番外

 2014年リピの山


3月23日、4月6日 村岡城址
4月26日 八石山
5月10日 坂戸山
5月24日 青田南葉山

3月23日、4月6日 村岡城址 毎年楽しみにしているユキワリソウの村岡城址。今年は一番見ごろと思われる3月の最終週のお休みが雨だった。下見のために行った一週間前の3月23日、まだ早いんじゃないかな〜、と思っていたら、駐車スペースからの登り階段の脇からすでにこんもりとした株で咲いていた。思っていた以上にたくさん咲いていて、かなりびっくり。そういえば、今年は平野部は極端に雪が少なかった。多少寒くても、雪がなければユキワリソウは咲いてしまうのかしらん。
    

  
 いつもみつけられるかな〜と宝探しみたいに探している八重咲きのユキワリソウはまだ咲いていなかったが、青空に白い雲がにじんでいるような色の花を発見。いつ来てもかわいい宝物がある場所だ。
    
 帰りに村岡城址に登る別のルートが駐車スペースにあったイラストにあったので、そちらに自動車を回してみたら、井戸神さまという湧水があった。

    
一番の見ごろを過ぎて、翌週の4月7日。実は雨がちでかなり寒くて、花を見るにはよくない天候だったのだが、村岡城址に行ってみた。ユキリソウはほとんど終わっていて、咲き残りを探すくらいだったのだが、羽化したてのギフチョウを見ることができた。ちょうど居合わせたユキワリソウの噂をきいて散策に来たというご夫婦にギフチョウがいると教えてあげたら、きれいな蝶ですね、と、ほとんどスルーされてしまった。自然の楽しみ方は人それぞれだけど、羽化したてのギフチョウなんて、めったに見られないんですぞ。
                                                                    ↑ページのトップへ
4月26日 八石山  GWを2週間後に控えたあたりで、そのGWに往復9時間くらい歩く予定を入れてしまった。しかし、今年に入って山を歩いた時間はほぼゼロに等しい。そんな体力と経験で往復9時間をぶっつけ本番というのはマズいだろう。どこかに登っておかないと、不安でならない。さりとて、いきなり高い山は無理だし、県内の山はだいたい雪がたっぷり残っている。ゼロの体力とGWのための鍛錬にいい雪のない山はないか。と、選んだのが八石山だった。

  
  
  意外にも駐車スペースは自動車でいっぱい。登山口近くのわずかなスペースに自動車を入れた。どうも山菜取りの人たちが多いらしい。
  途中、青くてきれいなオオルリを発見。飛ぶと本当に青く光って見える。
    
  登り始めはそこいらじゅうにニリンソウが咲いている。対岸にけっこういい滝を発見したりして、楽しい。
    
  もう終わっているだろうと思っていたカタクリも御堂平より上で満開状態。道の両脇がカタクリだ。
    
  カキドオシでびっしりという場所もある。遠くに見える米山はまだ山頂が白い。
    
  今回は中八石山に登る。そういえば、こちらから登ったのは初めて。思ったより急な登りでヘロヘロ。
    
  樹木の花も多く、お花たっぷりの登山になった。

    
  帰りに善根の不動滝にご挨拶に伺った。なんと下帯一丁で滝に打たれた直後らしい男性に遭遇。この滝で滝行ができるのか。
  雪割草の時期に来るとまだ埋まっている滝つぼ付近まで久しぶりに行けた。
    
  滝前にはアズマシロカネソウがたくさん咲いていてかわいらしい姿を滝風に揺らせていた。
  駐車スペースからは善根の不動滝の上流もよく見えた。

  10時ちょうど 登山開始。  10時30分 不動さま。 10時58分 御堂平。  11時14分 下八石との分岐。  11時33分 山頂。
  12時15分 下山開始。  12時43分 御堂平。  13時31分 駐車スペース。
  
                                                                    ↑ページのトップへ
5月10日 坂戸山  GWに三重県に行ってしまって、見ごろを逃してしまった感のある坂戸山にそれでも白いカタクリは遅めに咲くから、と、登ってみることにした。昨年はGWに行って、まだ残雪が多く、カタクリも多少早かった。今年は山間部は雪が多買ったというから、昨年なみであれば白いカタクリをみられるかもしれない。朝方まで雨が残っていたが、晴れになるという予報を信じて向かう。カタクリの時期であれば満車状態の駐車場はそんな天候のせいもあってか、ガラガラだった。
いつものとおり薬師尾根から登る。トイレの近くのカタクリはすっかり終わってしまっていた。
  
  
  もうイワカガミが咲いている。咲き終わりかな、と思われたタムシバは大城への道にたくさん咲いていた。
  
  花のシーズンは初夏に移行していた。ミツバツツジがそこらじゅうに咲いている。
    
  チゴユリが咲いていたら、もう初夏だわよね。イワウチワは落花してしまっていた。
    
  斜面の違う下りに選んだ城坂コースの桃の木平は、かろうじて紫色の花の海だった。
    
  昨年までは崩落で建前は侵入禁止になっていた城坂コース、今年から通行可能になったためか、合目の杭が打たれていた。
    
  城坂コースにはイカリソウがたくさん咲いている。ピンクから赤紫まで、色も豊富。
    
  キランソウやニシキゴロモなども咲いていたが、もうエンゴサクの姿はなかった。
  沢の上に残っている雪もものすごく少なく、やっぱりGWを過ぎたらカタクリは遅いんだなぁ、初夏になっちゃうんだなぁ、と、実感。その代わりにたくさん初夏の花が見られた。

  10時22分 駐車スペース出発。  10時27分 神社。  10時37分  鳥居。出発時寒かったので羽織っていた上着を脱ぐ。
  11時20分 7.5合目。  11時39分 山頂。  11時45分 大城。昼食。  12時45分 下山開始。  13時10分 桃の木平。
  13時27分 6合目。  13時50分  一本杉。  14時10分 駐車スペース。
                                                                    ↑ページのトップへ
5月24日 青田南葉山  今年も青田南葉山に登る季節がやって来た。坂戸山が例年よりも雪が少ない状況だったので、青田南葉山もそれほど積雪はないだろうと予想していた。ならば、花も多少早いはずである。
  
高速道路から見た青田南葉山。上越2kmの緑の看板の左上が青田南葉山。白いのは左側が妙高、青田南葉山のすぐ上は火打。
少し遅めの午前10時にキャンプ場に到着。今までは路肩に駐車しているような状態だったが、今年は駐車できるスペースが少しだけもうけられていた。
登山しはじめてすぐにすれ違ったご夫婦から、今日はたくさん山に入っていますよ、と教えられた。駐車していた自動車も多かったし、山頂は賑わっているかしらん。
  
キャンプ場の池のほとりのシラネアオイは満開。
木落とし坂コースに入ると木々が大きく登山道をふさいだりして、なんだかいつもより荒れた感じだった。
昨日まで雨がちの天候だったので、四合目からの急登も滑りやすい。
途中で何人かにすれ違ったが、山菜取りの人が多いようだ。それでも山頂からの帰りの人に雪の具合を尋ねると、「しこたまあります」との返答。そーか、しこたまあるのか。
見晴台で小休止するまでの間、雪はほんの少しだっだか、そこから10分も登らないうちに雪野原になった。
ただし、残っている厚みがなんだか違う。雪にたわめられた木々がすでに起き上がっていて、枝が進路をふさいでいる状況だ。
赤い○印を目当てに歩くのだが、そこに至る最短距離は枝の迷路になっていて、迂回するのに余計な距離を歩くことになってしまった。
  
今年の残雪はやや少ない。
山頂に着いてみると、山頂表示はしっかり出ていて、祠もちゃんと雪から姿を現していた。そこに地面があるのがはっきりと分かる状態だ。
惜しいことに雲が出てきて、青空というわけにはいかなかったが、視界はちょっとだけ霞んでいる程度で、空に浮かぶような佐渡島も見てとることができた。
  
山頂から見える妙高、火打。

  
ちゃんと雪から出ている山頂表示。

  
かなりコントラストいじったんですが。空に浮かぶような佐渡がわかるかなぁ。
昼食を食べていると、明神沢コースから人の声がして、男性と女性の2人組が登ってきた。なんと、下山コースが分からなくて、戻って来たらしい。我々もいつも明神沢コースから下るのだ、赤い○を探して下らなくてはならない、と教えるともう一度チャレンジして下って行った。
が、食べ終わる頃にまた戻って来て、わからなかったからついて下っていいか、と言う。
はじめての山で、来週山の会の人をたくさんつれて来るための下見だそうで、ルートがきっちり分かっていないとマズいのだろう。もし危険だとしたら、木落とし坂コースをピストンにする選択もしなくてはならないだろうし。
同行するのはやぶさかではないが、実は私、足と靴がイマイチ合わなくて、下山は不安だった。むしろ足手まといになりかねない。下山のペースが普通の人よりもかなりゆっくりであることは自覚しているし。
心配ではあったが、そこは下見のために来ている人たちだ、迷いそうな場所に目印をつけながらの下山だったので、けっこう手間取る。
足が痛くてさっさと靴を脱ぎたい私が先行したくらいだった。
そういえば、山頂で昼食をとっていたのは我々だけで、その人たちも、私たちを捕まえないとあとは誰にも会えないと思ったらしい。幸いなことに我々も迷わず、危険なこともなく下山できた。
  
下山は4人になりました。
ただ、明神沢コースの途中、明神沢を超えてすぐの左側が沢になっている場所が大きく崩れていて、崩れた斜面上を歩く場所があり、かなり怖い。自治体によっては登山道を閉鎖するくらいのレベルの崩れ方だと思った。
春も進んで雪が少なくなっていた分、沢を覆う雪も少なくなっていて、上を通過しなくてはならない沢は少し怖かった。一番の難所と思っていた明神沢は、すでに雪がほとんど溶けて、水量の増した沢を渡るのがちょっと怖かったくらいだ。
  
これくらいの雪が沢を覆っている場所もある。
花は、少し早かったかな。シラネアオイやサンカヨウももう少し先まで楽しめそうだった。
今回特筆すべきはギフチョウで、とにかくたくさん飛んでいた。しかも、カタクリはじめ色々な花にとまってくれて、私でもカメラにおさめることができた。
      
  イワナシ、イワカガミ、ユキササ。
    
  サンカヨウ、シラネアオイ。
    
  左;ダンナ撮影、右;私撮影。ギフチョウはたくさん遊んでくれた。

  10時10分 登山開始。  10時36分 四合目。  10時45分 五合目。  11時15分 見晴台。10分小休止。
  11時40分 八合目。  12時10分 山頂。
  13時ちょうど 下山開始。  13時30分 明神峠。  14時10分 明神沢。  14時25分 筍平。  15時ちょうど  キャンプ場入り口。
  15時10分 駐車スペース。
                                                                ↑ページのトップへ


新潟の滝もくじ  ときどき週末温泉族になる  んがお工房の日本百名滝めぐり  掲示板