番外

 2025年リピの山


国上山(3月8日)
角田山麓、久田城址、セツブンソウ群生地(EARLY SPRING)

3月8日 国上山
珍しいことに、本年の初登山は3月に入ってからになってしまった。
理由が無いわけではない。
実はこの年はとても雪が多かった。
我々が住んでいるあたりではそれほどの降雪ではなかったのだが、時々海岸付近でも大雪になり、さらには他県との境の山沿いではとんでもない大雪、不要不急の外出は避けるように言われる週末が続いた。
雪山に慣れない我々は、おいそれとは歩けない状況だったのである。
そんなこんなで、あっという間に雪割草の季節になった。
しかし、ここ数年であれば、3月に入ったらけっこうな数が咲いているはずの雪割草も今年は少し遅れているようだ。
山の雪割草はまだなんじゃないかな。気が早いやつが咲いているんじゃないかな。
ということで、曇りの予想ではあったが、けっこう晴れた土曜日、家事を終えてひとりで国上山に行ってみることにした。
国上山だと、たぶん稚児道あたりの雪割草が咲いているだろう。
予想はとりあえず当たったけど、まだ2つだけしか見つけられなかった。
なにせ、稚児道の始まりからすでに残雪があり、道がドロドロ。
雪割草のある場所は特に足場が悪く、滑って転ぶ可能性のある場所なのだ。
でも、なんとか咲いていてくれて有難かった。
山頂に近づくにつれ、どんどんと積雪してきた。
何度か早春の国上山に登ったことはあったのだが、道が雪で埋まってしまうほどなのは今回が初めて。
踏み跡がなければ、迷いそうな雪の量だった。
山頂にはだれもいないと思いきや、私より先輩のご夫婦らしい一組が仲睦まじく昼食中。
彼らのおしゃべりの声があったので、さみしい思いをせずにスーパーで買ったサンドイッチを食べることができた。
意外にも山頂で数組が歩いて行った。
あと2週間もすればかなり賑わうことだろう。
帰り道、お寺方面に下って行ったら、なんと、もうカンアオイの花をみつけることができた。
そういえば、稚児道でもたくさんのカンアオイの葉っぱを見たし。
カンアオイ、今年は当たり年なのかな。

      
  稚児道にはオウレンの姿も。本日の雪割草は2つだけ。

      
  倒木が多かったらしく、登山道整備のため、切られていた。山頂直下は雪だらけ。道も踏み跡頼りだ。

  カンアオイが咲いてましたよ。

  11時17分 駐車場出発。 11時21分 林道より登山道に入る。。  11時32分 おじぞうさん。
  11時43分 麓登山口との合流。  12時00分 蛇崩れとの分岐。  12時10分 黒滝城址への分岐。 
  12時18分 山頂。 昼食。  12時31分 お寺方向へ下山開始。  12時41分 5合目。
  12時51分 本堂。  12時55分 駐車スペース到着。

                             ↑ページのトップへ


EARLY SPRING
毎年のように早春に行く場所をまとめてみました。

3月15日
この日は午前中にお墓参りなどしたため、午後にちょっとだけ角田山の麓を歩いてみた。
ほんの林道沿いだ。
数日暖かい日が続いていたがちょっと肌寒い土曜日で、お目当ての雪割草はつぼみはたくさんあったがまだ開いていない状態だった。
連日出没するというイノシシの仕業なのか、林道わきの斜面は荒れている所が多かった。

    


3月20日
よく晴れたお彼岸。
いつもの妙法寺から入るルートで行くには、お墓参りの人の邪魔になりそうなので、今回は海がわ、つまり久田城址がわから行くことに。
駐車スペースが分からなかったので、とりあえず、良寛様の井戸のある場所に自動車を止めて、集落を歩いて久田城址直下から直登で城址を目指す。

      
ちゃんと草が刈ってあり、階段も切られている。かなりの急登で息が切れる。

    
意外にも久田城址にはだれもいなかった。日本海が美しい。
以下、本日の雪割草の羅列です。

      
  一番右の写真は、イチゲと雪割草が混ざって咲いている。同じ薄紫色をしている。

      
  ここの雪割草は色が様々でとても楽しい。

      
  今年は本当に量が多かった。もしかしたら、ここ数年で一番多い花の数だったかもしれない。

実はこの日、いつも同じ場所の花ばかり見ているので、たまには違う場所もよかろうと長岡市の越後丘陵公園に行ってみたのだが、長岡ったらまだ雪が深くて、とても雪割草どころではなかった。
ので、こちらに目的地を変更したため、時間が遅くなってしまった。
逆回りで、六万部山まで行き、村岡城址までは行かずにそこで引き返した。
久田城址から下る道で良寛様の井戸へ行く道との分岐までがとんでもなくグチャグチャドロドロだったので、帰りは城址まで行かずに井戸への道を選んだ。
すると、たくさんのキクザキイチゲを見ることができた。薄い黄色の花などがあり楽しめた。

  よーく見てみて、上の花は薄黄色をしている。キクザキイチゲも色々ある。


3月23日
土曜日が休日ではなかったため、1日限りのお休みだが、早春の花を捕まえたかった。
昨年は秩父で見たセツブンソウ、今年はいつもの長野県千曲市の群生地に行ってきた。
途中、豪雪地帯の妙高などを通って、真冬の積雪を見たのだが、この日の長野は17度まで気温が上がり、ぽかぽか陽気。
入り口のキディパークは家族連れで賑わっていた。

      
  満開だった。とにかく数がとんでもなく多い。保存会の人たちの努力の賜物だ。

    
  八重咲と黄色い花を探して歩いたのだが、けっこう数多くあった。右の写真は、左端が黄色。下が八重。

     
  天狗様も青空の下。オオイヌノフグリも満開。アップにするとネモフィラみたいだね。









新潟の滝もくじ  ときどき週末温泉族になる  んがお工房の日本百名滝めぐり