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赤岩不動滝
お手軽でなおかつ、けっこう美しい。
ただし、水の少ない時期もあるらしく、
これほど綺麗に流れているのは、
むしろラッキーかも。


大きさ比較。
手前の小屋がバス停。
路駐しているのは、我が家の自動車。
この感じだと、落差15Mもないかも。


全体のたたずまい。
手前の蘭っぽい植え込みが
民家の庭を彷彿とさせてしまう。


滝つぼ。
これまた、コンクリートで固められて、
ここで金魚でも飼っているのかも、
といった雰囲気だ。


でも、見上げると、なかなか綺麗な
分岐のしかたをしている滝なのだ。




関の大滝
大爆発状態である。
ものすごい勢いで濁流が落ちていた。
見下ろす形なのでよくわからないが、
落差は一番下段だけで20M以上ありそうだ。


よく見ると、ほんのちょっと上流に
もう一段滝がある。
木々の葉っぱの奥にチラっと見える。


綺麗なのが下から二段目。
ストンと角度を変えて落ちているが、
岩盤からかなり離れて滝つぼに行く。
離れた奥が真っ暗で、
かなり神秘的だ。


滝つぼ。
浅いらしい。
が、水の勢いが強すぎてさっぱり分からない。
滝つぼは、道の端からは見えない。
岩に登って見ないとわからない。




岩谷口の滝
ちょっと挨拶だけの滝のはずが、
ワンフレームでは納まりきれない近さなので、
合成したため、大きな写真だ。
水量が多く、途中で二条になっている。


集落がわから見たら、
水が噴出しているように見えた。


滝つぼ。
それでも、この沢の水はまだ赤くなっていない。
どの沢もまっ茶色の水の濁流になっていた。


ゴウゴウと噴出す落ち口。

2009/7/19  赤岩不動滝(落差15M?)
             関の大滝(落差20M?) 
             岩谷口の滝(落差30M) 他 佐渡市

冒頭で言っておこう。今回の佐渡の滝めぐりは、惨敗に終わった。
とりあえず、関の大滝を紹介できるので、レポートとしては成立するのであるが、その関の大滝にしても、通常の状態の滝ではない。決して、いつ行ってもこの水量この水の色の滝だと思わないでほしい。もうちょっと風光明媚であるはずだ。

さて、今回佐渡に行くことにしたのは、「本土発乗用車往復運賃特別割引」というのが5月末から7月末の週末に実施されていたからだ。通常であれば乗用車の運搬料は30000円前後する。(季節、サイズによるので、詳しくは佐渡汽船のHPで見てください。)それが、なんと往復2000円で運んでくれるというのである。もちろん、人を運ぶ料金は別なので、そっちは通常の料金がかかるが、それでも我が家の例で言えば12000円でおつりが来るフェリー代になる。おお、これは行かずにどうしよう。
そんなこんなで、佐渡汽船、もしくは佐渡観光協会の罠に見事にハマって、佐渡行きを決めたのだった。
さりとて、この3連休のいい時期にフェリーのチケットを取ることが難しかった。5月25日の時点で両津往復のいい時間帯はすでにいっぱい。もともと日帰りにするつもりなので、朝早く到着、夕方以降に出発する便でなければならない。あれこれ思案して、地元新潟の強みを発揮、直江津発の早朝の便のチケットを取ることにした。帰りは、3連休のなか日に、夕方の両津発が取れた。

そんなこんなで、7月19日、前日から雨だったのが、朝もやっぱり雨がちだった。家を5時に出発して、6時過ぎには直江津港に到着。早いほうだと思ったら、ものすごくたくさん自動車が並んでいた。ちょっと面倒な手続きをして(車検証などが要るのだ)それほど待たずに乗船できた。
佐渡の滝めぐりは3回目である。フェリーの二等室に乗るにあたって、必要なものはだいたいわかっている。毛布と枕だ(笑) 貸し毛布もあるのだが、1枚100円かかる。どうせ自動車で行くので、荷物がかさばってもかまわない。と、いうワケで、タオルケット2枚と枕用のバスタオルを持参。出港前からさっさと寝転がって、場所を確保した。
途中で起きるつもりだったのだが、起床が早かったのですっかり寝入ってしまった。が、寝入ってよかった。実は海が大荒れで、船がものすごく揺れていたのである。
到着40分ほど前に起き上がり、トイレに行こうとして、あまりの揺れに歩けなかったほどなのだ。戻って来てからも、座っていると気持ち悪くてしかたない。横になり続けた。
9時40分、小木港に到着。10時前には港を出ていた。
この時点では、空は比較的明るく、雲と雲の間に青空さえ見えていた。前線の通過時に雨が降るという予報だったが、午後からは格段に降水確率が低くなっているので、早めに前線が通過してくれたのか、と思ったくらいである。
とりあえず、行きがけの駄賃と考えていた、赤岩不動滝に行くことにした。

赤岩不動滝
佐渡一周線を右手に海を見ながら進んで行くと、野崎トンネルというトンネルを越えて赤岩集落になる。左側の岩盤を見ていると、はっきり滝がわかるので、見落とすことはないと思う。赤岩バス停の裏で、バス停の前には名前のついた杭もくっきりとある。
なかなか立派な滝なのだが、ものすごくカラフルなお供えの花があったり、滝つぼが整備されていたりして、まるで民家のお庭にある滝みたいに見えてしまった。

今回はかなりたくさん滝を見てまわる予定なので、手早く撮影した後自動車をターンさせて、次の滝を目指す。次は、西三川ゴールドパークのさらに奥にある雄滝、雌滝である。
ところが、国道350号に復帰したあたりから雨が降り出し、かなり強くなってきた。さっきまでの明るい空はどこへ行ったやら、ほとんど土砂降りになる。
それでも砂金取り体験のゴールドパークを通り過ぎ、西三川川を横にみながら道を進んでいったが、行けども行けども、河口より3キロにあるはずの標識が無い。しかも雨はバケツをひっくり返したように激しくなっている。道は細いし、だんだん川みたいになってくるし。よしんば滝の標識をみつけられたとしても、川に入るわけにはいかない状況だった。Uターンして、また注意深く標識を探しながら戻ったが、ついに見つけることができなかった。
かなり打ちひしがれつつ、次の滝を目指す。なにせ、この2本は楽に見られると思っていたのである。
次は、本日のメインイベントと考えていた、大佐渡スカイラインの近くにある滝たちだった。自己責任で行動しなければならない滝も含むので、ちょっと名まえは伏せますが、一方は、林道に入ってしばらくしたらくぼ地になっていて、今まさにそのくぼ地が池になる手前だった。四方八方から水がなだれ込み、木々の下の草が水に隠れつつある。もうしばらくしたら間違いなく道は水没して、もし突破して行ってしまったら戻れなくなる可能性が高い。なにせ、雨は降り続いていたのである。ここもやむなく撤退。もう一方も、林道がすでに水没。ここは強行突破してみたが、思っていたより水が深く、ヤバい状態だった。ただ、それ以上深くはならない様子だったので先に進んでみたら、土砂崩れ直前のような落石があったり、斜度のきつい林道が滝みたいな水の流れのなかにあったりして、これ以上先に進んだら遭難の恐れがあった。離島で遭難したくない。ここも撤退。
トイレに行きたくなったので、お土産屋さんのあるはずの大佐渡スカイラインの途中にある白雲台まで行ってみたら、なんとそのお土産屋さんが跡形も無くなっていて、敷地だけになっていた。新しくするか何なのか。トイレはかろうじて工事関係者も使う仮設トイレがあった。
ところが、ここは暴風雨である。バケツをひっくりかえしたという表現以上の雨が暴風によって右からも左からも吹いている。たった5メートルが歩けない。でも、トイレも逼迫した状態だ。意を決してトイレに行って、戻ってきたら、全身びっしょりだった。しくしく。
とんでもない天候になってしまった。
これからの予定を組みたてなおさなければ。
まず、大佐渡スカイラインを進んで相川方面に行くか、金井に戻るか。金井に戻るとしたら、今回は回るつもりがなかった新穂や畑野の滝を見ることになる。が、資料を調べていない。相川に行くとしたら、外海府の滝を回ることになる。
ただ、大佐渡スカイラインの先には、乙和池というのがある。これは、浮島のある池で、ちょっと見てみたいと思っていた池だ。雨だろうと池くらいは見られるんじゃなかろうか。
ということで、よせばいいのに相川に向かって進むことにした。
予想どおり、とんでもない行程になった。暴風雨なのに霧なのだ。つまり、荒れ狂う雲の中に入ってしまったのである。センターラインの破線の3つ先が霧で見えない状態で、時速30キロも出せずに、ぐねぐねと曲がる道を走ることになった。
見たかった乙和池も曲がり角は見つけたのだが、その先も真っ白。行き着いても池さえ見えない状態だろうし、暴風雨。諦めざるを得なかった。
いったいどれだけの滝と眺望を諦めたのやら。完全に戦闘意欲を失ってしまった。
なんとか、佐渡一周線にたどり着いたのは、すでに正午もかなり回った頃だった。尖閣湾のお土産屋で昼食。なんと、尖閣湾の観光船も本日は欠航の札が出ていた。とほほ。
佐渡一周線を次の目標である関の大滝に向かって北上する。
外海府には他にもいくつも滝があるのだが、案内の無い滝を探す気力がなくなっていた。
が、さすがに今回の佐渡の滝めぐりで赤岩不動滝というわけにもいかない。大佐渡スカイライン周辺の滝の次に見たかった関の大滝は、はずすわけにはいかないのだ。
戸中のバス停のそばにある滝は大爆発状態だったが、雨のためパス。
途中、ものすごい豪雨でできた雨後の滝かもしれない滝を遠方に発見。とりあえず写真だけ撮影。
きっと普通の時は大人しい流れか、もしくは、まったく無いのかもしれない。
雨に祟られ、すっかり投げやりな気分で、関の集落に到着した。

   
  背後に高い山がないので、これは本当に雨後のみの滝と思うが、かなりの落差の滝。
  相川から弾崎に向かって佐渡一周線を走ると、大倉トンネルと禿の高トンネルという2つのトンネルを連続して通るが、大倉トンネルの手前の田んぼの向こう側だ。
   
  こちらは、禿の高トンネルのすぐ手前。おそらく普段はチョロチョロの沢だと思う。

関の大滝
佐渡一周線から関の集落に入って行くと、海府荘という下の写真のような建物があるので、その脇の道に入って行く。(カーブミラーの向かいがわの道だ) 一瞬道に見えないのだがちゃんと林道なので大丈夫。入り口では川は左手だが、すぐに右手になる。
そのまま林道を進んで行くと、右手の川がかなり下になり道が高くなる。注意していると下の写真のようなコンクリートの祠がある。こちらがわは裏なので、ちょっと見、ただの小さい箱に見える。その下に関の不動滝が落ちている。自動車はもう少し走ると回転できるスペースがある。ここに駐車してもよい。
林道は細く、すれ違いが困難で、落石の危険もあるので、十分に注意すること。
また、滝を見るにあたって、道の下は崖になっている。フェンスなどは一切ないので、撮影に夢中になって滑落しないように。
我々が行った時には、雨が小止みになっていたが、風が強かった。滝を見通せるポイントを探してウロウロしていたら、風に煽られて落ちそうになった。ものすごく怖かった。
道からは、夏場ということもあって、木々や草で滝はよく見えなかった。上から下まで見通せるポイントを探して、祠よりやや下流にある、ちょっと高くなっている岩に踏み跡があるのを見つけた。これを登ると、みごとに滝が見通せる。
だが、やはりつかまるものもないので、とても危険である。とにかく落ちないようにだけ気をつけてほしい。
滝は想像以上に素晴らしかった。
この滝を見たから、今までの滝見つけられなくても諦められるか、と思えたほどだ。
ただ、やはり今日の雨を受けて、水の色がコーヒー牛乳色をしていたし、水量もきっといつもの倍以上だったのだと思う。
佐渡の山がいかに急峻で、水を一気に海に落とすか、突きつけられたような気がした。
   
  海府荘の手前の林道に入って行くと、堰堤があり、その前を横切ってさらに登る形になる。
 四角いのが祠。腰くらいの小ささだったと思う。このすぐ下が滝。

佐渡一周線に戻り、次の滝を目指す。次は内海府に行き、法力和光滝である。この滝も標識があるというので、それほど見つけるのは難しくないと思っていた。
その前に、イヤでも前を通る岩谷口の滝にご挨拶。
どわわわわ、滝が膨れ上がっていた。
前に来た時には、二条に分かれて落ちてはいなかった滝が、右側にも流れを作ってドウドウと音を立てて落ちている。
ここでも今日の雨量のすさまじさを見せ付けられた。
そういえば、綺麗なはずの外海府の海は、白い波を立てていて、河口という河口、全てが赤茶色になっていた。海が赤くなっていたら、そこには川があるのだと思っていいくらいだった。
ただ、大ザレの滝の落ちている海府大橋は、なぜか橋を写真撮影している観光客などがいて、立ち寄れなかったため、大ザレの滝の水量は確認できなかった。
途中、トビシマカンゾウの群生で有名な大野亀で休憩。トビシマカンゾウはすでに終わっていたが、佐渡一周線沿いの斜面にはイワユリと呼ばれるスカシユリが時折咲いていて、ツリガネニンジンやナデシコなども普通に咲いて、まるで民家の庭のようになっている場所もあった。(野生です、念のため)
弾崎をぐるりとまわり、内海府に入ると、さっきまでの大雨が嘘の様に晴れ間まで見えてきた。だが、首を上にめぐらせて山の頂を見ると重い雲に覆われている。次の法力和光滝があの雲の下でなければいいのだけれど。

目印の馬首小学校のフェンスにきっちり大滝と書かれていたので、法力和光滝に入る林道のはすぐにわかった。左手に和木川を見ながら自動車を進めて行く。田んぼの間を通って、すぐに山っぽくなった。入り口から650メートルに標識があるはずなのだが、どんなに林道を登っても標識どころか入られそうな場所もない。
仕方がないのでUターンして、田んぼにいたお年寄りに尋ねてみた。すると、ずっと上のほうに行かなければならないと言う。ここから800メートルくらい上だと言う。
お年寄りも行ったことがあるらしいし、ちゃんと右側に標識があるから、と教えてくれた。やっぱりあるんだ、標識。右側と分かっただけでも有難い。田んぼでは川は左側で、少し上に行くと堰堤の前で橋になり、川は右側になるのである。その先、ということだ。
だが、しかし、やっぱり登れど登れど標識はなかった。折れて倒れているのかもしれないと目をこらしたが、無かった。Uターンした場所よりも上に行くと、また田んぼが現れた。その先まで進むが、今度はだいぶ川から離れて、高度が増すばかりだ。これでは、もし滝があったとしても、かなり下る必要がある。しかも、800メートルなんて、だいぶ越してしまったし。
どうにもわけがわからずに、戻ることにした。高度が上がると、雨が降り出したのだ。
途中、ここかもしれない、という場所で標識を探したが何もなく、ちょっとわき道の田んぼに入ってみたが、滝に通じるらしい踏み跡すらもなかった。
なんとも消化不良に終わってしまった。
入り口に「御滝」とあり、途中で人に聞いて、この上にあると教えてもらったにもかかわらず、ついに見つけられなかったのである。
 こんなにはっきり書いてあるのに〜。
最初の雄滝、雌滝、大佐渡スカイラインの近くの4本、この法力和光滝と、ついにこの日7本目の挫折である。なんつうこっちゃ〜。
このまま終わったら本当に何しに佐渡に来たんだやら、ということになるが、タイムリミットだった。これから新穂に行って新穂ダムのあたりにある滝を探すには時間が無い。だって、夕食も食べたいし、風呂にも入りたいし。
結局飯と風呂を優先させた。
しかし、今回の佐渡、ホントーにハズレだった。夕食の回転寿司は、さすがに佐渡というだけあって、おいしかったのだが、ここに入ろうと思ってチョイスしておいた温泉がなんと4月で閉鎖されていたのである。他に調べていなかったし、ナビに入っている温泉は、前回入った温泉だったのだが、選んでいる余地がないくらいフェリーの時間が迫っていた。
結局新穂の温泉に入って、慌ててフェリー乗り場に。ほとんど最後のほうに並んで、自動車を降りずに乗ったまま5分で乗船になってしまった。

帰りのフェリーは県外ナンバーの自動車で一杯だった。さすが、割引効果である。自動車運搬に加えて、高速道路が1000円ならば、県外から佐渡にも行きやすいだろう。
混雑はしていたが、横になるスペースは確保。天候は安定しているので揺れないと思いきや、やっぱり湾の外に出たらかなり揺れた。
それでも定刻よりやや早く新潟港に到着。午後10時には港を出ることができた。
それにしても、自然のすさまじさを感じた旅だった。
林道のくぼ地が見る見る池になる様を見た時には、生命の危険さえ感じた。
たとえ、この時滝を見なかった後悔があったとしても、もし進んでいて帰りつけなかったり、土砂崩れに巻き込まれでもしたりしたら、そっちのほうが後悔としては取り返しのつかないものである。
滝は逃げないし、そのうちまた佐渡汽船が割引運賃してくれるだろうし。
これでまた佐渡に行く理由ができたと思えばいい。
だが、できるなら、もう梅雨時はやめておきたい。天気の安定したときがいいなぁ。
交通
本文中を参考にしてください。
さすがに花の島、佐渡である。有名なトビシマカンゾウはもう終わっていたが、島内のあちこちで花を見ることができた。
       
  
こちらではイワユリとも呼ばれるスカシユリ、ツリガネニンジン、クガイソウの仲間が海を見て咲いている。
    

  ナデシコは滝を見下ろす祠の周りをはじめ、大佐渡じゅうでゆれていて、林道にはコオニユリやクルマユリが咲いていた。
  他にもアジサイは本当にあちこちに咲いていたしヤブカンゾウなども見ることができた。


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