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八枚沢の滝(仮)
観光協会の方に確認したが、
名まえは無いそうだ。
ということで、沢の名前が仮称になった。
落差は7メートルあるかないか。
なかなかどうして、立派な滝である。


登山道は沢を渡って滝の前を通る。
ということで、正面の図。



これは、駐車場から下って
沢に下りるあたりで撮影した。
左岸に見えるコンクリートの階段が
登山道である。



滝つぼ。
弥彦は低山ではあるが、
意外に水が綺麗なのだ。



登山をする人と滝の距離はこんなもん。
よほど大雨にでもならない限り、
沢は登山の邪魔にはならない。
2009/3/8  八枚沢の滝(仮)(落差7M?) 弥彦村
この滝については、セフコの森さんのサイトで存在を知っていた。
だが、登山道脇の滝ということで、それほど期待はしていなかった。
せっかく雪割草の季節だし、花を見るついでに滝も見ましょうか、という程度だった。
弥彦山の八枚沢登山口は、観音寺温泉から弥彦スカイライン方面に進み途中で林道トンビ岩線に入って終点にある。
毎年冬場は弥彦スカイラインが冬季通行止めになるので、実は3月いっぱいは自動車では行くことができない。
だが、猿ケ馬場峠のガッチリしたゲートになるまでの道の途中にあるゲートは自動車1台分くらい開けてあって、自己責任で通ることができるようだ。
スカイラインから右に入って行く林道トンビ岩線はそれほど長くない。すぐに路肩に自動車が駐車してあって、おや?と思った。さらに自動車を進めると、10台くらい自動車が止まっている場所がある。まだ林道の終点ではないようだが。
ちょうど出発しようとしていた人がいたので、この先の駐車場はいっぱいだったかと聞いてみたら、いっぱいだと言う。だが、今、ちょうど帰ろうとしている人がいて、入れ替わりに自動車を入れることができた。
身支度をして出発する。
そこからどれほど歩くかと思われたが、ほんの10メートルも進まないで林道の終点の駐車スペースだった。
ここにも自動車は無理すれば15台くらいは駐車できそうだ。だが、やっぱりいっぱい。雪割草の季節だけなのか、それとも人気のコースなのかわからないが、自己責任でゲートを通り抜けた人たちがかなり多いということなる。
駐車場に行くと、すでに滝の水音が聞こえる。
登山道は滝の前を渡って進む。
ただし、滝の沢、八枚沢は、それほど大きな沢ではない。橋がなくても一跨ぎで渡れてしまう。
「八枚沢」という名前は、弥彦山を流れる沢を、神社に近いほうから番号を振り分け8番目ということで「八枚沢」となったと、弥彦観光協会の方から教えていただいた。滝自体には名まえは無いそうだが、この沢を昔は「鉢前」とも呼んでいたそうだ。
登山道が滝の前を横切っているおかげで滝のまん前に出ることができる。
落差は5メートル以上ありそうだが、10メートルは無いな、といった感じ。
ちょうど登山を終えて、滝の左岸にある階段から下って来た人が、その手すりにかけてあるブラシで登山靴の泥を落としていた。
なるほど、登山にも有効な滝だ。
登山道の入り口に滝つぼは深いので近寄らないようにと注意書きがあったが、今の季節は膝よりも下くらいの水深しかなさそうだった。だが、夏場であれば、水遊びがしたくなるくらいの滝つぼではある。
もしかしたら、汗になった登山者が滝に打たれよう、なんてこともあるのかもしれない。
さて、登山道はこの先二手に分かれて、一方は滝の上流を渡る。
どういうワケか滝の下流よりも幅が広くてやや深く、渡るのに途中にある飛び石を足場に上に渡されたロープにつかまって行かないと渡れない。まあ、水に落ちても足首が濡れる程度なんだけど。
  

こちらがわの登山道を登りはじめるとすぐに雪割草がチラホラと見える。
滝とちょっとだけ雪割草を楽しみたいのであれば、ロープを使って先に渡り、少し登るとよいだろう。
  
  
ちなみに、ガッツリ登ってもいいので、雪割草の群落を見たいのであれば、沢を渡らずに階段側のコース、「妻戸尾根」のコースに進むのがオススメ。
交通
県道2号「スカイライン入り口」信号から弥彦山へと入り、それほど自動車を進めずに半分開いているゲートになる。そこを通りぬけて、いくつかカーブを過ぎた右側に林道トンビ岩線がある。
舗装されているし、弥彦山登山道にある案内の茶色い杭が立てられていて、「八枚沢登山口」とあるので注意していれば見落とさないと思う。
万が一見落として、ものすごくガッチリしたゲートと、西生寺へ下って行く道の分岐(ただし西生寺へはコンクリートのブロックがデンデンデンと4つあって、通れないようになっている。けど、隙間から自動車でも侵入できる)まで行ってしまったら、完全に行きすぎだ。戻って、林道トンビ岩線を探そう。
林道に入って、自動車を進めると、突き当たりに自動車10台程度が駐車できる駐車スペースがある。シーズンにはこの駐車スペースがすぐに一杯になるので、やや下流にある路肩に駐車する。
  


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