番外

 の山

2012/5/26  五頭山(三の峰コース) (912.5m)   
今年は、うまい具合に週末によいお天気に恵まれる。先週の土曜日に登った戸倉山は残雪に悩まされ、雪はもういいね、ということになった。
では、今週はどこに登ろう。
実は、新潟県のファミリーに愛される代表的な山、というのがいくつかあって、もちろん筆頭は越後一宮「弥彦山」だ。
しかし、こと下越に限ると、二番手は「五頭山」ということになると思う。
その、「新潟の初心者ならまず登っておかなきゃダメでしょぉぉぉ」という山に、実は我々は一度も登ったことがない。
理由は簡単だ。混雑していそうだから。
ものすごくわがままな登山ペースを持つ私は、人の多い山は他人にも自分にも迷惑になってしまう。だから、混雑した山はずっと倦厭し続けていた。
でも、やっぱり登っておかないとなぁ。あの低山に登る季節というのは、なかなかないしなぁ。
と、いうワケで、ついに登ることに決めた。
五頭山はたくさんの登山コースがあるが、駐車場がきちんとしているらしい三の峰コースをチョイス。
国道290号線のうららの森でトイレをすませ、一応案内の人に登山口にあたるどんぐりの森の行き方を聞いた。
実は数年前に滝を見るためにどんぐりの森には来たことがあったのだが、なにせ、かなり前のことである。うろ覚えもいいところだった。
係りの人は、とても親切にすぐ先の川の手前の道を行けばよい、と教えてくれた。
うららの森を出たら、ちゃんと案内表示がでっかく出てました。
小さな川沿いの細い道を進んで行くと、菱ケ岳の登山口があり、広い駐車場があった。何台も駐車されていて登山者が仕度をしている。
ここだと思って自動車を入れかけたが、いや、待て、我々はどんぐりの森からの登山だろう。しかも、登るのは五頭山だし。
さらに先に進むと、路肩に何台か自動車が止められていて、橋が通行止めで通れなくなっていた。あれ、以前は通れたのに。
どんぐりの森までは行けないのか?
ちょうど登山者が歩いて来たので、五頭山に登りたいのだが、と尋ねると、右に曲がる細い道の上に駐車場があると教えてくれた。
坂をほんのちょっと上るだけで駐車場になった。
菱ケ岳の駐車場ほど広くないが、それでも20台くらいはとめられそうだ。
橋の周辺の路肩に10台近くとまっていたが、ここまで来てとめたらいいのになぁ、わからなかったのかなぁ。
ほんの一坂の歩きがもったいないのかなぁ。
8時55分、駐車場出発。
途中にはタニウツギやフジが咲いていてきれいだ。 
通行止めの橋を渡り、どんぐりの森を目指す。
9時01分、五頭山スキー場コース登山口。
ここから登ることもできるのか。
我々の目指す三の峰口はまだ先だ。
9時03分 どんぐりの森キャンプ場到着。
ここにはトイレもあるので、登り始めの準備もできる。
三ノ峰コース入り口の案内もわかりやすい。
入り口からいきなり急登である。
思わず「げっ」と身を引く階段の連続。
ぜいぜい言いながら10分以上階段を登る。
しかし、いきなり平らになる。
チップが敷かれたような、まるで平場の公園のような空間になる。
9時21分、 4合目の標識。
あれ、2合目とか3合目って、あったっけ?
平らになったり、階段になったり、えぐられた樋状の道になったりして
少しずつ高度を上げていく感じだ。
9時32分 五合目。
長助清水まで25分、とある。
その後も平らな道とえぐられた泥っぽい道を繰り返しながら登る。
9時44分 六合目。なんか、ここだけ表示が派手だ。
道端にはチゴユリ、カンアオイなどが咲いている。
9時57分 長助清水。
ここにはベンチなどがあり、
おじいちゃんと娘と孫らしきファミリーが休憩中だった。
長助清水は登山道から離れて少し行くようで、我々はパス。
そのファミリーのおじいちゃんが孫にここから先はキツくなるからね、
と説明していたが、確かに今までと少し違う、
がんばりが必要な登山道になった。
だらだらと単調に続く長い登りがある。
胸突き八丁的な登りではないが、なかなかキツい。
10時19分 9合目。あれれ、8合目ってあった?
このあたりから、なんだか小虫がまとわりつくようになってきた。
10時30分 三の峰到着。
鐘があり登山者がたたいている。
立ち止まると小虫がひどいので、とにかく歩く。
三の峰を過ぎるとすぐ゛に五の峰方向への分岐になり、避難小屋がある。
そこで休憩している人もいた。
道は平たんになったり、急な登りになったりする。
時々泥っぽい滑りやすい道にもなる。
途中に左に登って行く小道がありどうもそれが二の峰へ行く道らしいが、
我々は先を急いだ。
10時46分 一の峰到着。
何人かの登山者が休憩中だ。ここを目的の場所としてもいいのだが、
五頭山の三角点はこの先にあるというのを本で見た。
ぜひとも三角点にはタッチしたい。
しかし、虫、多すぎ。
登山者一人ひとりの頭の上に無数の虫が柱になっている。
虫大っ嫌いな私はそれを見るたび鳥肌を立てて、
自分の身にも起きていることを想像しないようにつとめる。
五の峰からいったん下ってすぐに登ると、展望のきく場所になり、
そこがてっきり三角点と思っていたら、次々と人が先に進んで行く。
不思議に思って休憩中の人に聞いたら、
親切にこの先を進んであのピークあたりで左に曲がったその先だ
とにかく左に曲がりなさい、と教えてくれた。
あらまあ、まだまだ先じゃないの。
少し下って、歩いて行くと、左に曲がる分岐に出た。
10時55分。
五頭山頂まであと7分、とある。
右に曲がると菱ケ岳だそうだ。
分岐からはほぼ平坦な道を歩いて行く。
11時01分。山頂到着。
山頂、と言っても、ぜんぜんピークという感じがしない。
ほんの道の端っこに休憩スペースを作りましたよ〜、的な感じだ。
ほかより高い感じも全くしない。雑木に囲まれて眺望もない。
つまんないぞ、五頭山頂。
ここで昼食にしてもよかったが、スペースがない上に、人がたくさん来る。
しかも、虫がとんでもない。
どこか虫のいない場所で昼食にしたかった。
今まで歩いて、どうやら開けた場所よりも木の多い場所のほうが
比較的虫が少ないようだったので、
登山者の数があまりないだろう菱ケ岳方面の登山道の途中で昼食にした。
でも、結局、虫が多くて、鳥肌たてながらの昼食だった。
寒くて寒くて仕方がなかった。
一応、虫避けスプレーに虫避けマットを持っていたけど、ききませんでした。
登山者が少ないと思っていた菱ケ岳への道は、菱ケ岳から五頭山をめざす
周遊の登山者がけっこういて、思い切り邪魔になった。
みんな親切でおにぎりを持ちながら「ごめんなさい」と謝ると、
「いいえ、ごゆっくり」と言ってくれた。
結局、その後風が出て、風の通りのよい一の峰のほうが虫が少なかったらしい。
11時51分 一の峰。  11時57分 二の峰分岐。
12時03分 三の峰。  12時31分 長助清水。
12時40分 六合目。  12時47分 六合目。
13時04分 どんぐりの森到着。 13時17分 駐車場到着。
ご苦労様でした。

登っておかなきゃダメでしょぉぉぉ、という強迫観念から登った五頭山だったが、とにかく虫しか印象がない。
この時期、どの山に登っても虫は覚悟しなくてはならないのだろうが、ホントーにとんでもない量の虫だった。
あんなに登山者がいたのに、その一人ひとりにたぶん500匹以上の虫がぁぁぁぁぁ。
書いていても鳥肌がたつ。視界と思考をシャットダウンしないと、とても正気を保っていられなかった。
いや、虫はそれほど気にならない人なら、特に刺したりする虫ではないので、大丈夫だとは思いますが。虫が苦手な人は秋のほうがいいかも。
五頭山(三の峰コース)
最寄ICは、磐越自動車道安田IC。インターを下りたら、国道49号方面へ。49号との交差点に出たら、49号には曲がらずに直進。国道290号に入る。
村杉温泉を過ぎると左手に道の駅みたいな施設、「うららの森」があるので、ここでトイレなどができる。
うららの森からすぐに案内に注意していると、右に曲がると「どんぐりの森」である、とあるので、右折。
道なりに進んで行くと、道の両側に菱ケ岳の登山用の駐車場がある。菱ケ岳から登る場合はここで駐車。
どんぐりの森はさらに先で、道を進んで行くと本文中の橋になる。現在通行止めだ。駐車場は橋の手前で右折してすぐ。
駐車場にトイレはないが、10分ほど歩いたキャンプ場の登山口にはトイレがある。


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