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もみじの滝
えーと、滝です。
岩でも壁でもありません。
悲しいかな、8月は水がすくなかった。
さて、エコセンターの人が教えてくれた
この滝の名前の由来なのだが、
紅葉の映える滝という意味ではなく、
もみじの葉っぱに形が似ているから
だそうだ。
そんな水流のある時を見てみたい。



手前に遊歩道の延長の橋が横切っている。
水がある時なら、直に流れを感じられるだろう。



大きさ比較。
遊歩道はダンナの向いている方向に
続いてはいるが、行き止まり。
その先は県道385号ぞいの
川になっていて、
流れが急で岩だらけの河原なので、
行かないでくれと
エコセンターの人に言われた。



橋の上に立って見上げてみる。
チロチロと流れる水はある。
途中の岩に青い草が生えていて、
花でも咲いていてくれたらよかったのに、
と思った。
2020/8/30  もみじの滝(5M?)    魚沼市市
 ひっさしぶりの新潟の滝の新顔なのですが、最初に言っておきます。滝、ほぼ無いです。
整備された山を歩いて、染みみたいな滝を見たよ、というお話です。
日曜しかお休みのない週末にやって来たのは浅草山麓エコミュージアム。
この施設の遊歩道内に小さな滝があるという情報をダンナが入手していたのだ。
施設の遊歩道内であれば、気楽に行ってこれる滝なのだろう。
色々用事もある日曜日にちょっと散歩がてら行くにはいい場所なのかもしれない。
この場所にエコミュージアムというのがあるのはずっと前から知っていた。
だが、どんな施設なのかさっぱり分からなかった。
きっと子供相手の林間学校みたいなもんだろう、くらいに思っていたのだ。
浅草岳登山の折には、ネズモチ平駐車場に向かう途中に看板を見ている。
今日はネズモチ平には行かずに、看板に従って右折する。
と、立派な建物があった。
中に入ると、女性の案内の人が近づいて来て、初めてですかと聞いてきた。
いや、浅草岳には何度も登っているんですが、ここは初めてです。
バーナーで湯を沸かしてお昼を食べるところがありますか、と聞いたら、カラーの地図と手書きの季節の花など書いてある地図を渡してくれて、あちこち示してくれた。
あと、もみじの滝というのがあると聞いたんですが、というと、その場所も教えてくれた。
さらに、その名の由来も教えてくれた。
実に親切丁寧な人で、滝のほうに行くのであれば、虫がいるので虫よけスプレーをどうぞ、と、窓口においてあるスプレーを使わせてくれたし、熊鈴もどうぞと言ってくれた。
熊鈴はもってます。と、ご辞退。
トイレを借りてから、さあ、歩こう。

  県立浅草山麓エコミュージアム。


    
  建物の向かい側に遊歩道の入り口がある。ちゃんと地図もある。

    
  見事な木道。車いすでも入れるそうだ。木道の脇にはアカバナがたくさん咲いていた。

    
  小山のある広場で昼食。その後脇にそれる小径からもみじの滝へ。

施設の人が教えてくれた昼食によいスポットは謎の小山のあるちょっとした広場。
でも、ベンチもテーブルも屋根もない。
大気が不安定でパラパラっと雨が降ったり、ギラギラする直射日光が降り注いだり。
ここでお昼はどうよ、と思ったが、ほかにいい場所もなさそうだし、結局小山にシートを敷いて昼食。
雨にはあたりませんでしたよ。
食後、さあ、もみじの滝へ。

    
  滝へは下って行く。かなり下る。

滝へはバリアフリーの木道からそれて、下って行く。案内があるので、滝にはちゃんと到着できる。
でも、うっそうとした感じの道になり、虫はいそうだな、という感じだ。
かなり下って、もうそろそろ県道385号沿いの川にぶつかりそうだぞ、という場所に滝があった。
あらららら、滝か。滝だな。一応、水が流れていたら、滝だな。
小さな沢のこと、水が少ないのである。
もっと水量があれば、幅広のきれいな滝になったかもしれないが、今は水が見えず、ほぼ染み。
花でも咲いていてくれれば少しは見栄えしただろうが、この季節、緑は濃くても花はなかった。
滝がそんなもんだから、ほぼ時間を割かずに滝前を去る。
下った分登るが、途中で来た道ではないほうに進んだ。来た道はエコセンターに戻ってしまう。
観察小屋や池のある場所に行きたかったのだ。

    
  もみじの滝の沢の脇を登って行く。あれ、ここはどこ?

    
  でっかいキノコの生えている道を進む。ちゃんと地図はあるのよ。でも、ここはどこ?観察小屋に行きたいのに。

しかし、だ、手持ちの地図でこっちじゃないか、というほうに進んでみたのだが、なんか違う。
途中しっかり地図はある。しかし、観察小屋というのが地図にない。あれ?
仕方がないので、設置されている地図の展望広場というのを目指すことにする。
展望があれば、少しはスカッとするだろう。
これが、間違いのモトでけっこう登る羽目になった。

    
  ブナの林が美しい。落ち葉とブナの間を登ったり下ったりする。

    
  木が杉になったと思ったら、三角点、823メートル

    
  杉の林の中に初めて見る花を発見。スシュラン科のミヤマウズラらしい。
  展望台から見えた風景。白崩滝から見える白い岸壁だろうか。


結局、手元の2枚の地図と現地に設置されている地図を見比べ見比べ、なんとか展望できる場所に行き、なんとか傷口を広げずに観察小屋までたどり着くことができた。
そこから行きたかったトンボ池に行き、池じゃないじゃんと言いながら整備された木道をたどってせせらぎを見ながらエコセンターに戻りつくことができた。

    
  三角点から先もけっこう登り下りする。小さな沢がたくさんあるのだ。

    
  やっと観察小屋にたどり着く。トイレもあって、ベンチもあるので、お昼はここが一番いいみたいだ。
  小屋から先はきれいな清流沿いの道を行く。


  
  やっとエコセンターが見えてきた。長かった〜。1時間半歩いた。

いや、しかし、いくら地図慣れしていないからと言って、エコセンターで渡された2枚の地図と、現地に設置されている地図と、どれもこれも情報が偏っていて、目指す場所にどう行けばいいのか分からなくなるというのは、こういう施設にあるまじきことだと思うがどうだろう。
さすがに現地の地図や案内板がしっかりしているので、遭難まではしないだろうが、体力の限界まで歩いてしまう羽目になったり、日没が読めない場所まで行ってしまったりする場合もあると思う。
楽しい場所だったけどね。
もう少しだけ地図はちゃんとしていてよ、というのが感想だ。
しかし、手軽に、しかもバリアフリーで自然を楽しめる施設が身近にあったと知ることができて、本当によかった。
これからは季節ごとに行ってみたいと思う。
もちろん、もみじの滝に水のある時期を選んで。


 交通
もみじの滝 最寄ICは関越自動車道小出IC。
インターを出たら国道17号で長岡方面に進む。四日町交差点で国道291号が右に分かれるので、そちらへ。
当面の目標は「道の駅いりひろせ」である。
道の駅いりひろせを左に見て通り過ぎずんずん先に進むと、JR只見線大白川駅を右に見て通り過ぎてすぐ道は二手に分かれる。
右は国道291号。左が県道385号だ。ここは県道385号のほうへ。坂を登る感じになる。
ずんずん進む。
右に破間川ダムを見ながら進み、橋を渡る。川が左側になる。道が細くなってもさらに進むと、右側にエコミュージアムに入る道がある。
ここの案内が緑が濃い時期はちょっと見えづらい。
ネズモチ平駐車場の案内看板のすぐそばなので、気をつけているといい。
ネズモチ平まで行ってしまったら行き過ぎ。

新潟県立浅草山麓エコミュジアム


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