2011年11月23日の錦秋の今井不動滝はこちらから
今井不動滝 写真では小さく見えますが、 70メートルあります。 いつまでも見ていたい 美しい滝でした。 大きさ比較写真。 落石の危険があるため、 近くには行けませんでした。 滝つぼから20メートルくらい 離れています。 全体図。 右端の巨木は、岩から生えています。 大きさ比較で見える直瀑の部分は 段瀑の一番下の部分です。 糸滝 手前にある人工の池とあずまやが 不思議とよく似合う優美な滝でした。 岩盤をなめて流れるのですが、 途中に横に亀裂が走っていて、 その部分に草が生えていたりして、 豊かな表情を持っています。 うえの写真でわかると思うんですが 一応大きさ比較写真。 不動滝より大きく見えてしまいますが、 50メートルです。 滝壺にかなり近づいているらしい のですが、草ぼうぼうで わかりませんでした。 |
2002/9/7 今井不動滝(70m)糸魚川市 糸魚川市にある今井不動滝は、実は過去2回挫折させられた滝である。昨年秋に一度行ってみて、道が解らずに引き返し、今年の正月に今度こそはと行ってみると除雪されていずに行き着くことができなかった。 われわれにとっては因縁の滝ともいえる。 さて、三度目の正直で、今回は迷いもせずに行き着くことができた。 わが家から糸魚川市に行くには日本海沿いに国道8号線を南下することになる。あいにくの曇天で、日本海もどんよりと濁っている。途中に寄った道の駅『能生』で、岩カキを食べるのを楽しみにしていたが、夏休み後の一部休業でカキにもふられてしまった。でも、この道の駅は海に近く芝生や遊具などあって、のんびりするには絶好の場所だった。 発電用の風車。ブンブン回っていた。 正月に雪に阻まれて行けなかった道も、もちろんこのシーズンはすんなり進める。少々細い道もあったが、比較的楽なみちのりで意外にあっさりと着いてしまった。着いてみると、そこは見事に整備されたキャンプ場になっていた。 広々とした駐車場。左の鳥居をくぐると、遠くにもう滝が見える。真ん中に白く見えるのが滝。 鳥居からの坂道を降りる途中にもう滝の姿が見えた。大きい。喜んで坂を降りきると、目の前がスコーンと開けた。きっちりと整備された芝生が美しいキャンプ場。トイレも炊事場もちゃんとある。ぐるりと崖が囲んでいて、左側に優美な糸滝、奥に不動滝が静かに落ちている。 キャンプ場。左がわに糸滝。写真ではほぼ中央に不動滝。 シーズンが終わって、だれもいない雨のキャンプ場。糸滝は岩盤をなめるように落ち、豪快なはずの不動滝もほとんど水の音はしないように思える。 不動滝はとにかく美しい滝だ。一見直瀑に見えるか、上部は複雑に段になっている。滝壷は深くはないが、そこだけあざやかなエメラルドグリーンになっている。手前には不動様の小さな祠や岩から生えている巨木などあり、とにかく全体に一幅の絵になっている。今まで流身というものを気にして滝を見たことはあまりないのだが、この滝に限っては、素直に流身が美しいと感動した。 手前に鳥居がある。小さめだが、人間が楽にくぐれる大きさ、ということで滝の高さを想像していただきたい。右は滝の落ち口。かなり複雑。 滝壺。日光があたったらさぞ綺麗だろうに。 ところで、この滝の近くに日本では何個所もない硬玉翡翠の産地があり、ひすい峡という観光地になっている。ついでにそちらにも足を延ばした。やー、すごい。看板によると、巨大な岩のあれもこれもみんな翡翠。天然記念物なので、小石のひとつたりとも持ち帰ってはならないらしいが、つい、翡翠はないかなー、と探してしまった。 ひすい峡。川の水が湯気のようにもやっていたのは、湿度が高かったせいだろう。右は、ひすいの原石を示す看板。赤い岩が翡翠だそうだ。と、いうことは、下の写真の通りである。でも、持って帰っても磨けないしなぁ。 そのひすい峡のすぐ上にそそり立っている巨大な岩盤がまたものすごい。山全部一枚岩なんじゃないかしらん。圧倒される景色である。 真ん中に亀裂が入ってたりする。右はしの白い部分は雨後には滝になりそう。 その岩が間近に見られる展望台で、また、みつけてしまった、滝。遠くの山に不自然な白い部分がある。どーも滝らしい。都合よく100円入れると見ることのできる望遠鏡があったので、高い!と思いつつ100円玉を投入。ああ、やっぱり滝だ。水が見事に段になって流れている。あれは何滝!?すぐに自動車に戻って地図を調べてみるが、該当する滝はない。もしかしたら、このひすい峡の先にあるヨシオ滝かもしれないが、向きが違う気がするし。いいだろう、次の機会まで、待ってろ滝。今回は勘弁しておいてやる(笑) もし、この滝についてご存じの方がありましたら、教えてやってくださいまし。 展望代台が肉眼で見るとこんなカンジ。 アップにすると見事な滝。 |
交通 今井不動滝 地図を見て行こうと思うとまず行き着くことが出来ない滝である。わが家には人文社と昭文社の新潟県の地図があるが、そのどちらも案内がはっきり書いてある行き方の道が点線になって標記されている。つまり、自動車では行けないようになっているのだ。自動車で行けるように標記されている道のほうが、実は未舗装のうえにすれ違い困難な道で行ってもいいのか悪いのか迷ってしまう道(昨年我々が迷った道)である。 遠回りだと思っても必ずここに書く道を選択してほしい。 北陸自動車道糸魚川ICを降り、国道148号線松本街道を松本方面に向う。そのまま中山橋、山本橋、大正橋を渡る。大正橋を渡るとすぐに右折するとひすい峡という表示が出ているので、その通りに右折。あとはひすい峡、高浪の池、不動滝という案内板どおりに行くが、途中小滝の集落で不動滝とひすい峡へ行く道が別れるので注意。案内板があるので、見落とさないようにする。そこから道が細くなるが、舗装されているし退避所も所々にあるので心配ない。5キロほど山を上るとまた案内板があるので、道をそれるとすぐに大きな駐車場が見えてくる。そこに駐車して、あとは徒歩ですぐに滝である。 夏場はキャンパーでにぎわっているのではないかと思われる。 ひすい峡 上記の今井不動滝に行くのと同じで148号線から案内板通りに進むとよい。ただし、途中にフィッシングパークがあって、そこが目的地だと勘違いしやすい。フィッシングパークに出たらそのまま進むとT字になって、ひすい峡は右折とある。案内とおりに右折すると、来る時に見えた見事な岩盤のすぐ下に出るように道が下っている。行き着く先に駐車場があり、ひすい峡はそこからすぐ。特に建物があるわけではなく、ただの大岩の多い河原である。しかし、その岩はほとんどひすいなんだけどね。 ひすい峡の川を撮影中のダンナ。ダンナがひすいの原石みたいじゃないの。 |
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