2012年9月22日の石滝はこちら
![]() 石滝 手前に大きな木があって 全体を見る邪魔をしている。 ![]() 滝の下の部分。 ここから橋をくぐって川に注ぐ。 |
2003/1/19 石滝(上段15メートルほどか?) 上川村 雪の積もっている1月2月は新潟の滝に行くつもりはさららさなかった。雪に阻まれずに行ける滝はすでに行きつくしているし、無理に積もっている所に行くと危険でもある。が、今日は温泉に上川村まで行くことにしたのだ。(近くのめぼしい温泉施設にも行きつくしてしまって、一番近いのが上川村になってしまったのだ)上川村といえば、まだ行っていない滝がたくさんある。そのうちの一つ石滝は道路沿いにあるので、その道路さえ除雪してあれば見ることができそうだ。滝好きとしては、スケベ根性を出さないわけにはいかない。 で、のこのこと行ってきました。 上川村は林業の村で、当然雪深い。しかし、スキーなどができるほどたくさんも積もらない。県道を曲がって山を登るたびにちょっとずつ雪が多くなって、これは行き着けないな、と感じていたが、意外にも困ることなく石滝に着いてしまった。もっとも石滝までの道は時々すれ違いのためのスペースがもうけてある程度の細い道のうえ、なだれ注意の標識がまさに現実味を持っている風景だ。絶対に新雪が積もった直後には行きたくない場所である。 この石滝は、写真でわかる通り、途中で人工の石堤になっている。どうも道路を作るためと土砂崩れ防止のための処置のようである。話によると昔は2段あってこの倍以上の高さがあったらしい。左の写真は道路の橋の上から撮影しているが、もしこの道路ができていなければ、石滝の沢が流れ込んでいる戸沢川まで直接落ちていて、かなりの規模の滝だったに違いないと想像できる。少し惜しい気もするが、これも致し方ないことだ。真冬でも滝を見ることができたことをとりあえず喜びたい。 ![]() これは大きさ比較写真です。矢印の先に私がいますが、白い服を着ているため、まざってます(笑) ![]() ![]() 左:石堤部分 右:近くの道路脇にあったツララ、ツララ、ツララ |
交通 盤越自動車道津川ICを起点に。R49に出て福島県方面に向かう。天満という交差点で県道227に右折。道路標識が出ているので、上川方面に向かうようにする。そのまま盤越道をくぐり、しばらく進む。あとはこの道沿いに『たきがしら湿原』の案内板があるので、そちらに向かうとよい。途中、案内板にしたがって県道288に左折。次の目標は『三宝分小学校』。集落に入って少し進み、右側に小学校の文字が見えたらその道に入る。県道288から斜めに登って行く形になる道である。細い道だが、左手下側に戸沢川の流れを見ながら進む。やや進むとつづら折りになるが、その一番はじめのカーブに不動様を祀った建物があり、そこを過ぎてすぐの橋から見あげると石滝が見える。 |
![]() 石滝 人工物をフレームの外に排除して撮影。 こうすると、かなり綺麗な滝だ。 ![]() こちらは橋からの見え方。 左上に車道が見える。 ![]() 大きさ比較。 一番滝の近くまで行っている。 あれ、滝が小さく見えるなぁ。 ![]() 落ち口。 道が上流の沢に沿っているので 沢を見ることができるが、 それほど大きくない沢だ。 ![]() ね、コンクリート部分のすぐ下は、 自然の岩盤でしょう。 自然のままだったら、 とてもきれいな二段の滝だっただろう。 橋の下流から見たら、 もっと段数の多い滝だったかもしれない。 |
2012年9月22日 石滝 2012年、夏から体調を崩して体力がガタ落ちになった。これでは登山も徒歩の時間数の多い滝に行くこともできない。 そんなワケもあって、滝めぐり前半のデジタル画像のない滝を再訪してみよう、ということになった。 再訪なので画像をおさえることができればいいくらいに思っていたが、この石滝については、再レポが必要だと思った。 と、いうのも、前述の2003年(うわ〜、9年も前だよぉ〜)に行った時には積雪があって、橋からしか見ることができなかった。 が、今回行ってみたら、護岸のコンクリート沿いに滝に近づくことができることがわかった。 近づけば、左欄のように人工部分を排除して撮影することもできるのだ。 さて、9年ぶりの石滝。 行ってみて、おわ〜、こんなに立派な滝だったか、とちょっと見直した。冬場の印象よりずっと綺麗だったのだ。 自動車は橋のすぐ近くに空地があってとめることができた。 そこからよく見てみると、滝に近づく道があることが判明した。 ![]() 橋からはこんな風に見える。 ![]() 橋の集落がわから滝に近づける。 ![]() 踏み跡がついているが、足を踏み外さないように。 積雪時では気がつかない踏み跡程度の道である。 護岸のためのコンクリート部分の最後まで行けて、滝の一番立派な部分を見上げることができた。 そこまで行ってみて、この滝は確実に二段以上の滝だったんだなぁと改めて実感できた。 堰堤になっている部分は自然の岩盤の上に作りつけられたものなのだ。 なんでこういう形にしなくちゃならなかったのか、さっぱり理由がわからない。自然のまんまでいけなかったのかなぁ。 ただ、滝の左岸もコンクリートで固められているのを見ると、土砂で埋もれてしまう可能性があったのかもしれない。 とにもかくにも、石滝は、その姿を半分人工物に変えられてしまった。 滝好きとしては、なんとももったいない話である。 |
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