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番外

 の山

2010/5/15(土)  白山 標高1012.4m 
我が家から見える山並みは、西に弥彦山塊、東に粟ケ岳と守門岳である。
だから、弥彦山と粟ケ岳、守門岳に登れば、とりあえず見える範囲の山には登ったのだということにしておいた。
しかし、実は粟ケ岳の隣にけっこうな標高の山が連なっているのである。
白山。古刹滝谷慈光寺の背後にそびえる白山は、近隣の信仰の対象である霊山である。やっぱ、登っておかなきゃマズいだろう。
ところがこの白山、ヒルが多いことで有名な山なのだ。ヒルのうえにダニもいる。ダニのうえにメジロアブまでいる。
つまり、気温が上がると近づかないほうがよい山なのである。
そんな理由もあってなかなか登れないでいた白山なのだが、今年は雪が多くで春が遅く、我々でも登れるくらいの条件が重なった。よし、行こう。なにせ家から見える山なので、登山口までのアプローチも短くてすむ。
山登りにあるまじき遅出でいつもなら通り過ぎる旧村松町の慈光寺への道へ入っていった。
        (写真が多いためにサイズを小さくしています。)
9時30分 黄金の里会館に到着。
なんで黄金の里会館というかといえば、この辺りの集落は、ぎんなんで有名だから。
むぎきり、というのが売りのお土産屋らしい。むぎきりとは手打ちうどんらしいけど、食べたことがない。
駐車場はかなり広く、奥のほうにはトイレもある。
すでに15台ほどが止まっていたので、山は大繁盛かしらん、と思ったりして。
この先、慈光寺まで自動車で行けるらしいが、橋の手前に自動車の侵入は遠慮するようにと書かれていたし、寺までの道の杉並木が立派だというので、歩くことにした。
赤い矢印の通り進む。
写真にするとそれほど立派な杉並木に見えないかもしれないが、かなり大きな杉が並んでいる。
山に登らないまでも、この道をのんびり歩くだけで気持ちがいい。
お地蔵さんが並んでいたり、歌碑があったり、なかなか楽しい道だ。
鳴滝不動尊というのがあったけど、昔は滝があったのかも。
9時40分 慈光寺到着。
ここにも5台ほど自動車が止まっていた。
トイレもあるかと思ったが、水道施設や廃墟になった休憩所だけだった。
(実は慈光寺の裏手に檀家さん用のトイレがあります)
そのまま左手に川を見ながらまっすぐに進むと、やがて右写真のような1合目に到着。9時48分
ここが登山道の入り口と思ってもよい。
一合目を過ぎたとたん、いきなりの急登だ。
3歩前を歩く人のかかとが目の前、くらいの角度である。
ちょっと肌寒いくらいの気温で上着を着ていたのだが、すぐに汗だくになって脱ぐことに。
10時03分 二合目到着。と、言っても、急坂の途中で休める場所ではない。
すでに咲き終わっているが、一合目からずっとイワウチワの丸い葉っぱが道の両側にあった。
まだまだ胸突き八丁は続く。
白山はヒルが多い山と聞くが、もしヒルがいたとしたら、目の前ヒルだらけ、くらいの坂である。
絶対にその季節には登りたくない。
10時23分 三合目到着。
先行していた男性2人組みが休んでいたが、われわれとすれ違いに先に歩き出した。
三合目には白山明神の祠があり、やや広くなっている。
ここで少し休憩。
祠を通り過ぎる形で旧道のけっこう立派な道があるが、こちらは利用できない、とのこと。
このあたりからチゴユリが目立ち始めた。
それまでの急登が嘘のようになだらかな登りになる。ユキグニミツバツツジも咲き終わりからちょうど見頃な感じに変わってきた。
10時45分 4合目。
10時53分 五合目。
先行の男性2人が小休止中なので、先に行かせてもらった。
11時02分 六合目。
ほとんど変化のないなだらかな登りだ。
下のほうでは終わっていたイワウチワがちょっと終わりかけのピンクの花びらを開かせていた。
六合目を過ぎて少しすると、前方が開ける場所に出た。おお、残雪と緑が美しい、と思っていたら、あらまあ、ついに登山道にも雪が。
このあたりで振り返ると、急村松町方面のがよく見えた。 田植えが終わったばかりの田んぼが綺麗に光っている。
時折雪が出現する登山道を登って行くと、一面雪の中に八合目の標識が。
あら、七合目を見落としたわ。  10時35分。
ここで小休止。
それにしても、雪で全て覆われていて、登山道がわからない。
踏み跡もいくつかあって、さっぱり分からない。
ちょうど追い越した男性2人組みが追いついて来たので、どっちに行けばいいか聞いたら、登山道は左がわだが、まっすぐ登っている踏み跡を行ってもよいだろう、と教えてくれた。
と、いうことで、雪をほぼ直登。
ほどなく、登山道に復帰。
雪のない場所では、泥っぽい道が溝になって、ああ、新潟の山ってば、どこもかしこもこんな感じよね、といった登りになる。
11時51分 九合目。
笹が目立ち始め、右側の笹の向こうに綺麗な山並みが見えた。粟ケ岳方面だろうか。
11時56分 避難小屋到着。
ここを左に曲がって、山頂。
の、はずなんだが、ほぼ雪原。山頂で昼食中の男性がいたので、どこが山頂かと聞くと、ここだ、と言う。どこかに山頂の標識があるはずなんだけど、と言っていたが、どうも雪の下らしい。
11時58分 とりあえず、山頂到着。
眼下に広がる田園風景。もう少しよく晴れていたら、日本海も望めたかもしれない。
避難小屋の裏には粟ケ岳に縦走するコースがあるのだが、雪の下だ。
雪で化粧した宝蔵山(と、思う)が綺麗に見えている。
雪の上でもよかったのだが、紫外線が気になったので、避難小屋の中で昼食。
広々とした避難小屋だった。
避難小屋の中に下山に利用する予定だった田村線へは積雪時には遭難の可能性があるので利用しないように、としつこいくらいに貼り紙がしてあったので、躊躇してたが、男性2人組みがわれわれが田村線で下りようと思っている、と言っても止めもしなかったので、大丈夫と判断。きっとあの2人も田村線を利用するだろうから、遭難しかかっても助けはあるだろう。
と、いうことで、山頂の広場を通り過ぎて、雪の足跡を頼りに田村線へと下る。
12時45分 山頂出発。
12時51分 9合目。
雪はそれほどひどくなく、すぐに登山道がはっきりと分かるようになった。
坂もそれほど急ではなく、心配するような道ではなかったかも、と思う。
右手に深い山々が見える。
川内山塊の登山道さえ無い山々かもしれない。
こっちのほうが北斜面のはずなのに、雪が無いね、なんてのんきに下っていたら、いきなり登山道が雪で覆われてしまった。
地形によって雪の溶け具合がかなり違うらしい。
しかし、明確な足跡があるので、迷うことはなかった。
13時20分 天狗のこしかけ、と呼ばれるブナの大木。おお、すごい形のブナの木だ。
なんだか威厳さえ感じられる。
と、思って回り込んだら、きっちりと木に『天狗の腰掛け』というプレートがくくりつけられていた。
ついでにそばの木に七合目のプレートも。
あれ、八合目を見落としたぞ。
その後は雪もほとんど無く、なだらかに下る。
13時38分 六合目。
それまでブナだったのが、ちょっと暗い感じの杉林が出てきたな、と思ったら五合目だった。
13時53分  このあたりで道を誤る場合があるとガイドブックに書いてあったが、間違いそうな場所は無かった。水場へ行く道があったが、そちらには行かない。
14時10分 四合目。
14時17分 三合目。
五合目から下は急坂だという話だっだか、実は登りの時の胸突き八丁よりは坂は急ではなかった。ロープも設置されていない。
しかし、泥っぽい道でいつ滑るかわからない感じではあった。
いきなり刈払われた明るい場所になり、送電線の鉄塔だと分かる。14時30分。
その先も泥っぽい急な下りだ。
14時35分、杉が目立ち始め、杉の木に二合目のプレートが。
あれ、建物の屋根が見える、と思ったら、杉に隠れて一合目のプレートがあった。14時46分。
そのままなだれ込むように左写真の天狗堂の裏に出で、建物を回りこんで階段で下る。
けっこう長い階段を下りきって、右写真の鳥居をくぐると、目の前が慈光寺の本堂裏手だ。
これを回り込んで表に出て、参道を駐車場へと戻る。
15時05分 駐車場到着。ご苦労様でした。
おまけ。
左写真は、帰り道に国道290号まで出てから撮影した白山。そんなに雪があるみたいに見えないじゃないの。
右写真は、我が家の近くから撮影した白山から粟ケ岳のライン。
一番左のピークが白山で、右のピークが粟ケ岳。これ、縦走する人がいるんだ〜。
どっちも田植えしたての田んぼに映ってます。
いやぁ、山は見た目じゃわからない。平地から白山を見たときには、山頂に雪があるようには全く見えなかった。そりゃあ、谷には残雪があるのは予想していたが。
それでも、ヒルにもメジロアブにも会わずに、比較的快適に登れる時期の白山は、隣の粟ケ岳よりは私的にはなんぼか大人しい優しい山だった。
もうちょっとだけ早ければ道の両側にイワウチワが咲き乱れている状態だったかもしれないが、そうだとしたらもっと残雪が多かっただろう。

白山 
最寄IC磐越自動車道安田IC。県道41号で五泉市街に行き、そこから県道7号で村松市街へ向かう。村松市街で国道290号に入り、田上方面に少しだけ進むと、慈光寺の案内が随所に出てくるので、それにしたがって進もう。
黄金の里会館というお土産屋さんのような場所の前に広い駐車場とトイレがある。
参道の杉林を歩くつもりがない場合は、橋を渡り、細い林道のような道をさらに進むと慈光寺前まで自動車で行くことができる。
本文中にも書いたが、気温が上がるとヤマビルとメジロアブの危険のある山である。登る時期を選んで登ろう。


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