番外
2008/3/9 能化山(のっけさん) 標高380.5m 3月の最初の連休、天気予報は太陽マークひとつきり。ここで出かけずにどうしよう。 しかし、今ひとつ目的地を決めかねていた。 と、いうのも、我々の一番行きたい場所といえば滝なのだが、県内の大多数の滝がまだ雪の中に沈んでいる。(と、いうか、除雪させていない道路に阻まれている。) 県外には資金不足で行けそうにもない。 近場の山には魅力的な雪割草があるのだが、来週に下見に行くつもりだし、そろそろ花を目当ての登山家で混雑してくる時期でもある。 混雑している山は避けたい。何より人目を避けたい。 いったい何故に人目を避けたいかというと、またしても、ツエルトを張る練習をもくろんでいたのである。 先週張ってみて、ちょっとやっかいだと思った問題点をダンナが改良した。それを試してみたい。 だが、あまりに目立つ黄色のために、人目のあるところでは恥ずかしい。 さんざん探してみて、ここならどうだ、という山があった。 県北の海岸べりにある山、能化山である。 新潟日報社「新潟日帰りファミリー登山」によると、海岸沿いにあるために雪解けが他の山より早く、山野草も早めに見られるとのこと。 であれば、3月の上旬でも登れるだろうし、あわよくば何かしらの花が咲いているかもしれない。 先週の黒崎城址が標高246メートルだったので、冬場になまりきった体のリハビリにはちょうどよい高さの山だと思うし。 そういう決定の仕方をしたのであった。 もちろん、毎度おなじみ、「甘かった」。 いくら海岸沿いであっても、我々の住む県央のあたりよりもかなり北なのである。 どれだけ甘かったかは、とにかくレポをご覧あれ。
と、いうワケで、天候がよくて気温が高かったからよかったものの、そうでなければ雪の中凍えていたかもしれない状況だったのである。 危うくツエルトを訓練ではなくて本気モードで使うことになりかねなかった。 新潟では、海岸沿いの山であろうとも、積雪を甘くみてはいけない、ということがわかった。 それにしても、能化山、登りはじめてそれほど歩かないで、あっという間にイワウチワの群落らしき場所に出た。(なにせ葉っぱしかなかったので、断言はできません)ずっとブナの根元には葉っぱがあったので、季節ともなれば、あの可憐な花の道ができあがるのではないか。ぜひともその季節に来てみたいものである。 さらに、カンアオイの葉がいたる場所にあり、どれも虫食い状態だったことから、たくさんのギフチョウが生息する山だということもわかった。早春に楽しみな山であることは間違いない。ただし、もうちょっと雪がなくなってからのほうが、我々のようなド素人には安全である。 ちなみに、我々は、1時間半以上かかって登頂したが、雪がなければもう少し短時間で登れる山だと思う。 能化山 最寄ICは、今のところ、日本海東北自動車道中条IC。 インターを降りたら、国道7号線がわからでも、国道113号線からでも、とにかく村上市街を目指す。 村上市街から国道345号線で海沿いを北上。間島の集落が右手に見えたら、集落の途切れたあたりで右折。 山形がわから見れば上の写真の看板が見えるのだが、村上側から進むと見えない。 とにかく間島集落の最北で踏み切りを渡るつもりでいればいい。 踏み切りを渡ったら、舗装道路を通るつもりで道なりに右折。(真っ直ぐも左折も未舗装だ) すると、ちょっと坂っぽい場所を登る途中に左手に上写真のような登山口とポストがある。 駐車はそのポストのそばの路肩に2〜3台とめられる。 柳沢コースと焼山コースの入り口の場所は、本文を参考にしてほしい。 |
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