番外
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国上山(2月18日、2月26日、3月4日、3月11日、 3月17日)
弥彦山(3月5日)
村岡城址(3月4日、3月12日、3月17日)
剣が峰(3月22日)
高森城址(3月23日)
坂戸山(4月9日)
弥彦山(4月11日)
菩提寺山(4月15日)
国営ひたち海浜公園(4月18日)
戸倉山(4月23日)
大蔵山、菅名岳(4月29日)
2023年リピの山2へ
2月18日 国上山 2022年のリピの山トップは国上山である。 私は珍しく1月2月と氷瀑に行き、山には行っていない。しかも、週末に限って新潟は天候が悪かったり寒かったりする。 この日はダンナが関東に遠征。 私は用事があって行けずに、午前中にその用事を片付けて、午後2時前に空いた時間で登れる山ということで国上山に行ってみることにした。 なにせ、その午前中、うっすらと雲があるだけで、ポカポカととてもいい陽気。おとなしく家にいる感じではなかったのである。 午後2時15分 国上寺の駐車場に到着。今回は稚児道がわから登って蛇崩を経て山頂、それからお寺側に下るという今までとは逆回りで行くことに。 だって、稚児道ったら、下りって言いながらほぼ登りなんだもの。帰りに楽なお寺からの道を選んだのだ。 稚児道に入ってすぐにカンアオイのつぼみ発見。 それから、このあたりには雪割草があるはず、という場所でよー---く目を凝らしながら進むと、あったあった。 たった一つだけ気の早い雪割草が咲いてましたよ。 山頂直下の雪もこんなもん。今年は少ない。 一応登山靴だったので、スパッツを用意したが、着けずにすんだ。 下山のお寺さんへの道すがらのオウレンの群落はうっすらと雪があり、まだ咲いていない。 よー---く探すと気の早い子が顔を見せているくらいだった。 登り始めてきらすぐに雨がポツポツと当たりはじめ、山頂では傘があったほうがいい感じの雨になってしまった。 傘ももって行っていたのだが、下り道に片手は危ないのでそのまま下山。 お寺についてから傘を差した。 あわよくば見つけられるかな、と思っていた花たちに出合えて、バタバタとした登山だったが、行ってよかったと思った。 14時13分 登山開始。 14時16分 林道から登山道へ。 14時25分 お地蔵さん。 14時50分 山の神参道の碑。 14時54分 蛇崩。 14時59分 剣が峰、黒滝城跡の道との分岐。 15時05分 山頂。 15時11分 展望台。 15時18分 五合目。 15時26分 国上寺本堂。 15時29分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ 2月26日 国上山 しばらく仕事が忙しく、土日もお休みなしで働く状態のダンナ。 この日曜日は午後から戻れたので、一週間の区切りをつけるため、と称して、ちょっと歩いてみることに。 そうなると、一番手軽なのが国上山なので、私は先週に引き続きの国上山登山になった。 実はこの日の前日に寒の戻りがあり、国上山に向かう自動車の中でも猛吹雪になってしまっていた。 幸い積雪するほどではなかったので、お寺の駐車場に止めて、ひどかったら雪割草の咲いているあたりで戻ろう、と、傘をさして歩き出す。 だが、歩いているうちに空が明るくなり、傘も必要なくなってきた。 先週見たカンアオイとユキワリソウの場所を覚えていたので、ダンナに教える。 どっちもちゃんと咲いていてくれた。カンアオイなんか、雪の中でもがんばっている。 今回は、時間も午後からだったので、蛇崩れをショートカットする道を選択。 雪割草が雪の中で咲いていたらラッキーと思っていたが、石塔のあたりでようやく雪を被ったつぼみを見つけられたくらいだった。 前日からの雪のため、山頂付近の積雪は実は一週間前よりも多い。 オウレンのたくさん咲く場所に期待しつつ下ったが、そこも一面雪だらけ。 でも、力強い早春の花々、雪を割ってオウレンが咲いていたのには、ちょっと感動。 気が付けば空は晴れていて、日本海が西日に輝いていた。 14時38分 登山開始。 14時40分 林道から登山道へ。 15時05分 山の神参道の碑。 15時24分 ショートカット分岐。 15時38分 剣が峰、黒滝城跡の道との分岐。 15時46分 山頂。 15時51分 展望台。 16時02分 五合目。 16時18分 国上寺本堂。 16時21分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ 3月4日 国上山 この週もダンナがお休みではないので、単独で花を探しに歩きます。 とはいえ、私が一人で行けるの場所はそう多くないし。 少し暖かい日が続いたので、いつもの村岡城址に雪割草の状態を見に行きました。 が、思っていたほど咲いていなかったので、曇りで寒い感じの村岡城址からどうやら晴れて暖かそうに見えた国上山に行ってみることに。 三週連続になるが、それはそれで面白いかな、と思いまして。 2月18日から観測している感じのカンアオイと雪割草。 まだ雪割草がしっかり咲いているのにちょっとびっくりした。 石塔のそばの雪をかぶっていたつぼみもふっくらとしてきたが、曇り空のせいか開いていない。 お寺側に下る道のオウレンも積雪はまったく無かったが意外にも群生と呼べるほど咲いてはいなかった。 晴れて気持ちよく登れると思っていたのに、なぜかしら山の上空にだけとても重い雲が居座っていていっこうに晴れなかった。 下り道、日本海は日光に照らされてキラキラしているのに、山は真っ暗。 雨が降ってこないだけでもありがたい、という感じで、土曜日なのに登っている人もほとんどいなかった。 お寺側は泥っ泥の道になっていて、歩くのにちょっと苦労したが、駐車場の看板のそばに靴を洗える場所があるので、とてもありがたい。 14時40分 登山開始。 14時42分 林道から登山道へ。 14時54分 お地蔵さん。 15時05分 山の神参道の碑。 15時24分 ショートカット分岐。 15時36分 剣が峰、黒滝城跡の道との分岐。 15時44分 山頂。 16時00分 五合目。 16時11分 国上寺本堂。 16時14分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ 3月11日 国上山 もう、今年は国上山に通うことにしよう、と、妙な覚悟を腹にくくって、この週もお休みのないダンナのせいでソロでの国上山だ。 自宅を出て、山に登って、自宅に戻るとちょうど3時間という、ほんとうに丁度いい山なのである。 さて、この日はぽっかぽかの上天気。杉花粉もどさどさ飛んでいる春霞の空の一日だ。 午後イチで駐車スペースに着いたら、なんとほぼ満車。 登山の人のみならず、五合庵などの観光客もかなりいるらしい。 なんとか駐車スペースをみつけて駐車。あ、登山靴忘れた。 ま、いいや、普段からトレッキングシューズを履いているので、そのまま登山開始。 満車状態の駐車場から、サクっと歩き出す。登山道に入るなり、もうショウジョウバカマが咲いているのに出くわした。 稚児道でカタクリの葉っぱがたくさん出ているのをみつけて、咲いていないかな~と探してみたら、気の早いヤツがいましたよ。 キクザキイチゲも全開だ。 2月18日以来、ずっと観察している雪割草。まだ元気に咲いているよぉ。 雪割草の花時期ってかなり長いということが、通い詰めてわかった。 稚児道の雪割草はたくさん花開いていた。登山客も足を止めて撮影している。 途中、短縮ルートを選んだのだが、こちらもそろそろ開き始めた花が多かった。 意外に短縮ルートにはオウレンが多く、雪割草とオウレンが混ざって咲いている。 山頂でコーヒーとおやつ休憩したのだが、越冬のヒオドシチョウが飛んでいた。 下山時、オウレンのたくさん咲く場所。うむ、これくらいなら群生していると言えるかな。 それにしても、たくさん子連れの登山者とすれ違う。 子供にもちょうどいい山なのかもしれない。 マンサクの花も咲いている。 五合目あたりでまたヒオドシチョウ発見。 でも、飛ぶからさ。近づくとすぐ飛ぶので、マトモな写真がない。 13時26分 登山開始。 13時31分 林道から登山道へ。 13時42分 お地蔵さん。 13時52分 山の神参道の碑。 14時08分 ショートカット分岐。 14時17分 剣が峰、黒滝城跡の道との分岐。 14時29分 山頂。 14時47分 五合目。 14時57分 国上寺本堂。 15時00分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ 3月17日 国上山 この日の午前中は埼玉のabeちゃんご夫妻と村岡城址の雪割草散策をした。 ところが残念なことに、晴れていたのに気温が低くて、雪割草が閉じてしまい、お昼を過ぎても開いてくれない状態だった。 遠方の訪問なので、1時過ぎにご夫妻と別れ、まだよいお天気だったので、国上山の状況を知りたくなった。 村岡城址からそれほど離れていない場所なので、気負わずに歩きに行くことができる。 登山道に入るなりショウジョウバカマが咲いていた。 定点観測的に気にしていた、一番早くから咲いていた雪割草も茎をのばしてまだ開いている。 見栄えするかどうかは別問題として、雪割草の花時期はかなり長いと分かった。 もう少しカタクリが増えているかと思ったが、稚児道と麓からの道が合流する辺りにもまだカタクリの姿はなかった。 こちらも蛇崩先の石塔のそばにある定点観測の花。しっかり開いていた。 オウレンの群生地は、これぞ群生、といった感じでたくさんの花が咲いていた。 午後も遅く、国上山の雪割草は比較的暖かい場所にあるためか、村岡城址よりも開いていてくれた。 13時47分 登山開始。 13時52分 林道から登山道へ。 14時01分 お地蔵さん。 14時09分 山の神参道の碑。 14時28分 ショートカット分岐。 14時37分 剣が峰、黒滝城跡の道との分岐。 14時45分 山頂。 14時57分 五合目。 15時07分 国上寺本堂。 15時11分 駐車スペース ↑ページのトップへ |
3月5日 弥彦山 相も変わらず日曜出勤のダンナ。一人で家事をしていても、スコーンと晴れた青空が恨めしいだけの日曜日。 買い物のために自動車を運転していたら、やたら綺麗に弥彦山が見えたので、家で食べるつもりだった菓子パンをリュックにつめて、弥彦山に向かってしまった。 一番近い駐車場は正午近い時間では満車に決まっているので、競輪場がわの広い駐車場をチョイスしたが、予想以上にたくさんの自動車が駐車していてびっくり。越後一宮にはシーズンオフはないらしい。 支度をして神社をすり抜け、正午丁度に登山口の鳥居をくぐった。 よいお天気なので、もう少し登山者がいるかと思っていたが、見える範囲には登山者は一人きりだった。 あれ、確か去年登った時にはここにお茶やさんの跡の小屋があったはずだが、なんにもなくなっている。 ただ湧き水がチロチロと流れるだけの場所になってしまっていた。 4合目手前の踊り場みたいな場所でなにやらたくさんの人がとまって、わいわい騒いでいる。 見てみると、女性が手になにかを乗せて待っている。そこにしばらくして小鳥がやって来た。ヤマガラらしい。 尾根道になる。 この、青空に向かって伸びる尾根道の風景が見たくて弥彦山に登った。 なんて気持ちのいい道なんだろう。 でも、あら、五合目を過ぎたあたりから道に踏み固められた雪が出現。 あららら、私、下りの時、足先が痛くなるのがイヤで長靴をやめて登山靴なのだ。 踏み固められているのでもぐりはしないのだが、滑りそうで怖い。 日当たりはいいのに、ずっと雪である。岩場も雪ですれ違いに困る事態に。 午後になっているので、下山する人が多い。私が長靴でないので、主に避けてもらう側になってしまって申し訳ない。 里見の松の休憩所から見える粟ケ岳。絶景だ。 七合目から先はほぼ雪。すれ違う人にその靴じゃ下山の時が楽しみだね、なんて笑われる。 うむ、登る時は滑らないけど、下山がね。わかっていてこの靴にしたんだけどね。 せめて軽アイゼンもってくればよかったな。 九合目手前の分岐に到着。売店に行くと里見の松よりもさらに絶景だ。 ここで自販機であったかいコーヒーを買って、菓子パンでランチ。 さて、どうしようかと悩んだが、九合目から先はさらに雪がひどくなり、スパッツをつけても登山靴では悲惨なひとになりそうだった。 自分も悲惨だが、避けてくれる人が雪に足を突っ込んでしまう可能性もある。それは困る。 登れないこともなさそうだが、ここで山頂アタックは断念した。 ところで、なんと冬でもロープウェイは運行されていて、売店にもとっても気楽な恰好をした人たちが来ていた。 中にはロープウェイで普通のスニーカーで来て、そのまま下山するつもりの女子ご一行もいて、私が菓子パンをかじっている間じゅう滑るだの怖いだのというキャーキャーの騒ぎが登山道から聞こえてきた。 ほかの登山者が「最後まで行く気かな」「遭難するよね」といったレベルだ。 いや、たぶん、滑ってベチョベチョにはなるけど、遭難はしないでしょう。青春だわよ。 休憩後、売店からロープウェイ山頂駅までの階段から日本海を見てみた。 遠くに佐渡が横たわり、金北山の白い頂が光っていて、とても綺麗だった。 心配していた私の下山も、考えてみれば標高の高い夏山の残雪の斜面を登山靴だけで下るのと同じことなので、別段怖くなかった。 滑らずに下るやり方も熟知している雪国の女である。心配することはなかった。 しかし、である。 まったく気がつかないうちに、いつの間にか通常の登山道とは違う道に入り込んでしまったのだ。 あれ、と思った時には、見たことのない黄色いロープと電信柱みたいな人工物があった。 こんな斜面の道、登った記憶がないぞ。いったいいつ別の道に入ったんだ。本当にわからない。 かなりの急傾斜で、不思議なことにコンクリートで固められた斜面になっている。 旧道なのかどうか分からないが、この角度のコンクリートの坂道はとても登れないだろう。 そのコンクリートの脇に階段が切られていて、実はかなりの角度であっても下るのには危なくなかった。 そういえば、昨年の1月に五合目の鳥居の所で上の別道で下って来る人に会ったことを思い出した。 この道はきっとそれなんだ。確かに、ポンと鳥居の前に出た。 あらまあ、私、五合目と六合目の間の岩場はけっこう好きで、下りたかったんだけど、パスしちゃったなぁ。 でも、雪がある時には、こっちの道のほうが雪が全くなくて、むしろ安全かもしれないなぁ。 あとはひたすら下るだけである。 4合目付近のベンチでは誰もいないのにヤマガラがごはんを待っていた。 右は小屋があったはずの空地。子供の頃トコロテンを親に買ってもらったあの小屋も、もうないんだなぁ。 帰り道、自動車で自宅に向かっていると、正面になんとも美しい飯豊山脈の白い姿が見えた。 思わず路肩に自動車を止めて撮影。左側に弥彦の大鳥居が見えている。 早春のいいお天気の一日になった。 11時50分 駐車場到着。 11時53分 弥彦神社。 12時ちょうど 登山口鳥居。 12時08分 1合目。 12時20分 2合目。 12時26分 3合目。 12時33分 4合目。 12時35分 5合目。 12時43分 6合目。 12時47分 里見の松。 12時52分 7合目。 13時ちょうど 8合目。 13時06分 9合目手前の分岐。 13時33分 下山開始。 13時38分 8合目。 13時52分 別ルートにて5合目。 13時55分 4合目。 14時ちょうど 3合目。 14時04分 2合目。 14時11分 1合目。 14時20分 登山口鳥居。 ↑ページのトップへ |
3月4日 村岡城址 お天気が回復傾向というので、一人の土曜休み、家事を終えて少し歩いてみることに。 せっかく歩くので、花でも愛でたい、と選んだのは村岡城址だ。気温の高い日も数日あったので、雪割草もかなり咲いているんじゃないだろうか。 翌週に旧友と歩く約束になっているので、下見がてら行ってみた。 駐車スペース脇から妙見山に登る階段は昨年は製作途中で登れなかったが、今年はしっかりと整備されて登ることができた。 ので、お寺のほうからではなくて、妙見山から行ってみた。 花はちょっとだけつぼみがあるかな、といった程度。 妙見山を下って、六万部山に向かう道に入ると、あれ、明るい。 前方、お寺の脇の斜面にあたるお墓のあたりの杉林がすっかり伐採されている。お墓の造成かしらね。 雪割草もあったんだろうけどね。 城址に至るまで、あちこちに上の写真のようなのぼりが立てられている。 観光資源として力を入れている姿勢が現れている。 六万部山のこんもりとした小山の周辺も完全にロープで仕切られてしまって、なんだか無粋だ。 しかも、六万部山のあたり、花が少ない。もっとたくさんあったのになぁ。 まだ咲いていないから目立たないのかなぁ。 それでもカンアオイとかキクザキイチゲがもう少しで咲きそうな気配だった。 空はどんよりと暗くて晴れそうもないので、佐渡が見えるあたりまで歩いて、久田城址までは行かなかった。 海の向こう側は明るい光が差していたので、きっと弥彦山塊のほうが晴れているんだな。 まだ時間も早かったので、国上山に向かうことにした。 3月12日 村岡城址 この日は前々から私の高校時代の旧友たちと雪割草を見に行く約束をしていた。 前日になって友人の一人が来られなくなってしまって、結局我々夫婦と友人一人の三人で村岡城址に。 朝9時前に駐車スペースを出発。 まだ駐車場には自動車はまばらだったが、ちょうど当たり周辺を整備している人たちの作業中だった。 妙見山に行く途中にキクザキイチゲの花がたくさん咲いている場所があった。 朝はまだ開いていなかったが、午後に戻る時には満開に。 草花は、朝は弱いらしい。お寝坊さんである。 以下、咲き誇る雪割草たちをご覧ください。 ゆっくり写真を撮影しながら歩いて、久田城址まで行く。 風もなく、日差しも暖かだったが、まだ時刻が早いので、このまま戻って妙見山のテーブルでランチすることにした。 帰り道では、本当にたくさんの観光客の人たちが歩いていた。 それぞれに雪割草を覗き込み、写真を撮影している。 観光地として整備するのに、多少の疑問がないではないが、こうやってかわいい花々をいきなり来てみることができる場所があるのは、やっぱりいいことなのかもしれない。 できうれば、妙法寺の社叢として守られて自然のままに豊かに咲く花たちであり続けてほしいものなのだが。 ↑ページのトップへ 3月17日 村岡城址 この日は埼玉のabeちゃんご夫妻と雪割草を見に訪れた。 実は、翌日の土曜日にもう少し大人数でダンナともども歩くはずだったのだが、天気予報では朝から雨でしかも気温が低い。 とても雪割草どころではないので中止になってしまった。 abeちゃんご夫妻はお彼岸などが重なる時期で唯一この日なら雪割草が見られる、と、単独で来県。 私はちょうどこの前日に仕事を退職して、平日でも出歩ける身になっていたので、ご一緒させてもらうことにした。 ところが、だ。 この日は寒の戻りがやって来て、お日様が出ていて上々の天気なのに気温が低い。 午前10時から午後1時過ぎまで歩いたのにもかかわらず、ついに雪割草たちは開いてはくれなかった。 こんもりとした株はあるのだが、どれもこれも花びらを閉じた状態。 低いといっても10度以上はあったはずなのだが、それまでの気温が20度に迫る状態で、雪割草的にはかなり寒く感じてしまったのか。 いや、例年なら雪が解け始める頃に花開くので、気温10度は開いてくれる温度のはず。 つまり、温度差、というのも開花の条件になってしまうらしいのを今回まざまざと知った。 abeちゃんご夫妻には残念なことになってしまったが、また来年、と楽しみを先に作ることになった。 ショウジョウバカマの壁になるのには少し早かったかな。 エンゴサクが咲いている。 カタクリは思った以上に咲いていた。下を向く花なので、気温が低くても開いてくれるのかしらん。 雪割草は右の写真の通り。日光を浴びていても、閉じたままでした。 ↑ページのトップへ |
3月22日 剣が峰 20年勤めた会社を退職し、その直後に高校時代の友人のお墓参り、2月に亡くなった叔父の弔問、と、怒涛のお彼岸を過ごし、忙しい日々を送ったが、ついに何も行事のない日が来てしまった。 きっと燃え尽きてぼーっとするだろうと予想していたが、天気予報が気になった。 22日はお彼岸の暖かさが続いてぽかぽかした好天気になるだろう。が、23日からはしばらく雨。24日からは冬に逆戻りするような気温になるらしい。 と、いうことは、ぼーっとした時間に外に出て気を晴らすことをできるのは、22日しかないじゃないか。 では、歩きに行こう。しかし、どこに行く? この前日にダンナが山友達のみなさんと弥彦山から国上山へ縦走ルートを歩いた。 剣が峰のカタクリが洪水のようだったと聞いて、ぜひとも見てみたいと思った。 剣が峰なら南沢から遡上して、杉林を通り抜けて行くルートで行ったことがある。 自宅で早めの昼食を食べて、南沢の入り口に向かった。 ところが、南沢への県道は冬季閉鎖中。いや、それは事前に分かっていたことで、その閉鎖のゲート前に駐車できるはずだった。 が、なんと、県道脇の川の堰堤が工事中で、重機の回転場所になっていて、駐車できなくなっていたのだ。 そこから駐車できそうなスペースはかなり遠い。 どうしようかと迷ったが、結局国上寺の駐車場に行き、国上山からのルートで剣が峰を目指すことにした。 ま、路上駐車より安心だし、国上山から剣が峰のルートなら、雪割草も多いし。 12時ちょうど、正午のニュースでWBCの日本の優勝を確認してから登山開始。 さすがに稚児道からの回り道をするつもりにはならず、本堂脇の登山道を登る。 かなりカタクリの花が咲いていたし、丁字桜も青い空に映えている。 この道を登りに利用するのは今年初めてで、青空に向かって伸びる道がきれいに見えた。 登山道入り口の鳥居に山頂まで25分と書いてあったが、本当に25分で山頂に到着。 ここは通過点なので、立ち止まらずに蛇崩方面に下る。 蛇崩より手前にある黒滝城址や剣が峰へ向かう道に入って行く。 意外にも単独の女性とすれ違った。この道で剣が峰に行く人も多いのかもしれない。 さて、私は実は一つ目論見があった。 このルートから南沢の源頭に下る場所があるのを知っているのである。 直接剣が峰に行くよりも迂回する形になるが、南沢からの杉林方向の道にコバイモが咲いているのを見たことがある。 コバイモ見たさにそっちに行ってみよう、と思った。 だれも見ていないのを確認して、自己責任で藪に入って行く。 きっと踏み跡くらいあるだろう、と思っていたが、うーむ、一人か二人くらいは歩いた形跡があるが、それくらいだった。 でも、ピンクのテープで目印はしてあるので、完全な藪こぎではない。 かろうじてある印を頼りに下る。 しかし、道は本当になかった。 途中で沢が崩れて、道ごとなくなってしまっている部分もあり、それほど長くはなかったが結局沢の中を歩く羽目になった。 藪漕ぎ慣れてるしさ。何度か来た事のある場所なので、いわゆる土地勘というのがあるからいいものの、ちょっと怖い体験ではある。 やっと本来の南沢から遡上する道にたどり着き、杉林に向かう道に入った。 しかし、この道もすでに廃道といってもいい状況だった。 とにかく、沢が崩れている。道が沢に飲み込まれてなくなっている。 それでもみつけることが出来ましたよ、コバイモ。君を見るためにこっちに来たんだよぉ。 荒れた道とコバイモ。 ニリンソウが一輪だけ咲いていた。チャルメルソウ。 杉林の中に入っても、歩く人がほとんどいなくなってしまっているから当然なのだが、踏み跡さえない状態だった。 でも、林道のガードレールが見えているので、そちらに向かって歩く。ようやく林道に出た時にはヘロヘロになっていた。 さて、ようやく本日の目的地である剣が峰に向かって登って行く。 あいかわらず急な登りだが、カタクリが待っているので頑張れる。 この時期はアブラチャンの黄色も美しい。 溢れるようなカタクリ。 剣が峰に到着したあたりで、私よりも10年は先輩のご夫婦が写真を撮影していた。 どこから来たのか、ちょっと気になったが、こんにちわと挨拶して、すごいですね、と話しかけた。 すると、全然少なくなってしまった、と残念そうに返して来た。昔はもっとあったのだそうだ。 尾根道の少し広くなった場所は全部カタクリで埋め尽くされていたそうで、踏み荒らされて少なくなってしまった、とのこと。 ここでも昔のほうがすごかったという話を聞いてしまった。 山野草が咲き乱れる素晴らしい風景を私たちは後ろの世代に残せるんだろうか。 私たちで最後になってしまうんだろうか。 ちょっと気がかりになった。 目的を果たしたので、あとは駆け足で国上寺に戻る。 途中、林道に出たところで一休み。もって来たコーヒーとどら焼きでおやつだ。 この林道ではイノシシのぬた場を発見したことがあるので、ちょっとだけビクビクして休憩した。 国上山に登る時に、走って登山する青年に追い越されたが、どれだけハイペースで回っているのか、ゼイゼイよたよたしていた。 無理はしないでね。 それでも、ぽかぽかの平日の午後を人は思い思いに国上山で過ごしている。のんびり過ごすのによい山なんだなぁ、と思う。 12時03分 駐車スペース。 12時05分 本堂脇登山口。 12時19分 五合目。 12時30分 国上山山頂。 12時39分 剣が峰分岐。 この間、南沢経由。 13時29分 黒滝城址前から剣が峰へ。 13時50分 剣が峰。 14時01分 国上山方面の登山口で林道に出る。 小休憩。 14時10分 国上山へ出発。 14時30分 剣が峰分岐。 14時38分 国上山山頂。 14時46分 五合目。 14時54分 本堂脇登山口。 14時58分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ |
3月23日 高森城址 えーと、無職をいいことに遊び歩いています。 この日は雨のはずだったのに、朝からよいお天気。 よいお天気がもったいなくて、いきなり思い立って高森城址を歩いてみることにした。 今年は村岡城址には行っているが、お隣の高森城址の様子は見ていない。 急に思い立ったので、とりあえず手あたり次第家にあるお菓子をリュックに詰め込み、お湯とコーヒーと味噌汁を持ち、コンビニでおにぎりを買って自動車を進めた。 昨日の暖かさをひきずって、とても暖かい日で、午後から雨とはいえ、空は曇っていない。 高森城址に行くには、乗光寺というお寺さんの前に駐車させてもらう。 意外なことに1台駐車中。その隣にとめて、さあ、歩き出そう。 私は大手道という道でしか登ったことがないので、そちらから歩き出したのだが、どうも様子がおかしい。 藪なのだ。ほぼ踏まれていない。 あちこちから笹が覆いかぶさって、道らしくない。 ええー--。 とても不安になったが、この道しか知らないんだもん。行くしかない。 というか、何度か登っているから分かるが、初めての人は絶対にたどり着けないだろう、これじゃ。 でも、急に登る坂があるのだが、その斜面が雪割草だらけなのだ。 さすがにちょっとだけ時期が遅い感じもしたが、小粒の雪割草がカタクリやショウジョウバカマといっしょになって、斜面に咲き乱れている。 これが写真となると小さいのがポツポツとあるだけなので、形にならないのだが、ホントにたくさん咲いているのよ。 斜面を上がると、城跡に向かう下り坂と合流。どうやらこっちの道を整備したので、大手道は使われなくなったらしい。 少し進んで鍋かぶり塚に。この塚の周りにも小さい雪割草がたくさん咲いているのだが、なにせ小さい。 写真にしても綺麗じゃないのが惜しい。 山歩きコースを気持ちよく歩く。思っていた以上にキクザキイチゲがたくさん咲いていて、お花畑になっていた。 キクザキイチゲ、カタクリ、雪割草と混ざって咲いているのがとてもハッピーな気分にさせてくれる。 もしかしたら、村岡城址よりもお花畑感は強いかもなぁ、などと思う。 県道192号沿いの本行寺のお墓が見えたので、Uターン。途中の分岐からキャンプ場に向かい、斜面の途中にあるベンチで昼食にした。 ここも、ちいさい雪割草が本当にたくさん咲いている。 数は多いのよ。でも、密に咲いているワケではなくて、まばらなので、絵にならない。 でも、気持ちはハッピーにさせてくれる。 遠くから聞こえるウグイスやキツツキの仲間の奏でる音を聞きながらゆっくりと昼食。 それから来た道を戻る。 帰りはさすがに藪漕ぎはやめて、整備された乗行寺へ下る道を進んだ。 かなりちゃんと整備されていて、怖いことはなかった。 お寺の敷地に出るなり、雨がぽつぽつ降り出した。 慌てて自動車に駆け込む。 先に駐車していた自動車はすでにいなくなっていた。 拾い物の晴れ間、豊かに時間を過ごすことができた。 大荒れの大手道。 でも、急坂まで来ると、雪割草がたくさん咲いている。 葉っぱもきれいな雪割草。 数はとにかく多い。でも、広い山中にたくさん咲いているので、密生して見えない。 このへたくそな写真じゃ分からないでしょうが、カタクリ、雪割草、キクザキイチゲのお花畑です。 11時ちょうど 乗光寺到着。 11時03分 大手道入り口。 11時16分 鍋かぶり塚。 11時18分 のろし台三角点。 11時32分 キャンプ場分岐。 11時42分 本行寺裏。Uターン。 11時48分 キャンプ場分岐。 11時53分 キャンプ場裏ベンチ。昼食。 12時20分 出発。 12時26分 キャンプ場分岐。 12時42分 のろし台三角点。 12時44分 鍋かぶり塚。 12時48分 高森城址の説明看板。 12時53分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ |
4月9日 坂戸山 この日、坂戸山に登るつもりになったのは、魚沼市に積雪があるのに咲くという雪上桜が満開になったというニュースを聞いたからだ。 雪上桜を見に行くだけに自動車を魚沼に走らすのはもったいない。 どこかいい場所はないかしらん。 坂戸山。まだ大城や山頂付近のカタクリには早いだろうが、カタクリ以外にも花が多い山である。ちょうどいいんじゃないかなぁ。 と、たいした支度もせずに出発した。 とてもいいお天気で、汗ばむくらいだったが、坂戸山が本当に花の山なんだなぁと実感できた。 いつもの通り、薬師尾根より登山。山桜が満開できれいだ。 登り始めると、ミツバツツジなども咲いている。イワウチワやイワナシもたくさん咲いている。 標高を上げると、雪が見え始めた。実はこの日、前日に寒の戻りがあり、山間部では積雪したのだ。 雪なのか、花なのか迷うくらいだ。でも、シュンランも咲き、タムシバも青空に映える。 山頂直下は新雪の積雪あり。と、いうことで、大城のほうには行かずに、そのまま城坂コースを下山することにした。 桃の木平にも新雪の積雪。せっかく咲いただろうカタクリが紫のつぼみを下に向けて雪に埋もれていた。 昨年倒れてしまった、桃の木平の梨の木。枝が健在で、健気に花をつけていた。 城坂コースは花だらけだった。イカリソウやエンレイソウ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲ、エンゴサク。 中央のエンレイソウは、2本がくっついて成長してしまった奇形。とんでもない葉っぱの数になっていた。 4月28日に登った昨年よりも、こちらの登山道は残雪が少ない感じがした。 すれ違う人にここのカタクリは花びらの数が多いものがあるのだ、と教えてもらった。 だいたいが6枚なのだが、時々8枚や10枚があるとか。 これ、8枚ね。後ろから見るとよく分かる。ちょっとした宝探し的な感覚でカタクリを見ることができる。 一本杉の少し下の広場ではカタクリと桜の競演が見られた。城跡でもたくさんのカタクリが。 10時40分 駐車スペース出発。 10時48分 薬師尾根コース登山口。 11時16分 五合目。 11時23分 六合目。 11時31分 七合目。 11時37分 八合目。 11時43分 九合目。 11時49分 山頂。 12時ちょうど 城坂コース下山開始。 12時07分 九合目。 12時15分 桃の木平。 12時24分 七合目。 12時31分 六合目。 12時40分 五合目。 12時52分 四合目。 13時04分 三合目、一本杉。 13時18分 城址碑 銭淵公園を経て 13時42分 駐車スペース到着。 この日の桜については、こちらにて紹介しています。 ↑ページのトップへ |
4月11日 弥彦山 相変わらず無職でブラブラしてます。 で、この日は初夏の陽気になるという予報だったので、体を動かすために弥彦山に行った。 ソメイヨシノは終わっているが、弥彦公園の八重桜が綺麗なんじゃないかな、という思いからだ。 と、いうことで、鹿苑がわの大きな駐車場に入れて、桜園の桜を見ながら登山開始。 午後の用事があったので、桜園の桜の撮影は後回しで、足早に歩く。 午前9時ちょっと過ぎの弥彦神社は、神職が袴姿で掃除していたりして、なかなか清々しい空気に包まれていた。 登山道に倒木。ちょっと見えづらいけど、倒木に「われもの注意」のテープが巻かれている。われものってば。 地味な3合目までの登山道にも白いイカリソウがたくさん咲いていて、意外に楽しかった。 この日弥彦で飛ぶ蝶を見たら、全部ギフチョウだった。ちょうど写真に撮ろうとしたスミレにとまってくれたぞ。 おっ、今年初のオオイワカガミ。あれー、弥彦でハルリンドウみたいなのを見ちゃったぞ。 あとで調べたらフデリンドウらしい。5合目から先の岩場付近にある。岩場にはキジムシロかな、など花たくさん。 おお、もうシャガが咲いている。下のほうではまだ蕾だったのに。日当たりがいいかな。 あれ、こんな看板が立っていたのね。気がつかなかった。 「山男よりお知らせ この場所危険 落ち着いてゆっくりと」と書かれている。 でも、ここより手前のほうが岩場で危険かもしれないんだけど。 ミヤマカタバミが開き始めた。里見の松からの眺めはちょっとかすんだ感じ。右は、たぶんノウルシなんじゃないかな。 フッキソウっぽい花。白いイカリソウと桜。九合目直下には満開の桜たち。 倒れてしまった「弥彦桜」は、健気に花をつけていた。 その他の桜は、下山後の登山口鳥居から正面の駐車場への道の桜。 この道から境内に向かう道のそばにはニリンソウやイチリンソウが咲いている。 鹿苑のそばには見事な紅しだれ桜の若木がある。境内のヤマザクラも美しい。 桜園の八重にはちょっと早かったかな~。でも、たくさん桜は見ることができた。 8時30分 競輪場がわの駐車場出発。 8時42分 登山口鳥居。 8時53分 一合目。 9時03分 二合目。 9時10分 三合目。 9時19分 四合目。 9時23分 五合目鳥居。 9時33分 六合目。 9時38分 里見の松。 9時43分 七合目水場。 9時52分 八合目。 9時59分 九合目。 売店方向に行き、日本海を見る。 10時03分 九合目。 10時17分 山頂。 小休止。 10時29分 下山開始。 10時38分 九合目。 10時45分 八合目。 10時53分 別ルート突入。 10時58分 五合目。 11時04分 別ルートから合流。 11時05分 三合目。 11時10分 二合目。 11時16分 一合目。 11時23分 登山口鳥居。 11時39分 桜を見ながらフラフラして、駐車スペース到着。 ↑ページのトップへ |
4月15日 菩提寺山 この週末は桜追いを予定していた。 が、どうも天候が不安定だ。 どちらかといえば日曜日のほうが青空が望めそうなので、土曜日が空いてしまった。 どこに行こうかと考えあぐねていたら、ちょうどいい散歩コースだと、ダンナが菩提寺山を提案してきた。 今の時期、何があるのか分からないが、他に思い当たらないし、のんびり歩くつもりで出発した。 新緑の白玉の滝。 ユリワサビがたくさん咲いていた。 真ん中は、ヤブツバキとユキツバキの中間種のユキバタツバキ、なんだそうだ。 菩提寺山登山口の手前の山小屋風の建物の周りは、持ち主の方が色々と花を植えている。 この時はこんもりとしたシラネアオイがたくさん咲いていた。看板猫のさくらちゃんは不在だったのが残念。 ここにホトケチ桜という桜の巨木があるのを初めて知った。 仏路峠。菩提寺山には登ったことがあるが、ここは記憶がないなぁ。ホトケチ、と読むそうだ。 山頂からは黄砂のためかうすぼんやりとしか景色が楽しめなかった。弥彦山さえ見えない。 帰りは白玉の滝から少しだけ県道方面に行った場所にあるミズバショウのある場所に。 ここは、菖蒲園になっていて、色々と植栽されている。 途中で春先にしか見られないツマキチョウを発見。かなり時間をかけて撮影したが、とまってくれなかった。 とまったらとまったで翅を開いてくれなかった。左端がツマキチョウなんですけどね。わかんないわね。 アズマシロカネソウももう種になりつつある。ヒメリュウキンカらしき黄色い花も咲いていた。 9時40分 白玉の滝駐車スペース。 9時47分 白玉の滝(雄滝)。 9時59分 駐車スペースより林道へ 10時05分 白玉の滝の落ち口。 10時10分 森林浴の森分岐。 10時25分 高立・七ケ沢線分岐。 10時50分 一夜掘線分岐。 10時55分 さくらちゃんの小屋。 10時59分 菩提寺山登山口(見守り地蔵) 11時10分 仏路峠。 11時15分 山頂。 11時20分 仏路峠。 11時31分 登山口。 11時32分 さくらちゃんの小屋。 11時37分 一夜堀線分岐。 11時43分 臍清水。 11時55分 森林浴の森分岐。 この間、ツマキチョウを追う。 12時24分 ミズバショウ園。 12時32分 駐車スペース。 ↑ページのトップへ |
4月18日 番外 ひたち海浜公園 無職をいいことに遊び歩いている人間が近くにもう一人いる。 あ、いや、遊び歩いているというのは、ちょっと人聞きが悪い。暇にしている、のである。 なにせ同じ歳の同級生なので、人生の転換期もほぼ同じなのである。 そんな彼女がせっかく平日も出掛けられる身分なのだから、週末に激混みする場所に行きたい、ネモフィラを見たいと言いだした。 新幹線と特急で行くのよ、一人でもいくのよ、と言う。 あ、ここにも一人平日遊べる人間がいますよ。 ということで、同行することにしてしまった。 ぜひ青空のもとでのネモフィラブルーを見てみたいということで、前週までお天気を睨み、決定したのが4月18日。 友人に新幹線と特急のチケットを頼んで、手にしてみたら、おお、とんでもない弾丸旅行だぞ。 午前7時少し前の新幹線に乗り、終始おしゃべりを続け、さらに上野で特急に乗り込み(指定席オンリーだそうだ)そこでもしゃべり倒し。 上野から水戸までノンストップってすごいよね、などと話していたら、次の駅が下車駅の勝田だった。 その先バスに乗るというが、バス停わかるかな、と思っていたら、もうほぼひたち海浜公園に向かう人ばかりで、入園料と往復のバス代が含まれる1330円のチケットを買う列に自動的に並び、自動的にバスに乗ってしまった。 そこから20分で海浜公園である。 週末は大渋滞する、という話を聞いていたが、渋滞はなく、見た感じでも駐車場にはまだだいぶ空きがあった。さすが平日。 我々は入園料も含まれるチケットをもっているので、チケットを購入するための列に並ぶ必要はなく、そのまま入園。 そして、どっちがネモフィラだ、と迷うことなく、大勢の人達が歩く流れに沿って歩いて行った。 田舎から行った我々が「これ、平日の人出なのかしら」とびっくりするくらいの人ではあるが、まだゆとりがあるのかも。 これがネモフィラブルーという色彩に包まれる。 ただね~、天気予報が直前に変わって、曇りだったのよ。空も海も青くない。残念。 ゆるやかな丘がブルーに染まる。その丘をゆっくり登り、ゆっくり下る。とにかく青い絨毯である。 菜の花の咲いているエリアもあり、青と黄色が素晴らしい。 お昼を食べる場所を探して、遊園地エリアへと歩いて行ったら、予期せぬチューリップ畑に出くわした。 すごくたくさんの種類、たくさんの色合いのチューリップが咲いていて感激。チューリップには少し遅いと思っていたけど、よかった。 ネモフィラ近くの屋台や飲食店は並んでいたが、遊園地方面の飲食店はまだ余裕があった。 ここでは笠間稲荷のきつねうどんを食べましたよ。750円也。 まっ青いネモフィラカレーなるものもあったが、ちょっと手が出なかった。 笠間って・・・先月行った場所じゃないのよ。笠間稲荷には立ち寄っていませんでしたが・・・。 せっかく遊園地に来たので、600円の乗り物代を払って、観覧車に乗ってみた。 わー、眼下遠くにネモフィラが見える。高度を上げるにつれ、背後に港の風景も見えて、なかなか楽しかった。 この観覧車、床が透明なやつもあるそうで。それに乗りたい若者もいた。 あと、車椅子も乗れるものもあるとか。 午後2時半前の特急に乗り、予定より1本早い新幹線に飛び乗り、結局地元に着いたのは午後5時半。 おお、12時間弱でひたちなか市まで行って目的達成してきたぞ。 ツアーでもなんでもないので、何の割引もなかったけどさ。こういう時間とお金の使い方もあるのだな、と思いましたよ。 ああ、でも、ネモフィラ、綺麗だったな。今度は青空の時に行きたいな。 ↑ページのトップへ |
4月23日 戸倉山 この週末は日曜しかお休みのない週なので、ダンナの提案で戸倉山に行くことにした。 例年であれば、もう少し遅く行っても雪がたくさん残っている戸倉山なのだが、今年は谷すじにほんの少し雪が残っている程度だった。 今年はこの山でも春が早いらしい。 角間池から上はほとんど全く雪がなく、イワウチワ、イワナシ、開花しはじめたイワカガミなどを見ながら楽しんで登山でした。 特記すべきは、登山者がものすごく多かったこと。 何かのイベントだったのか、山菜取りらしき一団が白池まで自動車を乗り入れていたり、白池の周りで休んでいる人たちが10人以上いたり。 我々はちょっと遅めの出発だったので、下山してくる人たちとすれ違うことになるのだが、とんでもなくたくさんの人とすれ違った。 しかし、おかげで狭い山頂で昼食をとる場所があるのか心配だったが、すっかり下山したあとで、一組の賑やかな先輩ご一行だけだった。 ちょっと気温が低めの日だったが、いいお天気だったので、気持ちよく登山できた。 この日の白池。青いなぁ。 白池から上から雪が道をふさぐが、そんなに多くはない。 お目当ての白いエンゴサクがかわいらしく咲いている。 エンレイソウは多かった。束になって、ごそっと咲いている。芽吹いたそばから花になっている。 春の角間池の周りに雪がなかったことが今まであったかしらん。戸倉山への道の案内が分かりやすくなっている。 イワカガミはやっと咲き始めだった。ツバキの花が今年は多い気がする。 見晴らしからの北アルプス方面。光ってるなぁ。 こちらは、山頂からの雨飾山。そして、北アルプス方面。山頂付近はマンサクだらけだった。 稜線に出るともう、イワウチワだらけなのだが、終わりかけみたいな感じだった。 ウスバサイシンだろうか。この山では初めて見た。 帰りがけの白池。青い色が波打っている。 帰りは林道から帰る。林道わきに一か所だけカタクリの咲く場所があるのだ。 今年も色の特別濃いカタクリが咲いていた。 10時45分 駐車スペース到着。 10時47分 登山開始。 10時59分 見晴らし台。 11時11分 白池。 11時16分 諏訪社跡。 11時32分 角間の分岐。 11時38分 角間池。 11時49分 稜線。 12時14分 山頂。 12時51分 下山開始。 13時09分 稜線終わり。 13時17分 角間池。 13時23分 角間の分岐。 13時36分 諏訪社跡。 13時40分 白池。 14時13分 林道経由で駐車スペース到着。 ↑ページのトップへ |
4月29日 大蔵山、菅名岳 GW初日は天気予報は曇りがちだったはずなのに、とてもよいお天気になった。 山野草の花の開花が今年は特に早い感じだったので、当初は鳥坂山に行ってヒメシャガを見たいと思っていたのだが、さすがに早すぎる。 では、どこに行きましょう、と考えて、そういえば菅名岳の登山道はたくさんのイワウチワが咲いていたはずだ。 開花が早い今年でも、山頂付近であれば、イワウチワの群落が見られるだろう。 と、いうことで、菅名岳に登ることに。 菅名岳はいつものことなのだが、大蔵山から行ってどっぱら清水方面に下る周遊ルートを利用する。 とりたてて早起きもせず、というか、見事に遅くまで寝て、登山開始はかなり遅くなった。 毎度思うのだが、大蔵山に登るのって、こんなにキツかったっけ? 菅名岳からどっぱら清水の川まで下るのって、こんなに長かったっけ? 今回もまたしっかりとそれを感じながら、結局ずっと晴れてくれた春の登山を楽しんだ。 登山口にたどり着く前から、もうチゴユリが咲いている。あ、タニウツギも咲いているじゃないの。 ちゃんと綺麗に撮ってね、と、ウスバシロチョウがポージングしてくれた。 ミヤマキシミという花。真ん中にダンナが立っているのが分かるかな、ブナの巨木がたくさん見られる。 右写真は、ここで見るとは思わなかった緑色の花をもつカンアオイ。 樹木の花も綺麗な季節だ。クロモジの花とハウチワカエデの花。 大蔵山山頂からの景色。だれもいなくて、静かだった。 左写真、弥彦山塊が写っているんですけどね。右は阿賀野川が写っている。 大蔵山から稜線に出ると、イワウチワがたくさん咲いていた。 マンサクやタムシバの花も見られる。 三五郎山の付近からの飯豊山脈と守門方面。 時折雪が残っている。が、4月の末と思うと、むしろ少ないほうだと思う。 右写真は、菅名岳山頂からの飯豊山脈。 菅名岳の下り道ではもうイワウチワはほとんど終わっていた。時折、ピンクの濃い花が咲いている。 もうイワカガミの季節になりつつある。下山ルートにもブナの巨木がたくさんある。 ミツバツツジ。もう少し標高の高い場所では、ほとんどムラサキヤシオツツジだった。 どっぱら清水下流の滝。 真ん中は壊れてしまった橋。丸太をひっかけて、渡れるようにしているが、なかなかデンジャラスである。 だいぶ終盤になって、まだ雪が残る場所に出た。雪崩で雪が集まる場所かもしれない。 その雪のある場所は春と初夏が混在している。 キクザキイチゲが咲いている。この山ではなかなかみかけないトキワイカリソウ。 川を見下ろすキケマン。 ユリワサビ。ごそっと咲いていたムラサキケマン。 10時04分 駐車場到着。 10時22分 林道をショートカットする登山口。 10時32分 三五郎橋。 10時37分 登山口。 10時57分 一合目。 11時10分 二合目。 11時21分 三合目。 11時35分 四合目。 11時47分 五合目。 11時58分 六合目。 12時13分 七合目。 12時21分 八合目。 12時31分 九合目。 12時42分 大蔵山山頂。 昼食休憩。 13時09分 菅名岳に向かって出発。 13時34分 三五郎山。 14時25分 菅名岳山頂。 14時29分 下山開始。 14時56分 八合目。 15時13分 七合目。 15時28分 六合目椿平。 15時43分 沢。 15時54分 どっぱら清水の下流の滝。 15時57分 どっぱら清水分岐。 16時42分 林道に合流。 16時37分 北沢橋。 16時48分 三五郎橋。 16時53分 ショートカットの登山口。 17時02分 駐車場。 ↑ページのトップへ |