番外
2010/9/26 守門大岳 (1432.4m) 秋になると、めっきり休みが少なくなる私の職場。 ということで、この週は日曜日しかお休みではなかった。しかし、秋の長雨が続く中、日曜日に珍しく晴れマークがついている。 これはどこかに行かなければ。 しかし、疲れがなかなか抜けない昨今、あまりハードな登山はできない。せいぜい登り2時間くらいがギリギリの線である。どこかに近くていい山はないかなぁ。 つらつらと登山ガイドをめくっていて、いい山を発見した。守門岳である。 実はこの守門岳、我が家の初本格的登山の記念すべき山であるが、初がつくがゆえにヘロヘロになってしまったイヤな思い出しかない山だ。 その時は二口から登ったのだが、そっちからだと確実に5時間はかかる。日曜の登山としては我が家には不向きだ。 ところが、保久礼から登ると、大岳までなら2時間、ちょっとスケベ根性を出して袴岳まで行ってもプラス1時間半なのだ。登山口までの自動車での距離も我が家からそれほど遠くないし、体力次第で目的地を選べるし、実に日曜登山向けの場所ではないか。 そんなこんなで決定した。 ところが、である。 我が家から保久礼までは、以前に行ったことがあって、栃尾市の刈谷田川ダムから先に進み、母川沿いの林道から保久礼まで進んだ。 刈谷田川ダム沿いの道は工事中であることは以前からわかっていた。しかし、そこを迂回して、道院高原から母川沿いに出る道があることを知っていたので、てっきりそこから行けるものだと思っていたのだ。もちろん、そこを目指して進んだ。 ダメだった。キッチリと通行止めになっていた。 げ、どーすんの。 実は保久礼に行く一番マトモなルートは、二口登山口を通り過ぎてさらに先に行く林道だった。それを知らなかったのだ。どっちかというとマイナーなルートしか知らなかった。とにかくナビに保久礼の緯度経度を入れて、案内してくれる通りに進んだら、二口に来た。そこに保久礼登山口、と林道の先を指す矢印があった。 途中に自動車が5台以上止められて、徒歩で保久礼小屋まで行けるらしい広場があったが、そこは以前に来た登山口ではない。ナビの案内はそこで止まってしまった。 しかし、林道がさらに続いているので、とにかく行ける場所まで行くことにしたら、ようやく来たことのある駐車場に着いた。 ああ、着いたよ。よかったよかった。 実に予定より30分以上遅れての到着である。 しかし、30分であれば、登山を諦めるほどの遅れではない。 そそくさと仕度をして、登山開始だ。
10時に登り始めて2時に戻る。山頂で小一時間のんびりしているのだから、1日しかない休みにはちょうどいい登山だった。 しかも、秋のよき日、眺望もすばらしかったし。 9月というと、花は終わり紅葉はまだという中途半端な時期なのだが、越後平野を見下ろすこの山からは刈り取られたあとの田んぼとまだ稲のある田んぼのパッチワーク状態が見られる唯一の時期である。これはこれでオススメの景観だ。 それにつけても、この登りやすいコースで、登りも下山もほぼ同じコースタイムの我々ってば・・・。どんだけ下山が苦手なのか。困ったものだわね〜。 守門大岳 守門岳二口平登山道入り口 最寄ICは、関越自動車道小出IC。ここから国道17号に出て、小千谷方面に進むと国道252号の分岐になる。右折で国道252号に入り、守門方面に進む。 旧広神村を通り過ぎ、須原スキー場を通り過ぎ、かなり進むと、左折すると国道290号だという標識が出てくる。ここは左折。栃尾方面に進む。 そこからまた少し山間の道を進むと、右折すると二分であるという標識が出てくる。 手前に小さな酒屋さんがあり、曲がり角に「バスの回転場である」というような看板がある道である。 右折して二分へ進む。 集落を通り過ぎると、道は山を登る感じになる。段々になっている田んぼのあいだを曲がりながら進むが、小さいながらも登山口の案内道標が立っているので間違わない。少し狭くなった道をどんどん進むと、やがて駐車スペースにたどりつく。 トイレがあるし、何台も自動車が止まっているのですぐにわかる。駐車スペースを通り越して橋を渡った向こうにもさらに駐車スペースがある。 保久礼登山口 二口平登山口からさらに林道を先に進んで行く。 しばらく進むとカーブの突き当たりの右手に5台ほどの駐車スペースがありここからも徒歩で保久礼小屋に行けるらしいが、ここは通り過ぎてさらに林道を進む。道は狭くなるが、どんどんと進んで行くと突き当たりに20台以上とめられる駐車スペースがある。 駐車場にはトイレはないが、登山道を5分ほど下った場所にある保久礼小屋にある。小屋には湧き水もある。 なお、こちらの登山口は栃尾市の刈谷田川ダム沿いから行くルートと道院高原から行くルートがあるが、2010年9月現在、工事中でどちらも通行止め。 |
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