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10時20分 此の入沢の林道入り口。
10時50分 渡渉。
渡渉に至るまでに何組もの人たちとすれ違う。
このルートもかなり知れ渡ることになった。
道の両側は管理人さんがイノシシから守るための懸命の努力がうかがえる網や石灰が張り巡らされている。
ちょうど、イノシシが嫌うというキツネノカミソリを植えている管理人さんに出合ったで、もう雪割草も終盤ですねと言うと、今年は1週間ほど遅かったと教えてくれた。
昨日の雨を受けて、また上がらない気温のためか、花はほとんど蕾状態。
だが、季節は確実に進んでいて、ニリンソウの花も見られた。
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ヒメエンゴサクやミチノクエンゴサクも咲いている。
カタクリはまだ開き切らない感じだ。 |
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登山道を登って行く。
カンアオイや管理人さんが植えた福寿草がある。 |
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小さいエンレイソウが雪割草の中で懸命に開いている。
あ、あのエンレイソウって、かなり赤いじゃないの。 |
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11時15分 桜尾根コースと合流。
11時42分 お地蔵さん。
11時55分 灯台コース等の木道と合流。
11時58分 山頂。
12時07分 観音堂。
カタクリはたくさんあったのだが、ほぼ蕾。
全部蕾。開いたらすごいのになぁ。
観音堂まで行く間にたくさんの団体さんとすれ違った。
そんなにたくさん観音堂から立ち去ったはずなのに、着いてみると、広場はほぼ満員。
こんなにたくさんの人がいる観音堂も初めて見る。
我々はあまりに斜めでだれも立ち寄らないベンチに陣取って、ズルズル滑りながら昼食。山頂はかなり寒くて、登山中に脱いだフリースをまた着た。
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12時40分 下山開始。
下山は試しに湯の腰コースに行ってみることにした。
実は湯之腰コースの登山口は、角田浜の妙光寺に出ると勘違いしている判断だ。
そこからなら歩いて角田浜の駐車場に戻るのも大変ではないだろう。
はい、まったくの勘違いだったんですけどね。
山頂付近まで戻り、観音様のすぐそばにある案内看板に従って進む。
12時50分 湯之腰コース突入。
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最初ちょっとぐちゃぐちゃした道だった。
ざわざわと賑やかな山頂からこちらに入っていきなり静かな道になった。
12時53分 九合目と書かれた杭。
この道には合目表示があるんだ。
そこからすぐに後ろから女性が追い付いて来た。
追い越してもらおうと思っていたら、あれ、別方向に行ったぞ。
ちょっと細い分岐があったのだが、そちらに行ったらしい。
うーむ、ここで気がついていたら、あとで起こる悲劇はなかったんだが。
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13時ちょうど 八合目。
視界が開けて、海が見える。
よくよく見れば佐潟が見えているので、向かっている方向が分かるのだが。
うーむ、ここで気がついていれば・・・
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それにしても急降下だ。
急坂や階段でどんどん下って行く。
これ、登るとしたらキツイよなぁと話ながら下る。
かなり丁寧に階段が設置されているので、歩きにくくはない。 |
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13時13分 六合目。
両側には小さなカタクリの葉っぱがたくさんある。
北側なので、他の斜面よりも遅いのだろう。
雪割草も小さなものが本当にたくさんあちこちに咲いている。
ところが散逸しているので、数が多いのにたくさん咲いているように見えない。
惜しい。
右手が杉林になってきた。 |
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13時20分 五合目。小さなベンチがある。
此の入沢ではすっかり種になっていたオウレンもこちらでは綺麗に咲いている。 |
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13時25分 四合目。
四合目を過ぎてすぐの木に「さあて行こかいっぷくしたら火の用心」と書かれたかなり大きな杭が打ち込まれている。
いや、火の用心と言うなら一服したらいかん。 |
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実はこのあたりはイノシシが出没する場所だ。
登山道の両側にあからさまに土をほじくり返した場所がいくつもあった。
左のダンナが見ているのは、そのほじくり返された土。
イノシシ、怖い。
13時30分 三合目。
さて、この三合目の看板に二人で突っ込みを入れた。
角田山山頂へ0.95Km 湯之腰登山口へ1.65Km
と、書かれている。
なぜ三合目まで下って来ているのに、登山口までの距離のほうが山頂への距離よりも1.5倍も長いのだ〜っ。
たぶん、標高的に三合目ということなのだ、と納得した。 |
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またしてもどんどんと下る階段だ。
ずっと続いている。
木の根などを考えたかなり丁寧な仕事の階段だ。
アブラチャンがあたりを黄色くしていた。 |
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ついまっすぐに行ってしまいそうな場所にちゃんと矢印で道案内がある。
角田山は私有地コースがけっこう多いので注意が必要だ。
うむ、本当に注意していたら、余計な悲劇を味合わなくても・・・
ああ、ツバキにマンサクが綺麗だこと。 |
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杉林の中に道は入って行く。
スミレなどが咲いている。 |
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チロチロと沢の音が聞こえてきた。
ホクリクネコノメソウとネコノメソウがすぐそばにある。 |
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13時50分 道は沢を跨ぐと思いきや、ほぼ沢の中を歩く感じになってしまった。
沢と言っても、ほぼ源頭で清水がチロチロと流れている程度なのだが。 |
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道はここに至って荒れた感じになってきた。
沢はいくつか合流し、だんだん大きくなってきている。
倒木などもある。 |
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あ、前方に林道が出現。
13時57分 林道。
角田山湯之腰コース角田山山頂へという案内がある。 |
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この林道が国道に通じているんだな、と信じて歩き出す。
方向的にはなんとなく海のほうに向かっているしな。
未舗装ではあるが、自動車も通る林道なので歩きやすい。
開けた道の法面には、あらまあ、イカリソウまで咲いている。 |
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14時20分 未舗装の林道がちょっと広い道に合流。
角に角田山 林道経由2690mと案内がある。
14時22分 ちょっと歩くとまた舗装道路に出る。
ここには大きく佐渡弥彦国定公園角田山登山口湯の腰コースと看板が出ていた。
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舗装された道を歩いて行く。
ここに至って、だいたい気がついている。
我々は登山口間違いをして、とんでもない方向に出てしまっているのだ。
歩いて行くと、どうも石材所みたいな場所に出た。(福田石材角田工場らしい)
ここは工場内なのかしらん、と思うような場所だが、とりあえず道なのでさらに進む。
ふーん、来週にはこの道を使って角田山一周ハーフマラソンがあるのか。
少しして、さらに大きな道に出た。
これが県道46号。国道からだいぶ外れている場所だ。
14時28分 福田石材。
14時29分 県道46号に出る。
14時34分 ラウンドアバウトを経て国道402号に。
ひょえぇぇぇぇ。ラウンドアバウトまで来ちゃってるじゃないの。
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あとはトボトボと国道を角田浜まで歩くだけだ。
途中、ソメイヨシノの桜木があって、幹から直接出た花が咲いていた。
今年初のソメイヨシノ見ちゃったぞ。とぼとぼ。
14時40分 妙光寺入り口の案内発見。そーか、ここに出る予定だったか。とぼとぼ。
反対側を我々とは反対側に向かって歩く登山者ご一行がいた。
「灯台まで歩くんですか」と尋ねられたので、「そのあたりです」と答える。
彼らはいったいどこからどこまで歩くのか。
きっと妙光寺から我々は来たのだろうと思っているだろうな。
ふふふ、湯之腰登山口からだよ。とぼとぼ。 |
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ふと海側を見ると防風林の間に仕事道なのか細い道が通っているのが見えた。
国道があまりにも自動車の通りが多いので、ちょっと危険だ。
なので、どうせ細い道がヘンな方向に行ったとしても防風林の向こうは日本海である。
なんとかなると、自動車から逃げるために細い道に入った。
これがアップダウンがゆるやかにある、なかなか楽しい遊歩道のような道だった。
道なりに進んでいくと、ポンと角田浜の大きな駐車場の灯台とは反対側の端っこに出た。
何々、角田浜トレイルという看板が立っている。
この遊歩道は、キャンプ場に隣接する形で作られている、徒歩、ランニング、自転車に限って利用できる無料施設だった。
つまり、もし妙法寺から下山できたとしたら、この施設を使えばそれほど車道を通らなくても自然の中を歩いて駐車場に戻れる。
ただし、マウンテンバイク等の自転車なども通るので、注意は必要である。
14時57分 角田浜トレイル入り口。
14時59分 自動車に到着。
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