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七ツ釜
平成9年の土砂災害で崩落。
その後、景観を考慮してデザインされた
砂防ダムが造られた。
回りの柱状節理と見分けがつかないほど
うまくできた壁である。



大きさ比較写真。
右端にダンナがいます。
二番滝の手前5メートルほど。
砂防ダムまではまだかなり距離がある。



わからないでしょう。
真ん中に滝があります。
細いやつ。
鉄塔の高さを考えると
20メートル以上はあるはず。
七ツ釜のすぐ下流の対岸の岸壁です。





秋の花、満開。


なんだろう、これ。何かの実。


どういうわけか、カマキリがいっぱい。


カマキリ、食事中。


ついでですが、中里村の名木。


ねじり杉
なんでも、弘法大使がおまえはねじれて
育て、と言ったのでねじれたとか。
ホントかしらん。


とにかくねじれてる。
雑巾じゃあるましい。
どうしてこんなになったのやら。


で、熊が出没するらしい場所に
あったりします。この杉。


こいつは、駐車場の前の
区長宅にいる番犬。
我々には吠えなかったが、
いかにも怪しい男性の見学者に
ほえついていた。よしよし。

2002/10/6 七ツ釜 中里村
今週は、たった一日だけの週末、ということで、中越地方の滝に出掛けることにした。前々から行きたいと思っていた七ツ釜に白羽の矢を当てる。
この『七ツ釜』実は、今は滝ではない。以前は落差20メートルの一番滝から三番滝まであり、さらに深い釜がもう4つあった。釜にはもちろん小さい滝も流れ込んでいたはずだ。
しかし、平成7年、土砂災害のために殆どすべてが崩落してしまった。その後、地元の強い要望で以前の滝に似た形に砂防ダムが造られたのである。
だから、今は滝ではない。地図によっては滝のマークがついている場合もあるが、正しくは砂防ダムと、いくつかの小さな滝があるのみである。



上が駐車場にあった立て看板の写真。昔は左上のような姿だった滝が左下のようにすっかりなくなってしまった。土砂災害、ものすごい。自然はとにかくとんでもない。

   

  
 
 崩落前の看板だと思われる。上流より、一番滝、二番滝、三番滝、ゆり釜、手洗釜、赤釜、長釜、となっていて、見えづらいが赤い点線が昔の遊歩道である。しかし、現在は薬師堂より先は、ほとんど行けない。
 
ところで、ここには3年ほど前に来たことがある。当時は滝にものすごく興味があったわけではなかったので、とりあえず砂防ダムになっている所を見て満足したものだが、今回は七ツ釜の釜の部分も見てやろう、と意気込んでいた。駐車場に自動車をとめて沢まで降りる坂道、これがキツかったはずだ。が、すっかりと整備されて、階段状になっていた。ズルズルすべる坂だったのに。
まずは、薬師堂がわにまわって、三番滝から下の釜を見る。遊歩道の裏側から河原に降りることができる。が、柱状節理の石の柱がそのまま階段になったような小さな崖を降りて行く感じである。
  
  
   自然の産物。柱状節理の階段。この階段は右の薬師堂の裏にあります。

  
  
  
左:たぶんゆり釜。右:たぶん三番滝と思われる滝の上流の早瀬。
ここにある釜は、たぶん、ゆり釜。これより下流の手洗い釜、長釜、赤釜は、地形が変っているようで、遊歩道もなくなっていた。河原づたいに上流に行くと魚止の滝といった感じの小さな滝が見える。たぶん、これが三番滝だろう。三番滝の上流には河原づたいでは行けないため、また薬師堂に戻り、砂防ダムに向う遊歩道に戻る。河原に降りると丁度三番滝の落ち口。うまい具合に真正面からは三番滝は写すことができない。
ここから二番滝までは流れが急で美しい。対岸の柱状節理が斜めに傾いていてなんとも言えず不思議な風景だ。

 薬師堂から遊歩道に戻るあたりで撮影した三番滝と思われる滝。左上奥に一番滝、二番滝が見える。

さて、いよいよ七ツ釜のメインの滝となる一番滝である。が、上記の通り、すでにその滝はない。二番滝とともに崩落して、人造の砂防ダムになった。が、どうだろう。あの真四角な砂防ダムを見慣れている目には、このダムはダムになんて見えない。よくよく見れば、直線的であり、あまりに左右対象的だから、人造物とわかる。が、わざわざまわりの柱状節理と角度をあわせ、斜めの人工石を組み合わせ、さらには、水が落ちる奥をデコボコにして流れが美しく見えるようにさえしている。

    
  
左:砂防ダムの遠景。人工物とわかる。右:二番滝から一番滝を望む。

  
一番滝アップ。デコボコがある。

大自然の力で失った景観はもとには戻らないが、それに近づけようとする努力があちこちに伺える。一見、姑息で無駄な努力のように思えるかもしれないが、私は立派だと思う。あの美しい滝があった場所にコンクリートの灰色の固まりが壁になって現れてご覧なさい。とても、悲しくなるに違いない。
しかも、さらに立派だと思うのが、この普通に造るよりもかなりお金がかかったであろう砂防ダムのまわりをきっちり整備して公園か何かにしていないこと。もう、雑草ぼうぼう状態。現在上の駐車場が工事中ということで近くには立ち入りできないことも関係しているのだろうが、せいぜい急な坂道に滑り止めの階段状の横木を渡したくらいしかしていない。
たいていこういう所には芝生が植えられ、わざとらしい桜の苗木か何かが育てられていて、ベンチがあって、小ぎれいなトイレがあって、自動販売機がおいてあったりするものなのだ。
この七ツ釜砂防ダムに関してはそれは一切ない。
薬師堂に降りる所がごくごく小さなキャンプ場になっているが、トイレなんて入るの怖いくらいのものすごいトイレだし、ベンチなんて、座ると壊れそうなやつしかなかった。
宣伝して人を呼ぼうとちっとも思わずにこんなに立派な景観のダムを造ったところがすごい。ま、将来はどうなるかわからないんですけどね。


ところで、そのキャンプ場から見える七ツ釜とは違う沢(外沢というらしい)もまた素晴らしい沢です。七ツ釜へ下る道のある広場の向かい側にもう一本、ちゃんと舗装された道がある。そこをずんずんと下ると、5分もしないうちに巨大な砂防ダムが見える。これが美しい。前述で灰色の固まりが壁になって現れたら悲しい、と書いたが、悲しくなかった。この砂防ダム、きっちりと人造物の姿をしているのだが、とても回りの風景にとけこんでいて綺麗なのだ。
ダムのすぐ下は沢になっているのだが、まず人工的に並べられたらしい岩の間を美しく水が流れて下る。さらに急流になって、いくつも小さな滝を形成して、下流へと流れて行く。と、いうのが上から想像できるのだか、いかんせん、見えない。なんとか沢に出る道はないかと捜したら、あった。ちょうどガードレールが切れていて、そこの草が刈られている。そこから下ると、きちんと階段状に横木が埋められていた。
さて、沢に出たか、やっぱり滝は見えなかった。なんと滝の落ち口の真上。さらに下に下る道はない。このきれいな沢は、七ツ釜に隠れて顧みられることもない沢だろうが、なんとも惜しい。階段があったわけだから、この沢を楽しむ人もいるんだろうなぁ。

  
  
 左:キャンプ場から見た裏の沢の小滝。右:外沢砂防ダム。解りづらくてすいません。秋の紅葉の時期は、きっと七ツ釜より美しいと思います。

    
  左:草の間からかいま見れる小滝。右:丸い岩をぬって落ちる急流。

交通
七ツ釜 我々は国道117号線十日町方面から入る道を利用したが、説明は関越自動車道よりのものを。関越道塩沢石打インターで降り、とりあえず国道17号をめざす。17号に出たら左折。すぐに右折すると国道353号という表示が出る。国道353号に入り、十二峠トンネル、清津峡トンネルなどを通り、ずんずん進む。途中、清津峡という案内がある。ここも柱状節理の素晴らしい渓谷であり、観光地である。観光地化された渓谷を見るにはここは最適。かなり国道117号線に近づいたあたりで左折すると七ツ釜という案内板が出てくる。出光のガソリンスタンドがそばにあるのでよくわかると思う。その道に入り、倉俣大橋を渡り、県道284号線をどんなに道が細くなってもひるまずに進む。だいたい道は1本なので迷わないが、とにかくところどころで細くなるので注意。七ツ釜フィッシングパークを過ぎて、坂を登ったどん詰まりに左側に猫の額ほどのキャンプ場、右に七ツ釜に降りる道のある広場がある。解りづらいが、さらに奥に大きな駐車場に行く道もあり、ちゃんと看板も出ている。ここからは砂防ダムの上流が望めるが、我々が行った日には工事中であった。

ねじり杉  国道353号線清津峡トンネルの塩沢がわ出口のすぐそばに渓谷の駅『ラピーヌ雪街道』がある。意外と小さいので注意。そのほぼ向いがわに門間地区にはいる道がある。道の入り口には『ねじり杉』と小さいながらも看板が出ている。もしわからなければ、ラピーヌの人が親切に教えてくれる。坂を登って行くとわかりやすい所に駐車場がある。駐車場から電信柱の案内にそって進むと道が2つに別れているが、左がわの細い坂道を登る方に進む。すぐにねじり杉が頭上に見える

2008年10月5日の七つ釜のレポートはこちら

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