新潟の滝119−2

 119-2

2012年1月29日厳冬期の明神沢の滝はこちらから
2015年3月8日早春の明神沢の滝Aはこちらから
2022年2月6日厳冬期の明神沢の滝Aはこちらから
2023年2月5日厳冬期の明神沢の滝Bはこちらから



明神沢の滝、早春
3月19日にこんな姿を見られるのは、
きっと珍しいことだと思う。
滝の両側が綺麗に凍っている。


下まで行って見上げる。
実はこのすぐ上を登山道が横切っている。
ってか、滝の上を渡るのだ。
雪割草のシーズンには渋滞する。



特徴的な斜めの岩盤を氷が覆う。
氷も斜めの階段だ。



もっとガチっと凍ったら、
かなり面白い造形になりそうだ。



やや下流から撮影。
斜めの岩盤がよく分かる。
が、雑木がうるさい。
この滝の全景を撮影するには
雑木の葉っぱな無い時以外ない。
2011/3/19  明神沢の滝、早春   新潟市
新潟の滝119で、宝川渓谷の滝たちの1つとして紹介した明神沢の滝だが、今回は1本の滝として紹介する。
と、いうのも、ちょっと珍しい姿を見ることができたからだ。
我々がこの季節に弥彦山に登るのは雪割草目当てなのだが、2011年はお彼岸の前に氷点下の冷え込みが2日ほど続いた。雪も降り、弥彦山は遠目に見ると真っ白になってしまっていたのだ。
これでは雪割草もまだまだ先かもしれない、と思いつつ、例年のとおり下見と称して宝川沿いを歩く弥彦山登山道田ノ浦コースに入った。
意外なことに、入ってすぐにキクザキイチゲなどが咲いていて、風も暖かく、雪は降ったけど草花はいつもどおりの咲き方なのかしらん、と思わせられた。
  
キクザキイチゲ。たくさん咲いていた。

  宝川の滝(仮)。相変わらず綺麗な水だ。
ほどなく、宝川の滝(仮)に到着。いつもどおり沢まで下りて滝にご挨拶してから、登山道を登って行く。冬の間まったく運動せずになまりきった体には緩やかな登りの道でもけっこうキツく感じられる。
やや行くと堰堤になるのだが、おやおや、風は暖かいのに、あの堰堤ったら、凍っているじゃないの。
  
分かりづらいだろうが、堰堤の氷。
冬枯れした雑木の向こう側の堰堤には見事なつららが貼りついていた。ここ数日の氷点下で凍った水が溶けていないのかしらん。
さらに歩いて行くと、沢の左岸のかなり高い位置には氷の壁のようなものも出来ていた。
  
これも分かりづらいだろうが、氷壁。
したたり落ちる水が谷を駆け抜ける風で冷やされて凍っているのだろう。
ものすごくアンバランスなものを見た感じだ。
登山道は沢の右岸を進むが、ちらほらと雪割草の葉っぱをみつけられるようになり、やがて気の早いものが咲き出しているのをみつけることができた。
こっちはもう春なのになぁ。
ちょっと目を転じると、氷の壁があるんだなぁ。
今回は雪割草が目的なので、最終地点は明神沢の滝ということにしていた。その滝が見える場所に来て、わあ、と声を上げることになった。
滝の両側が凍っている。
明神沢の滝が氷化粧しているのだ。
凍るんだ、この滝も。
今はもうお彼岸でその氷も半分くらいでしかないだろうが、厳冬期にはもう少しガッチリと凍っているのかもしれない。ただし、その時期にはスノーシューか何かを履かないと雪でここまで来られないとは思うけど。
珍しく氷点下の寒の戻りがあったために、我々は苦労なく凍る明神沢の滝を見ることができたのである。
雪もこの付近から多くなり、道を隠すようになってきていた。
ちょうど我々を追い越して行った登山者が昼食後に歩いていた我々にまた追いついて来て、8合目から先は雪で登山道が分からなくなっていて、登ることができなくなったので戻って来た、と言っていた。この滝から上はまだまだ真冬なのである。
さすがに寒いので、宝川の滝(仮)の少し上流まで戻り、昼食にした。
それからまた花を探して歩いて、気の早いカタクリやマンサクの花をみつけて、春と冬とを同時に味わうことができた。
  
  
  気の早いカタクリとユキワリソウ。
    
   マンサクとナニワズ。
交通
国道402号線沿いを日本海に沿って旧岩室村へと入る。新潟市方面から行くと観音様の立っている白岩とトンネルを通り過ぎて、海とは反対側の左側に田ノ浦温泉がある。少し手前から田ノ浦海岸の駐車場に入るように左折。駐車場のへりを通って、お店の角を左折。あとは川を右に見ながら坂を登って行く。
左手に休業中のレストラン、駐車場などがあるが、もう少し先まで進める。ロープで車止めしてある場所には数台の駐車スペースがある。
そこから先は「旧間瀬銅山道」を登って行く。
大きな堰堤までは比較的軽装でも行けるがそこから先は大岩などがごろごろする川を渡って滝前に出るので、それなりの装備が必要だ。
また、早春でないと草木が繁茂する道なので、見通しが悪い可能性が高い。



明神沢の滝、厳冬
流れが変わったがわの滝。
より登山道寄りに流れが変わっている。
ことさら寒いこの年の1月末でこの状態。
たぶん、凍らない滝だろう。



早春の滝のレポでは、こちらに水流があった。
斜めの岩盤は雪に埋もれて、
つららが重なっている。


こちらが位置関係。
本来なら手前のつららの部分に滝がある。
上まで登って水流の変わった原因を追究していないが、
きっと積雪のためだろうなぁ。



色の綺麗な小鳥もいた。
2012/1/29  明神沢の滝、厳冬   新潟市
と、いうことで、翌年の厳冬期に明神沢に行ってみた。
この冬はとても寒くて、この時期であればきっと凍っていると思ったのである。
もちろん、登山道の入り口まで自動車は入れないので、田ノ浦の駐車場に駐車。そこから徒歩である。
積雪は、例年よりも多くて、15センチほど。海岸なので、ここまで積雪しているのは本当に多いほうだ。歩き出して、閉鎖されているらしいレストランまで行き着くと、そこから先は本当に踏み跡だけになった。
しかし、幸いなことに、スノーシューで歩いた人がいるらしい。踏み跡は比較的広くしっかりとしている。まったくまっさらな雪の上を歩くよりも格段に楽である。
15分ほどかけて林道から登山道に入る場所まで来た。自動車ならあっという間なのになぁ。
    
スノーシューの人は弥彦山を目指すらしく、登山道のほうまで踏み跡が続いている。ありがたい。
雪のある時でなければ沢まで下りて、宝川の滝(仮)を見るのであるが、雪の中なのでやめておいた。上から見ると積雪でほとんど見えない。
  ほんの滝つぼしか見えない宝川の滝(仮)。

  倒木と雪を乗り越える。
登山道の入り口から20分ほどで堰堤に到着。
堰堤を越えると、積雪がドっと増えた感じがする。
  あっという間に積雪は20センチ以上。
スノーシューの人はまだまだ頑張って先に進んでいるので、我々は楽をさせてもらっている。しかし、堰堤から先はけっこう厳しい箇所もある登山道なので、スノーシューでどうやって登るのかしらん。と、心配したが、本当に頑張って岩を乗り越え、沢を渡って進んでいる。スパイク付き長靴の我々はその跡を追えばいいので本当に楽だ。
それにつけても、この登山道、やたらに獣の足跡が多い。
我々は冬の滝を見るために雪の上を歩くことを何回かしているのだが、これほど足跡の多い場所ははじめてだ。うさぎとおぼしき足跡がそれこそ無数にあちこちを駆け巡っている。なんとも豊かな感じのする風景だ。
堰堤から25分。いよいよ明神沢の滝が見えてきた。
あれれ、なんか違うぞ。
おや〜?流れが変わっているじゃないか。
期待している凍った姿ではなく、しかも、向かって左側のほうに流れが変わっている。
あの斜めに走っている岩盤はつららになっていて、雪が被さってちっとも目立たない。そこに水流はなく、左側に流れが変わっていた。その流れも、凍るでもなく雪の下でさらさら流れているし。
うーむ、この厳冬期にこれだけ流れがあるってことは、ここは氷瀑にはならないな。
滝は登山道からは少し離れた場所にあるので、滝を撮影するにはスノーシューの踏み跡から離れる必要がある。
仕方がない、雪のなかに身を投じる感じで踏み出して、滝前に行った。いや、ダンナだけがんばった。私は登山道から「気をつけてね〜」と見送っただけである。
ダンナが滝を撮影している間、スノーシューの人が明神沢の滝を巻く鎖場をどうやって行ったのか跡を追ってみたが、ほぼ壁の登りをスノーシューのままよじ登ってました。すごいです。
ちょっと残念だったが、確認はできた。
明神沢の滝は、凍りません。が、運がよければ冬の姿を見ることができる。
雪の中を歩きたい方、獣の足跡を見たい方にはオススメスポットかもしれない。

交通
冬の間は、林道は除雪しないので、田ノ浦海岸の駐車場に駐車。そこから徒歩で登って行く。
駐車場から条件がよい場合で(踏み跡が明確にある場合)1時間ちょっとで明神沢の滝に着く。
出発点は海岸なので、積雪はそれほどではないが、途中からかなり多くなるので注意が必要だ。



明神沢の滝、早春
現在の水流。
うーむ、珍しくもなんともない。



で、今まで落ちていた岩盤が右側。
一緒に撮影するとこんなもん。
うーむ、うーむ、右の岩盤に落ちていた時のほうが
綺麗だったのに〜。


かなり下流からも滝がよく見えるようになった。
と、いうことは、実はこちらの流れが
本来の流れだったのかも?




こちらは、明神沢の滝の向かい側の沢の滝。
むしろこっちのほうが立派に見える。




おまけですが、宝川渓谷のおそらく一番下流の滝。
駐車スペースから遊歩道に入ってすぐに
この滝が落ちている。
落差はないが、壺が広い。
今までは下草や雑木でよく見えなかった。
2015/3/8  明神沢の滝、早春2   新潟市
関東の方が雪割草と登山をかねて弥彦山に明神沢コースから登りたい、ということを聞いて、下見がてら登山予定の1週間前に行ってみることにした。
例年であれば、まだまだ雪割草には早いのだが、2015年は平地ではまったく雪が積もらずに春もかなり早めに訪れていたので、けっこう咲いているだろうと予想していた。
2011年の早春のレポを見ていただけば分かるのだが、実はあの凍った明神沢の滝は3月19日のものである。それより10日も早いのだが、今年はずっと暖かだった。

  ナニワズ。  ネコノメソウ。
  
  ちっちゃいユキワリソウ。咲き始めがたくさんありました。

  おお、カタクリまでもうつぼみだ。

宝川の滝(仮)もなんだか周りの苔の緑が濃い。今回は左岸から登ったので、土管から出る上段もよく見えた。
    

  

堰堤を超えると、期待していた雪割草もまだ咲き始めではあるがチラホラと見られ、いくらなんでも早いだろうというカタクリまで蕾の状態だった。きっとこの週のうちに咲いてしまうだろう。今年は本当に春が早い。
しばらくすると、上流のほうに滝が見えた。明神沢の滝ではあるが、あれ、あの滝ってば、こんなに下流から見えたっけか、というくらいよく見える。
近づくにつれ、げっと声を上げてしまった。
完全に流れが変わってしまっている。
実は、我々、2012年の厳冬に行って流れが変わっているのを確認しているはずなのに、すっかり忘れてしまっていた。と、いうより、厳冬期には右側の斜めの層になっている岩盤にも氷がついていて、わずかでも流れがあるんじゃないか、という感じだったのだか、今回見てみて、完全に右側の流れは無くなっているのが分かった。
うわ〜、つまんね〜。あの斜めの岩盤に沿って流れる水流が綺麗でなかなか珍しい滝だったというのに。これでは登山道わきの沢の流れでしかないではないか。
上流がどうなっているのか気になって登山道を登ってみたが、新しい鎖がとりつけられているものの、古い鎖が岩盤ごと落ちて滝の途中にぶら下がっているありさまなので、登るのをやめた。
たぶん、土砂かなにかが水流を変えたのだろう。
この宝川、注意深く見ていると、常に落石や崩落があることが分かる。こんなふうに流れが変わるのもよくあることなのかもしれない。
その宝川沿いの登山道は、気楽な山のような弥彦山の登山道とはいえ、とても危険を含んだ道なのだ。
    
  分かりづらいですが、滝を巻く登山道の様子。鎖は新しい。右は古い鎖がぶら下がっている様子なんだけど。

そんなこんなで、明神沢の滝が普通の登山道わきの滝になってしまったことをご報告します。しくしく。

 

明神沢の滝、厳冬
向かって右側の斜めの岩盤に
水流が戻ってきていた。
見上げてみた図。


ちょっと離れた場所からの
滝の全体像。
斜めの薄氷がポイントだ。


落ち口のアップ。


斜めに水が流れる。


氷は垂直にツララになる。


滝つぼ付近のうっすら氷。


滝つぼは浅いんですよ。


青空が広がってきた。



こちらは、向かって左側の流れ。
こっちにもちゃんと水流があった。



こちらは宝川の滝(仮)。
雪で川まで下りるのは危険だったので、
雑木の向こう側に見える姿で我慢だ。


宝川の滝(仮)の滝つぼ。


一番最後でぴょん、と跳ねているのが
キュートだ。

2022/2/6  明神沢の滝 厳冬2 新潟市
前に明神沢を訪れてから7年たっている。
その7年前では想像していなかったことが世界に起こってしまったので、普通であれば群馬や長野の氷瀑を見に行くこのころに県外に出られない事態になったのである。
新型コロナウィルス。よもやこいつが2020年から2年以上世界じゅうに蔓延するとは思っていなかった。第六波が年明けから襲い掛かり、蔓延防止重点措置というのが新潟県にも出され、不要不急の県境を跨いだ行動は自粛するように、ということになった。
雪に閉ざされる日本海側の冬に県外に出るな、というのは、滝好きには酷である。
なにせ、新潟には冬に見られる滝がほぼ無い。あらかたの滝が雪の向こう側に落ちている。
近づこうにも近づけないのである。
仕方ないので行ける滝に行く、せめて凍る滝はないかしら。
無い。
新潟には近づけて凍る滝なんてホントーに無い。
いや、無くはないか。
裏弥彦の明神沢の滝。
真冬なら凍っているかもしれない。
行くか。
そんなことで7年ぶりに行くことになったのだ。

    
  田ノ浦の駐車スペースに駐車。この時期、トイレは使えないので要注意。
  駐車場から宝川沿いの道路は自動車も通れるくらいの積雪だった。

    
  登山道に入ると、岸壁からツララが下がっている場所も。大きいツララだ。

    
  表参道の登山道わきには動物の足跡は無かったのだが、こちらは足跡だらけ。
  左の写真の足跡は何だろう。兎じゃなさそうだ。


  
  堰堤にたどり着く。堰堤にもたくさんのツララができている。

  
  川にも氷の造形ができている。

  
  少しずつ雪が多くなってきた。こんな岩をよじ登ったりする。

  
  自然の作り出す堰堤のような段差。

  
  これ、凍ったら綺麗だろうのにな。

  
  その上を通って行く。雪で滑ったら落ちるかな。

  
  落ちたら冷たそうだぞ。

  
  対岸に明神沢の滝が見えて来た。

  
  滝に近づくには、踏み跡をはずれて、雪の上を慎重に下りて行く。

    
  帰り道、ゆっくり色々眺めながら進む。

  
  シジュウカラや

  
  コゲラの姿を見ることができた。


さすがにこんな厳冬期にこのコースから登山する人はいないだろうと思っていたら、登山道口にある駐車スペースには2台の自動車が。
途中、堰堤で下山してくる若者が2人いた。
若者たちは、山頂まで行くんですかと聞いてきたので、滝までですと答えたら、「山頂付近はすごいですよ」とのこと。何がすごいのかと思いきや、「雪、こんなですよ」と太ももあたりを差した。
そっか、このコースの山頂付近はとんでもないのか。
行きませんよ。
さて、明神沢の滝だ。
これが、前に流れが変わってつまらない滝になった、と思っていたら、右側の斜めの岩盤の場所にも水流が戻ってきていた。
ので、斜めの氷がうっすらとついていて、今まで見たなかで一番凍っていた感じたった。
さすがにガッチリと氷瀑にはならないが、かなり手近に真冬の滝を見ることができた。
野鳥が豊富なのも分かったし、なかなかためになったコロナに閉ざされた冬の一日になった。



 

明神沢の滝、厳冬
爆弾低気圧とか、最強寒波とか来たわりに、
今年の2月は暖かい。
厳冬期でも、ほぼ凍っていない。




もう少し下流より撮影。
斜めの部分より下段も入れると
けっこうな落差の滝なのだ。




斜めの岩盤の真下に潜り込んで撮影。
右岸には氷がまだ残っている。




滝つぼ。



向かって左側に落ちている小滝。
こちら側に多く水が流れる時もある。


2023/2/5  明神沢の滝 厳冬3 新潟市
この前の週に新潟でも真冬日、しかもマイナス5度を記録するくらいの最強寒波がやって来た。
その時には雷岩の滝(仮)に行き、新潟でもアイスクライミングできる滝があるのだ、と初めて見ることができた。(その時のレポはこちら)
それから1週間。ごくごく近くで、しかも標高がやや高い明神沢の滝も凍っているんじゃないかな。
と、思って行ってみた。
いや、実はその一週間に土砂降りの雨あり晴天あり、と、滝が凍るにはちょっとコンディション的には悪かったので、期待はしていなかった。
期待しているといえば、草花の開花で、2月の初めでどれほどの進み具合なのかを見るのが目的でもある。
雪割草、というだけあって、雪があっても咲くだろう、と思われがちだが、厳冬期の積雪のもとではもちろん咲かない。雪を割って咲くのは残雪がある場合である。
この季節に期待できるのは、一番早く黄色い花を咲かすナニワズだ。
それを探しながら歩く。
雪は思ったよりも少ない。
道も凍ってもいない。
前回たくさん野鳥を見ることができたのだが、今日はチラホラ雪が降る天候のせいか、あまり姿を見ることができなかった。
堰堤を超えて、対岸に渡ると、山の斜面に氷のオブジェがはりついているのが見えた。
あの辺りにはなにか水源があるのかもしれない。
先週の最強寒波の時に凍って、まだとけていないんだろうか。
それにしてもナニワズ、ないなぁ。
かろうじてあと数日で咲きそうという感じのつぼみをみつけられたくらいだ。
そうこうしているうちに明神沢の滝に到着。
滝前に出るには、沢を渡って行くか、踏み跡のない雪をラッセルして行くかしか手がない。
ダンナは沢を渡って滝下に。
私はラッセルして滝の中段に出た。
ラッセルするのはいいのだが、この跡を登山道と勘違いして後続者が追ってしまったらマズいなぁと思う。
なにせ、田ノ浦コースは滝の横を登るのであって、滝前には立ち寄らない。
たまーに滝好きが道を逸れることがあるのだと分かって欲しいものだ。
さて、明神沢の滝。
きっと先週は凍っていたんだろうな、という感じだった。
でも、斜めの地層の岩盤に水がさわさわと伝い流れる姿は楚々として美しい。
これはこれで来てよかったと思う。
雪割草は葉っぱだけで、まだまだ眠りの中のようだった。

  

  
シジュウカラだろうか。この子しか撮影できなかった。

    
  
ナニワズはまだつぼみの状態。

  
  
登山道は荒れていて、倒木もあった。

  
  
堰堤の上流の雪の具合。

  
  
スパイク付き長靴が活躍する。




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