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8時40分駐車スペースから出発
さすがに人気の花の山のシーズンだけあって、午前9時前ですでに満車状態。100台以上の自動車が駐車していた。
ここからトイレわきの小道に入り、林道に出る。
我々が向かうのは平元新道なので、道に出たら右。そしてすぐに左のゲートから別荘地に入る。 |
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9時10分林道途中のゲート。
林道は別荘地の間は舗装されている。半分以上未舗装だが、広くて歩きやすい。
このゲートから先はやや細くなる。
ゲートの向こう側でも山小屋の人の自動車とかバイクとかが通るので、注意して歩こう。
ゲートの手前、ダンナのいる場所に水場がある。冷たくて美味しい。 |
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9時40分 林道終点、登山道入り口。
看板には60分プラス60分で山頂とあるが、そんなに甘くない。 |
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登山道に入ってすぐに左側に水場がある。
湧き水だが、とても汲みづらいので、あてにしないほうがよい。 |
5枚葉っぱのツクバネソウ。 |
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登山道。ほぼ80パーセントが階段と思ってよろしい。とにかく登り一点張りで、休みながら歩ける場所が全くない。
ものすごくしんどい。
しかし、きちんと整備されていて、山頂まで危険な場所はただのひとつもない。
(もっとも、登山道なので気楽に考えたら痛い目みます) |
オオバユキササ? |
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登山道には道しるべがひとつもない。
他の登山道と交わらないためだが、せめて何合目くらいの標示をしてほしい。
唯一、山の家まであと20分という標示のある場所。
ここでちょっと休憩。
たぶん我々はここから山の家まで30分かかった。 |
マイヅルソウ。
山の家より上にも群生していた。 |
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10時55分 平標山の家
宿泊もできる大きな山小屋と本にあったので、もっと大きいと想像していたが、イメージより小さい。
途中で自動車で我々を追い越した人が布団の山積みされている小屋からヘビを捕まえて出てきたのにはびびった。
裏に水場とトイレもきちんとある。
水はここで充分調達できる。ベンチもあるので休憩した。 |
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11時10分 山の家出発。
山の家から上は森林限界を超えているらしく、いきなり景色が変わる。
ここから先が高山植物を見ることができる。 |
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はるか遠くにいただきが見えるが、あれはまだ平標山の山頂ではない。
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山の家から山頂までの両脇は
可憐なイワカガミで
彩られている。 |
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木道とあるが、だいたいが階段である。しかも、写真のとおりの線路かこれは、という感じの階段だ。足元を見ていないと踏み外すおそれがあるし、何より自分の歩幅で歩けないのが辛い。 |
時々イワイチョウもあった。 |
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とにかく登る。なにがなんでも登りだけ。
ああ、空が青いったら。 |
階段の下にアカモノをみつけて
なんとか元気をふりしぼり
さらに登って行く。 |
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最初のピークに着くといきなり両側に背の低い樹木。獣道みたいに細い道を行く。 |
チングルマ。
これがチングルマと気がつかなかった。 |
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細い道をぬけると、次のピークが見える。
まだ登り。とにかく登り。 |
ミツバオウレンも咲いている。 |
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しかし、あっけなく次のピークが山頂だった。まだまだ先があったら挫折するところだった。
12時10分 平標山山頂。 |
おお、これがタテヤマリンドウか。
ち、小さい〜。 |
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山頂にてへたり込むように昼食。
かなりの人数が休んだりお昼にしたりしている。ここは3つの登山コースの終点でもあるわけなので、混雑もするわけだ。
昼食後さらに先にある仙ノ倉山との間に広がるお花畑へ向かう。 |
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ハクサンイチゲ。
いやっていうほど咲いていた。 |
山頂からちょっと下っただけで一面のお花畑になる。
いやはや、これは本当にすごい。
全部花だ。
植物保護のために登山道にロープを張られているが、昔からここに来ていたらしい人は、ずっと前はこの花の中で昼寝をしたものだ、と言っていた。
それはそれで羨ましいが、花がなくなっては困るので、我々はロープから出ずに撮影するだけである。 |
ハクサンコザクラ。
これが見たかった。 |
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ちなみに、私はサクラソウの類が自然の状態で咲いているのを見たことがなかった。
最初に見たのがこんなにいっぱい咲いている状態でよかったのかしらん。 |
ミヤマキンバイ。
黄色が鮮やかだった。 |
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白に黄色にピンク。絵に描いたようなお花畑だ。
あとで知ったのだが、この白の花、ハクサンイチゲとチングルマの2種類あったらしい。
げ、私はハクサンイチゲだけだと思ってよく見ていなかった。
ってか、全体の規模に浮かれて満足してしまっていた。 |
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我々は山頂を目指すことはしないタイプなので、さらに先、小一時間ほど登ると到達する仙ノ倉山へは行かない。すぐに戻り、山頂を通り過ぎる。
遠くに山の家が見える。(矢印の下)
ここからは苗場山も見えるはずなのだが、ガスがかかって見えなかった。 |
地味だが、ウラジロヨウラクも
咲いていた。 |
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ちょと下るとまた獣道。
両側から松の葉っぱが迫っていて、刺さるさ痛そう。 |
木道の端っこには
ツマトリソウもあった。 |
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こちらはニセピークから山の家方向を見下ろしてみた。 |
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