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室谷不動滝
雪解け水を集めて、豪快に落ちていた。
下は、室谷川に落ちる無名滝たち。






2003/4/26 室谷不動滝 上川村 (落差20メートル)
朝から雨の土曜日。仕事や家事で午前中をつぶしてしまったが、せっかくのGWにどこかに行きたくて仕方がない私たちである。そこで、もう満開はすぎいるという情報があったが、まだ咲き残っているはずだと上川村にある野中桜を見に行くことにした。この桜は国の天然記念物に指定されている、とても大きなはなびらを持つ桜である。野中桜についてのレポートはここへ。
桜はやはり見ごろをすぎていた。
それならばと、ついでにまだレポートしていない室谷不動滝に行くことにした。
この室谷不動滝は、まだ本格的に滝めぐりをするずっと以前に訪れたことがある。その当時は道がまだできていずに、とても細い林道のようなところを通り、川のずっと向こうからしか滝を見ることができなかった。ついでに、その時は季節がいつだったか忘れてしまったが、水量が少なく、しょぼい滝だと思ったものだ。
が、今回来てみたら、雪解けと雨の水を集めて、ものすごく豪快に落ちていた。
滝つぼに三角形の岩があり、そこに水があたってはじけていた。遠くに見える三角形の山とどこか形が似ていてユニークだった。
    
  
室谷川に流れる沢が滝になっている。室谷川の対岸からしか見ることができない。
  
右は滝つぼにある三角の岩のアップ。落水をモロに受けている。
    
  
かやぶきの里は、まだ2棟のみ。その裏手の道に不動滝の看板がある。林の向こうに滝を覗ける。
滝は、これも最近できたらしい「かやぶきの里」の裏手にある。まだ2棟しかかやぶきの家はなかったが、どうやら食事などができるようになっているらしかった。
室谷不動滝が落ちる室谷川には、この時期だけのものなのか、たくさんの沢が滝になって流れ込んでいた。
ついでに来たわりには、ものすごい水の量の室谷不動滝を見ることができて、大満足だった。
交通
磐越自動車道を津川ICで降りる。国道49号線に出て、福島方面に向かう。天満という交差点で右折して上川村方面に向かう。あとはひたすら県道227号線を外れないように進めば、どんづまりがかやぶきの里である。そのかやぶきの里の裏手に細い道があり、林ごしに滝を見ることができる。
途中、温泉である「みかぐら荘」や「あすなろ荘」に向かう道が左に分岐するので、そちらに行かないように注意する。
左欄の小さな無名滝たちは、上2つが室谷川の対岸から室谷川に落ちている滝。注意して見れば見落とさないだろう。下の一つは、室谷川とは反対側の滑り台などがある遊べるスペースのそばにあった。いずれも雪解け時期にしか滝らしく見えない滝なのかもしれない。

2012年9月22日  室谷不動滝
初訪から9年後、鮮明なデジタル画像を得たくて、再び室谷不動滝を訪れた。
ただし、日が悪かった。秋だ。しかも、この夏はとにかく雨が降らずに暑い日が続いた。
行ってみてびっくり、あの室谷不動滝がほぼスダレ状態になっていた。
しかも、木々の葉っぱの茂り方や夏草の繁茂が半端な状態ではなく、あのキュートな三角岩が今も健在であるかどうかさえ確認できないでいた。
初訪は4月だが、偶然にしてもよい時期に行ったのだと痛感した。
  
  
   4月の不動滝と比べたら別の滝みたいな水量だ。それに、なんか、木の数が増えてるしぃ。


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