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2025/7/20(日)   早池峰山(小田越コース)の花たち (1913m)   岩手県
さすが花の百名山。
固有種が見られるはずのこの時期に行って、あいにく見られなかった花もあったものの、たくさんの花に恵まれた。
以下、羅列ではあるが紹介したい。

登山口からの木道あたりにはそれほど花がないかと思いきや、ツルアリドオシとよく似たアリドオシランが咲いている。
樹林帯が途切れるあたりから、ずっとコメツツジは咲いていてくれた。
  一合目のあたりから高山植物がいきなり咲き乱れる。
ホソバイワベンケイはほぼ終わりかけ。
右は何だ?
マルバシモツケの終わったやつか?
 
シラネニンジンかなぁ。
おおっ、ミヤマハンショウヅルがあるっ。
  イブキジャコウソウはそこら中にあった。
むむ、このとんがった姿は、ハヤチネウスユキソウ?
それともミネウスユキソウ?
 
  左はホタルサイコという花なんだって。
右はイワツメクサ。ホントに小さな花たちだ。
 
これ、何だろうね。何かの蕾なんだけど。
ナガバキタアザミらしい。
オトギリソウとウスユキソウ。ミネウスユキソウだと思う。
これもミネウスユキソウかな。
タカネナデシコはずっと登山道の脇に咲き続けていた。
左写真のウスユキソウは2種類の違うのが並んでいる。
どっちかがハヤチネウスユキソウならいいんだけど。
右、ミヤマハンショウヅルとその花穂。
タカネサギソウ。
五合目あたりにたくさん咲いていた。
  左、タカネイブキボウフウかなぁ。
右、ナンブトラノオ。
 
森林限界の一合目から上は低い樹木しかないが、シャクナゲはけっこうたくさんあった。
もうシャクナゲの季節は終わっているかと思っていたが、さすがに東北岩手である。
右はキバナノコマノツメ。
岩の隙間に時々小さな顔を見せる。
とにかくウスユキソウはたくさん咲いている。
どれがハヤチネウスユキソウなのか分からないので、とにかく撮っていたが、しまいにお腹いっぱいになってしまって、見ないフリをするくらいたくさん咲いていた。
右はナンブトウチソウ。
もちろん新潟では見られない花だ。
  五合目あたりにたくさん咲いていたのは、サマニヨモギ。
これも東北北部より北の植物。
つぶれた感じの小菊が下を向いていくつも咲いている。
 
左、これこれこれ、これ絶対にハヤチネウスユキソウ。
色々な画像を見て勉強したけど、左写真のウスユキソウが一番その条件に合っていた。
右はオヤマソバ。
左、チシマフウロ。
てっきりハクサンフウロだと思っていたが、ちょっと大振りでたくさん花をつけている。これも東北以北の花。
右、気の早いウメバチソウ。小さい蕾はたくさんあった。
左、唯一撮れた蝶。トラフシジミらしい。
風が強くて、花がたくさん咲いているのに、蝶はほとんどいなかった。
右、ミヤマオダマキ。鮮やかなブルー。
よく見るオダマキより背が低く、時々岩の間からちょこんと咲いている。
タカネアオヤギソウ。気がつくとあちこちに咲いていた。
  左、タカネナデシコ。とにかくずっとこのピンク色はそばにあった。
右、たぶんミヤマヤマブキショウマ。
 
 
ミヤマアズマギクは目立たない場所に咲いているが、ハシゴ場あたりからみられるようになる。
マルバシモツケはほぼ終了していた。
御田植場にマイヅルソウが現役で咲いていた。
ミヤマカラマツも御田植場あたりから目立ち始める。
  山頂直下にはたくさんのコバイケイソウ。
実は、ここまでに葉っぱだけは残っていたが、無残に食いちぎられていた。
鹿の食害だそうだ。
右はミヤマアキノキリンソウ。
木道の間からこんにちわ。
 
左は何だろうな。コウゾリナっぽいんだけど。
右、ハクサンチドリ。これも御田植場。
唯一、河原の坊コースがわにロープ越しの遠くに見えたミヤマシャジンらしき花。遠かったので、確認できなかったんだけど。
ミヤマアヅマギク。
右、キンロバイ。花はもう少なくなっていた。
他にも色々紹介できない花があったけど。
多すぎてどれを紹介していないかさえ分からない。

季節が違ってみることができなかったヒメコザクラやミヤマアケボノソウ、ナガバキタアザミなどぜひ見てみたい花もある。
山頂まで登らなくていいから、花だけ見るためにまた行ってみたい山だ。
さすがに岩場だらけの登りはヘロヘロになったので、次を考えるのはずっと先でいいけれど。すみません、ヘタレで。

                      登山の記録はこちらから。


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