番外

 の山

2007/8/19  角田山(浦浜登山口) ただし、3分の1で戻りました  新潟市
今回は最初から山頂を目指すつもりは全くなかった。
というのも、ダンナがヘルニアの手術を終えてまだ3週間しかたっていない。
山道を歩くのはせいぜいギリギリ往復2時間くらいである。
それでも体がなまって仕方がないので、近場でいい場所はないかと思っていた。
ちょうど3日前に滝オフでご一緒したセフコの森さんのサイトで角田山のキツネノカミソリが満開なのを紹介されていて、群落までは30分くらいだというのでそこで引き返すつもりで行ってみたのだった。
角田山にはかなり沢山のコースがある。
道案内もしっかりしていて、コースごとの入り口に案内板が出ているのだが、この浦浜コースには国道からの案内板はなかった。
行きゃあわかるだろうと思っていただけに、ちょっとあせった。
知らないと本当に分かりづらい場所にある駐車場。浦浜海水浴場の駐車場が国道402号沿いの海とは反対側にあるのだが、そこの奥の白い建物の前の細い道をさらに集落内に入る感じで進んで行く。右手にバス停がありそこに3台ほど自動車がとめられるが、駐車場はさらにもう一カーブ先の左側に入り口がある。ざっと50台はとめられそうだったが、キツネノカミソリのシーズンは満車状態だ。
それでも、早朝から登山している人たちが我々の到着した午前10時過ぎくらいにはもう戻って来て駐車場を出て行くので、ちょっとウロウロしていたらすぐにとめられた。
駐車場には綺麗なトイレもある。
登山道は駐車場の入り口正面にある「巻ふるさと会館」ともう一つの建物の間くらいにある。
人がいないと見落としてしまうかもってくらい分かりづらい。
とりあえず、登る。
最初、堰堤などが右手に見え、ちょっと沢っぽい場所のそばを通る。
見ると奥に小さな滝があったが、今回は人が多かったので、滝の取材はパス。
おおむね、厳しい登りだ。木の根につかまってよじ登るようなハードな登りではないが、重力が両足にどっしりと来るような角度の登りである。
たが、道の両側にヤブランが咲いていて慰めてくれる。
そして、おいおいおい、ちょっとこの階段は無いでしょぉ〜、と嘆きたくなるような長くて急な階段が出現する。 実は、登りよりも下りがかなり怖い。我々は下って来る人を待っていたのだが、怖いもんだからものすごくスローペースになっていた。
待ちきれずに登って行ってしまった。
その階段をクリアすると、休憩場所が出てくる。そこを通り過ぎるといきなりキツネノカミソリがたくさん見える。
そこから5分も登らないうちに、左側の下がわの斜面が一面キツネノカミソリだらけになった。これはすごい。 我々が行った時は少しピークを過ぎていたようだが、それでも無数にオレンジの花が咲いていた。
ヒガンバナの一種だという花をじっくりと楽しんで、そこから上には登ることはせずに引き返した。
登頂は体調が万全の時にすればいい。
今年は花を楽しむだけにした。
出発10時15分、途中の休憩場所10時30分、キツネノカミソリ群落10時35分。

登り20分のわりにかなりキツイ登山だった。それもそのはず、真夏の海のそばの低山である。体力は思った以上に消耗した。たとえ短時間だとしても、このキツネノカミソリを見に行くつもりだけだったとしても、必ず水分は持って行くようにしなければならない。
ついでに、かなりの急な階段や坂があるので、ストックなんかがあると便利です。

角田山浦浜口 
  道順は、本文中をごらんください。
  ただし、キツネノカミソリのシーズンは混雑必至です。おまけに日本海側の海水浴場がびっしりと並ぶシーサイドラインから入るので、運が悪いと大渋滞にハマります。


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