青木の滝 高柳川の本流がそのまま落ちている。 2段か、それ以上の滝である。 一番したの段で多く見積もって 落差は3メートル。 上の段も入れてようやく5メートル といった所だ。 大きさ比較が撮りたかったのだが、 滝に近づけなかった。 滝の前に見える砂利が中洲で、 そこに行くには長靴が必要だ。 かなり水量はあったほうだと思う。 落差は無くても見栄えがした。 これは大木の根元から撮影したもの。 滝の上流は平らになっている。 で、上の写真を撮影するダンナ。 だいたい、こんな距離です。 私が気に入った気持ちのいい空間。 これで寒くなくて、熊の心配が無ければ 最高だったのだが。 小さな沢の滝。 段々になって、なかなか綺麗。 巨木と滝。 おそらく、間違いなく、 あの巨木は滝の名前の由来だろう。 |
2004/12/12 青木の滝 落差5メートル? 加茂市 困ったときの「青木滝」というのが私たちの合言葉になっていた 何のことだとお思いだろうが、この「青木滝」、地図に必ず載っている滝であり、私たちの住む場所からも平地からもかなり近く、家族でピクニックついでに行ける滝(と思っていた)らしいので、1日しか休みがない時や、今にも雨が降り出しそうな時に行ける滝としてとっておいたのてある。 今日、その切り札を使ってしまった。 平年の12月ならもう滝見などは諦めている天候のはずなのだが、今年はとにかく暖かい。この青木の滝から伸びる登山道が向かっている粟ケ岳もまだ冠雪していない。しかも、晴天。さらに付け加えるなら、今日は1日しかない休みで出発は午前10時過ぎているときたもんだ。この切り札を今使わずにいつ使おう。 そんなわけで、毎度おなじみSyamさんのページを参考に行って来ました青木の滝。 行ってみてびっくりしたのだが、決してお気楽な滝ではなかった。 まず、林道が閉鎖されていた。と、いうのもこのあたりは7月に集中豪雨があった山の下流にあたる。その水害で林道が崩れたのかもしれない。 しかし、その閉鎖されているゲートまでもかなり川をさかのぼって進んでいたので、そこで自動車を諦めて、歩いて行くことにした。さて、どれくらい歩くのかは見当もつかない。 まあ、この滝のあともう1つ滝を見る予定でいたのだが、それを諦めれば行きつけるだろう。まさか日が暮れることもあるまい。 ゲートのまん前に自動車を止めて、身支度をして歩き始めた。 左に美しい水が流れる高柳川を見ながら歩いて行く。道は快適で、決壊した様子など全くない。全く無いまま、自動車が入れる終点になってしまった。歩くこと10分程度だった。 なんだ、案外近くまで来ていたのだ。 そこから150メートルで青木の滝だと木に看板がくくりつけられている。 終点から先もかなり広めの登山道で、ほとんど登ることなく歩くことができる。ほんの3分で道は小さな沢を渡り、そこから1分もしないで、「青木の滝」と書かれた杭の前に着くことができた。 小いさい沢を渡り、杭のある場所へ。 さて、滝。 滝はかなり下方に落ちている。杭は滝の落ち口の上にあるのだ。 滝よりもむしろ滝の上に立っている何かの巨木のほうが目立つ。大きな木は、どこか苔むしていて、青く見える。これがもしかしたら「青木の滝」の名前の由来なのかもしれない。 滝の落ち口のすぐそばに立つ大きな木。枝が空いっぱいに広がっていた。 巨木の根元まで登山道から降りて滝を撮影する。が、落ち口から見下ろす滝は滝らしくない。 上から見ると滝つぼのあたりには河原があって、そこに下りれば滝を正面から見ることができそうである。登山道を引き返し、小さな沢をもう一度渡って、その下流あたりから下りやすそうな場所を選んで川に下りて行った。 12月でよかった。下生えがほとんど枯れていて、足元がわかりやすい。少し下りづらい場所もあったが、笹の葉っぱの丈夫なのをつかんで河原に下りることができた。 滝は見えた。しかし、正面からというわけにはいかなかった。 川の中洲まで渡ればかなり滝に近づけるだろうが、ものすごく冷たい水が流れていて、長靴ではない私たちは渡ることを諦めた。 しかし、とてもいい空間である。 滝つぼは意外にも広く、しかも、本流の青木の滝だけではなく、さっき杭の所に行くのに渡った沢も小滝となって同じつぼに落ち込んでいる。 滝自体は落差は無いのだが、滝を含む空間がきれいにまとまっていて落ち着く。 それに、何より、水がきれいなのだ。 あまりにも透明だ。何の穢れもないように見える。 平地からそれほど自動車を走らずに来れる場所でこれほどの清流を見ることができるとは思わなかった。 河原でおにぎりを食べ、コーヒーを飲んで、しばらくその空間の雰囲気を味わった。 この滝、ぜひみんな見てくれよ、と大声で宣伝したいくらいなのだが、この気持ちのいい空間を台無しにされたくもない。そっと静かに落ちていてほしい、そんな名滝だった。 |
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交通 最寄ICは、北陸自動車道三条燕IC。加茂市に向かって進んでもいいが、加茂市の混雑を避けるには、国道289号線を下田村に向かって進み、下田村に入った後、国道290号線で加茂に向かったほうがいいだろう。山道になるのが、道幅は広い。あとは突き当たりまで進み、左に行くと国道290号、右に行くと県道244号という場所で県道のほうへと右折する。「美人の湯」の方向である。 しかし、美人の湯まで行ってしまったらかなり行きすぎである。右折したらすぐに左折すると上高柳という標識のある道になる。やや細い道だ。この道に入り、ずんずん進む。 上高柳の集落が途切れて(バス停があり回転スペースなどもある)田んぼばかりになるが、それでも迷わず進む。やがて林道らしくなるが、なおかつ進む。 すれ違いが困難な細い道なので注意が必要である。 やがて、下の写真のような場所になる。 林道は松平橋で通行止め。 災害のために林道を閉鎖すると書いてある。が、自動車で行けない場所は無いようだった。閉鎖されていなければ、このゲートのすぐ先にある松平橋で高柳川を渡って、もうしばらくすると自動車止めになる。この松平橋から先は砂利道だった。 自動車止めには別の林道の分岐などがあり、自動車2台ほどがんばれば止められそうなスペースがある。そこから木につけられた看板の示す通りに150メートル歩けば「青木の滝」である。 自動車止め。右がわに別の林道があった。青木の滝への道は「権現堂」「一ノ木戸」「白山」に至る、との杭が。右側には、橋立に至るとの杭があった。 登山道からは滝の落ち口から見下ろすようにしか見えない。 小さな沢の手前のおりやすそうな場所から河原に下りよう。ただし、道はないので、藪こぎになる。軍手はあったほうがいいだろう。あまりに下流から河原に下りてしまうと滝に近づけないので、適度な場所の見極めが肝心である。 小沢より上流から青木の滝の杭までの間はは滝つぼなので危険だ。そこから下りるのはやめたほうがよい。 |
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