすごさを知らない我々だ。

    
  写真にするとそんなに赤く見えないかなぁ。斜面が赤と緑なのよ。

    
  これは群馬県がわから入った湯ノ丸高原の駐車場のちょっと手前の斜面。赤い。

ちょっとだけ自動車を下りて、入れるようになっている場所から斜面に入って撮影。
でも、湯ノ丸山には登らずに、池の平湿原の駐車場に向かう。
正午すこしまわってから到着したので、東篭ノ塔山の登山道入り口あたりのベンチで昼食を済ませてしまった。
さて、レンゲツツジに驚いたということは、この季節のこの山は初めて、ということになる。何か咲いているかな。

      
  ミツバオウレン、あらツバメオモトが咲くんだ。イワカガミはたくさんあった。

      
  気の早いゴゼンタチバナ。コケモモ。

    
  山頂より水の塔山、遠くに浅間山の頭だけ。おや、これはミヤマニガナ?

      
  おお、池の平湿原に向かう道が新しい木道になっている。駐車場のある道から延々と湿原まで真新しい道が作られていた。
  湿原には目につく花はなかったが、コマクサ園にはありましたよ、コマクサ。6月からたくさん咲いている。


      
  むむ、ハクサンチドリまで発見。タカネニガイチゴは勢力を延ばしている感じ。あっ白いコマクサ発見。

    
  湿原に戻って、鏡池に。うーむ、かなり遠くの鏡池の水辺にヒメシャクナゲが咲いている。
  たくさん咲いているんだけど、と、遠い。

その後また真新しい木道を登って駐車スペースに戻る。たぶん、今までよりだいぶ歩きやすくなったと思う。
雨の時には滑るかもしれないけれど。何より、整備してくださるのがありがたい。

  12時38分 登山開始。  13時08分 ガレ場に出る。  13時25分 山頂。
  13時31分 下山開始。  14時05分 駐車スペース。  14時12分 湿原。
  14時27分 コマクサ園地。  14時55分 鏡池。  15時11分 放開口。
  15時34分 駐車スペース。
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6月29日 月山
月山の山開きは7月1日。例年その直前の土曜日に月山に登っている。
理由はクロユリを見るため。
今年もその例に倣って行ってきたのだが、どうも今年は花の状況が違った。
まず、残雪が少なかった。
例年、姥ケ岳に至るまでの春スキーのゲレンデ脇の雪渓では登るのに本当に苦労するのだが、今年はこんなもんだったっけ、と思うくらいに雪の上を歩くのが少なかった。木道が出ている部分もかなりあって、今までで一番楽に登れた。
で、雪のないこの場所にはこんなにたくさんイワカガミが咲くんだね、と初めて知った。
月山ではイワカガミの印象が少ないのだが、咲く時期を知らなかっただけである。
毎年かなりの数見ていたシラネアオイも終わっていたし、目的のクロユリもほぼ終了。
うーむ、今年の山は、春も夏も早く来ているようだ。

    
  牛首ルートの分岐あたり。右はこれから姥ケ岳の雪渓に取り付くあたり。

      
  姥ケ岳一周の木道にはイワイチョウやヨツバシオガマなどがたくさん咲いている。

      
  ミヤマウスユキソウ、ミヤマリンドウ。リンドウなんか、今までこんなに咲いているのを見たことがなかった。
  さあ、月山に行くぞ。山頂方向は霧の中だぞ。

      
  ウズラバハクサンチドリ。あちこちにアズマシャクナゲ。かわいいコバイケイソウ。

      
  チングルマのお花畑。ウサギギク。姥ケ岳からぐっと下って、前方はやっぱり霧の中。

      
  ミヤマカラマツ。ウラジロヨウラク。キスゲが谷を見下ろしている。

      
  ハクサンフウロ、ヒナザクラ、アカモノ。

      
  たくさんのイワカガミ。霧の中、雪渓を登る人々。真っ白じゃん。ミネカエデの花。

    
  アオノツガザクラ。ロックガーデンはこんもりと花だらけ。中央のダンナが撮影中なのは、右のチングルマ。

      
  イワベンケイ、イワウメ。イワウメに気づく人はなかなかいない。
  山頂近くから下界を見下ろす。雲が切れて、少し青空が見える。

      
  タカネシオガマ。クロユリ。本当に数が少なかった。上の2つはクロユリが見られる小屋前あたりで撮影。

      
  昼食後、三角点に行く。あら、三角点の山頂名のプレートが増えているぞ。
  小屋前に戻る。コバイケイソウ、小さいなぁ。右のクロユリは芭蕉碑までの道の草むらで発見。
  例年はここでももう少し数を見られたのだが、今年は咲残りの1つだけだった。

      
  芭蕉碑から下界を臨む。ロックガーデンから雪渓を見る。ほとんど残っていなかったミネズオウ。

      
  ミソサザイらしい鳥が岩の上で自己主張。あ、登りの時にしおれていた唯一残っていたシラネアオイが綺麗に開いているぞ。
  下山は牛首コース、つまり下がわから行くことに。

      
 こちらは、ヒナザクラやアオノツガザクラのお花畑。雪渓が多く残っているので、スノーボーダーが滑走していた。

    
  ベニバナイチゴも下のコースのほうが多かった。分岐から振り返った山頂方面。やっぱり雲の中だ。

  9時20分  駐車場到着。  9時25分 駐車場出発。  9時40分 リフトに乗る。
  9時59分 山頂駅でトイレ後、出発。  10時10分 分岐。  10時30分 姥ケ岳。一周して登山再開。
  10時55分 金姥。  11時24分 牛首。  11時50分 雪渓をクリアして岩場にとりつく。
  12時21分 お地蔵さん。  12時32分 芭蕉碑。  12時38分 小屋。クロユリエリアを一周。昼食。
  13時19分 昼食終了。  13時24分 山頂三角点。下山開始。  13時32分 小屋。
  13時40分 芭蕉碑。  13時50分 お地蔵さん。  14時12分 岩場終了、雪渓へ。
  14時26分 牛首。下のコースへ。  14時39分 山頂、リフト上駅それぞれ1.5キロの道標。
  15時13分 分岐。  15時27分 リフトに乗る。  15時43分 下駅到着。  16時ちょうど 駐車場到着。

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7月6日 岩菅山

この週末、というか7月に入ってずっと、県内の天気予報は雨だった。
梅雨そのものの天気予報で、近くなったら雨の降らない近県を探すしかないね、と、登山の計画も立てられない状況だ。
しかし、金曜日になって、週末の天気予報が変わった。
土曜も日曜も不安定ながら晴れる予報なのだ。
そうか、晴れるか。
しかし、実はこの不安定ながら、というのがポイントで、「てんきとくらす」で登山できる山を探すと近隣の山々は軒並みCなのだ。
角田山などの弥彦山塊は堂々のA。いやいやいや、7月の週末に登る山じゃないだろ~。
高山植物咲き乱れる高い山に行きたいじゃないか、この季節。
ということで、さんざん探して、比較的近くて、「てんくら」Aで、我々の体力で登れる山を探してたどり着いたのが岩菅山だった。
まさか、3度もこの山に登るとは思っていなかった。
だが、登ったことがある、というのは安心感がある。不安定な空のもと、行くのにはちょうどいい山なんじゃないかな。
うん、山頂までは本当に思惑通りの山行でしたよ。はい。
さて、曇り空のもと、志賀高原に到着。裏志賀に行く道に進む。
途中のトンネルが工事中で、旧道に案内されたりして、ちょっとだけ時間がかかってしまった。
が、途中の高天原の駐車場まで来てみたら、とんでもない自動車の量。
でも、サマーリフトは運行していないって出ているし。
さらに一ノ瀬まで来てみたら、おおおお、何やらイベントしているぞ。
あとで調べたら「志賀高原100」というトレイルランニングの大きな大会があったらしい。
岩菅山の登山口にもかかりの女の人が一人だけいて、これからランナーが下って来るので、気をつけてすれ違ってください、と注意された。
こんな山奥に女性一人で、熊でも出たらどーすんの。
大変だなぁ。と思いつつ登山開始。
でも、結局、出発前に3人と出会い、ちゃんとすれ違ったランナーは1人きりだった。
それでも、水路の道に出たらそこの分岐にも一人係の男性がいて、しっかりお仕事してましたよ。
以下、山頂までと下山時の「のっきり」までの写真です。
なぜ「のっきり」までか、というと・・・

      
  スポンサーのコロンビアのリボンがコース上にあった。
  レースのためか、草はとてもよく刈られていて、階段もぬかるまないようにチップが多少敷かれていた。
  水路のそばにはオオレイジンソウと、何かクワガタの仲間が意外とたくさん咲いていた。

    
  これは何だろう。イチゲのような葉っぱの花もありました。
  渡渉点。水はちょっと多めかな。

      
  いよいよ登山道。この山はこんなにゴゼンタチバナが多かったか、と思うくらいにそこいらじゅうにゴゼンタチバナ。
  標高を上げるにしたがって、アカモノの姿も見え始める。

      
  アカモノっぽい花で、葉っぱが違って白っぽい。シラタマノキの花かなぁ。
  マイヅルソウも標高を上げると元気に咲いているものを見ることができた。
  途中から見えた山頂方面。むむ、あの急斜面を登るんだな。

      
  あちこちゴゼンタチバナ。のっきりから上は岩場だが、花も多い。あ、シロバナノニガナ。

      
  ウラジロヨウラクは本当に多かった。なんか美味しそうに見える。
  ハクサンチドリも意外にたくさん咲いている。ちょっと遠くにフウロが見えたが、これっきり他にはなかった。

      
  緑色なのは、タカネサギソウかしらん。コゴメグサ。ミヤマカラマツ。

      
  なんじゃ、この鼓のような形のアザミは。岩にへばりついて咲いていた、ニガナの仲間。
  あ、ミヤマダイモンジソウ発見。

      
  ミヤマダイコンソウ。真ん中のやつは、葉っぱが細いので、ツガザクラかなぁ。
  ウラジロヨウラクは、ホントーーーにたくさん咲いていた。

      
  意外にもまだイワカガミの姿もあった。色の可愛いウラジロヨウラクも。
  岩場をガンガン登っているようで、花を撮影しながらの登山なのでのんびりです。

      
  三角点も花に彩られている。けど、このマーガレットみたいな花は何だ?
  コケモモもたくさん。あ、遠くにクルマユリ。

さて、下山ものっきりまでは快適で、岩場もなんとか転ばずにクリア。
のっきりで小休止したところで、あれ、ぽつぽつ水滴が当たるぞ。
のっきりから先は樹林帯なので、多少の雨なら大丈夫、と下り始めて、しばらくしてもまだ雨は続き、しまいに本降りになってしまった。
やばい。ザックだけでもカバーしよう。もう少し歩いて中間点まで、という場所でホントーにざーざー降りになってしまったので、雨具を装着。
も、すでにかなり濡れた状態だったんだけど。
まさかずっと降るとは思っていなかった。
結局駐車スペースまで本降り。しかもこれは土砂降りだろう、という降り方になってしまった。
水路の道に出てほっとしたが、最後の階段が泥水の流れる川になっていて、もう足を濡らさないように歩くのも完全にあきらめてしまった。
幸いなことに泥の中に転ぶことはなかった。
すっかり自動車も人もいない土砂降りの駐車スペースでざっと着替えてさっさと帰途につくことに。
簡単な雨具だったので、下半身はびしょぬれになってしまって、途中で買い物にも出られない始末だったが、暖かい時期だったのでなんとか無事に家にたどり着くことができた。
どんなに晴れの予報が出ても山はどうなるか分からない。
しっかりした雨対策は必要だと痛感した。
ってか、我々、よくも雨対策をしないままずぶぬれになる山行を続けているぞ。学んでいないぞ。
ちょっと要注意登山者であると、自覚しないとマズいと思う今回の出来事だった。

  10時10分 駐車スペース到着。登山開始  10時22分 水路の道に出る。  10時40分 武右エ門沢。
  10時47分 4分の3 アライタ沢。  11時33分 4分の2 中間点。  12時16分 4分の3 のっきり。
  13時17分 山頂到着、昼食休憩。  13時48分 下山開始。  14時28分 のっきり。
  15時03分 中間点。  15時37分 アライタ沢。  15時59分 水路の道から下り始める。
  16時10分 駐車スペース到着。


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7月14日 熊野岳、御田ノ神園地
昨年の夏に熊野岳に行き、大量のコマクサを見て感動した蔵王、熊野岳からお釜までの道。
今年は近くの御田ノ神園地という湿原を回ることを考慮して、遠刈田リフトから熊野岳に登ってみることにした。
前回は蔵王ハイラインを利用してお釜のレストハウスの駐車場に駐車。刈田岳にもご挨拶したが、今回はそちらはパス。
往復800円也の蔵王刈田リフトを利用する。
ハイラインを利用するよりは多少お金がかかるが、渋滞と駐車場難民のリスクは少ない。

      
  これが蔵王刈田リフト。ナビに入れたら、10キロ以上手前のライザリゾートの場所で案内をやめてしまった。
  エコーラインを上山田温泉側から進んで、ほぼハイラインの直前まで進めば左側にリフトと広い駐車場が見える。
  大きなトイレとかなり古い小さなチケット売り場がある。

      
  リフトは一人乗り。リュックを背負っていても座りやすい。7分で山頂駅。
  コンクリートで舗装された道でお釜まで行ける。途中に小さな祠があり、その脇に囲いで囲われたコマクサがあったが、すでに終了していた。

  
  5分ほどコンクリートで固められた道を歩き、レストハウスからの道との合流のあともう5分も歩けばお釜に出る。
  青い水面がとても綺麗だ。

      
  我々は熊野岳を目指す。まず左側の登山道に行く。
  ミヤマオトギリソウやマルバシモツケ。このルートにこんなにたくさん咲くんだと驚いたオノエラン。

    
  奥宮には宮司さんがいらしていたらしいです。たくさんお参りしていた。

    
  山頂で地蔵山方面を向いて昼食を食べていたら、蔵王ロープウェイを利用しないで下山するコースらしい道が見えた。
  げ、あんな場所を道が横切っている、という場所に人が平気で歩いている。
  左写真赤い矢印の先のアップが右写真。遠くからの俯瞰で見ると危なく見えるが、登山道としては安全なのかしらん。

    
  この旅で一番楽しみにしていたのは、避難小屋方面に歩いて、お釜まで下るコースのコマクサ。
  しかし、避難小屋までの稜線のコマクサは小さくて、花を見つけるの大変な感じ。
  下るコースのコマクサは、なんと、もうほとんど花が終わってしまっていた。
  昨年はあんなにたくさん咲いていたのに。
  今年は本当にどんな花も花の時期が読めない。
  ちなみに、左写真は、イワヒバリ。こいつ、コマクサをついばんでましたよ。

    
  落胆しつつ、お釜にもどる。あ、ハクサンチドリ。
  リフトに戻る途中で単独の女性にコマクサはどのあたりにありますか、と尋ねられた。
  あの坂道と稜線にあるんですが、今年はもう終わっています。よく探すと咲いているのがみつけられますよ、と教えた。
  またよい時期に来てください。

  
  梅雨空の刈田岳への道。青空が欲しかったな。
  刈田岳へはパスして、リフトで下る。
  そして、ほぼ向かい側にある御田ノ神園地へ向かう。
  リフトの駐車場は宮城県。御田ノ神園地は山形県だ。

      
  シロバナトウチソウ。シロバナニガナ、ハクサンシャクナゲは本当にたくさん咲いていた。

      
  チングルマの花穂とワタスゲ。いかにも湿原らしい。でもワタスゲは少なかったわよ。

      
  モウセンゴケの花のつぼみ。おっ、チングルマの咲き残り。よいピンク色のシャクナゲ。

      
  避難小屋の裏には小さな祠があり、その前にはイチヤクソウとアカモノの咲き残りがあった。

      
  トキソウはほぼ蕾。でもようやく開いているものを見つけた。
  避難小屋のそばにはベニバナイチヤクソウがあったが、もう終わりかけ。

      
  ゴゼンタチバナ、サワラン、トキソウ。

  ヨツバヒヨドリ。

  お目当てのコマクサにはフラれてしまった感じではあるが、湿原で思った以上にたくさんの花に出合えた。
  この湿原があるから、花好きには蔵王はお得感がある山なのだ。
  毎年花の咲き具合は違うが、また今度、たくさんのコマクサに出会いに来たい。

  10時10分 遠刈田リフト到着。  10時17分 リフトに乗る。  10時24分 山頂駅到着。
  10時27分 レストハウスからの道と合流。  10時32分 お釜。
  10時52分 熊野岳登山道の斜面にとりつく。  11時02分 稜線に出る。
  11時06分 熊野神社。  11時08分 山頂到着。昼食休憩。
  11時33分 下山開始。  11時35分 小屋方面の道との分岐。
  11時45分 避難小屋。  12時05分 お釜。
  12時30分 レストハウスとリフトへの道の分岐。  12時33分 リフト。
  12時41分 リフトを下りる。  12時54分 御田ノ神園地。
  13時16分 避難小屋。  13時50分 御田ノ神園地を出る。
  

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オマケ 夏のお休み
8月3日 長岡花火
実は、新幹線で長岡までは1駅でしかない場所に住んでいながら、長岡花火はだいぶ見に行っていない。
亡き母がまだまだ元気だったころに行っただけなので、あのフェニックスも生では見たことがないのだ。
ということで、毎年行ってみたいとは思っていたが、長岡花火は慰霊の花火大会なので、期日を週末に変更することはなく、8月の2日と3日の2日間と決められている。
数年ごとに週末にその日がめぐってくるのだが、今年は3日が土曜日の週末になった。
ここ数年人気も高まった長岡花火、現地での観覧は有料席のみとなり、しかも抽選。
ま、週末開催のうえにコロナもおさまったし、当たったら儲けもんだね、と抽選受付の最終日にエントリーした。
そしたら、当たった。
有料なので、当たったといってもタダになったワケじゃないんですけどね。
それでも嬉しいったらありゃしない。
一人5千円強の椅子席のチケットを首から下げて、行ってきましたよ、長岡花火。

    
  これ、送られてきたチケットね。これを下げていないと河原の席には行けない。
  私たちは椅子席。パイプ椅子がびっちりと並べられた席。クッションと足をおくシートを用意しましたよ。
  でも、飲み物を置く場所とかがなくて、ものを食べるのもちょっと苦労したかな。
  花火を見るには十分すぎるほど、ごく近くで見ることができる場所だった。

    
  現地で見る花火は綺麗でしたよ。
  音と匂いと、地響きと。テレビでは味わえないですな。

    
  もちろん、写真でも味わえないものがあるわけで。
  花火って、やっぱりその目で見るのが一番だと実感しました。
  フェニックス、すごかったな~。

感動したのは、長岡市の人のさばき方の見事さ。
もはや来る段階の長岡駅で帰りのアナウンスがあり、新幹線で登りの人、下りの人、在来線の人は並ぶ列が違うこと。
どの列が自分の行きたい列なのかはっきり分かるようになっていること。
さらに、真夏のイベントで、夜になる前から現地に到着した人のために、アオーレ長岡という施設が無料で開放されていて、冷房の効いた場所でゆっくり待つことができ、そこでは露天で売っているヤキソバだのかき氷だのも食べられるというシステム。
これ、私たちも助けられました。
一つ前の駅でも駐車場がいっぱいになる恐れがあったので、早めに現地に行ったため、炎天下でどう時間を潰すか困っていたんです。
アオーレの椅子で昼寝できちゃったとさ。
そんなこんなで日を跨ぐ帰宅を覚悟していたんだけど、11時過ぎには帰宅できて、ちゃんとお風呂にも入って寝ることができましたよ。
さすが日本三大花火だわよ。
花火そのものよりも、大観衆のさばき方に感動しましたよ。


さて、翌週、8月10日の土曜日からお盆休みに突入。
10日はダンナの自動車の修理のために、半日潰れてしまい、何をするでもなくダラダラすごしましたよ。
ダラダラついでに角田山の此の入り沢コースの入り口にあるキツネノカミソリの群生地に行ってきた。
まだ春で下草がそれほど生えていない時にこの斜面はキツネノカミソリで覆われるのだ、と聞いていたので、それを確認しに行ってきたわけだ。
なにせ、角田山のキツネノカミソリで有名な浦浜コースは、上から群生地を見下ろす感じなので、花が全部向こう側を向いている。
下から群生を見上げる場所はないかと思っていたのだ。
うーむ。
群生はしていた。
しかし、その斜面にたどり着くまでにはとんでもない藪漕ぎが必要な状況だった。
ちょうど管理人さんが来たので、あのキツネノカミソリまで行っていいかと尋ねたら、行っていいけど、クモだらけで後悔するぞ、と言われた。
やだ、それ。
どこかにキツネノカミソリのいい場所がないかと尋ねたら、角田界隈はみんなキツネノカミソリだらけだと言っていたが、どこもこんな感じらしい。
同じくキツネノカミソリ目当てのご婦人たちと一緒に、またひとくさり管理人さんの話を聞いてから、ちょっとだけ林道を歩いて退散した。

    
  キツネノカミソリは本当にたくさん咲いていたけど、どれも遠い。

    
  ヒメウラナミジャノメだそうです。特筆すべきは、ヤブランの多さ。こんなに絨毯のようにヤブランって咲くものなんだ。

お昼がまだだったので、どこかでパンでも買って、上堰潟公園で食べることに。
せっかくなので、お散歩がてら歩いてみた。

    
  ひまわり畑。まだ咲初め。

    
  角田山を背景にまん丸ひまわり。キアゲハも吸蜜。

    
  カワウやゴイサギなど鳥もたくさんいた。

とにかく暑くて、歩いている人もあまりいない状況。
そうこうしているうちにダンナの自動車のなおる時間が来たので、上堰潟公園をあとにした。


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