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番外

 の山

2011/5/14  坂戸山 (633.9m)   
今年に入っての山の記事には毎回書いているが、2011年は雪が多くてまたとけにくかった。
そんなわけで、花の開花も1週間から10日遅れている状態だった。
例年であればカタクリで有名な坂戸山の見頃はゴールデンウィーク前後だったはずなのだが、今年はそこから10日たってもまだまだ見頃であるという情報があった。
そうであるなら、ぜひ行ってみたいものだ。冬の間に鈍りきった我々の体力にはちょうどいい標高の山だし。
そんなこんなで、今週は坂戸山登山に決定。
10時20分。カタクリのシーズン、ということで、登山口にある10台ちょっととめられそうな駐車場は満車。しかし、案内があって、少し手前の道を駐車場を背にして右に曲がって右手に左の写真のような使われていないらしい建物の空き地に臨時の駐車スペースができていた。ここには楽々50台は駐車できそうだ。
右の写真は、銭淵公園がわから登山口に向かった場合の目印の建物。これが正面に見えたら左折すると登山口の駐車場。
我々の駐車した臨時駐車場はこの矢印の少し手前になる。
左写真の鳥坂神社の前が本来の駐車場になる。
我々が臨時駐車場からここまで歩いて来たら、バスの団体さんがどやどや降りて来た。
あわてて30メートル先にあるというトイレに彼らよりも先に入ってタイムロスを防ぐ。
すると、神社のうらがわにたくさんカタクリが咲いているのを発見。
左写真は鳥坂神社がわから見た本来の駐車スペース。
そこから上に伸びている薬師尾根遊歩道にとりつく。 10時30分。
団体の一行は、こちらがわからではなく、城坂遊歩道から行くらしい。われわれはそっちは、帰りに使うことにしている。
最初、ちょっとした階段だけかな、と思っていた。
そのちょっとした階段を登って視野が開けたら、桜の木がたくさん並んだ幅の広い登り坂になった。
ときどき観音様が彫られている石像が置かれていて、なんとも気持ちのいい場所だ。
ただ、思っていたより斜度はキツい。
坂を登りきったかな〜、と思うあたりで神社の鳥居。10時38分。
しかし、坂は終わっていなかった。左に曲がって、同じような坂。
少し登ると、御居間屋敷と書かれた広場になった。
10時42分。一本杉への分岐。一本杉は下山時に通る。
この分岐の先がまあ、とんでもない角度の登り。
10時44分。三合目の標識。
いくらなんでもこの角度のまま登り続けないでしょうと思ったら、階段出現。こ、この角度のまま階段になっただけかい〜っ。
登っても登っても登っても登っても階段。ひたすら階段。
しかし、左手斜面には見事なまでのタムシバの林。
遠目で桜かと思うくらい斜面が真っ白だった。
10時56分。たぶん5合目。標高385メートルだそうだ。
傍らにイワカガミが見られる。どうもイワウチワもありそうだが、落花したあとみたいだ。
11時04分。たぶん6合目。標高440メートルで、行程1000メートルだそうだ。
つい、だから何〜?と突っ込みを入れたくなるくらい、延々と階段である。
安全な遊歩道だからなのか、小学校低学年くらいの子供が3人、普通にグラウンドで遊んでいるみたいな感覚で下山していくのにすれ違った。ヘロヘロになっている我々とは大違いである。
11時11分。7合目。
おや、標高が上がったら、イワウチワが健在だ。
右にイワカガミ、左にイワウチワ。こんなに混在しているのも珍しいかもなぁ。
11時14分。7.5合目。点5ってば・・。
ここにはベンチがあって、一息つくことができる。
六日町の町並みが見下ろせた。
寺が島遊歩道との合流点でもある。
11時18分。八合目。
お、イワナシが綺麗に咲いている。
あらまあ、あちこちにイワナシ。
イワカガミ、イワウチワ、イワナシと完全にごちゃ混ぜ。すごい山だなぁ。
11時25分。九合目。ずーっと階段です。
11時29分。階段出現。あれ、手元のガイドブックには鎖場と書かれていたが、階段になったようだ。ありがたい。
すれ違いのために上で待っていてくれた人がひいひい言っている私に、もう少しですよ、と声をかけてくれた。ありがたい、ありがたい。
11時30分。ホントにすぐに山頂になった。
けっこう広い広場になっていて、ちょっと高い場所に富士権現の社が立っている。
とりあえず三角点、と社の向かって右側にある三角点に行くと、そこで休憩していた人が大城には行ったか、カタクリがたくさん咲いているよと教えてくれた。
さっさと昼食にするつもりだったが、人が多く、スペースも無いので、先に大城の方に行ってみることにした。
大城というのは、本丸のあった富士権現の場所から少し張り出した先にある狼煙台の小城の先にある詰めの城の跡のこと。
左写真がその大城に向かう道である。
この道が実に気持ちのいい道だった。
タムシバが咲き乱れ、遠くに八海山を望む。
足元にはイワウチワやイワナシが咲いている。
道もほぼ平坦で、のんびりと歩くことができる。
11時45分。山頂から15分かからずに大城に到着。
手前がカタクリの群生地なのだが。
ここのカタクリの見頃にはちょっと遅かったみたいだ。
なんとなくカサカサとしていて、見栄えがしない。
だが、白いカタクリをみつけることができた。
遊歩道のすぐ近くなので、だれも持って行かないのが立派だなぁ、などと思ったりして。
大城は小さなスペースがちょっと盛り上がっている場所。ここでもたくさんの登山者が昼食中でスペースが無い。
ということで、折り返して山頂に戻る。
戻る時に山頂の富士権現に至る道を見ることができるのだが、これも綺麗だったなぁ。
戻ってみると、ちょうど富士権現の軒下にいいスペースが空いていたのでそこで昼食。
山頂の広場を見下ろすことができる。
たくさんの家族連れやグループがいる。
おや、小学校高学年くらいの女の子2人だけでシートを広げて、傘で秘密基地みたいなのを作ってご飯を食べているぞ。
どうも、このお城の山は、地元では登るのが当たり前の生活の一部になった山みたいだ。登ることは登山などという特別なことではないらしい。
しみじみ、すごい山だなぁと実感。
12時30分。下山開始。
下山途中でも女子高生2人組み、とか、ちょっと買い物ついでみたいな若者単独、とか、流れで来ちゃったみたいな女の子2人とか、おおよそ登山ではすれ違わない人たちとすれ違う。
広瀬曲輪跡、水場と杉の中を下って行く。
あ、赤紫のイカリソウだ。我々の住むあたりでは白いイカリソウばかりなので、ちょっと目を引く。
12時40分。桃の木平。
おおーーーー、カタクリのプールだ。
広い水平なスペースにカタクリがびっしりと咲いている。
山肌の斜面の木々の間にカタクリが咲いているのはこれより広いスペースを見たことがあるのだが、開けた場所でただひたすらカタクリだけ、というのは初めて。一面カタクリ色だ。
ただ、ほんのわずかに時期が遅かったらしく、カタクリ1本1本を見てみると、ちょっとしなびたものが多かった。
それにしてもカタクリって、こんなに日光さんさんと浴びる場所でも元気に咲くんだなぁ。
ベンチもあるので、ここでのんびりするのもいいかも。
ただし、ロープが張られているので、カタクリの中には入れない。
12時44分。桃の木平からすぐに主水郭からの道が合流した。
ここからは広く開けた谷をジグザグに下って行く。
開けているのでじぶん達が下る道がよく見える。
しかも、午後からは日光が降り注ぎ、さえぎるものがない。
ちょっとだけガレた場所もあり、転げ落ちると大変だ。
沢を跨ぐ場所もある。
堰堤を越えると、1本杉だ。13時13分。
杉は空洞化した幹にコンクリートが流し込まれている老木。
このあたりに白いエンゴサクと紫のエンゴサクが競演。
1本杉を過ぎると、林道と交わりながら広い草地をほぼまっすぐに下って行く。まっすぐに突っ切ると、どうやら銭淵公園に出るようだ。
我々は左に曲がって登山口まで戻る。13時25分。
途中に上杉景勝、直江兼続生誕の地の碑があった。
さらに進むと、坂戸城跡の碑と家臣屋敷跡の碑もある。このあたりにもカタクリがびっしりと咲いていた。
13時40分頃、駐車スペース到着。ご苦労様でした。

カタクリ目当てで、ちょっと城山にハイキング、という気楽な気持ちで行ったはいいが、かなりの登りでヘロヘロになってしまった。舐めてました、坂戸山。
カタクリはほんのちょっとだけ遅かったかな〜という感じだったが、群生地の雰囲気は充分に味わうことができた。が、カタクリ以上にタムシバやイワウチワ、イワカガミ、イワナシがすごい山だったんだ、と発見。
さらには、山というにはあまりに地域密着すぎる、地元住民にはあたりまえの存在の城山なのだと、登ってみて肌で実感した。
こんなに市民に愛されている山も類を見ないだろうなぁ。山としても幸せな山だなぁ。
本当にいい山なので、地元の人だけではなくて、何度も登って欲しい山だった。我々は階段でヘロヘロだったけどね。

坂戸山
最寄ICは、関越自動車道六日町IC。インターから下りると、ちょっと込み入るが、国道17号線に出て、六日町駅前の交差点を左折。魚野川を渡って、左折。魚野川を左に見ながら進むと、右手に銭淵公園がある。「デイスポート南魚沼」という建物が道の脇にある場所だ。この公園の手前角を曲がり、道沿いに坂を登り右折、さらに一番上欄の写真の建物の場所で左折すると、すぐに駐車スペースになる。
シーズンにはこのスペースは満車になることが多いと思うが、案内看板が出ていて、臨時駐車場に自動車を導いてくれる。
薬師尾根遊歩道から登る場合はこちらに駐車したほうが近いだろう。トイレは登山口から30メートルほど行った場所に綺麗なトイレがある。
また、デイスポート南魚沼に駐車してもよい。こちらからは、城坂遊歩道が近い。


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