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番外

 の山

2007/8/25  三国山(みくにやま) 標高1,636.4m 湯沢町
今年の初夏以降、ずっと言い訳がましく書いているが、ダンナがヘルニアの手術をした。で、ほとんど山に行っていない。
手術も無事に終了して、さて、ぼちぼちリハビリをしなくてはならない。
しっくりいかないでいる足の感覚に慣れるためにもとにかく歩かなければ。
でも、あんまり急に大変な登山もできないし。どこか足腰に優しくて、ついでに花も見ることができて、さらには涼しい場所はないものだろうか。
新潟の登山の本をつらつらとめくっているうちに、ここぞ、という山を見つけた。三国山である。
この群馬県と新潟県の県境から登山する山は、登山口から1時間20分で山頂まで行ける。初心者向けのコースというからには、足腰にも優しいのだろう。よし、8月最後の連休のリハビリ登山は三国山に決定である。
10:00 三国トンネルの新潟側の駐車場に到着。大きくて広い駐車場でトイレもあると本に書かれてあったが、ようするにトンネル直前の広い路肩で、トイレは仮設だった。
右の写真の橋を渡ると「三国峠登口」「上信越自然歩道三国峠ルート」と書かれた看板がある。

その看板の奥が登山口。
最初、細い階段なのだが、あとは概ね右の写真のような広い歩道になる。
石がゴロゴロしているのだが、なだらかでとにかく広い。
10:18 三国権現御神水
岩から湧き出ている水でとても冷たい。流れ込んでいる沢からは冷気が白くたっていた。

帰りにペットボトルに汲んで帰って、家でコーヒーを入れてみた。
とても美味でした。
その後もあいかわらず広くてなだらかで、石がゴロゴロしている道が続く。つづら折りになっていて、ゆるやかに高度を上げる分、単調である。
10:40 いい加減飽きた所で視界が開け、御阪三社神社の鳥居が出現した。三国峠である。
御阪三社神社は、越後の弥彦、群馬の赤城、信濃の諏訪の三社を祭ってある。鳥居の向こう側と手前にベンチがあって、ゆっくり休めるし、社は避難所にもなっている。
社の向こうにぽっこりと見える山が三国山か。
そうか、あのてっぺんまで登るのか。

鳥居の右側の道に入って行くと、意外にも木だの笹だのがうっそうとしている。
足元が見えないくらいである。
草に埋もれそうな坂に、丁寧に階段が作られている。
だが、草で見えないのでいつ踏み外すかわからない。
ずっとそんな調子の階段が続く。
時折、階段からはずれてベンチが作られた休憩スペースがある。
はるか眼下におそらく群馬がわの国道17号線が見える。
11:20 ここがたぶんそうなんだろう、お花畑に到着。たぶん、というのは、お花畑というには寂しい状況だったので。ここの主役のキスゲはほとんど実になっていた。
主役は交代して秋の花である。

リンドウがあちこちにあるがまだ蕾の状態のものが多かった。 秋の花はなんとなくもの寂しい。
実は、私はこのお花畑のあたりが頂上だと思ってがんばって登っていた。
というのも、三国峠の鳥居の向こうに見える山のピークがこのあたりなのだ。
が、さらに向こうがまだあった。
ちょっとショック。
お花畑をぬけるとほとんど笹の世界である。
向こう側に今度こそ本当の山頂が見える。
左の写真の矢印の意味は下で説明いたします。
概ね笹の中なのだが、救いなのが時折木が生えていて日陰を作ってくれていること。
日陰に入っては一休み。
11:30 平標山への近道と書いてある分岐を通過する。
この道しるべも笹に埋もれそうだった。
11:33 大きなガレ場に到着。
上の写真の赤い矢印の部分である。
崩れるのを木と粗い布で抑えている感じだ。
木の階段も心なしかナナメになっていて、平衡感覚が狂う。
ちょっと足を踏み外すと、ガレガレガレ〜と滑落してしまいそうだ。
そのガレ場からは遠くに苗場山が見えた。
中央の置く、白い雲の下の平らな山頂が苗場山である。
下にある建物の群れは、プリンスホテル。
苗場山は午後には雲に覆われてしまうという話だが、本当に帰りには苗場山だけ雲の中になっていた。
11:37 上の写真の青い矢印の部分の長い長〜い階段に到着。
ガレ場をクリアしたら出現する。
ある意味絶望的にさせられる長さである。
見上げただけで気が遠くなる。
10段登っては一休み、ブッシュをみつけては一休みでのろのろ登る。
階段が終了すると山頂直下。道は左右に分かれるが山頂へは右。
左は平標に行く道らしい。
この分かれる場所には案内は無かった。
11:45 山頂到着。
おい、待て、山頂だぞ、ここは。
到着するなり目に入って来た自転車に目がテン。
この10キロ近くあるマウンテンバイクを担いであの階段を登って来たそうだ。
これから平標山の家まで行くと言って、自転車に跨って山頂を去って行った。
って、ここは山頂なんだってば。乗って行くのか、自転車〜っ。
山頂はそこそこ広さはあったものの、風がまったくなかったので暑かった。
少し下の階段の脇に何組かの人が休憩していたのでそちらまで戻って昼食にする。
階段の脇からガレた場所を横切ってブッシュの近くに行く。本当は階段からはずれないのがルールかもしれないが、どうもこのあたりで昼食というのが通例らしい。
足を踏み外すと滑落しそうで怖い。要注意だ。
で、この昼食を食べた階段脇のガレ場とブッシュの境にたくさん花が咲いていた。
ウメバチソウが咲いているとは知らなかったので、みつけた時には大喜び。
12:45 昼食と花の撮影を終えて、下山開始。
階段は下りのほうが怖かった。まるでジャンプ台である。
12:55 お花畑到着。汗にひかれてきたシータテハに遊んでもらう。

13:30 三国峠到着。
13:55 三国権現御神水到着。
14:10 登山口到着。駐車場にはほとんど自動車はなくなっていた。

昨年、平標山でも感じたのだが、階段の登山というのは、筋肉の使い方が違うのか、下る時に足がわなわな震えてなかなかうまく下れなかった。今回はストックを持って行ったので、ちょっとだけ安定するかと思われたが、木の階段ではむしろストックはすきまに入り込む可能性もあるので危険かも。
本の時間だと、登山口から山頂まで1時間20分になっているが、我々は体力ガタ落ちのペアなので、かなりゆっくりのペースで登頂した。
それにしても、階段だらけの山というのは、整備されているので安心な反面ヘンな筋肉を使ってヘンな疲労の仕方をしてしまう。こいつぁ、リハビリにはちょっとキツい山でしたとさ。
思いのほかヘロヘロになってしまった。あとは温泉に入って疲れを癒そう。(温泉のレポはこちら
ヘロヘロにはなったが、高山植物も見れたし、なんとなく山に登ったという充実感も得たし。
これはこれでよい思い出の夏の一日になった。


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