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 69





どっぱら清水の滝
清水の湧き出し口を水源に
下の沢まで急角度で落ちて行く。
渓流瀑とするなら、長さは
50メートル以上あるだろう。
下の沢から湧き出し口まで登り、
自分の足でその長さを実感できる。



湧き出し口。
左端がぼやけているのは、
冷気がもやになって
漂っているため。


看板。
小さい上に変色して、文字が
黄色くなってしまっていて、
本当に目立たない。


下中央にダンナがいる。
ほとんど保護色だよ。
ここが湧き出し口。
つまり、滝の出発点。




どっぱら清水の手前にある
無名の小滝。
下の段がだいたい人の背丈ほど。
だが、奥にも上の段が見えている。
沢といえば沢なのだが、
こちらはぐっと滝らしい。



小滝の流れのアップ。
苔が生えていて、美しい。




以下は登山道の脇を流れる沢である。
とにかく水が綺麗だった。














もう少し登山道が整備されていて、
子供でも危なくないようだったら、
とてもよい散策路になるのになぁ。
あまりにも草が伸び放題で危険だった。


2004/7/4  どっぱら清水の滝     五泉市 (長さ50mくらい?)
まず、冒頭で断っておかなければならない。
今回のどっぱら清水の滝は、どうひいき目に見ても、どんなに滝好きが見ても、滝じゃないんじゃないかなー、という感じの滝である。たぶん、これは沢でしょう。
滝とは水流が川床から離れる場所がある流れであるという定義からすると、間違いなく沢だ。
では、なぜわざわざ新潟の滝69としてレポートをアップするかというと、単に詳しく書きたかっただけです(笑)

さて、この日はフェーン現象も手伝って、新潟はかなり暑かった。私たちは単に水を汲みにどっぱら清水を目指していた。このどっぱら清水、地酒の「菅名岳」の仕込み水であり、寒の入りから9日目の寒九の水をわざわざ大勢で汲みに来てお酒にするという行事もある。(こんなレポートもあります)
どっぱら清水は、菅名岳という山の登り口にある、というのは、あらかじめ前述のレポートなどを読んでいて知っていた。が、どういうわけか記憶では片道30分という記憶だったのだ。
往復1時間。軽い散歩くらいじゃないか。
大勢で水を汲みに行けるくらいの所だから、きっと水汲み場の前は開けていて、その場でコーヒーでも沸かして飲めるだろう。と、簡単に思っていた。
いつもいつもそうなのだが、近い場所だと、私は思いっきり行程をナメる。
午前中から長い行列のあった吉清水の水汲み場を通り過ぎ、菅名岳の登山口の駐車場に到着する。
ここで私は疑問に思っている。どうしてどっぱら清水を汲みに行かずに下の吉清水に行列しているのかしらん。往復1時間がイヤなのかしらん。
まず、駐車場のすぐ脇にゲートがある。ここから先には自動車は入れない。徒歩で歩くこと10分ほど。あ、登山口だ。ここからは山道なのだな、と思って、そこに立っている看板でよくよくどっぱら清水の場所を確認した。
あれ、ここから登るのじゃない。もう少し先から登るのだ。
しかも、こら、待て。どっぱら清水までの時間が60分って書いてあるじゃないか。
思わず後ろに立っているダンナを振り返った。振り返ったが、お互いすでに諦めている。毎度のことなのだ。その場になって見積もりが甘いと気がつかされるのは。
仕方なく登山口から林道に戻って、さらに歩き始めた。
  
最初に出て来る登山口。ここへ入ってはいけない。
林道は開けていて明るい。登山道より蝶が多いのがせめてもの慰めだ。
途中、林道が分かれていて、不安になった。ちょうど山を下りて来た人に「どっぱら清水はこの道でいいのか」と尋ねたら「この先で林道が終わって山道になる。私はどっぱら清水から来たが、下りでここまで30分くらいかかっている」と教えてくれた。「山道なのは覚悟してます」そう答えてまた歩き出した。
結局、普通なら30分ほどで登山道の終点まで行けるはずなのを、蝶を撮影しながら歩いたものだから50分もかけて到着した。
  
ミドリヒョウモン

  
スジグロシロチョウ

  
サカハチチョウ夏型
登山道に入ると、道は沢のすぐそばを歩くことになる。
この沢はとても綺麗だ。水が澄み切っている。
登山道の入り口に地図看板があり、そこでどっぱら清水の場所を確認しておいた。どうもこの登山道は幾つかに分かれているらしい。
まず砂防ダムを2つ通り過ぎる。ふむふむ。ちゃんとダムがあるぞ。それからしばらく登る。登るって、あれれ、道が見えないぞ。いや、道はちゃんとある。しかし、成長したいだけした雑草たちが道を覆って見えなくしているのだ。中には棘のある草もあり、ナメきって長袖を着てこなかった私は両腕を上げてやぶこぎしなければならなかった。
沢を何度か渡る。が、きちんと丸木橋がかけられている。もっとも私はこの丸太を組んだだけの橋がものすごく苦手だ。どんなに沢に落ちても怪我しない程度の高さであっても、おっかなびっくり渡るので時間がかかる。
  
沢沿いを歩く。

  
丸太を組んだ橋。

  
右に見えるのは砂防ダム。
やがて、少し開けた場所に出ると、左手から滝が落ちているのが分かった。
これがどっぱら清水なんじゃないか、と思ったが、ここまでの行程でどっぱら清水への道にはしっかり案内があったので、等の清水に看板が無いわけがない。これはただの無名の滝だろう。
またしばらく歩くと、こんどはきちんとどっぱら清水には右に進めと矢印があった。
しかし、このあたりで私は歩みがのろくなっている。
なぜなら、天高く己が身よ届けとばかりにせいいっぱい伸びているヒルを見てしまったからだ。
いるよー。カサカサ乾いているからいないと思ったのに、沢のあたりは濡れているんだもんなぁ。
とにかくナメきって来ているので、スパッツもはいていない。
ヒルがいると思うだけで、背筋が寒くなって、この山から逃げ出したくなる。
最後のどっぱら清水の矢印から登りがきつくなる。すぐ脇にきれいな沢が流れているが、これがこのきつい登りなみに急な流れになっている。ところどころ苔などが生えていて、なかなか綺麗だ。これ、渓流瀑っていわないか?
  
左はツバキ平。右がどっぱら清水。
ヒルに気をつけつつ、また、滑りやすい急な坂に気をつけつつ登りながら、ふと考えた。この隣の滝の落ち口がどっぱら清水だったりして。
ビンゴだった。
沢が途中で山の中に飲み込まれている。伏流しているというよりは、湧水が沢になって落ちているといった感じだ。
どっぱら清水のどっぱらは、「胴腹」と書くのだが、山の胴腹から沸いた水が沢になって下の沢まで急な斜面を駆け下りているのである。
しかも、水が冷たい。
この日は気温が高かったせいか、清水が湧いているあたりから冷気がもやとなって漂っていた。
しっかり見えづらいが看板もあって、ついに我々はどっぱら清水に到着した。
しかし、寒九の水を汲みに来る人はとんでもない。雪の中、何リッターもの水を担いでこの道を戻るわけである。そりゃ、冬はヒルいないでしょうが。
ところで、沢の大もとが清水になっているどっぱら清水。その周りにコーヒーなんて飲めるスペースは全くなかった。斜面である。立っているのも辛いくらいだ。しかも、ヒルいるし。
仕方なく我々は水を汲んで(2.7リットル、ダンナがしょいました)そのまま戻ることにした。
登山道入り口まで戻って、とにかく靴をチェック。いたよ、いました。しっかりと。両方の足に1匹ずつヒルがくっついていた。まだくいつかれてはいなかったが、危ないところだった。でも、ダンナにはくっついていなかった。どうしてなんだろう。ヒル好きされるのか、この私。
もう午後1時も回っているので、ベンチも何もないところだが、仕方なしにここでコンビニおにぎりを食べて、また林道を駐車場に向かって戻った。
コーヒー飲んでないなぁ。今日の目的は滝前コーヒーだったはずなんだが。せっかくいい水が手に入ったというのに。
これまた仕方ないので、少し自動車を走らせて、早出川ダムまで行った。このダム、本当に何もない。何もないので、人も来ない。ちょっと日曜の午後をもてあました人がチラっと来ては戻って行く程度である。
ここでどっぱら清水を沸かしてコーヒーブレイク。暑い日だったが、やっぱりお外でコーヒーは美味しい。
そのうちしたいなぁ、滝水滝前コーヒー。
未だその願望を果たしていない我々である。
  
  
  今回水を汲みに出かける原因になったアイテム。平らな形のケトルはリュックにも楽におさまって、お湯もすぐに沸いた。右は和柄のアウトドアクッション。アイテム協力は、ユニフレーム様
  
交通
国道49号線から馬下橋を渡って国道290号線を五泉市方面に進む。磐越西線を陸橋で渡る。するとまっすぐで見晴らしのいい道になる。このまっすぐのあたりに左折すると大蔵山登山口とか吉清水とかどっぱら清水とか書いてある小さな看板が出てくる。その看板に沿って行くとまず蕎麦屋があり、道なりに進むと民家をすぎたあたりに吉清水の水汲み場がある。ここは、あずまやなどがあるのですぐにわかる。
ここからさらに先に進むと道は行き止まり。20台以上とめられる大蔵山、菅名岳の登山者用の駐車場がある。自動車はここまで。
ここから林道を進むと、右側に下りて行く道が出てきて、第一の登山道になる。この登山道は登らないので、そのまま林道を歩いて行く。
林道をしばらく歩くと、右手に平行して流れていた沢を渡る橋が出てくる。橋の向こうに大蔵山登山道と看板があるが倒れ掛かっているので、ずっと存在しているのかは不明。この橋は渡らない。渡らずにずっと沢を右手に見ながら進んで行く。かなり進むとまた橋が出てきて、今度は沢を左手に見ながら進む。これもけっこう歩く。やがてどん詰まりになる。ここはやや広い駐車スペースのようになっている。
突き当たりから登山道に入る。
沢の脇を通る道なので、時折道自体が沢になってしまっている場所もある。必ず登山靴で行ったほうがいい。
また、季節にはヒルが出没するので、ヒル対策は怠らないように。
沢を丸木を組んだ橋で右に左に渡りながら進むと、20分ほどで小滝のある広いスペースに出る。ここをすぎてすぐに矢印が現れる。矢印のとおりに右に進むと、急勾配になっている。軍手も必要だ。
この急勾配の右手がすでにどっぱら清水の滝である。
この滝のスタート地点がどっぱら清水だ。


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