番外

 の山

2008/3/23  樋曽山 標高296.7m 
とりあえず、山頂の三角点まで登ったので、新潟の山のページにアップしたいのだが、山を登るという意識がないまま登ってしまったので、記録をするような写真の撮り方をしていない。必要な情報のないレポで大変申し訳ありません。
この山は、弥彦山に隠された滝をめぐったあとに、ちょうど雪割草がピークだという情報を得ていたので、ついでに立ち寄ったのである。
最初海岸がわから行けるらしいと地図だけを頼りにそのあたりを探索してみたが、今ではすっかり廃道になっているらしく、道があるかもしれない沢さえも発見できなかった。仕方がないので、この一週間前にセフコの森さんから教えてもらった入り口から登ることにする。
駐車できるスペースには10台近い数の自動車がとまっていて、駐車するのにも苦労した。午後2時少し過ぎに登り始める。
先週来た時には登り口に雪割草がいくつも目についたのだが、今回はほとんど見えない。
かわりに先週葉っぱさえ見えなかったカタクリがすっかり咲ききっていて、花びらを反り返らせていた。
入り口からいきなりの急登りになる。
最初はとにかくガンガン登る。ひたすら登る。イヤでも登る。
登りきると、やや平らになり、マンサクがたくさん咲いていた。
そこから少し歩くと、うわっ、どうしましょう、という具合に雪割草だらけになる。斜面に白と紫の雪割草がそこいらじゅうに咲いている。
まばらな芝桜、くらいに咲いている。
ただ、写真にすると密生しているわけではないので、枯葉のほうが目立ってしまうのが残念。
しかし、少し進むとまた花が無くなる。腹がたつくらい花がない。しかも登り。
花がないーーっとぶうたれながら意地で登る。
登りがひと段落するとカタクリが現れはじめ、また雪割草がたくさん出現する。
どういう斜面が好きなのか、全くない斜面と花だらけの斜面が交互に現れる。
花のある場所は、渾然一体となったお花畑である。
左はカタクリと雪割草とナニワズがゴチャッと同居している図。右はキバナノアマナ。初めて見た。
花を撮影しながらと言っても、もう小一時間登っている。
ぼちぼち三角点しかないという山頂になってもいいはずだ。でもまだ登りが続く。
意外にも鎖があったりする。しかもこの鎖、木が成長する前にくくりつけられたらしく、木にみっちり食い込んでいる。
次こそが山頂だと思っていてたら、まだ先に杉林が見え、どうもその向こうが山頂のようだ。
杉のあたりで、緑がかったエンレイソウをみつける。
午後3時10分、ようやく山頂の三角点を発見。山頂はけっこう広く平らで、この三角点がなかったら山頂とわからない。眺望も全くない。
下山時、みんな同じだと思っていたイチゲの葉っぱの違うものがあるのに気がついた。アズマイチゲだった。
午後4時過ぎに駐車スペースに到着。

さすがに午前中に沢を攻めて、午後から低い山とはいえ延々と登りの続くこの山に登ってしまったので戻った時には足がガクガクしていた。
それにしても、本当に花はすごかった。雪割草ってこんなに無造作に咲いているんだ〜、と思ってしまうくらいである。
それでも、たぶん、人が多く入るようになってからは数が減っているのだと思う。
この可憐な花がずっと樋曽山で咲いていてくれますように。

樋曽山 
  申し訳ありません。このサイトでは樋曽山の詳しい場所は紹介できません。ネットで検索すると詳しく案内しているサイトも発見できると思います。
  ただし、民有地なので、もし行き方がわかったとしても、登山道以外には入り込まないようにしましょう。


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