2004年の災害後の滝レポート 2
広神不動滝
栖吉不動滝
木山沢不動滝
この日は、中越地震の震源にほど近い地域の滝を3つまわった。
震源に近いだけあって、傷跡をあちこちで見ることができた。
広神不動滝 (新潟の滝1) まだ雪が滝つぼ近くに残っていた。 不動滝の上流にも滝があった。 谷にはまだまだ雪が多い。 まだイワカガミが咲いていた。 滝見台の反対側には 越後三山も望める。 |
(2005/6/11) 県道328号は全く問題なく通行できた。 羽川荘の先の橋で左折する林道。時々土砂崩れで怖い場所もあったが、自動車で侵入は可能だった。 権現堂山登山道の入り口。重機が入っていた。池に水を引く用水が土砂崩れで埋もれてしまったらしい。登山道に行くつもりが、どう見ても広くなっている重機の作った道に入ってしまう。こちらではない。 登山道は重機が隠していた。一度来た場所のはずなのに、工事のせいで道が分かりづらくなっているので間違えてしまった。 権現堂山の登山道は最初から登りだ。林をぬけると尾根道になる。ときおりひび割れ等があったが、登山道自体には危険はなかった。 これは滝見台から見た権現堂山への登山道。とにかく尾根を行くらしい。 実は滝見台も滝がわの一部が陥没していた。あまり滝がわには行かないほうがよい。 |
栖吉不動滝 (新潟の滝28) 思いがけず、滝前に出ることができた。 谷間を裂いて流れる滝である。 大きさ比較。 これは1段目の滝。 この下の2段目には出られない。 今回、この銀色の鎖が光って 滝前に行くルートがあることを 教えてくれた。 これは上から見下ろした写真。 断崖に見えるが、ちゃんと足場になる 階段が岩に掘られている。 ただし、浅くて滑りやすいので、 鎖は大変にありがたい。 |
(2005/6/11) 国道352号は栖吉の集落まではほぼ問題なく通れる。が、集落を過ぎて、八方台に行く道を分ける地点になったら通行止めだった。 八方台にもいけないので、「めっとの滝」への道も閉ざされている。 ところが、この通行止めのゲートは微妙に開いていて、見ている間に自動車が何台か通り抜けて行った。と、いうことで、我々も侵入。あくまで自己責任だ。 首尾よく不動滝への道の入り口まで行けた。土砂崩れの跡があちこちにあり、それを補修している工事の最中らしいので、工事が行われている場合は通行はムリだと思う。この日は土曜日のためか、工事車両はなかった。 滝への道に入って驚く。道が土砂で埋まっている。が、さらに驚く。その土砂の上に踏み跡がある。不動尊があるので、その氏子が行ったのかもしれない。踏み跡があるからには、行けるのだ、と、我々も進む。 土砂が立ち木とともに崩れ落ちて来て道をふさいでいる。その上を踏み跡を頼りに進んでいく。 道自体がすっかり崩れている場所もあった。 自分たちが行っておいてこんなことを書くのは妙なものだが、栖吉不動滝には数年は近づかないほうがよい。これから梅雨に入って地盤がゆるむとまだまだ崩れそうな気配だった。どうしても行きたい場合は、家族にかならず栖吉不動滝に行くことを連絡した上で、遺書を用意する覚悟で行ったほうがよいだろう。 |
木山沢不動滝 (新潟の滝64) 滝そのものは、全く変わりなく 静かに落ちていたが 滝つぼの周辺の地形が変わっていた。 なんだか広々していた。 前の写真と比較してみたら、 滝前の斜面が崩落したらしい。 |
(2005/6/11) 県道57号から例の看板で木山沢不動尊に向かって左折する。そこまでの道のりは、栃尾市街から問題なく通行できる。ただし、道はうねっていたり、所々陥没しているので注意が必要だ。また、両側の山々が土砂崩れの跡もなまなましい。 ところが、看板から先に進むと、いくら進んでも木山沢不動尊への入り口の道がわからない。こんなに奥には来なかったはずだと逆戻りして探すと、ショベルカーのある場所があった。道は完全に途切れていたが、ショベルカーを通り過ぎて道の残骸に行ってみた。不動尊へと渡る場所が無残に崩れ落ちて、道ではなくなっていた。階段も崩れていた。 滝前の橋も取り壊されて渡れないようになっていた。 ただ、滝だけは変わりない姿だったのが救いである。 |
新潟の滝もくじ ときどき週末温泉族になる んがお工房の日本百名滝めぐり 掲示板