![]() 荒沢不動滝 不動尊の奥の緑深い場所に ひっそりと落ちている。 いかにも不動尊の裏にある滝といった 風情のある滝である。 ![]() 大きさ比較写真。 意外にも大きく写ってしまった。 正真正銘3メートルくらいの落差 しかありません。 ![]() 滝つぼ。 浅い。が、綺麗な水が沢になって 不動尊の前にある田んぼにむかって 流れて行っている。 ![]() 山道にあったツリフネ。 きれいな竹林の間も歩く。 散歩にはいいかも。 夏だと汗だくになるけれど。 |
2003/9/7 荒沢不動滝 浦川原村 (落差3メートル?) 実は、たった1本だけで独立したページにするのははばかられる滝である。だが、位置的にどこの滝とセットにするわけにも行かない場所にある滝なのだ。 さて、この滝、地図にもないし、たぶんどんな本にも紹介されていないだろう。なにせ、私たちも道路にあった杭の文字だけが頼りだったのだ。遡ること昨年の11月。たまたま県道61号を浦川原村から吉川町方面に向かって走る機会があった(何をかくそう、安塚の不動滝を見損なった時である。)その時、たまたま道路に立っている杭に『荒沢不動滝』の文字をみつけてしまった。その時は夕暮れだったので、たずねることをやめておいたのだが、今回は午前中にそこを通る。またしても安塚の不動滝へ行くついでなのだが、これは片付けてしまわねばなるまい。 と、いうことで首尾よく杭を見つけ、その矢印の方向へ自動車を進めた。 途中分岐になるごとにしっかり案内の杭は打ってある。ちょっと気になるのは、案内が不動滝から不動尊に変わっていること。もっともお不動様と滝の関係は密接で、不動尊の近くに滝があることはよくある。きっと村の鎮守の不動尊の裏にでもある滝なのだろう、と『上岡』の集落をずんずん進んだ。 坂道を上がって、カーブした所に最後とおぼしき杭が立っていた。そこから先は道は細くなっていて、自動車では入れそうもない。入ったとしてもすれ違いは無理だ。 ![]() ![]() 道路に自動車をとめて歩くことにした。どうせ参道である。ちょこっと歩いて不動様にお参りするくらいの気持ちでいた。 いつもながら、軽く思っていると必ずしっぺ返しというやつはあるものである。 自動車一台ほどの林道のような道をしばらく登る。けっこう急な登りで息がきれる。さらに登る。まだ登る。ずーっと登る。いったいいつまで登るんだ。どれだけ歩いても不動尊なんて見えやしない。これは、すれ違いができようができまいが、自動車で来るべきだった。とにかく目的地に着くまで歩くしかない。 やがて引越しセンターの荷台だけを利用した倉庫らしいものが見えてきたが、不動尊は見えず。そこからなんと、下りになってしまった。 こら。私たちは山を一つ登ってしまったのか。 このまま歩いたら、その先に立派な道路があったりしてね〜。表から入ればものの5分だったのに裏から入ってしまったのかもね〜、なんて話していたら、本当にその通りになってしまった。 急ですべる下り坂の向こうには、ものすごく立派な舗装道路がありましたとさ。 で、不動尊はどこよ。 ありました。ちゃんと坂の上に向かって案内板が出てました。矢印の方向にチン、と祠があった。 ![]() その祠の向こうに細い道があり、3分も進まないうちに滝が見えた。 う〜ん、小さい。落差3メートル。でも、不動様のご神体なのだろう。 隣には大きな浅い洞穴のような所があり、そこで神事が行われているらしい。 ああ、3メートル。これのためにまた山を登り、山を下って自動車に戻らなければならない。 それにしても、目の前の舗装道路はどの道なんだ。 自宅に戻って地図を調べてみたが、手持ちの地図にはその道路は書いていなかった。5万分の1の地図なら荒沢不動尊の存在は記されているが、その前に立派な道路はない。どうやら新しい道路らしい。 ちなみに、その新しい道路には荒沢不動尊の案内板はない。 わざわざ道路に背をむけて、山を登る林道側にむけて『荒沢不動尊』と案内してあるってことは、やっぱり『上岡』の集落から入るのが正式のルートなのだ。 いや、正式だろうが、なんだろうが、労力は少ないほうがいいに決まっている。 もしこの滝を見たい方がいらっしゃったら、浦川原村に問い合わせて、近い道を探すほうがよいと思われる。 |
|
交通 本文を参考にして欲しい。 県道61号は柿崎町と浦川原村を結ぶ道である。滝の杭をみつけるには浦川原方面から進んだほうが見つけやすい。ほくほく線をくぐって、しばらく進むと案内標識がある。『上岡』の集落方向にに左折する場所である。 ただし、この場所から行くと、片道30分は歩く。林道を自動車で進めば楽であるが、すれ違いポイントは少ない。そのうえ、コンクリート部分にコケが生えていて、ものすごく滑る。 どこかに不動尊の前を通る道があるはずである。予想では、県道258と県道253を結ぶ道ではないか、と思われる。 |
新潟の滝もくじ ときどき週末温泉族になる んがお工房の日本百名滝めぐり 掲示板