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香澄の滝
あいにくの直射日光のコントラストになった。
岩盤の赤黒く光った感じがわかるだろうか。
落差は多く見積もって15メートルくらいだ。


大きさ比較。
ダンナはほぼ滝つぼにいる。



大きさ比較2。
赤丸の中に、女性が立っている。
こちらは、堰堤の上から撮影。
手前にオタカラコウの黄色い花が
あるのが分かるかなぁ。



落ち口。
こちらは水量の多いがわの落ち口。



上の落ち口の写真の日陰になっている部分に
もう一つの流れがある。
上の写真よりズームで撮影しているので、
比較にはならないが、
どうも別沢なんじゃないかと思う。
大きさ比較写真で、
滝の左側にも濡れた部分があるが、
それがこちら側の沢の水だ。



滝つぼ。
ってか、滝つぼは無い。
すぐに水流になる。



石器みたいにエッジの効いたデコボコの岩盤。
それに当たって分岐する水流は
とても綺麗だ。



滝の周りには、
いたるところにダイモンジソウが咲いていた。



左下にオタカラコウを入れてみました。
でも、もう花の時期は終わっていて、
これより下の部分は枯れていたのよね〜。



用水沿いの道には、
たくさんのダイモンジソウと、
アケボノソウも咲いていた。



こちらは、笹ヶ峰高原で見た紅葉。
山はすっかり秋だ。
2009/10/4  香澄の滝(かすみのたき)(落差15M?) 妙高市
あまりにも素晴らしく晴れ上がった日曜日、ただ家事に費やすだけがもったいなくなって出かけてしまった。
こんなによく晴れている10月はじめ、どこか紅葉している場所はないだろうか。せっかくだから、まだ見ていない滝はないだろうか。
実は、ある。
妙高市にお手軽でまだ行ったことのない滝があるのである。
香澄の滝といい、赤倉観光ホテルの管理する土地の中にあるので、一般には知られていない滝だった。それが昨年の秋、ホテルが遊歩道を整備して、だれでも手軽に見られるようになったのである。
そのニュースを知ったのが、秋だったものだから、冬になって訪れる機会を失った。春の遅い妙高高原なので雪どけまでムリと、他のことに目をとられているうちに、すっかり1年たってしまったのである。
平地ではまだ秋も初めで、紅葉も始まってはいないが、妙高高原なら標高も高いので木々も色づいていることだろう。そう予測して、高速道路で妙高高原まで走った。
まずは赤倉観光ホテルを目指す。
今回はナビに全面的に案内してもらったので、インターからの道順はイマイチよく分からないのだが(←こらこら)ゴルフ場の赤倉GCを目指すか、もしくは、妙高山登山に利用される妙高山スカイケーブルの乗り口を目指すとよい。
赤倉GCの前を通り過ぎ、スカイケーブルのある場所で左折する。
右頭上にスカイケーブルを見上げながら、駐車場の真ん中みたいな道を走り、やがてちょっとだけ山道を登る。すると突き当たりに赤倉観光ホテルがある。
駐車場はホテルより一段高い場所にある。
実は、ホテルの人に香澄の滝を取材したい旨を告げて行くつもりでいたのだが、ちょうど我々が着いた時は午前10時前で、宿泊客がバスに乗り込んだり、あるいは出発前の散策を楽しんだりしている時間だった。それにまぎれる形で遊歩道まで行ってしまった。
遊歩道の場所は予め赤倉観光ホテルのHPで調べてプリントアウトしてある。
ホテルの玄関を背にして立つと、左前方に赤いアンツーカーで舗装された小道が見える。それが香澄の滝への道だ。まずは、玄関のすぐ前にある案内に従って芝生の中に入ってしまい、見えていた小道に乗る。そして、ホテルを背に坂道を登る感じで進んで行く。
  
ホテルの前に遊歩道の案内板がある。

    
アンツーカー舗装の道を行く。

  
前方に見えているのは、多分、赤倉山と妙高山。
この舗装された小道もけっこうな坂道で、意外にきつい。やがて緑の濃い木立のなかに道が吸い込まれて行く。途中にワサビ畑があり、そこにも利用されている湧き水が飲めるようになっていた。
  
ワサビ田の湧き水。
湧き水からちょっと行くと、山の神になる。この脇をぬけて遊歩道は続いている。ここから先はやや広い緩やかな登りの登山道といった感じで、落ち葉を踏みながら歩いて行く。
    
  
山の神を通り過ぎて、落ち葉の道を歩く。
赤倉観光ホテルの敷地ということは、スキー場の中、ということで、途中にリフトなどが見える場所もある。ゲレンデ整備のための道らしいものがつけられている。
こんな分岐にはきちんと案内がされているので、迷うことはない。
    
  
スキー場の整備のための道と交差。それを過ぎると、また落ち葉の道。

  
そして、ロープが設置してある急降下の道になる。
15分ほど歩くと、道は急降下になる。地図に急な坂道、とあったので、てっきり登るのかと思っていたら、下る道だった。こりゃすごい。今までの穏やかな感じから、一転してかなりの坂道である。ロープがつけられているのだが、雨後などの滑りやすい時は、このロープは大活躍しそうである。
慎重に下って3分ほどで突き当たり、案内に従って右に行く。左にも道が分かれていて、こちらは帰りに利用するつもりでいた用水沿いの道らしい。
1分ほど歩くと、前方に滝が見えてきた。
滝の手前に堰堤があり、妙に人工っぽい雰囲気があるが、その低い堰堤を超えると滝前だ。
    
  
分岐には、必ず上写真のような案内があるので、安心だ。前方に滝と堰堤が見える。
赤黒く輝いた岩盤を持つ、綺麗な分岐瀑だ。
エッジの効いたデコボコの岩盤がとにかく綺麗である。それに当たって紋様を描く白い水流もまた美しい。
ただ、午前10時の太陽はちょうど滝に斜めに日陰を作ってしまって、あまりいい条件ではなかった。この分岐瀑であれば、上手い太陽の角度なら虹が見られるはずなんだが。
よくよく見ると、向かって左側からも水流が少しだが落ちていて、雪解け時期などは2つの流れが合流してかなり激しく落ちると推測された。
さらに左側に目を転じると、岩盤が赤茶色に変色している。
どうも温泉成分を含んだ水が染み出ているらしい。ニオイなどは特にしなかったが、その赤い場所を好んでダイモンジソウが沢山咲いていた。
  
滝の左岸の赤茶けた岩盤。水が染み出ている。
ところで、この滝の面白いのは、実は滝前にある。堰堤から滝まで、少しだけ広場になっていて、ベンチなども設置してあるのだが、その場所にオタカラコウがスックと立っているのである。10本近く黄色い花を咲かせていたのだろうか。我々が行った時はすでに花の時期は終わっていて、先っぽにちょっとだけ咲いているだけだったのだが、花のいい時期に行けばオタカラコウと滝のツーショットが撮影できる。
さて、帰り道は、あのキツい下り坂を逆に行くのだから、かなりキツい登りになるだろう。
でも、道を違えて用水沿いを行くわけなので、それほど登らないで済むかしらん。
と、いうことで、分岐からは坂道ではない用水沿いの道を歩く。
これが、ものすごく楽な道だった。
滝からの流れを用水路にしたらしく、時々コンクリートで蓋をされている用水の上を歩く。用水なので急坂はなく、ほぼ平地を歩く感じである。
用水の上に蓋がない場所は、平行して遊歩道があり、用水沿いに咲いているダイモンジソウを愛でながら歩くことができる。
    
  
用水沿いの道。綺麗な水の流れとダイモンジソウに癒される。
ゆっくり歩いて17分ほどで用水の上を橋が渡されていて、それを渡ると、ポンと赤倉観光ホテルの前に出た。
  
この橋を渡ると、もうホテルの敷地内。

  
赤倉観光ホテルはこんな感じの建物です。
この道を行きにも利用すれば、足腰に不安がある人でも楽に香澄の滝を見ることができる。
いずれにせよ、遊歩道はよく整備されていて、高原の森を散策する気分が充分に味わえる道だった。整備した赤倉観光ホテルさん、ありがとう。
交通
最寄ICは、上信越自動車道妙高高原IC。
国道18号に出て、やや新井方面に戻り、県道39号で赤倉温泉を目指す。
左手に赤倉GCを過ぎると、すぐにスカイケーブルの乗り場になる。ここを左折。坂道を少し登ると突き当たりに赤倉観光ホテルがある。ここの駐車場に自動車を入れて、遊歩道で香澄の滝に行く。
香澄の滝までは、山の神経由だとやや急な下り坂を含んで、徒歩20分かからない。
用水沿いの道を行けばほとんど坂道はなく、やはり20分かからずに滝前に行ける。
ところで、せっかく妙高に行ったので、笹ヶ峰方面にも足を伸ばしてみた。
  
笹ヶ峰グリーンハウスから見る、妙高山の外輪山である三田原山。山頂付近が紅葉している。
実は、ヒコサの滝あたりに無名ではあるが滝があると山地図で知っていたので、それを探してみようと思ったのである。
で、いつも笹ヶ峰に来たらここで昼食をとる、県民の森の笹ケ峰グリーンハウスの近くでお昼を食べてから、ヒコサの滝の遊歩道へ。遊歩道の入り口を過ぎると、真川を渡る橋で、この真川に合流する沢に滝があるらしい。
橋のたもとにはたくさん自動車が止められていて、山菜採りやらトレッキングやら賑わっているらしい。ちょうど上手い具合に1台空きがあったので、そこに自動車を入れて、真川の右岸についている道を歩き出す。
工事中らしく、道は重機でならしたような感じになっていて、ややすると大きな堰堤に出た。これを巻いて行く道も重機によってつけられていたので、そっちに進むと、なにやらガサガサっという音が頭上でする。山の中のこと、山菜でも探している人がいるのかしらん。
さらに進むと、犬とも鳥ともつかない、ワンワンと言った声がそのガサガサしたほうから聞こえ、振り返るとでっかいサルが木の上にいた。げげ、数頭いる。
このまま道が森の中に入り込んでいるのだが、そっちに行ったら間違いなくサルの群れに囲まれる。
あのワンワンと言ったかんじの声はサルの警告音なのだろう。
こりゃヤバい。退散する以外に手はなかった。
見に行くつもりだった滝が見られなくなってしまって、多少不完全燃焼気味だったので、秋なら水も少ないだろうから、ヒコサの滝の沢を遡上してみて、あわよくば滝を下から眺めてみよう、ということになった。
こちらも工事中だが、日曜日なので休工中だ。
ヒコサの滝の遊歩道からはずれて、工事現場のど真ん中を通って、ヒコサの滝の沢を左岸から上って行く。すぐに工事中の堰堤に出たが、それほど高いものでないので、楽に越えられた。
  
ヒコサの滝の沢を遡る。
長靴を履いて行ったので、右に左に渡りながら上流を目指すが、ついに行けなくなってしまった。
小滝が前を阻んでいる。
実は、川を渡って少しだけ岩盤をよじ登ればまだ遡行できたのだが、私の体力が尽きていた。足は濡れても仕方がないと思ったのだが、予想よりも水量が多くて、おそらくその水量に足をすくわれてしまうだろうと思われた。転んでしまったら、カメラと携帯がダメになるのが痛い。
ダンナだけ川を渡って偵察に行ったが、滝の上流で大きくカーブしていて、その先の様子は分からないという答えだった。
  
我々の前進を阻んだ小滝。落差は5メートルくらい?

    
  
私が立ち往生した位置から撮影するとこんな感じ。右写真は赤丸にダンナが立っている。
ヒコサの滝を下から見るつもりであれば、今日のように何かのついでではなくて、そのためだけに覚悟を決めて来なくてはいけない。と、いうことで、今日は諦めた。
ますます不完全燃焼がつのる。
仕方がないので、帰り道でもある苗名滝に立ち寄った。
うーむ、百選の滝がもしものときの保険とは贅沢な話である。
ちょっと期待していたエンピツ苗名(秋は上流で放水していないと、極端に細くてエンピツなみになる)は見られずに、意外にもいつもより水量が多いかもしれないくらいだった。
  
紅葉一歩手前の苗名滝。

  
滝自体は水量は春ほどではないのだが、滝つぼの水量が増していた。茶色い水だった。
苗名滝では定番の遊歩道の入り口でソフトクリームを食べて、とりあえず今日の滝めぐりは終了である。
どちらかといえば、滝めぐりよりは秋めぐりだったので、綺麗な青空と綺麗な山々を見ることができた一日は満足することができた。


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