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南沢の滝たち

弥彦観光協会に滝の名まえについて
問い合わせたところ、
国上・黒滝里山の会の小林様に
直接きいていただいて、
滝の名まえを回答してもらった。
小林様、観光協会の鈴木様、
本当にありがとうございました。



走りの滝
最初の砂防ダムの上の段瀑の
次に現れる滝である。


大きさはこれくらい。
上の段とあわせて、なんとか5メートル
あるかないか。



蕪菁(カブラ)の滝
走りの滝の上の段に見える滝だ。
カブラ、つまり蕪のような形をしている。



一本滝
形としては、南沢の中では
一番立派な滝なんじゃなかろうか。
落差7メートル。



別角度から見た一本滝。


大きさ比較。


綺麗な滝つぼがあった。


二段の滝
きゅきゅっとした段差が
なかなかかわいい滝。



不明滝
2つ目の砂防ダムの上にある。
この滝を登るのは、滑りやすくて
とても難儀しました。



大きさ比較。
落差は4メートルほどか。



落差の滝
最後の滝らしい滝。
3メートルほどの落差があった。
沢の水もすっかり細くなっている。



雪割り草も滝を見ている。




帰りに撮影した脇からの滝。
脇の山の斜面から
下の無名滝に向かって落ちている。
ほとんど水道の蛇口くらいの水が
段々になって、かなり上から流れている。



無名滝
落差はほとんど無いので、
滝とカウントしていいのかどうか。
ただ、砂防ダムをまいてから見下ろすと
最初にみえる滝らしい流れではある。
こちらも帰りに撮影。

小林さんによれば、6メートル以上を
滝としているらしいので、
名まえのない滝も多い。
2005/4/2  国上山南沢の滝たち   弥彦村

この日は所用があってどうしても海辺に行かなくてはならなかった。とてもよく晴れた日だったが、山奥に分け入って滝を探すわけにはいかない。
いかない、わけではない、と前日にわかった。
新潟の海辺には、弥彦山塊という立派な山が存在するのである。以前からこの山に滝が無いわけがないと思っていたが、前日に探してみたら沢登りをする人が弥彦神社のすぐそばの川でかなり大きな滝に登っているレポートを書いてらした。
そこは行けない。沢屋さんの領域である。
もっと別の場所はないか?
実は以前から弥彦山にはお部屋の滝という滝があるとうわさには聞いていた。たしか前に弥彦神社を散策しつつ探したことがある。今回はもう少しきちんとネットで調べてみた。
お部屋は無かったが、別の滝があった。黒滝城跡森林公園というのがあって、その地図には「黒滝」、「箱滝」、「カブラの滝」という名称がある。3つもあるのか。これはいい滝見ができそうだ。
そんなわけで所用を終えてから黒滝城跡森林公園を目指した。
いや、黒滝城跡森林公園にたどり着くまで多少の紆余曲折があってかなり体力を消耗したのだが、その辺りには触れないでおきたい。(どうしても知りたい人はここへ)
麓1区という集落をぬけて、すれ違いが困難な林道に入ると、ネットで調べた地図のとおり南沢への入り口があった。が、まずはここを通り越して、黒滝のある黒滝城跡方向へ自動車を進める。ほどなくそちらに曲がる入り口がみつかったが、なんと工事中で通行止め。
イラストマップでは曲がり口からそれほど距離なく黒滝があるはずなので、自動車を道路わきにとめて歩いてみた。
右側に沢があり、この沢の上流に滝があるのかと思わせられたが、どうにも沢の水が頼りない。しかも、道は沢から離れてどんどん山を登っている。黒滝の正確な場所がわからないので、やみくもに道を徒歩で登るのはどうかと思われた。なにせ、これ以前にかなりいらぬ体力を消耗しているし。
あっさり探すのをやめて、南沢に入ることにした。
こちらは、黒滝城跡森林公園のトレッキングコースということもあって、道も整備されているはずである。
比較的分かりやすい入り口があったが、駐車するにはスペースがなかった。ほんの少し戻って路肩が広くなっている退避スペースに路駐する。
    
  
南沢への入り口。林道が城川を渡る橋の所にある。
最初林道沿いに流れている城川に沿って少し歩き、それからいつの間にか左手に南沢を見ながら歩くことになる。
道が右に大きくカーブしている先にまず砂防ダムが見える。そちらに向かって道が伸びているように見えたので進んでみると、砂防ダムを登る場所はなかった。手前の看板の所から上に道があり、そこから登って砂防ダムをまくらしい。
  
下の道を進むと砂防ダムになってしまう。ここは登るのが正解。
砂防ダムの向こうに出ると、まず沢の流れが沢らしくなり、滝と言えそうな段々の流れが見えた。ただ、この段階でかなり沢より上に登ってしまっているので、下る道らしいものもあったが先に進むことにした。滝と名まえがつくからにはもう少しちゃんとした滝があるにちがいない。
沢沿いの道は、ピンクのリボンや水色のリボンでマークがつけてあって、迷うことはない。だが、整備されているというよりは、踏み固められただけの道のような気もする。
少し歩くと、小滝とその上流に段差が2メートルほどの幅の広い滝が見えた。滝の周りにはショウジョウバカマが綺麗に咲いていて、こじんまりとはしているがなかなか綺麗な滝である。これがカブラの滝か?カブラというからには野菜の蕪みたいな形をしているんだろうから、こんなもんでもおかしくない。
では、この上流に箱滝があるはずである。
おお、あったあった。2段になっている立派な滝が姿を現した。よし、守備はすこぶる良い。
イラストマップの略図はおそろしく簡単だが、ちゃんとみつけられたじゃないか。あとは、この上流に「南沢の清水」があるはずだ。清水というからには、ちゃんと汲めるようになっているか、コップなりひしゃくなりが置いてあるだろうので、すぐそれと分かるはずである。
  
道は何度も沢を渡るが、だいたい飛び越えられる幅だ。

  
この辺りまでは快適な遊歩道である。
この2段の滝はどうやって上に行くのか少し分かりづらかった。ピンクのリボンが滝に向かって立つと左側にヒラヒラしているので、滝の左側から登っていくのだろう。わずかな足がかりをたよりにリボンを目指す。
と、1分もたたないうちにまた落差のある流れが見えてきた。あら、また滝だわよ。すると、どれがカブラの滝なのか、どれが箱滝なのかさっぱり分からない状態になってしまうではないか。
さらには、その滝の向こうにものすごい落差の直瀑かと思わせる流れが見えた。
すわっ。これぞ大物。これこそが本物、と、滑りやすい足場をなんとかがんばって登って滝の上に立ってみると、なーんだ、堰堤である。

それにしても、「南沢の名水」が無い。
それに、少々期待して登ってきたのに、ここに至るまでに雪割り草の存在が無い。ほんの一株道の脇にあっただけである。
ここは雪割り草の宝庫弥彦山塊の一部だというのに。
とにかく、大きく立ちはだかった堰堤を巻く道にとりついた。
これが急な道だった。以前はきちんと道と分かるようになにか土台があったらしいのだが、それが崩れてしまって、踏み跡でなんとか道と判別できる程度である。両手をつかんばかりになって、堰堤の上まで進んだ。
その途中で、おや、これは雪割り草ではないか?という可憐な花を見つけた。2〜3株ある。これでキツイ斜面の疲れも癒される。
そこから5分ほど歩くと、またしても滝出現。落差は3メートルも無いくらいだ。その先から、道といわず斜面といわず、あちこちに雪割り草が出現しはじめた。花の色も形も無数といった感じで目を楽しませてくれる。しまいにいちいち写真で撮影するのがバカらしくなるほど雪割り草だらけになった。
かろうじて踏み跡程度の道の途中にもいくつも雪割り草が生えているものだから、私たちは必ず片手の指以上の雪割り草を犠牲にして進んでいるはずである。
避けようがないくらいあっちこっちに出現しているのですよ、はい。
ちなみに、滝の脇のすべりやすい道を登ったり沢を横切ったりする際には、ショウジョウバカマも犠牲にしている。なんか、自然を大切にしようというフレーズがむなしくなるくらいあちこちに山野草が顔を覗かせているのである。
3メートルほどの滝の上は、雪割り草を撮影しつつ登り20分ほど。途中に落差は少ないが大きなつぼをたたえた流れなどを見ながら進む。やがて沢の水も細くなり、最後のやはり3メートルほどの滝を最後に沢は土の中に消えてしまった。
  
箱滝。落差は50センチ無いと思う。まさかこれが箱滝とは思わずに、まじめに撮影していません〜。

  
でも、滝つぼは広かったりする。

  
あ、水が土の下になっちゃった。
おいおいおいおい、南沢の清水はどこよ!?
そんなもん全くないじゃないのよ。
よくよくイラストマップを見てみると、名水南沢の清水、とある。つまり、なんですか?この南沢そのものが名水ってことですか?いくらなんでも、飲みたい水じゃないけれど。
沢が土の中に消えてしまった先には、ピンクのリボンも水色のリボンも無かった。
少し上に平らな場所があり、まわり一面雪割り草だったので、そこでコーヒーを沸かして飲む。沢は土に消えたが、この先にも沢があったらしい流れの跡などがあったので、進んでみたが、ついに水は復活しなかった。
春先のほとんど音のしない山の中で雪割り草をみながらコーヒーを飲む。静かだった。蝉の声も虫の声もしないんだなぁ、春って。などと思った。
さて、帰路である。
実は来るまで、これは帰りがかなり怖いぞ、と思っていた。
案の定、沢を幾度も渡る場所が滑り、ぬかるみ、かなり怖かった。それでも来た道だから、なんとか帰ることができた。
行く時にちゃんと見なかった最初の砂防ダムの先の段々になっている流れもわざわざ見に行って、道なき斜面を登って泥だらけになった。
そこまで戻って気がついた。二番目に見えた大きな砂防ダムを境に下側には全く雪割り草が無い。たしかにそこまではそこそこ楽な道のりで、簡単に入山できることができる。
と、いうことは、下の雪割り草は根こそぎ心無い人に持って行かれた可能性が大きい。いくらなんでも、同じ山で10分そこそこの高低差の場所で雪割り草の分布が分かれるわけが無いではないか。
あまりにも歴然と砂防ダムを境にある場所と無い場所が分かれている。
なんだか、そら恐ろしさを感じた。
人間はあんなにたくさん咲き揃う可憐な小さな草花をちっとも見当たらなくしてしまうくらい貪欲に取ってしまうのだ。
  魚止めならぬ花泥棒止めの堰堤。
私のページを読む人は山野草よりも滝に興味が深い人であるから、場所も特定できるように書くが、できれば雪割り草を趣味にしているような人にはこの場所は言わないでほしい。木道が整備されて保護されているわけではなく、雑草のように当たり前に咲いている雪割り草は簡単に自分のものにしてしまえる気分になるのである。
だれのものでもない雪割り草や山野草は、もちろんあなた個人のものでもないのだ。
砂防ダム下のように、あるはずの山に雪割り草のない現状を見ると、本当に心配でならない。
どうか、可憐な花たちが今後もずっと咲きつづけられますように。
ここで出会った山野草たち
    

    

  雪割り草は本当にたくさんあった。

    
  カタクリはたったひとつ咲いていた。右はエンレイソウ。
    

  
  イチゲの仲間は白やらピンクやら紫など色々あった。
    

  オウレンの仲間も数種類見られた。

    
  ショウジョウバカマもたくさん咲いていた。右の花はハコベ。
交通
本文中を参考にしてください。
交通欄での詳しい案内はいたしません。



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