番外
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4月15日 村岡城址
4月22日 能化山
5月13日 坂戸山
6月23日 守門岳
6月30日 平標山
8月12日 月山
4月15日 村岡城址 毎年3月の最終週末か4月の第一土日に雪割草の様子を見に行く村岡城址。 今年は色々重なって、私が行くことができなかったため、少し遅れての訪問になった。 雪割草について言えば、遅咲きの株が開いていて、遅すぎるということはなかったが、やはり最盛期よりも少な目。 しかし、その代わりにいつもであればまだ咲いていない頃に来ていたので、こんなに咲くとは思っていなかったカタクリの群落を見ることができた。 さらには、おくての美人さんも探し出すことができた。 これくらいの株はたくさんあった。 場所によっては、カタクリとミスミソウが混然一体となって咲いている。 おくての美人。宝探しみたいに探してみてはいかが。 ここにもいたんだね、色白さん。 ↑ページのトップへ |
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4月22日 能化山 2012年の春は、冬の積雪が尋常でなく多かったために、色々な意味で遅まきだった。と、いうことで、毎年恒例の能化山も多少遅い訪問になった。が、予想に反して、期待したイワウチワの一斉開花はなく、むしろ遅い感があった。柳沢コースと焼山コース両方にあるカタクリの群落もすっかり終了していた。しかし、代わりといってはなんだが、シュンランがあちこちに咲いていて、早春の次の花も豊富なのだとわかった。 シュンランとヒトリシズカ。 イワウチワも場所によっては咲いていた。粟島がよく見えた。 10時20分 出発。 10時50分 林道を横切る。 11時27分 山頂。 12時ちょうど 下山開始。 1時ちょうど 到着。 ↑ページのトップへ |
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5月13日 坂戸山 GW前半は滝に費やし、後半は雨にたたられ、ついに春の花を見ることができずに春が終わってしまうのか、と、焦り気味になった。魚沼の山であれば、あの豪雪のあとなのでようやく雪解けの早春だろう、と坂戸山に登ることにした。昨年も同じころに行ってカタクリを見ることができたはずである。だとすると、昨年よりベストなタイミングなはずだけど〜。 ところが、昨年はタムシバがたくさん咲いていたのに、タムシバはほぼ終了。 目立つのはツツジの赤い花ばかりだった。登山途中のイワカガミ、イワナシ、イワウチワもほとんど終わっていた。 大城に向かう道と、大城からの山並み。この山並みの残雪の具合などは、確実に昨年よりたくさん残っているのに。 しかし、白いカタクリはちゃんと咲いていてくれた。下山時の桃の木平もカタクリのピークといった感じだった。 と、同時に赤い花色のイカリソウなども咲いていて、初夏を思わせた。 イワナシやイワウチワは、大城への道の途中に咲いているくらいだった。 城坂コースの沢にはまだ雪がたくさん残っていて、さらには沢自体も崩れている場所もあった。 11時38分 出発。 11時46分 鳥居。 12時20分 7合目。 12時30分 8合目。 12時37分 9合目。 12時44分 山頂。昼食休憩。 13時15分 大城へ出発。 13時30分 大城。 13時46分 山頂。 13時55分 桃ノ木平 14時29分 1本杉。 14時40分 城跡の石碑。 ↑ページのトップへ |
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6月23日 守門岳 6月の前半の週末に、毎年恒例の青田南葉山に登るつもりが、雨にたたられ、初夏の花を見ないまま6月も後半に突入してしまった。こうなったら一挙にたくさんの初夏の花を見ることができる山に登るしかない。しかも、今年はダラダラと過ごして、まだ長い山歩きをしていないのだ。ここは近場で花の名山である守門岳に登ろうではないか。 しかし、相変わらず根性なしの我々なので、短時間で登れる保久礼コースを選択。いや、大岳から青雲岳に至る道に花が多いということもあるんだけど。ところが、雨こそひどくなかったが、小雨から霧というあまり芳しくない天候だったため、下山時には泥っ泥の泥だらけになってしまった。 モウセンゴケはやたら元気がよく、ものすごくたくさんあった。 大岳から青雲岳にかけてヒメサユリが咲いていてくれる。 雨に弱い花なのか、花びらがクシャっとなっている花が多くて残念。気の早いキスゲも1本だけ咲いていた。 二口コースとの分岐の手前にあるコシジオウレンの群落。 網張あたりには、かろうじてツバメオモトとシラネアオイが咲き残っていた。 ツバメオモトはほぼ終わりで、シラネアオイはまだこれから咲くものもあったが、雨のために薄い花びらが傷んでしまっていた。 今まで気がつかなかったのだが、保久礼コースの不動平にちゃんと不動様の像があった。 そのすぐ向かいがわにイワナシが咲くのにも、気がつかないでいた。 雪の具合はこんな感じ。二口コースとの合流点手前くらい。雪の上を歩く場面はなかった。 青雲岳で昼食をとっていたら、さあっと一瞬だけ霧が晴れた。霧の上は青空なのだ。 泥道に足を取られて思いのほか疲労したので、青雲岳の木道で昼食休憩をして、リュックをそこにデポして袴岳の山頂に行った。帰りもとにかく泥にやられて、とんでもなくスローペースになってしまった。 8時50分 保久礼駐車場出発。 8時52分 保久礼小屋。リュックに雨具をつけるため時間をとる。9時出発。 9時32分 キビタキ清水。 10時20分 第二展望台。 10時33分 不動平。 10時44分 不動様。 10時57分 大岳。 11時33分 網張。 12時ちょうど 二口コース分岐。 12時22分 青雲岳、昼食休憩。 13時08分 袴岳へ出発。 13時24分 袴岳山頂。 13時39分 青雲岳。 14時05分 二口コース分岐。 14時28分 網張。 14時56分 大岳。 15時18分 不動平。 16時08分 キピタキ清水。 16時35分 保久礼小屋 裏の沢まで行って靴の泥を落とす。 16時50分 駐車場到着。 なお、2012年6月の時点で、旧守門村の二分から二口コースの駐車場に行く林道は一部崩落していて、通りづらい。 二口コースの駐車場までは行けるらしい。だが、その先を登って保久礼コースの駐車場に至る林道は完全に通れない。 我々は旧栃尾市の刈谷田川ダムから先に進み、保久礼駐車場に入った。また、道院高原から行くルートでも保久礼に行ける。 ↑ページのトップへ |
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6月30日 平標山 せっかくの6月、日暮れの遅い時期に少しは長い山歩きをしておいたほうがいいんじゃないか。しかも、花も見たいじゃないか。では、どの山に登ろう。さんざん迷って検討を重ねて、結局、平標山にした。今年の我々は体力がガタ落ちしている。つい1週間前の守門岳であんなに疲労困憊してしまったじゃないか。間違っても片道5時間とかいう山は無理だ。 平標山なら何度も登っているので勝手もわかるし、花は確実だろう。と、いうことでただ花だけを目当てに行ってきた。 松手山コースはちょっと楽しみにしていたショウキランの姿がなかった。 さらに松手山山頂までのアカモノはまだつぼみの状態。今年は雪が多かったせいだろうか。 松手山山頂から先、大山祇の石碑のから上はちょっと遅い感じもしたがハクサンイチゲが咲いていた。 振り返ると、苗場山が平らな山頂を横たえている。 ハクサンチドリ、ヨツバシオガマ、オノエランも咲いていた。 オノエランは、ちょっと早い感じだったけど。 平標山山頂から仙ノ倉山に向かう道のお花畑。 チングルマが花から穂になる手前といった感じでやや遅かった。ハクサンコザクラはたくさん咲いていた。 ただし、風が強いったらありゃしない。ここは風の通り道だ。 その風に煽られたわけでもないだろうが、木の階段から転んで頭から転げ落ちる男性が。 大事ではなかったようだが、危ないったらありゃしない。 途中に張り出して作られている休憩スペースで昼食にしたのだが、風に吹かれ続けて体が冷えてしまった。 昼食を食べた場所で隣り合わせたおじいちゃんは山にたくさん登っている大ベテランなのだが、 いつも一緒に行く仲間が歳をとって登るのを控えるようになったとかで、単独の登山。 色々な山の話をしてくださった。 下山時も山の家から我々にペースを合わせてくれてご一緒したのだが、どうもスローペースすぎたらしく、 転んでしまわれて、びっくり。 我々が休憩するのを理由に先に行ってもらった。あっという間にずーっと先に行かれてしまった。 色々おしゃべりするのも山の楽しみなのね。 下山時、山の家に向かう途中にある湿地にはワタスゲの姿が。 山の家から平標山を望む。雪の感じはこんなもん。 山の家から山頂に向かう道のシャクナゲは咲いていなかったが、 大源太山側に向かう道のそばにはたくさん咲いていた。 今年も山頂で中越森林管理署の方に栞をいただきました。 8時すぎ駐車場到着。すでに舗装してある場所は満車。追加して作られた砂利の場所に駐車。そこもすぐにいっぱいになった。 8時12分出発。 8時15分 林道より松手山登山口。 9時12分 鉄塔。休憩。 9時58分 松手山山頂。 10時36分 ガレ場、木の階段。 11時04分 大山祇の石碑。 11時30分 平標山山頂。 お花畑まで下って、昼食。 12時43分 山頂出発。 13時22分 山の家。トイレ休憩。 13時35分 山の家出発。 14時16分 林道合流点。 14時47分 ゲート。 15時11分 駐車場到着。 ↑ページのトップへ |
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8月12日 月山 夏休みに入っても7月半ばにひいた夏風邪がいっこうに治らない。長いお休みであっても、ハードな登山は絶対に無理な状況だった。しかも、夏休み期間中、お天気があまりよくない予報だ。比較的近隣の天気が安定している12日にあまり体力を使わない登山をしようか、ということに決めて、一番お天気がよさそうな北に行くことにした。北で体力を使わずにしかも花が望める山といえば、月山である。 もちろん、登りは3時間必要なので、そう簡単に登れるわけではないが、鎖場とかとんでもない岩とかがなく、石畳の続くなだらかな登山道であるというのは、昨年登って知っていた。焦らずに登れば大丈夫だろう。 と、いうことで、午前4時起き5時出発。日本海東北自動車道が北がわは温海までできたので、その恩恵を受けて午前9時に8合目弥陀ケ原に到着。夏休みということで、混雑を予想していたが、駐車場はいっぱいになる直前くらいだった。 新潟からの登山ツアーバスも来ていたりして。 以下、ひたすら花だけの写真だが、8月の月山です。 駐車場からもうコバギボウシが咲き、弥陀ケ原の湿原はキンコウカだらけ。 無量坂の地味な登りで唯一なぐさめてくれるダイモンジソウ。シロバナノニガナも咲いている。 畳石のお花畑はものすごい。ミヤマシャジンはごっそり咲いているし、ハクサンフウロはそこかしこに咲いているし。よく見ればヨツバシオガマやアオノツガザクラも咲いている。白い花はシラネニンジンだろう。キスゲの花は存在感がある。 9合目、仏生池の小屋の周りは、マルバタケブキとキオンの黄色い花だらけ。 あれ、木道なんてあったっけか。 わからないはずだ、昨年の7月に行った時は、行者返しから先は雪の下だった。8月の半ばで、その雪もすべて消えて、木道が出現する。 木道の周りは完全にお花畑だ。紫、白、黄色、ピンク、様々な色が交差する。 シャジンのほかにトウヤクリンドウ。ミヤマリンドウもたくさん。 チングルマは穂だったり、花だったり。あ、ミツバオウレン。 おおおお、もう遅いと思っていたヒナザクラまで咲いている。 湿地っぽくないのに、イワイチョゥはそこらじゅうに咲いていた。 ウサギギクもたくさん。お花の向こうにはまだ雪が。 ハクサンイチゲは元気だった。もうおわりかけのホソバウスユキソウ。 昨年踏み忘れた三角点を今年はしっかりと踏む。 ずっとガスが出ていたが、三角点から一瞬だけ来た方向が見渡せた。 山頂で昼食後、まさかクロユリは咲いていないよね、と昨年咲いていた場所に行ってみた。 クロユリはなかったが、とにかく花がたくさん咲いていた。 帰りは、弥陀ケ原を御田原参篭所経由で戻る。イワショウブやキンコウカの海だった。最後にコバギボウシも。 ホントーに花ばかりで申し訳ない。ここに挙げた写真や名前以外にもまだまだたくさん咲いていたのだ。クロユリ目当てで7月に登るのもいいけれど、本当にお花畑を見たいのであれば、月山は8月のほうがいいかもしれない。 ただし、実は雪があったほうが登りやすかったりして。石畳は一見歩きやすそうだけど、石が大きすぎてゴロゴロしてとても歩きづらいのだ。 下山時には、9合目から下はこんなに長かったっけ、とうんざりした。地味だし(笑) しかし、行ってよかった、としみじみ思った。月山、すごいっす。 午前9時すぎ 八合目駐車場到着。 9時10分 出発。 9時27分 登山道と御田原参篭所への道の分岐。 10時20分頃 畳石お花畑、休憩。 10時42分 9合目仏生池小屋。 11時10分 行者返し。 もっくら坂、大峰のお花畑でかなりスローペースになる。 11時50分 三角点。 11時53分 山頂。 12時30分 昼食後頂上小屋方向散策。 12時48分 下山開始。 13時28分 行者返し。 13時57分 9合目仏生池小屋。 14時58分 分岐。 15時05分 御田原参篭所。 5時18分 駐車場到着。 ↑ページのトップへ |
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