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高谷大滝
またの名を弁慶滝。
なぜ名まえが2つあるのか、
なぜ弁慶滝なのかは不明。


大きさ比較。
見ての通り、意外と大きい。
私は岩盤に触れられる位置に
立っている。



岩盤のアップ。
一応、水は流れているのよ。



見える範囲からさらに上があると
分かると思う。


2011/6/4  高谷大滝(弁慶滝)(落差10M?) 上越市
  新潟の名まえのある滝で行っていないのは、高い山にある滝か山奥すぎて素人には近づけない滝くらいだろうな、と思っていたのだが、この春、わがHPによく来てくださるキリンボーイさんから上越市牧区に滝があると教えていただいた。
しかも、高谷大滝、などという立派な名前がある滝だ。これはぜひ行ってみなくては。
と、いうことで、登山ついでに牧区に行くことにした。
さて、実は詳しい場所はよくわからなかったのだか、国道405号沿いにあるというし、高谷というのは地名とのことなので、行けばわかると、自動車を走らせた。
本当に国道沿いだった。
高谷の集落を過ぎると、国道はいきなり細くなって、山の中に突入する。が、それほど走ることなく、右手に看板が見えた。
「景勝高谷大滝」、とあり、その下に「弁慶滝」と書かれている。いったいどちらか本当の名まえなのか分からないが、どっちも看板として出ているのだから、ちゃんとした名まえなのだろう。

  

それにしても、滝はどこ?
と、書かざるを得ないくらい、滝は目立たなかった。
緑の中に岩盤が露出している場所があって、わずかに濡れている程度である。
つまり、この季節はシミのような滝でしかないのである。
落差は、ある。とりあえず、見える範囲の岩盤だけで7,8メートルはあるだろう。その上の緑に隠れている部分もいれれば、間違いなく10メートル以上にはなりそうである。
雪解け時期とか、雨後とかであれば、それなりに見栄えはするとは思う。
だが、滝つぼはごく浅かったので、そんなに水量が増えることもないと予想できる。
すぐ手前の国道の下を土管でくぐって、水はさらに谷になっている向かい側に落ちて行く。もしかしたら、道路ができる前はそのまま谷に直行する大きな滝だったのかもしれない。今では想像も難しいのだが。
季節が梅雨の手前ということで、滝前のシロツメクサにウスバシロチョウが舞っていたのだけが印象的だった。

  


交通
高谷大滝(弁慶滝) 最寄ICは、北陸自動車道上越IC。国道18号線に出て、妙高方向に進む。鴨島交差点で国道405号に入り、牧区を目指す。とにかく国道405号をはずれないように進む。高谷集落をぬけると、道は極端に細くなり、また路肩が崩落している箇所もあったりするので通行には注意が必要だ。
しかし、高谷集落からさほど走らずに、右手に看板があるので、見落とすことはまずない。
  こんな感じで看板がある。
自動車は看板を少しだけ通り越すと左側にやや広いスペースがあるので、そこにとめられる。
が、わざわざこの滝のために行くまでもない滝なので、何かのついでにどうぞ。


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