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せっかくだから、と温泉宿に予約して、もったいないくらい豪華な夕食をいただく。
ステーキは食べ放題。アワビの踊り焼きつき。 |
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ブランド豚の蒸したものとか、あれやこれや。
食べきれないってば。
窓からは御所湖が見渡せ、夕焼けなんかも美しい。
ところが、次の日の日曜日は朝からザバザバ雨が降っていた。
うそぉ。
あわよくば八幡平方向に行ってみるつもりだったのに。
結局うだうだとバイキングの朝食を食べ、うだうだと支度をしているうちに、なんだか雨足が弱くなってきた。
行けるんじゃないか、八幡平。
しかし、我々はつなぎ温泉から八幡平、さらには八幡平から友人と会う一関市の距離、つまり岩手県の大きさを甘くみていた。 |
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甘くみていた、というよりは、甘く見させてよ、という既成事実を作るため、ナビに八幡平と入れ、東北道を北上し、松尾八幡平ICを下り、アスピーテラインをひた走る。
午前7時半ころに宿を出て、八幡平山頂レストハウスに到着したのは、8時56分。雨がちで、すっかり霧に包まれ、たった今開店したばかりみたいなレストハウスの駐車スペースには1台も自動車が駐車していない状態だった。 |
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それでも、雨ではなくて霧だったので、つい歩きだしてしまった。
実はこの時間ですでに一関での待ち合わせの時間にギリギリ間に合うか間に合わないかの時間だったのだが。
歩きだしてしまったんだな。すまん、友人夫妻。
秋田県と岩手県の県境を見ながら登山、ていうか、遊歩開始。
9時02分。 |
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実にゆるゆると石畳を登って行く。
とりあえず山頂に行ってぐるっと回る一番短いコースを選択。
でっかいフキの葉とキンポウゲが道の両側を彩る。 |
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ちょっと行くと鏡池方向の分岐があるが、我々は最短周遊コースなので、八幡沼方向へまっすぐに進む。
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道はずっと石畳。
両脇の樹木が途切れ、笹になる。 |
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もっこもこのコバイケイソウが咲いている。
9時13分 見返り峠。トイレがあり何人かの登山者が集まっていた。
ここで右に八幡沼や源太森に向かう道が分かれるが、我々は急いでいるので、ガマ沼方向に進む。 |
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ガマ沼が見えてきた。
道が右に分岐していて、そちらに行くと八幡沼だが、我々はとにかく最短周遊なので、左に進み、ガマ沼をぐるっと回る。 |
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9時22分 ガマ沼のほとりに見晴らし台がある。 |
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ガマ沼周辺には少しだけキスゲやウサギギクが咲いていた。 |
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見晴らし台に立って撮影した図。
霧でよく言えば幻想的な風景に写った。
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ガマ沼から少し歩くと、湿原っぽい場所になり、、ヒナザクラがびっしり咲いている。
あいにく雨のあとでしょんぼりした花しかなかったが、晴れていたらさぞきれいだっただろう。 |
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9時32分 八幡平山頂到着。
三角点がわからなかったが、櫓のような見晴らし台があったので、とりあえず登る。
展望台の上には、「日本百名山」の八幡平の一文が彫られたプレートがあった。
ただ、周りは真っ白な霧で眺望はゼロだった。 |
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展望台を下りて、今度は鏡池方向に進む。9時34分。
雨は落ちてこないがずっと霧。
しかし、霧の日の特典があった。
きれいにスケスケになったサンカヨウが見られたこと。
なかなかないのよ、雨の日は歩かないから。 |
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これがアオモリトドマツなのかな、針葉樹の森の中を歩いていく。
9時36分 蒸の湯登山口の分岐。5.5キロで蒸の湯だそうだ。
おや、針葉樹はオオシラビソだと書かれた看板が出てきたぞ。 |
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沼が見えてきた。
少し歩くと、メガネ沼だと説明看板があった。
9時42分。沼の端っこにはまだ雪が残っていた。
オオバキスミレが沼のほうを見て咲いている。
さらに進と鏡沼であるとの看板。9時46分。
この沼が雪がとけ消える直前に見せる姿が「八幡平ドラゴンアイ」だそうだ。
こちらには雪は全く残っていなかった。 |
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先に歩みを進めると、不思議な凹地と書かれた説明看板が。
右手に水たまりみたいな穴があり、そのふちにたくさんのキヌガサソウが咲いている。
こんなにみっしりキヌガサソウが咲いているなんて。
しかも、穴の縁だなんて。絶対に近づけない場所じゃないの。 |
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道のわきにも時々キヌガサソウが咲いている。
まさかここで見られるとは思っていなかったので、ものすごく嬉しかった。 |
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スダヤクシュなどの咲く森の道を歩き、最初の分岐に到着。
9時58分 駐車スペース到着。 |
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