番外

 の山

2007/6/3  護摩堂山(菅沢登山口) 標高268.3m(ただし、今回は城址まで) 田上町
ダンナの腰痛がヘルニアだとわかり、しばらく養生していたが、あまりに上天気になった6月最初の日曜日、じっとしていられなくなって外に出かけた。簡単な歩きならできるだろう、ということで、まだあじさいの咲いていない護摩堂山に行ってみることに。あじさいの開花前なら人もそれほど多くないだろう。
ところが、カーナビに護摩堂山あじさい園を入力したら、とんでもない場所を案内されてしまった。
あれ、あじさい園って書かれている矢印を通り越したよ、でもカーナビはずっと先に行けって言っているよ。きっとそっちにも大きな入り口があるんだろう、と信じて進んだら、なんと登山口の入り口で「目的地に到着しました」と言われてしまった。
ここ、どこよ〜。
地図で調べてみたら、通常の登山口ではなくて、裏がわ、菅沢口に来てしまっている。
いったいどうしたんだ、わがやのカーナビ「じゅごん」ちゃん。
あとあと調べてみたら、この登山道が山頂付近の城址直下にあるあじさい園には一番短時間で行ける道だと発覚。しかし、それでも、さびれた道だぞ、じゅごんちゃん。君のその単純計算型の性格はなんとかならんか。なんともならんか、機械だもんなぁ。
菅沢口には県道55号で湯田上温泉を通り過ぎてなお進む。道は極端に細くなり、五泉市に入る。菅沢の集落で右の細い道に入り、畑の間のとても細くなる道をさらに登って行くと、左手に右の写真のような案内のある登山口になる。 JR田上駅がわから行くメインの登山口には60台ほどとめられる駐車場があるらしいが、この菅沢口には無理すれば3台とめられるかな〜、くらいのスペースしかない。
しかし、ちゃんと護摩堂山登山口とあるし、護摩堂山20分とまで書いてある。
20分?なんとも微妙な数字である。
ダンナに聞いたら、行けるだろうとの答え。
よし、登ろう。
登ろうって、いきなりものすごい斜面をガンガンのぼらされる。
だから20分なのか〜。
しかし、その急な登りも10分ほどである。すぐになだらかな登りになり、やがて尾根のような平坦な道になる。
花のはざまの季節らしく、咲いているのは、アザミくらいだった。
登山開始から15分ほどでいきなりあじさい園の中にある茶屋の一部あたりに出てしまう。
すぐにあじさいのど真ん中だ。
咲いていたらすごいことになりそうだ。
あじさい園の真ん中あたりからはずれると、団九郎狐という狐がすんでいたという岩屋の跡がある。ここからは、五泉市方面、おそらく菅名岳などが見える。
あじさい園からちょっとだけ登ると城址の広場になる。こちらからは田上町方面、遠く日本海や佐渡なども見えるらしいが、この日はややけぶっていて、眺望はいま一つだった。
城址広場では子供達が遠足みたいにお弁当を広げていた。

実は、私はまったく知識なく登ったので、この城址広場が山頂だと思っていた。どこかに三角点は無いかとウロウロ探してみたが、結局なかった。あたりまえである。ここは山頂ではない。ここからさらに15分ほど登るとしっかり一等三角点のある山頂になるそうだ。しかし、そうなのなら、山頂はこちら、という感じの矢印くらいつけておいてくれればいいのに。いや、子供達のお弁当に気をとられて、見落としたのかもしれないけど。
あとは、来た道を戻って、下山。
少しだけあじさい茶屋の裏手にあるかたくり群生地方向に行ってみて休憩した。山全体が公園のように整備されている、といった印象を受けた。ファミリーがいい天気に誘われてお弁当を持って来るにはちょうどよさそうな山である。
今度はあじさいの頃にでも来たいものだ。ただし、やっぱり混雑しそうだけど。

護摩堂山菅沢口 
  道順は、本文中をごらんください。
  ただし、駐車スペースは少ないし、道は細いので、充分に注意して行ってください。


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