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と、いうことで、5月23日。朝8時に道の駅「漢学の里」に集合。
我々は8時少し前に到着。すでにだんべえさんやmakotoさん、ひらさんたちがいらしていた。
左の写真の自動車は全部参加者のもの(笑)
右の写真の赤い矢印が今日登る袴腰山。駐車場からよく見えた。 |
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全員集まるのを待って、8時15分発のバスに乗り込む。
このバスはひめさゆり祭りの期間中は道の駅からひめさゆりの咲く高城城址への登り口である長禅寺まで無料で運んでくれる。5分ほどでお寺前に到着。
ここから林道を10分弱登るが、これがかなりの傾斜の道で意外にキツイ。 |
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登山口の前にはテントが建てられていて、一人200円也の協力金を徴収している。バス代と思えば安いし、近くの「いい湯らてぃ」という温泉施設の割引券もついているので、かえって気持ちがいいかも。
入り口から登り始めると、なんとぱらぱらと雨。大粒で、ちょっと雨宿りしたくなるくらいだ。どうしようと思いながらも歩いて行くと、ヒメサユリ群生地の文字が。
うわ、本当に群生している。
右の写真の緑の中のぽつぽつとした白い点に見えるのは、全部ヒメサユリ。ここだけでなく、ずーーーっ先まで続いている。 |
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以前にも来たことがあるのだが、ここまで見事に咲いているとは思わなかった。
「ヒメサユリの小径」とあるが、本当に遊歩道の両側にピンクの可憐な花が並んでいるのである。
今日来てよかった。一週間あとだったら、花はずっと少なくなっていただろう。
あっちにも、こっちにも、と写真を撮影していたら、いつの間にか雨はやんでいた。 |
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12名の団体ではあるが、それぞれ勝手に写真撮影するので、あっという間にバラけてしまう。 |
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そのおかげで体力の無い私は遅れずに登ることができて、実にありがたかった。 |
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一くくりにヒメサユリと言っても、ピンクの色の濃いのから薄いの、ほとんど真っ白というものまである。
それを見つけるたびに立ち止まり、撮影。飽きない。
そうこうする間に「一の坂」になった。
8時56分。
今までの平坦な小径から、ちょっと登りになる。 |
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9時02分 はじめの眺め。自動車を置いた「漢学の里」がよく見える。 |
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9時16分 二の坂。
9時20分 中の眺め。ここからは、荒沢小学校から下流の五十嵐川が見えた。(右写真) |
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9時26分 見晴らしの尾根。見晴らしと書かれているわりには、ほとんど見晴らせなかった。
9時30分 たら沢のへつり。ここでは、左側の道下にヒメシャガが群生していて、道をはずれるいけない大人が多数出現(笑)
道ばたにもたくさん咲いていた。 |
ツクバネソウがごそっと団体で咲いているのもおもしろかった。 |
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9時38分 牛窪の砦跡
9時41分 眺めの松(左写真)。ベンチなどがあった。ちなみに、右写真のような眺めでした。森町小学校方面が見える。
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眺めの松を過ぎると、階段状の登りになり、「終わりの坂」と書かれている。ここで「ひめさゆりの小径」は終了ということらしい。
9時48分 高城城址到着。
右写真の避難小屋にはトイレもある。ただし、個室であること意外、穴があるだけのトイレと思っておいてください。 |
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高城城址で小休止。10時03分出発。
いったんちょっと下って、前方に見える三角の袴腰山を目指す。 |
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道の両脇に山ツツジの赤とヒメサユリのピンクが続いている。
ヒメサユリは、城址を出てからも、常に道端に咲いていた。
そして、いよいよ、心臓破りの坂になる。
10時10分。 |
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2歩先を歩く人のおしりが目の前、くらいの坂である。ガッツで登るしかない。
私は最初からガッツがないので、最後尾からついて行った。
途中に「憩いの松」(10時16分)「袴越銀座」(10時19分)「見越しの松」(10時20分右写真)などがあり、キツい登りの気を紛らせてくれる。
もちろん、この心臓破りの坂にもヒメサユリが咲いていて、こちらも励ましてくれている。 |
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壁か、と思うくらいの登りを終えると、五葉の丘と書かれた場所に出る。心臓破りが終了したのだ。10時25分。
五葉とは五葉松のこと。だと思う。
前方の三角目指して、やや水平の道を少しだけ歩く。
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10時29分 ついに出ました、「とどめの坂」
ここから一気に山頂まで登る。 |
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10時33分 藤景悟りの石。藤景Who?高城の五代目城主だそうです。(高城城址についてはこちらをどうぞ)
振り返ると、かもしか病院の向こうの水田が輝いて見えた。
とどめの坂をひいひい登って行くと、下りの人があと10分も登れば山頂だよと教えてくれる。
10分もぉ〜と絶望的になったら、なんとすぐそこが山頂だった。
うそつき〜。 |
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10時38分 山頂到着。
小さな鐘と山頂の標識がある。
鐘のある場所はそれほど広くなく、どこで昼食にするか迷ったが、下山する八木ケ鼻方向に進むとけっこう広い場所があったのでそちらで昼食。
次から次に登山者がやって来て、シートを広げる場所を探している。
それほどお天気がよくない今日のような日でもこんなに人がやって来るのか。
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山頂にもヒメサユリが咲いていた。
眺望は山頂自体では無かったが、下山の道に入るとすぐに見事な田んぼの風景が見下ろせる。
遠くに守門山も見えた。 |
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ちょうど我々の場所のすぐそばで青年が一人でかいブルーシートを広げて、カセットコンロを出して、鍋を出して、水を出して、食材を出して、どんどんと鍋の仕度を始めた。
え、一人でこれだけ担いで来たのか、この人。
15分ほど遅れて仲間が到着。
食べごろの鍋を囲み始めた。
なんだか、とんでもないものを見た気分だった。 |
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11時27分 下山開始。
下山って、いきなり転げ落ちるような急降下である。
下山が苦手な私は、もちろん最後尾だ。 これは、坂といわずに崖というべきである、という登山道。随所にロープがとりつけられている。
わがパーティーは迅速にロープを頼らずにさくさく下るが、私は登山者が登ってロープを放すのを待って、両手でロープをつかんで後ろ向きに下山。
私的には、そっちのほうが安全で早いですぅ。
おかげで、みなさんからかなり遅れてしまった。
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11時40分 見返りの丘(ブナの道分岐)で小休止中のみなさんに追いつくが、すぐにまた遅れる。とほほ。 11時44分 馬の背。
11時48分 ブナの杜。
11時53分 三角山。振り返ると、袴腰山が見事な三角。ここからまた急降下だ。
12時08分 高城の見える丘。右写真のように、高城城址が見える。
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高城の見える丘からややブッシュのような道を歩いたかと思うと、目の前に登り坂出現。
これがけっこう登る。
みなさんと離れて、一人で歩いていたので、もしかしたら道を間違えて登りに迷い込んだんじゃないかと思うくらい登った。
一本道なので迷いはしませんけど(笑)
12時16分 登りつくと追分の松。八木神社への道と最明寺への道の分岐である。
12時25分。八木ケ鼻山頂への分岐。ここでmakoさんとダンナが待っていた。他の人たちは八木ケ鼻山頂へ行ったという、
この分岐から5分ほどで行けるらしいが、私がそこまで行ってしまったらさらに遅れてしまう。ここは大人しく2人と一緒に待つことにした。
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八木ケ鼻山頂に行った人たちが戻って来たので、下山再開。
ブナの林がやがて杉の林に変わった頃、右に行くと八木神社、左に行くと八木ケ鼻公園駐車場というT字に出る。12時49分。
ここで半分は神社見学。半分は植物見学に分かれてしまう。私は神社がわに同行。
とはいえ、神社側は舗装された道路を歩き、植物がわは遊歩道を歩くだけの違いだ。
12時52分 八木神社。
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ところが、神社の入り口で無料の送迎バスが八木ケ鼻公園の駐車場まで行かずにUターンするのを見てしまう。
登山者のおじさんが混雑するのでバスはここで戻るのだと教えてくれる。え、ということは、八木ケ鼻公園に行くだけムダ足?
連絡取ろうとジタバタしている間に公園まで歩いてしまった。ここからさらに足を伸ばして「いい湯らてぃ」まで行けばバスは確実に来ていると思うが、むしろ歩いて漢学の里まで戻ったほうがいいのじゃないか、ということになった。
左写真は、八木ケ鼻と遊歩道の入り口。
道を挟んで10台ほど自動車をとめるスペースがあり、これを八木ケ鼻公園というのだと思う。 |
ジタバタしてしまって、神社側の人たちにはムダに歩かせてしまって申し訳ありませんでした〜。
しかし、戻る途中に蝶をみつけて、集団で撮影したり(下写真)珍しい庭の花を見たり、けっこう楽しかったです。
途中で無料送迎バスに拾ってもらって、10分くらいは歩く時間を節約できたかしらん。 |
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右はだんべえさんよりいただいた、山頂での集合写真。
おお、ヤマツツジがとても綺麗じゃありませんか。 |
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最後にはお日様も顔を出して、本当にいい一日を過ごしたという気分になりました。
みなさん、ありがとうございました。 |