番外

 2025年リピの山2


池の平湿原(6月1日)
夢見平遊歩道(6月8日)
角田岬(6月14日)

6月1日 池の平湿原
またしても週末が雨の予報になった。
土曜日は県内はもとより、隣県に逃げても雨、雨、雨。
まだ日曜日のほうがマシな天気予報だったので、比較的晴れそうなエリアである湯ノ丸高原に向かった。
「てんきとくらす」の情報によれば、東篭ノ塔山はA。日曜登山でそんなに体力を使えないので、ちょうどいい行程になりそうだった。
しかし。
着いてみたら、駐車場真っ白でしたとさ。
霧というよりは雲の中に突入した感じだ。湯ノ丸高原の駐車場のあたりまでは確かにお日様も見えていたのだ。
ところが、林道に入り、標高を上げるにしたがって真っ白け。
池の平湿原の駐車場はほぼ霧の中だった。
しかも、風が強い。
自動車からトイレに出ただけで、ぶるるっと震えるくらい寒い。
慌てて雨具をリュックから取り出して着る。
さあ、どうしよう。東篭ノ塔山に登るのは危険じゃないか?山頂直下のガレ場で霧のうえに強風となると、へたれの私では怪我をしかねない。
仕方がない。本日6月1日より駐車料金600円也を徴収されてしまっているし。
湿原だけぐるっと回って帰ろうということになった。
以下、本日の池の平湿原の様子です。


  
駐車場。そんな天候なのに、これだけ自動車がいましたよ。


      
  
花はイワカガミとミツバオウレンがほとんど。時々ミネズオウをみつけたり、ヒメイチゲをみつけたり。

      
  鏡池。曇り池ですぅ。その淵あたりなので、とても遠い場所にヒメシャクナゲ発見。まだヤマザクラが咲き残っていた。

    
  気の早いアズマシャクナゲ。おや、フデリンドウが咲いている。

    
  おおおおおお、まさかまだ咲いていないだろうと思っていたコマクサが咲いていた。
  2株みつけられましたよ。


    
  もどって来ても湿原は霧のなか。見て、自動車の外気温計の数字。寒いわけだわ。

あまりに寒いし、風も強いので、湿原のベンチで昼食にするつもりだったが、駐車場近くの避難小屋で食べさせてもらった。
有難いです、はい。
標高2000メートルを舐めてました。
早春の池の平湿原は冬の装備が必要だと実感。
ただ、我々よりももっと舐めている観光客が多数いてびっくり。スカートにサンダルじゃ、凍死するぞ~。

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6月8日 夢見平遊歩道
ものすごく久しぶりに週末に晴れた土日。
しかし、ダンナが仕事で外に出られるのは日曜日だけになってしまった。
日曜登山で適当な場所はないものだろうか。
ここしばらく花らしい花は見ていないし、どっさり見られるいい場所はなかろうか。
あるんですよ、新潟には。手軽で花たっぷりの遊歩道が。
夢見平遊歩道。今年も歩かせてもらいました。
ちょっと欲張って、4時間コースを歩いてみた。
が、ほぼほぼ登山をしていない今期の私、終盤ではすっかり疲れてしまい、最後のダムの上まで来た時には吐き気までしてしまった。
いかんなぁ。もうちょっと体力つけないと、登山なんかできませんぞ。
なにせ、夢見平遊歩道はほぼ平な道のりなんだから。これで疲れていては。
いや、でも歩数を見てみたら、17000歩以上歩いていましたとさ。近所の低山の登山の倍、歩いてますよぉ。
以下、ごっそり写真ありますがこの日の夢見平です。

  久々の青空。ダムの上からの焼山方面。


      
  いきなり遊歩道の入り口にミヤマエンレイソウ。
  クリンソウはこの2つくらいしか咲いていなかった。
  あ、5枚葉のツクバネソウ。

      
  なかなか開いているのを見られないミヤマカタバミ。
  道の両脇にニリンソウだらけ。サンカヨウまで混ざっている。

      
  フッキソウ。
  真ん中の写真は緑化したニリンソウの花。分かるかなぁ。ダンナの山友さんにある場所を教えていただきました。
  おっ、私の大好きなクルマバツクバネソウもあったぞ。

      
  白い花が残っているミズバショウ。このあたりは雪がずっと残っていたのかも。
  サンカヨウの群落。
  キツネコースに入って、いきなりツバメオモトがごっそり咲いている。

      
  おや、ここにもミヤマエンレイソウ。毎年見る場所が違っているなぁ。
  気の早いマイヅルソウ。ズダヤクシュはあちこちに。
  キツネコースが何かのトレイルのコースになっているらしい。
  最近はトレイルランのリボンをあちこちで見かけるようになった。

      
  キツネコースにはルイヨウボタンがあるんですよ。
  真ん中、写真を見て初めて気がついたけど、虫が乗っているじゃん。しかも、蕾食べられているじゃん。
  ユキザサもたくさんあったなぁ。
  小屋に到着。相変わらず綺麗に掃除してある。トイレも快適に使える。
  食事をしていると、我々と同年代のご夫婦がやって来た。小屋を使えると教えてあげて、一緒にお昼。
  遠い長野から来られたらしく、やはり花がお好きらしい。
  新潟の花たっぷりのルートを歩いてもらって、嬉しい限り。

      
  製材所跡から先で入り口ではもう咲き終わっていたラショウモンカズラを発見。
  お、ここにもルイヨウボタンがあるぞ。
  フデリンドウもよく見ると咲いている。

      
  ミヤマスミレかな。たくさん咲いている。
  六美展望台から見た焼山方向と妙高山方向。

      
  お初のこの花は、ルイヨウショウマかしらん。
  菖蒲池あたりでは、リュウキンカが残っていてくれた。
  夢見平のミズバショウはすっかり巨大な葉っぱだけになっていたけど。

      
  菖蒲池から先の平らな場所ではツマトリソウやたくさんのカンアオイが見られる。
  やあ、ここにもミヤマエンレイソウがいてくれた。

  この子は今回も固いツボミのままでしたとさ。

  ズミトンネルのズミたちも葉っぱさえ出ていないありさまでした。
  このほか、花は、オククルマバムグラ、残りのカタクリ、イワカガミ、チゴユリ、キクザキイチゲ、ニシキゴロモ、ムラサキヤシオ、オトメエンゴサク、ホウチャクソウ、キツネノボタン等々、とにかくたくさん咲いてましたよ。

あまりにたくさん咲いていたので、しまいに疲れ果てた私です。
でも、早春と初夏をいっぺんに味わえる、本当に素晴らしい場所だと実感。
毎年訪れたいものだ。

  10時07分 休憩舎出発。  10時14分 ダムを渡り終え、遊歩道入り口に。  10時31分 稲荷神社。
  10時48分 天仁橋。  10時56分 水場。  11時01分 キツネコース分岐。  11時46分 氷沢小屋。昼食休憩。
  12時14分 出発。  12時19分 製材所跡。  12時26分 縁結びの木。  12時57分 ハルニレの大木。
  13時12分 六美展望台。  13時30分 菖蒲池。  13時37分 夢見平。  13時54分 菖蒲池。
  14時05分 白樺通り。  14時10分 ズミトンネル。  14時15分 富治橋。  14時36分 ダム上。
  14時45分 休憩舎到着。
 
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6月14日 角田岬
雨だ。またしても週末雨だ。
梅雨のない北海道を除いて、全国で梅雨入りしてしまって、この週はどこに逃げても雨。
とかも、かなり激しく降るらしく、登山どころではない。
わずかに曇りマークの土曜日の午前中を狙って、イワユリが見ごろだという角田岬に行ってみた。
雨でしたとさ。
午前中曇りの予報は外れて、傘を差して灯台まで登ることになってしまった。
それでも、イワユリたちは咲いていてくれたし、他の花々も綺麗に咲いていた。
ここは、本当に色とりどりのお花畑だ。
こんな見事な自然のお花畑が身近にあるなんて、我々は本当に幸せ者だ。
なにせ、梅雨空でも傘差して見られるもんね。

    
  角田灯台。見下ろすとシーカヤック?をする人たちが海に。

      
  イワユリとウツボグサ。イワベンケイかな。アサツキの紫とイワユリ。

      
  海を見下ろす花々。今年はカキツバタが多い。スカシユリの名の通り、向こう側が隙間から見える。

  
  これ、分かるかなぁ。道路沿いの落石フェンスの向こう側に岸壁にものすごくたくさんのイワユリが咲いているのだ。
  工事中の箇所のため近寄れなかった。とても遠くからなので、こんな感じにしか撮れずにすみません。

  この次の週、旧友と出掛けるためにどこにも行けない。
  ので、ついでに三条市のしらさぎ森林公園の花菖蒲も見てみることに。
  雨で登山を潰されたので、暇というのが理由でしかないのだが。
  まだ早かったようで、ほんの一部しか咲いていなかったけど、雨の花菖蒲は綺麗でしたよ。

    
  雨粒が揺れる花たち。

    
  ヤマボウシかな。アジサイもありました。


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