番外

 2021年リピの山
(その②はこちら)


村岡城址、六万部山
三滝
国上山
剣ケ峰
能化山
戸倉山
青田南葉山
ヒメサユリの小径
ユズリハの峰
赤尾岳
夢見平遊歩道
角田浜
大尾不動滝

2月14日 村岡城址、六万部山
2021年の冬は、実は大雪で始まった。正月と次の連休、平野部山間部を問わずドカ雪に見舞われ、どこにも行けない閉じ込められた日々が続いた。
そんなもんだから、てっきり春は遅いと思っていたら、このドカ雪は実は気温が高くて海水温度が高いせいで雲になる水蒸気が多いからとのことで、結果的には暖冬傾向だった。つまり、春は早いのである。
何度も雪が降り、何度もとけて、2月の中旬、とてもいいお天気で桜の咲く頃の気温まで上がる日曜日になった。
であるなら、我々の足は雪を割って咲く花を探しに向かうのである。
と、いうとで、村岡城址に行ってみた。
今年の雪は平野部でも多く降ったので、海岸沿いの小山である村岡城址も残っている場所にはけっこうな雪が残っていたが、太陽の当たるポカポカした場所には思っていたよりも気の早い雪割草が何輪もあった。
よーく探すと、カンアオイも地味な花を咲かせていたし、さらによーく探すとオウレンも見つけることができた。やっぱり早いんだ、今年の春。
これから何度かこの山にはお世話になる。春は長そうである。

      
  さすがに2月なので、道は片づけられていない。倒木などがある。雪の残る場所も多い。

    
  でも、日当たりのいい場所にはけっこう咲いていた。

    
  カンアオイもオウレンもぼちぼちお目覚めである。


2月28日 

今年は何度となくお世話になるだろうと覚悟している村岡城址。
2月最後の日曜日の午後にあまりに暖かいので行ってみることにした。
行ってみてびっくり、妙法寺の駐車スペースに至る道ぞいに派手なのぼりが立っている。
なになに、雪割草街道? 雪割草の村岡城址?
わわわ、派手に宣伝しているし、観光地化する意欲アリアリの風情になってしまっている。こりゃ参った。
あとで長岡観光コンベンション協会のパンフレットを入手したら、なんとスタンプラリーの会場にさえなってしまっている。
まあ、それで保護されるならいいけど、我々の見た感じだと、確実に毎年少なくなっているんだよね、自生の雪割草。

    
  派手なのぼりがはためく参道。14日にはたくさんあった雪もわずかに残っているだけ。

    
  花は株が開き始めた感じでしたよ。

    
  佐渡の金北山がでっかく見えた。そして、海の波もフリルのように綺麗に見えた。

      
  キクザキイチゲ、オウレン、カンアオイも目を覚まし始めた。

3月7日

この日は私の旧友たちと3人で歩いてみた。
ところが、寒の戻りの日で朝は0度、午前中も5度くらいまでしか気温が上がらない日で、青空が広がるのに寒くて仕方ない。
雪割草も完全につぼみのまま開かない感じだった。
午後になればと期待もしたが、寒すぎたのか、先週開いていた株も花びらを閉じてしまっている状態だ。
先週よりもたくさんの人が見に来ていたが、みんな残念がっていた。

    
  
雪割草はお休み状態。あまりに咲いていないので、途中の久田の井戸という案内の法に歩いてみたら、とんでもなくねじれた木があった。
  祠を根元に抱いている木で、日蓮さまが通った道だからかしらね、といった感じがした。海岸まで下りそうなので井戸には行きませんでしたよ。


  
  
花が咲いていないもんだから、早めに戻ってしまって、では道の駅わしまで吊るし雛でも見ようと美術館へ。
  するとなんと吊るし雛の展示は4月からなんだって。お雛様って、3月じゃないのぉ~。


    
  
仕方がないので、同行者の一人が行ったことがあるという寺泊の「トキみ~て」という朱鷺の分散飼育の場所に行ってみた。
  5羽のオスの朱鷺を網越しに見ることができる。
  つがいの朱鷺は敏感なので画像でしか見られないんだって。
  解説の人が事細かに説明してくれて、朱鷺がいかにややこしい性格で繁殖しづらい鳥か教えてくれた。  
  ケージ内の朱鷺の見学は大人100円です。

3月20日
まさか、この日まで村岡城址に来るとは思っていなかった春分の日。
実は、この日は前述の旧友たちと国上山に登る予定だった。
が、週間予報で雨の表示が出てしまい、それならば3月7日の集合場所の道の駅わしまで見た廃校になった小学校の校舎を改装したレストランに行ってみようということになったのだ。予約が取れづらいレストランらしいのだが、首尾よく予約が取れた。
ところが、3月20日が近づくにつれ、天気予報が変化して、なんとその日だけお天気がよくて、気温も上がるという。
せっかく和島まで行くのだからと、レストランに行く前に村岡城址を歩くことにしたのだった。
ダンナは同じ日同じ場所でYAMAPのお仲間と雪割草散策の予定だ。どこかで会うな、と思いつつ、妙法寺へ。
ダンナとの集合時間よりやや早く妙法寺に到着していたYutaさんとユキさんを発見したので、とりあえずご挨拶だけして、友人たちと歩き出した。
ほんのちょっと歩くつもりがあまりにもたくさん咲いていたので、つい歩きすぎて、結局久田城址まで行ってしまった。
せっかくなので3月7日に見つけられなかった久田の井戸まで行ってみようなんて話していたら、地元の人らしいおじさんが井戸はかなり遠いよ、集落のはずれだよ、と教えてくれたので、あっさりやめにして、この日吊るし雛展が開催されている道の駅西山ふるさと公苑へ。
意外に見ごたえのある吊るし雛に感動した後、レストランに行き、美味しい地元素材の料理をいただきましたよ。
そういえば、ついにダンナたちとは会わなかった。こんな奇跡もあるのね。

  
    
  雪割草は本当にたくさん咲いていた。特に六万部山に至る杉林の中はとんでもない量の雪割草で、あらあらまあまあ、どうしましょう、とカメラを向け続けた。満開とはこのことだな、と思った。

    
  たくさん咲いている、の図。ああ、カメラの腕がよければお花畑っぽく撮影できるのになぁ。


    
  
こちらは吊るし雛展。よく見る吊るし雛だけではなく、ほおずきの吊るし雛なんかもあった。

    
  
園芸種の雪割草の展示もあって、その花だけ水の上に浮かべたものも。雪割草って本当に多彩で美しい。
  吊るさない雛、というか手芸品もありましたよ。すごくかわいかったです。



    
  
和島トゥー・ル・モンドという昔の小学校の校舎を改装した施設の中にあるレストランを予約してもらいました。
  写真の料理は前菜。地元の野菜とお魚、肉料理。デザートも地元の果物や牛乳を使っていて、落ち着いたいい空間で食事できます。

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3月14日 三滝
どういう天気予報の周期か、週末に限って雨模様の予報が出ている。この週も雨になってしまい、雪割草オフを予定していたタ゜ンナも中止になってしまった。ならば、どこかお天気のエリアに行こうと探し当てたのが長野県である。
この時期であれば、セツブンソウが開花しているはずである。と、いうことで、セツブンソウを見に自動車を走らせた。

      
  思惑通り、長野は青空が広がる。セツブンソウの群生地の入口である「戸倉宿キティパーク」に11時ころに到着。
  かなり混雑していて、天狗さん近くの駐車スペースまで登る必要があった。
  パーク内はオオイヌノフグリが満開で真っ青。ちょっと見、ネモフィラに見えなくもないが、ものすごくちっさい雑草です。

      
  セツブンソウも満開状態。たくさん人が見に来ていた。

    
  それにしても、とんでもないセツブンソウの花の量だ。上の写真、細かい白い点がみんなセツブンソウ。
  今までの中で一番たくさん咲いていた。
  ただ、ちょっと楽しみだった黄色っぽいやつはなかなか見つけられなかったけど。
  パークに戻って、のんびりと昼食。桜が咲いたらさぞ気持ちいいだろう公園で、ゆったり時間が過ぎていく。


      
  その後はいつものパターンで三滝へ。一の滝、二の滝。二の滝前の小さなステージ状の岩も健在。

      
  こちら、三の滝。半分日陰になっちゃったけど、綺麗な滝だ。

  意外にも、新しく階段が設置されるなど、整備が続けられている遊歩道だった。

      
  三滝を見たあとに倉科地区のセツブンソウの群生地へ。
  こちらは戸倉に比べると数が少なく、開花状態も満開ではなかったようだ。花も小さい。
  ちょっとしか離れていないのに、場所によって開花や生育状況が違うんだな、と実感。
  でも、静かに観賞できた。

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3月21日 国上山

この日は全国的に大雨の荒れた天気になるという予報だった。
つまり、どこに行っても雨だから、お外のレジャーは無理だね、というつもりだったのだ。
しかし、朝起きてみたら、遠くの山がはっきりと見える。弥彦山塊もくっきり見える。
空は雲が多いのだが、高い場所の雲で、とりたてて雨というワケでもない。特に風もない。
昨日の土曜日、同じ場所なのに夫婦別々に行動したので、その穴埋めでもしようか。買い物に行って今日のお昼にと菓子パンを買ったので、それを持って国上山にでも登ろうか。
決まってしまえば話しは早い。すぐに出発した。
さすがに雨予報なので、お彼岸のお墓参りの自動車以外に登山者の自動車はそんなにいないようだった。念のため傘を持って登山開始。
カタクリなどが咲いている登山道を登って行く。
山頂手前には一面真っ白く見えるくらいにオウレンが咲いていて圧巻だった。

      
  オウレン平のオウレンたち。そこらじゅうオウレン。カタクリもチラホラ。ナニワズも咲いている。

      
  ポンポン状のショウジョウバカマ。 山頂ではヒオドシチョウとアカタテハがお出迎え。

      
  樹木の花もひっそり咲いている。マンサクとアブラチャン。本日のランチは菓子パンとカップスープと昨日ダンナがいただいたお菓子。

      
  蛇崩れ方向に下って行くと、雪割草が咲いている。道のすぐ脇にチラホラと間断なく花の姿がある。
  登山者のマナーが向上したのか、登山道から手にとれる場所に花が咲いていてくれると、ほっとする。
  一番右の写真は、キクザキイチゲですよ~。

      
  エンレイソウ、オウレン、花盛り。


      
  シマシマの葉っぱの子。イチゲ、オウレン、雪割草、ごちゃまぜ。 倒木もあったが、道は整備されている。


  12時05分 国上寺駐車場到着。 支度をして、12時10分 本堂脇の登山口より登山開始。
  12時24分 五合目、ベンチ。  12時42分 国上山山頂到着。  13時05分下山開始。
  13時24分 石灯籠分岐。  13時33分 蛇崩れ。  13時56分 道の駅との分岐。稚児道。
  14時34分 駐車場到着。

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3月28日 剣ケ峰

本当にもう、今年はどういうめぐりあわせか、週末に限って天気が悪い。
毎週毎週雨の予報が出ている。
この日も気温が高いわりに雲の多い日だった。ただ、雲は高くて、家から弥彦山塊も綺麗に見えていたので、夕方くらいまでは雨は降らないかな、と予想できた。と、いうことで、歩いてきましたよ、国上山方面。
ただ、国上山は先週登ったので、国上山と弥彦山の真ん中にある剣ケ峰のカタクリを見てみようということに。
であるなら、南沢から登ってみよう。
3月の始めに行ったことのあるダンナは南沢は荒れていて、歩くのが大変で行く価値があるかどうかと難色を示したが、私がその荒れ具合を確認しておきたかった。
行く価値はそれぞれが決めることではあるが、やっぱり荒れてましたね。
でも、剣が峰のカタクリは満開で圧巻だった。

      
  4月になるまで通行止めの林道を歩く。堰堤の工事中で、鉄板などが敷かれている。
  南沢の入り口はなんと雪崩でふさがれたまま。ダンナが来てから3週間たっているが、雪はとけていない。
  なので、川を渡って対岸に出る。長靴必須。

      
  オオバタネツケバナ?期待通り、ニリンソウが開花しはじめている。

      
  こちら、南沢の滝群。っても、落差50センチくらいのちっさい滝。右の「かぶら滝」は滝つぼがハート型なんだよ。

      
  一番落差のある一本滝。無名滝や、小さな箱滝。

      
  国上山まで上り詰めずに、黒滝城址方面に進む。崩れた怖い橋などを渡ると、意外に雪割草をみつけることができた。

      
  あ、チャルメルソウ。ああああっ!コバイモ発見!珍しい花ではないが、なかなか見つけられないのだ。ものすごく嬉しい。

      
  黒滝がわの道はすでに道なき道になっていて、倒木もそのままに荒れ果てている。
  でも、カタクリはきれいに咲いているのだ。

      
  林道に出て、黒滝城址には行かずそのまま剣ケ峰へ登る。
  アラゲヒョウタンボクやエンゴサクが急登の途中に咲いている。

       
  稜線に出ると、カタクリが道の脇を飾るようになる。あ、キバナノアマナ。

      
  カタクリカタクリカタクリカタクリ、イチゲにエンゴサク。さらにカタクリカタクリカタクリカタクリカタクリ。


      
  ほぼ洪水。剣ケ峰のカタクリの最盛期を見たことがなかったのだが、こんなにものすごいとは、正直びっくりした。
  晴れていたら色も綺麗に出ただろうに。カタクリに圧倒されている間に雨がぽつぽつ降り出した。
  周遊で下って、国上寄りの林道に出る。樹木が雨を防いでくれない道なので、持参した傘をさして歩く。

      
  あとは、舗装された林道を下って行く。しかし、この林道の脇にもたくさん花があるのだ。一目でスミレカタクリイカリソウ。
  おや、崩れた場所の地層がはっきりと見えるぞ。山桜もきれいだ。

    
  林道を歩いていて、上のほうに雪割草を発見した。かなり何度もこの季節にこの道を歩いているが、雪割草を見たのは初めて。
  人の目に触れない場所から復活しつつあるのかもしれない。右はこんもりしたネコノメソウ。

    
  全コース中、色々な色の雪割草にお目にかかった。特にピンクの濃い子は、ちょっと気持ちが踊りましたよ。

ちょっと歩くつもりがガッツリ歩いてガッツリ写真撮影してしまったが、来てよかった。
新潟の春は本当に豊かだ。近くにこんな場所があって幸せだと痛感した。


  9時38分 ゲート。  9時50分 南沢入り口。  10時32分 南沢から黒滝城址への分岐。  11時01分 林道合流点。
  11時05分 剣ケ峰入り口。  11時18分 剣ケ峰。  11時28分 国上方向へ下山。  11時35分 林道に復帰。
  11時45分 黒滝城址入り口。林道で下山。  12時15分 県道に合流。  12時24分 南沢入り口。  12時35分 ゲート。

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4月11日 能化山

例年、4月の初めの週末に登る能化山。
今年は桜の開花がありまにも早く、いつもなら能化山に登るはずの週末を桜めぐりに使ってしまった。
それでも、きっと標高の高い場所ならイワウチワも咲いているだろうし、一週間遅いくらいで花がすべてなくなるような能化山ではない。
翌週に登ってみることに。
結果、遅かったですね~。桜が早ければ草花も早いのは分かっていたのだが、これほど季節が進んでいるとは思わなかった。
柳沢コースの果樹畑の先のカタクリは葉っぱを見つけるのも困難なほど他の草に取って変わっていた。
イワウチワも途中の林道より先でなんとか咲き残りを見つけられたが、それも終盤といったところ。
花はスミレが見事な状態。他にはこんなにあっちこっちに咲いていていいのか、というほどのシュンランが見られた。
イカリソウ、オオカメノキ、タムシバなど、すでに初夏の面持ちである。
今年は春が短かったな。

      
  登山口からすぐに道の両脇がスミレだらけになる。果樹畑のあたりにはたくさんのネコノメソウやカキドオシ。
  一面のカタクリがあったはずの場所にはイカリソウやヒトリシズカが咲いていた。

  柳沢コースから登って、けっこう倒木があるのに気づく。この木なんか、危険だ。

        
  期待していたイワウチワは高い場所でかろうじて咲いていてくれた。シュンランはあちこちに。今年初のギフチョウも見られた。

      
  山頂付近にはミツバツツジ。山頂からの粟島は、今までで一番きれいに見えた。実は初めて佐渡も見えたのよ。キアゲハもお出迎え。

    
  海側の小山が全部桜の花で埋められていて、びっくりした。山桜なので、ソメイヨシノのようなピンクではないが、見事だ。
  山頂で海の写真を撮影していたら、次から次へと人が登って来た。とんでもない人数で、密になると慌てて下山開始。
  ダンナがなかなか来ないと思ったら、Yamap仲間さんだったそうで。たくさんお仲間に会えたそうですよ。
  焼山コースでの下山時、坂が急な場所に緑のロープが設置されていた。頼りないと思ったが、意外に役にたった。

      
  オオカメノキやタムシバなどの樹木の花が青空に映えて美しかった。
  でも、焼山コースはとにかく倒木が多かった。ひとつくぐったかと思ったらすぐに乗り越えなければならない倒木が道をふさぐ。
  事故がなければいいけど、と思った。

        
  林道を渡って登山道に復帰する場所で、真新しい案内板が立てられていた。一応、登山道の管理はされているらしいのだが。
  終盤のカタクリはなんとか咲き残っていてくれた。ショウジョウバカマの壁はすっかり終了してしまっていた。

      
  代わりにイカリソウはたくさん咲いていた。そして、意外にも桜が多い。見上げると桜が咲いている。
  例年ならルリタテハのいる畑に今年はキタテハが飛んでいた。

  
  最後に山頂から見た桜の小山のトンネルから電車が出てきたのでパチリ。
  これ、鉄道写真を撮る人ならきっといいアングルで綺麗な写真になるんだろうな。


  10時04分 柳沢コース出発。  10時13分 果樹畑。  10時40分 林道合流点。  11時25分 尾根。
  11時28分 山頂。  11時55分 焼山コース下山開始。  11時27分 林道合流点。  13時ちょうど 登山口到着。

                                                  ↑ページのトップへ


4月25日 戸倉山

4月の週末はほぼ桜に費やす我々だが、春の早かった今年はすでに桜は散っている。
それであれば、登山したいところだが、今週は日曜だけのお休み。しかも、県内どこも雨っぽい予報が出ている。
かろうじて、日曜登山に適度に見合った戸倉山はなんとか雨は持ちそうな気配だ。
と、いうことで、春の花を求めて、戸倉山へ。

      
  駐車スペースには数台の自動車しかいない。いつもであれば、山菜を求める自動車がけっこういるのに。
  これも雨予報のせいかも。
  曇天の中、歩き出すと、林道の脇にはスミレのてんこ盛り。
  白池に到着すると、手前の広場はフキノトウの花だらけ。笑えるくらいたくさんあった。
  白池ってば、ちょっと雪、多くない?

      
  ちょっと登った諏訪社の祠から先は見ての通りの積雪だ。これは、2012年に初めてこの山に登った時に次ぐ雪の量だ。
  雪の上を転げるように下りおりて来る人がいる。下が空洞になっている場所を下っているので、そこは空洞ですと大声で教えた。
  あとから外国人を連れた男性が来て、「そこを回避して下ります」と答えてくれた。走って来た人は落ちずに済んだみたいだ。

      
  角間池。ここから塩の道と別れて登山道へ。あら、イワナシが咲いている。積雪は稜線へと右折する場所までだ。


      
  稜線には春が来ていた。本当にたくさんのイワウチワが咲いている。今年はイワナシとのコラボも見られた。おや、イワカガミまで。
  もう少しで山頂という場所でたくさんの登山者が下山してきた。12人のパーティーだという。山頂は無人ですよと教えてくれた。

      
  幸い雨は降らなかったが、山頂はとても寒かった。もちろん、眺望もない。
  どんどんと霧が立ち込めてきた。雨が降り出したら困るので、大急ぎでお昼を食べて下山した。
  林道を通って駐車スペースに戻る途中でついに霧が雨になってしまった。それも本降りの雨だ。

結局多少濡れての下山になったが、99パーセントは降られずに済んだ。
いつも楽しみにしている山頂での雨飾山の眺望は皆無だったが、雪の多さに諦めていたイワカガミが思った以上に咲いていてくれた。


  10時25分 登山開始。  10時35分 林道を離れて遊歩道へ。  10時50分 白池。  11時22分 角間池。
  11時35分 稜線。  12時01分 山頂。  12時25分 下山開始。  12時42分 稜線終わり。  12時51分 角間池。
  13時13分 白池。  13時36分 林道を歩いて駐車スペース到着。


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5月15日 青田南葉山

青田南葉山は、お手軽登山のような山でありながら、私としては厳しい山だと認識している。
木落坂コースで登ると、とにかく急な登りが続き、明神坂コースで下ると、とにかく長い。上ったり下ったりがダラダラと繰り返される。
それでも毎年行きたくなるのは、花が多いこと。
もう、これでもかこれでもかと様々な花が登山者を出迎えてくれる。
さらに、雪が多い年には残雪と木々の緑の競演も見せてくれる。
冬場に登山から離れてなまりきった体には厳しい山ではあるが、それを押してでも登りたくなる山なのである。
そんなこんなで、5月15日、青田南葉山に向かった。幸い天気は晴れ。いや、晴れどころか、夏日になるかもしれないという予報も出ていた。
ところで、実はダンナは山仲間と5月4日に青田南葉山に登っている。
あまりの雪の多さに花の時期が読めない状態だった。期待していた花々はほぼ見られないありさまだったらしい。
ダンナにとってみればリベンジだし、私にとってみれば、今年は登れないかなと諦めていた山である。

    
  キャンプ場から見える青田南葉山の雪はこんな感じ。いつもよりむしろ少なく見えたんだけど。
  でも、4合目より前に登山道に残雪が見え始めた。

    
  七合目の見晴らし台からは上越の景色は霞んでいてよく見えなかったが、そこからすぐに雪原になってしまった。
  見晴らし台のそばでお母さんと男の子2人が休んでいたが、ここまで来たら子供たち大喜びだろうなぁ。
  でも、赤い〇印かピンクのテープをたどらないと、確実に迷う。初めての人や経験のない人、GPSを持たない人はこうなったら戻ったほうがいい。
  我々も〇印を見失って困ったが、この山は木落坂コースから登る場合、登りは左側左側と意識しているといいということを知っているので、慌てない。

    
  山頂からは、妙高山、火打山、焼山が勢ぞろい。
  我々が木陰で昼食をとっている間に、後から来た人がさらに後から来た人に「山頂はここです~っ」と教えていたが、山頂表示も雪の下だ。

    
  下山途中で振り返った風景。ゲレンデだわね、これ。
  右は明神峠から先のブナ林。実は明神峠から先のほうが道を見失いがちで怖かった。
  下山時のほうが〇印もピンクテープも見えづらいのだ。我々は登山アプリで現在位置を確認しながら下山。
  後ろから若者三人組が来ていたが、話し声が常に聞こえていたので、彼らもGPSを持っているのだろうと思った。
  時々熊鈴をわざと大きく鳴らして、こっちがルートだと聞こえるようにしたが、迷わなかったかなぁ。

    
  明神沢はとにかく怖かった。増水しているし、雪が中途半端にとけていて、スノーブリッジになっている。
  ブリッジの上を歩くのは自殺行為だった。手前の沢の部分を対岸の枝を掴んで無理やり渡り、雪をよじ登って通過した。
  でも、渡るとすぐにシラネアオイの株がこんもりと咲いていたりするんだもんな。

    
  明神峠ルートは何度も沢を渡る。何度もどこを歩いたらいいのか分からないスノーブリッジに出くわす。
  どうやらキャンプ場から散歩がてら登って来た人が残雪で埋まる沢の上流方向に歩いて行ってしまったらしい。
  下って来るのに会った。危ないわよ、それ。何故か、お互い、下は川ですよ、と、注意しあった。
  雪が出て来るまえは、イワカガミ咲き乱れる道なんだけどね。

    
  ほぼ平均台の雪。その向こう側はカタクリだらけ。

まあ、雪にはジタバタしたが、なんとか無事に下山できた。実は明神沢を渡る時に足元が崩れて泥だらけになったんだが。
でも、泥だらけですんでマシだった。沢に落ちたらアウトである。
下界は真夏日になった一日だったそうで、登っている間は死にそうに暑かった。
汗に雪に泥に。
いや、ホントーに青田南葉山は、色々てんこ盛りな素晴らしい山である。

以下、この日であった花たち。順不同。

      
  タチキランソウ、シュンラン(この山では初めて見た)、イワナシ。

        
  イワカガミに来ているギフチョウ、キマダラヒカゲ、ルリシジミ、

      
  白っぽいイワカガミ、ユキザサ、オオカメノキ。

      
  アズマシロカネソウ、シラネアオイ、キバナスミレ。

      
  イワカガミの群落。サンカヨウ。シラネアオイの株。

      
  くりんと巻いたカタクリ。ヤマオダマキ、タニウツギに遊ぶミヤマカラスアゲハ。

      
  ウラジロヨウラク、イカリソウ、ツクバネソウの葉っぱ。4枚葉と5枚葉。

      
  クロヒメカンアオイ、サンカヨウの小径、ミヤマカタバミ。

  
  白っぽいショウジョウバカマがポンポンと。


  9時55分頃 登山者用駐車場到着。支度をして出発。  10時08分 キャンプ場。
  10時16分 木落坂コースと明神峠コース分岐。 10時20分 キャンプ場から木落坂コース登山道へ。
  10時43分 四合目。  10時50分 五合目。  10時59分 六合目水場。
  11時21分 七合目見晴らし台。  11時35分 八合目。  
  11時59分 山頂直下(たぶん九合目)。  12時05分 山頂。
  12時37分 明神峠コースへ下山開始。  13時15分 明神峠。
  13時56分 明神沢。  14時54分 キャンプ場入り口。
  15時12分 キャンプ場。  15時28分 登山者用駐車場。

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5月23日 ヒメサユリの小径
梅雨入りしたかと思われる5月の日曜日、かねてから旧友たちと三条市高城のヒメサユリを見に行く予定だったので、雨が降ってはいたが歩いてみることにした。
朝から雨。長靴と傘といういでたちで歩く。
足元が悪いので、駐車場からすぐに林道がわを歩き、鉄塔下までそのまま林道を利用。
三条市のホームページで今年のヒメサユリは花が少ないという情報があったが、鉄塔まで登る道でけっこう咲いていて、なんだそんなに少なくないじゃないか、と思っていたが。
せっかくなので最初の見晴らしまで歩いてみようということになり、先に進んだところ、驚愕することに。
なんと、ほとんど花がないのだ。
緑ばかりが広がって、ピンクの花を探すのも困難なほどだった。
これは、少ないというレベルではなかった。
蕾の状態で花の時期がズレたのかな、と色々探してみたが、そもそも葉っぱも見当たらない。
何かの食害なのか、雪のせいなのか。
それとも、何かしらの周期的なものなのか。
来年はちゃんといつもの通りの群生を見せてほしいと思う。

      
  これはほとんど鉄塔のあたりに咲いていた花です。

  あれ、下りの松が伐採されている。

  傘をさして歩く。両側緑ばかりで、花がない。

  雨だったので、守門岳も見えない。

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5月30日 ユズリハの峰
この週は、日曜日しかお休みがなく、雨がちなお天気。
でも、先週高城のヒメサユリが咲いていないのを見て、ちゃんと咲いたヒメサユリが見たくなった。
昨年登った鳥坂山は群生はしていないが、ヒメサユリが登山道を彩る。たくさんのヒメシャガも咲いていたし、ギンランも見ることができた。
日曜だけのお休みには丁度いい歩きになるだろう、と、念のため傘を持って出発。
曇り空の中、今回は昨年下って来た石切り山コースから登ることに。こっちはたしか、なだらかで楽なコースだったはずである。
ところが、案外登ってみると、急な場所もあって、決してなだらかではないと判明。
ただ、ほんの400メートルほどの標高の山とは思えない高山っぽい尾根道を歩くことができて、なんだかお得な感じがした。
本当は鳥坂山まで登って、周遊して白鳥城址から下るつもりだったが、ユズリハの峰のあたりで雨が降り出し、大粒になってきた。
ちょうど時刻は正午あたり。
ユズリハの峰にはベンチがあって、木々も密生しているので、雨がしのげる。
家事もあるのでここでお昼にして、山頂は目指さずに戻ることにした。

      
  すっかりギンリョウソウの季節だ。 ヒメシャガは標高の低い場所では終わりかけで、高い場所で見ごろだった。


    
  ヒメシャガとヒメサユリが一緒に見られる場所も。群生はしていないが、ヒメサユリはあちこちに咲いていた。

      
  ユズリハの峰。標高は385m。先っぽだけピンクのガクウラジロヨウラク。イヌツゲのちっさな花が満開だった。


    
  高度感のある尾根道だ。ヤマツツジが見事だった。

  10時43分 石切り山コース出発。  11時50分 ユズリハの峰。  12時18分 下山開始。  13時24分 駐車スペース到着。

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6月5日 赤尾岳
昨年、杉野沢橋が通れなくなり、行くことが叶わなかった赤尾岳。
今年は林道が通れるという情報を得て、妙高高原に行ったのだが、笹ヶ峰キャンプ場から先に通り抜けできません、と、通せんぼされている。
こりゃ困った。今年も夢見平遊歩道で我慢するのか、とそちらに向かい、案内所の人に林道は通れるのかと尋ねてみた。
すると、橋は修理されて通行できる、とのこと。通り抜けられないのは、長野方面への通り抜けのことで、赤尾岳には行ける、という答えを得た。
ただし、登山道は昨年も人が入らずに手入れされていないだろう、とのこと。
いや、我々は何度も行っているので大丈夫、と答えた。
再び引き返し、通せんぼのウマを人力で移動して、赤尾岳へ。もちろんゲートはもとに戻しましたよ。
キハダ清水のいつもの駐車スペースに自動車を入れる。すでに1台自動車が止まっているが、山菜取りの人かなぁ。
キハダ清水から登りはじめ、少したつと笹薮になる。
この笹薮がすごかった。
最初は踏み跡がなんとかわかったのだが、しまいに笹がすべてを覆い、まったく分からなくなってしまった。
が、先人が白い布切れを目印に木に縛り付けておいてくれたものがあった。
白い布というのが素人っぽいのだが、それ以外に目印がないので、とにかくそれを追って行くと、なんと前方から人が来た。
我々よりちょっとだけ先輩のご夫婦らしい二人が、笹がすごいだろうと言ってきた。
でも、布を頼りに来ましたというと、その布は自分がつけて来たのだと言う。
おお、ついさっき目印をつけてくれていたのか。
彼らは山菜などを目当てに来ているらしいが、笹薮のちょっと先までしか布はつけていないと教えてくれた。
いや、笹が途切れたら道さえ分かれば何度も来ているので大丈夫、と行って別れる。
でも、それがあんまり大丈夫でなくて、布が見つけられずに結局スマホアプリで現在地と登山道の位置を確認して方向を見極め、その方向に布を発見するという感じだった。
位置情報の分かるGPSとスマホアプリは登山の必携だと実感。
笹薮さえ途切れてしまえば、ちゃんと登山道が見えるので、あとは大丈夫だった。
とはいえ、やはりワンシーズン人が近づけなかった山なので、時折左右から草が道を覆ったり、倒木が道を塞いだりしていた。
この山で期待していた花々はほぼ見ることができて、展望台方向から下り、林道を歩いてキハダ清水に戻ったら、あのご夫婦が自動車でお昼を食べていた。
布の目印がとても安心できたとお礼を言った。
ご主人は実は釣りが趣味だけど、奥様が花が好きだという。
我々はお昼を食べたあとに夢見平遊歩道も歩いてみますよ、と話してその場を別れた。

      
  林道入り口に通り抜けできないの看板。赤尾岳の登山道はまず笹薮で迷子に。

      
  笹薮を抜けると、今年はサンカヨウの群生が見事に咲いていてくれた。

      
  今年はシラネアオイもたくさん咲いていたなぁ。マイヅルソウも咲き始め。

      
  ノウゴウイチゴ。おお、右に左にツバメオモトがたっぷりだ。

      
  でも、バッキリ折れた大木が道に横たわっている。さらには葉っぱをかき分けて行かなくてはならない場所も。

      
  山頂近くからは、焼山がよく見えた。クルマムグラのちっさい花。

      
  下山コースには期待していたギンランがあちこちで花を見せてくれた。

    
  木々の緑が美しい中、下って行く。

      
  林道に出ると、あら、道端に白い花。うわっ、見事なツバメオモトの株がこんな場所にぃ。おお、ラショウモンカズラも。

      
  オオバミゾホウズキやスダヤクシュなんかも林道沿いにたくさん咲いている。ニリンソウも群生している。

自動車に戻って、笹ヶ峰キャンプ場に行く。いつもどおり、ここでランチ。意外にたくさん人が来て、やっぱり我々と同じようにお昼を食べていた。

      
  キンポウゲがぽつぽつ咲いていた。


  11時05分  キハダ清水出発。  11時42分 たぶんこのあたりが山頂。(草で分かりづらかったです。)  12時07分 展望台。
  12時34分  林道。  12時59分  キハダ清水。


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6月5日 夢見平遊歩道
この日の第二ラウンドである。
昼食を食べ終わって、再び夢見平遊歩道の入り口にある案内所へ。
林道が通れると教えてくれた係の人に赤尾岳の登山道の状況を教えてあげた。とにかく笹薮ひどかったです、とね。
夢見平遊歩道は迷うことはないが、もしかしたら猿だの熊だのいるかもしれない。いや、それ言ったら赤尾岳も同じことだけど。
ここではお花を見るのだけが楽しみである。
以下、見られたお花を羅列します。

      
  ダムの上から見る風景。青空と焼山がきれいだ。さっそく登場したのはクルマバツクバネソウ。ピンピンと触覚みたいなのが出ている。

      
  ミズバショウの巨大な葉っぱにまじって、クリンソウが咲いている。おや、緑変したニリンソウがあるぞ。

      
  おおっ。昨年見たのと別の場所にミヤマエンレイソウの姿が。3つもそろっている。右は帰りのルートにもあった終わりかけの花。

      
  クルマムグラはたくさん。ツクバネソウもたくさん。おおおお、これはヤマシャクヤクじゃないですかぁぁぁぁ。自生しているのは初めて見た。

      
  シラカバの白さが美しい。ツマトリソウ、マイヅルソウ。とにかくたっぷり咲いている。
  花はほかにニリンソウ、リュウキンカ、カンアオイなど。

戻って来たら、キハダ清水で会ったご夫婦が来ていて、自動車から手を振ってくれた。
長野の方らしいが、新潟や妙高の魅力をもっと知ってもらうと嬉しいな。
案内所の方と、また情報交換してから、花だらけの一日を終えた。

  14時04分 笹ヶ峰ダム  14時08分 遊歩道入り口   14時24分 蓑の池   14時29分 神彦、道姫、稲荷神社
  14時35分 天狗の涙川   14時43分 天仁橋   14時46分 夫婦泉   14時59分 夢見平
  15時06分 菖蒲池   15時14分 白樺通り   15時19分 ズミトンネル   15時30分 富治橋   
  15時35分 小鳥の森  15時53分 笹ヶ峰ダム

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6月6日 角田浜
土曜日に妙高に行ったのだが、角田浜のイワユリが見ごろだと情報を得て、あまりにいいお天気なのでつい見に行ってしまった。
海岸は、山と同じ様にたくさんの花々が咲く。
山に海に、我が新潟は本当に豊かな土地だと思う。
以下、この日見られたお花を羅列します。

      
  角田灯台へ登って行く。 この岩場にはアサツキやウツボグサが咲き乱れている。

      
  海側に出ると、あちこちにイワユリが。今年は本当に数が多い。
  初めて見るらしい人が、あれは佐渡に咲くのと同じかと聞いてきたが、佐渡のはトビシマカンゾウで下向きに咲く。
  あれはイワユリ、スカシユリで上に向いて咲いているんですよ、と教えてあげた。

        
  ミヤコグサ、メノマンネングサの黄色も綺麗だ。砂浜にはハマヒルガオの群生がピンクの絨毯になっていた。

  帰りがけに、ここを曲がると上堰潟公園という案内があったので、ついでに立ち寄ってみた。

      
  たくさんの人が潟の周りの2キロの道を歩いたり走ったりしている。我々もぐるっと一周した。
  桜の木が多く、サンランボがたくさんついていた。でも、野鳥の姿があまりなかったのよね。美味しくないのかな、このサンランボ。


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6月20日 大尾不動滝、たきがしら湿原、ハーバルパーク
この週は、きっちりと土日の連休で、土曜日に登山をする予定だった。6月の山は山野草の花々が咲く。ガッツリ登山でも楽しみが多い。
しかし、梅雨でもある。しっかり土曜日は雨でしたとさ~。
仕方がないので、日曜日に多少晴れ間があるらしいので、簡単にお花を見られる場所に行くことにした。
我が家では定番の大尾不動滝とその上にあるたきがしら湿原である。それに園芸種の宝庫である阿賀町のハーバルパークに立ち寄れば、お花三昧の日曜日になるだろう。ってか、ホントーにお花三昧でしたよ。6月は梅雨だけど、花がたくさんでいいわね。

    
  ほぼこの季節にしか来たことがないが、緑の中、キューブ状の岩を流れる水流がきれいな滝だ。
  今日は遊歩道が綺麗に除草してあって、歩きやすかった。

      
  今までこの滝の遊歩道ではあまり花は見なかったのだが、今年はこんなにウリノキの花がたくさん咲く遊歩道だったのかと新発見。
  たぶんオオナルコユリと思うが、とんでもなく背の高いものも。あら、サイハイランも咲いている。


    
  たきがしら湿原。毎年この季節に来てはいるのだが、とにかく、週が違うだけで咲いている花の種類が違ってきてしまう。
  今年はヒオウギアヤメも咲いていて、キスゲなども見られた。

      
  あ、サラワラン。アカバナシモツケソウ。ヒメシジミがシロツメクサにとまっている。たくさんいたなぁ。

      
  オオバギボウシ畑。いや、ホントに畑なのかどうかは不明。ニガナにとまるヒメシジミ。あ、コムラサキがいるぞ。

      
  アヤメにカラスアゲハが来ている。シモツケソウ。右はなんて花なんだろう。

      
  コウホネ。ヒメサユリはなんと駐車スペースのすぐそばにあった。右はシータテハというんだってさ。ビュンビュン飛んでいた。

      
  クロヒカゲの模様がこんなに綺麗なブルーだとは。ミドリヒョウモン、カラスアゲハもいる。


  
  ハーバルパーク。背後の山々が綺麗な公園だ。あまり見たことのない園芸種の花が見られる。
  これからの季節はラベンダーの摘み取りもできる。

      
  オオチャバネセセリってかわいい顔をしているのよね。


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