番外

 2020年リピの山


村岡城址(1月26日)
国上山
角田浜氷壁
村岡城址(3月1日)
村岡城址(3月7日)

1月26日 村岡城址、六万部山
                                                                    
2020年の冬はとにかく暖かかった。雪の少ない年はいくらでもあったが、これほど気温が下がらない年も珍しい。1月ともなると毎日気温が5度以下で雪がもさもさ降っていて当たり前の新潟なのに、今年は平野部は積雪はゼロ。気温も10度以上になる日が続き、ヒーターが必要でない日もあるくらいだ。
そうなると早春の草花も早い開花を迎えるのでないか。
開花の情報がチラホラ耳に届き始めた1月の晴れた日曜日、いつもの城址に行ってみることにした。

    
  歩きはじめるなり、カンアオイが咲いていた。ユキワリソウもチラホラとある。

      
  さすがにまだ株で咲いてはいなかったが、思っていた以上にあちこちにユキワリソウの姿があった。
  しかし、例年ならユキワリソウよりも早く咲くはずのオウレンの姿が全くなかった。順番が滅茶苦茶になっているかな。

      
  遊歩道は年々整備される。新しい案内看板や日蓮さまの道と書かれた石の道標が立てられている。
  自動車も入れそうな道もさらに伸びていて、どんどんと人が入って行く場所になりそうな気配だった。
  しかし、さすがにまだ1月で例年の3月の日光の角度や樹木の芽吹きがまったく違い、なんだか違和感のある風景だった。

どうやら、今年は本当に春が早いらしい。
なにかしら生態系に影響がないのか、ちょっと心配になるほどだ。
それとも、今年は早春の花を見られる期間が長いのかしらん。


3月1日 村岡城址、六万部山、久田城址、高森城址
2月は所用でなかなか時間がとれず、ダンナだけ下見と称して雪割草の咲き具合を見に訪れた程度。
3月になり、埼玉からabeちゃんご夫妻が来られる、とのことでご一緒させてもらうことにした。
1日とはいえ、さすがに3月。日差しが早春である。花たちも株で咲き誇っていて、楽しむことができた。

      
  撮影に夢中なabeちゃんご夫妻。久田城址への道は、階段状に整備されていた。

      
  株がたくさんあって見事の一言。

この日はたくさんの人が遊歩道に来ていて、どの人もどういうワケか初めての人ばかり。
道がどこまで続いているのか、花がどのあたりにあるのか、まったく知らずに歩き出している様子で、すれ違う人ごとに尋ねられた。
新型コロナウィルスで学校が休校になり始めた頃である。
小中学生の姉妹をつれたおばあちゃん(といっても若いですよ)と一緒になり、花の名前などを教えてあげながら歩く男性陣。
おばあちゃんが孫たちにディズニーランドなんか1回行けばいいけど、山は何度行っても違うからいいんだ、と力説していたのが印象的だった。
久田城址まで行って、自動車で乗光寺に移動。大手口より高森城址付近まで歩いて花の咲き具合を見たが、こちらはまだ開花したてだった。


3月7日  高森城址、六万部山、久田城址、村岡城址
翌週、今度は群馬からYutaさん、ユキさんがいらっしゃるということで、またご一緒させてもらった。
今回は自動車を両入り口にデポして、高森城址から全ルートを歩くことにした。
午前9時40分過ぎに乗光寺から出発。大手口のわかりづらい入り口から登り始める。先週はまだ咲きはじめだった上り坂の雪割草たちもかなり開いていた。
でも、こちらがわの花は今年はちょっと少ないかなぁ。
高森城址から先の道が今まで通った道と少し違っていて、歩いたことないぞ、と言っていると、前方から地元の方がやって来た。
雪割草ならもう少し戻って、キャンプ場のあたりにたくさんあると言う。それならと戻りつつその人の話を聞くと、前にあった道は地権者の意向で通りづらくなったので、本行寺の住職と彼が新しい道を作ったとのこと。彼は道を保全しつつ歩いているらしかった。
分岐で彼と別れて、キャンプ場方向へ。でも、あんまり花はなかったのよ。ちっさい花が一つずつたくさん咲いている感じなのだが、なにせ一つずつだ。
地味で目立たない。ここはこのままほっとくのがいい場所で、写真映えする場所ではない。
でも、とてもいいテーブルとベンチがあったので、ちょっと早いがそこでお昼にすることにした。
お天気がよくて、ポンポンと花が咲いていて、実に気持ちのいい時間だった。
Yutaさんにおいしいコーヒーもごちそうになりましたよ。
道に戻って、先に進むと、きっちりと本行寺のお墓の裏に出た。梅など咲いているお寺を通り、県道192号に出る。
ここは右側、海がわに進む。すぐに橋があるので、川を渡る。このあたりが遊歩道の道標がない場所で知らない人は迷いがちだ。
橋を渡ったら川沿いを戻る感じで歩くと民家へ行く舗装道路になるが、ここはずっと川沿いの未舗装の道を進む。ここも迷いがち。
看板のある場所まで行って(ってか、ようやくここで案内看板出現)右側の山のほうに農道というよりもはや畦道を進む。
道が藪になろうがぬかるもうががんばって進むと山のふちにたどり着き、村岡城址大手口の看板が出てくる。
あとは登山道的な道を進めば突き当りが村岡城址の遊歩道だ。
村岡城址へは左側に行く。我々はトイレタイムで妙法寺の本堂に。
遊歩道に戻って、六万部山に着いたのは、13時50分過ぎ。
さらに久田城址まで歩く。到着は14時50分。よく晴れた暖かい日で、海が輝いていた。
来た道を戻り、村岡城址には15時40分に到着。
二の丸付近で気の早いカタクリなどを見つけたりして、妙法寺赤門に到着したのは、16時20分少し前だった。
いや~、よく歩き、よく撮影した一日だった。
Yutaさん、ユキさん、ご苦労様でした。

      
  花を撮るのは低姿勢だよね。お昼を食べたテーブルと、右は久田の家並みと海を見るYutaさん、ユキさん。

      
  雪割草はたくさん咲いてましたよ。ここの花は色とりどりだわね。

      
  ショウジョウバカマやカンアオイも咲いていました。右は気の早いカタクリ。ほかはまだ葉っぱが出たばかりだった。

      
  キクザキイチゲやニリンソウ、ナガハシスミレも咲いていた。
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2月2日 国上山

2月に入っても気温は低くならず、しかもお天気がいい。
日曜日一日しかお休みのない週だったが、簡単な山なら登れる。せっかく登るのなら、ユキワリソウの咲く弥彦山塊がいいだろう。
手軽なのは国上山である。その中でも比較的楽に登れる国上寺からの登山道を選んだ。
国上山は2年ぶりだ。来ていない間に実は国上寺では物議をかもすことがあった。
本堂の壁に「イケメン官能絵巻」と称して空想上のキャラクターの日本画が描かれた。賛否両論の絵で、描かれた場所はともかく、いや、場所が問題なんだろうけど、華美だとか官能だとかとは、あんまり感じませんでしたよ。
興味のある方は見にきてください。国上寺のサイトには紹介されてませんでしたけど。「イケメン官能絵巻」と検索すれば一発で出てきます。
実はお寺がわから登るのは初めてで、どこが入り口かよく分からなかったが、このイケメンさんたちの横を通って行くのが国上山への登山道の入り口だ。
登り初めてすぐに、登山道からはずれて草をかき分けている女性がいて、我々が見とがめていると思ったのか、「シュンランを探しているの。花芽があるかどうか」と言ってきた。
腕章をつけているので、国上山の監視員の人かもしれない。
花が咲いているかと聞いたら、ユキワリソウは少し咲いているとのこと。オウレンをまだ見かけていないと言うと、山頂直下に咲いていますよと教えてくれた。
その通りで、山頂のすぐそばのオウレン畑かと思うくらいのオウレンの葉っぱだらけの場所でやっと咲き始めたオウレンを見ることができた。
山頂には数組の登山者がお昼を食べていて、先の監視員らしき女性が上を見上げているので、何ですがときくと、マンサクが咲いていないかと思って探しているのだが、とのこと。確かに、マンサクも春に先駆けて咲く花だが、まだ見ることができなかった。
女性は我々が国上山初心者と見たのか、「まだビジターセンターが開いていないので」と国上山のパンフレットを我々にくれた。たくさん持っていると言う通り、リュックの中に何部も入っているらしかった。
女性と別れを告げて、我々も昼食。昼食後は蛇崩れ方向から下山する。木々の間から日本海に浮かぶ佐渡島が見えたり、蛇崩れからは弥彦山が鉄塔を輝かせている姿が見てとれた。
下山時も2月と思えない登山者とすれ違う。体力増進にはちょうどいい登山時間の山なのかもしれない。
稚児道に入り、チラホラとユキワリソウが咲くのを見つけた。体力増進組みは花には目もくれずスタスタと歩いて行く。
それぞれに山の楽しみ方は違うものだ。
午後から雨になるという天気予報通り、下山時は雲が目立ちはじめ、自宅に自動車を走らせる頃には大粒の雨が降り出してきた。
拾い物のような晴れの午前に早い春を堪能できた。

    
  SNS炎上供養、と書かれているのに笑ってしまった。本堂の絵巻は横から見るとこんな感じです。意外としっくりした色合いなのよね。

    
  よーく晴れて、木に葉っぱもないので、明るい登山道だった。

    
  稚児道にあったユキワリソウ。今年お初のオウレン。

  10時30分 国上山駐車場出発。  10時33分 「イケメン官能絵巻」観賞。  10時42分 登山開始。
  10時57分 五合目、あかたに見晴らし。  11時10分 展望台分岐。  11時20分 山頂到着。 昼食休憩。
  11時50分 下山開始。  11時57分 剣が峰分岐。  12月04分 蛇崩れ。  12時31分 麓登山口分岐。
  12時48分 お地蔵さん。林道。  12時57分 林道。  13時00分 林道。  13時05分 駐車場到着。

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リピートの山の項目ではあるが、滝を一つ。
2月9日、私は所用で行くことができなかったが、放射冷却で冷え込んだ日曜日の午前、きっと凍っているはずだとダンナが角田浜の氷壁に行って来た。
凍っていたそうだ。青空にうっすらと凍った氷が美しい。あっという間に消えてなくなる氷瀑である。

    

    
ここは角田山の灯台コースの登山道のすぐ下にあり、登山者の姿も見てとれたそうだ。
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