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2012年11月のめおと滝はこちら




めおと滝
この写真は雄滝。
途中にある割れ目から
伏流していた水が吹き出ている。
上から落ちる水と重なって
実に美しい。


こちらは雌滝。
デコボコした岩肌を黒く濡らし、
サワサワと落ちている。


2本の滝は上の写真のように
30メートルほど離れて
並んでいる。
分かりづらいが、左端の黒い岩盤が
雌滝である。




伏流部分のアップ。
割れ目からの水のほうが
むしろ、多い。



こちらは、雌滝の流れ。
サラサラと流れている


山道には色々な花が。
木々の花や実も色づく。








2003/6/22 めおと滝 入広瀬村 (7メートル)
今日は連休ではない週末。たった1日のお休みだ。しかし、梅雨の間の晴れ間が広がった週末。これを逃したら6月にはまっとうな滝など見ることができない。
と、いうことで、以前から行きたいと思っていた入広瀬村のめおと滝に行くことにした。
入広瀬村なら、我が家から1時間半ほどで行くことができる。駐車できる場所から滝までは自然遊歩道で1時間ほど歩くと「新潟の名水」という滝も紹介してある本に書いてあった。往復2時間くらいなら、なんとか大丈夫だろう。
気楽な気持ちで出掛けたのだった。
しかし、毎度のことながら、今回も甘かった。
まず、その予兆はあったのだ。
実はこのめおと滝には4月にも行こうとして駐車できる国民宿舎浅草山荘まで来たことがある。しかし、まだ残雪があった。念のため浅草山荘の受付の人にめおと滝について聞いたら、ものすごくイヤな顔をされた。「滝はありますが、獣道のような山道を歩きます。案内も無いです。今は雪でとても行けません」
印象を悪くした私たちは、今回は詳しい道を山荘の人に聞かずに歩きだしたのだった。
自然遊歩道というからには、整備されているのだろう、との考えからだった。
が、受付のお嬢さんの言うとおりだった。
浅草山荘の前にあるキャンプなどができる公園をズンズンと進んでいく。道は途中までとても綺麗で広いものだ。道が途切れても階段になっていて、所々広場などがある。かなり開けたキャンプスペースだと思っていい。
が、見晴らしのよい上の広場、という所で整備は終わっていた。
そこから先には本当に全く何の案内もなかった。もちろん、今までも案内はない。めおと滝のカケラさえこの場所にはないのだ。でも、自然遊歩道というからにはこっちだろうと階段のある限り登って来たのだ。
広場をぐるりと見回してみて、木々の間に小道を発見した。ちょっと広めの踏み跡といった感じだ。その踏み跡に沿って進むしかない。
少し進むと沢にぶつかった。踏み跡は沢の向こうに続いているらしい。沢は小さいものなので難なく渡れる。沢を渡って踏み跡を辿ると、一見先に続いているように見えるところに出た。落ち葉がみっしりと落ちていて、谷筋は道に見えるのだ。しかし、ダンナが脇に明らかに人がわざわざ段を作ったらしいごく細い登り口を見つけた。まっすぐ行くほうが広くてなだらかで、道らしく見える。が、人為的な道のほうが道として成立しているのではないか。と、いうことで細い登り口のほうを選択した。結果はそれが当たりだった。
踏み跡はどんどん登って行っている。それがものすごく急な上り坂になった。ほとんど壁に見えるくらいの坂である。しかも、落ち葉が積もっていて、すべりやすい。
そこをなんとかクリアすると、今度は植物が道を覆っていた。
どこが道なのかわからないくらいに植物が伸びている。しかも、倒木さえある。
この道で大丈夫なのか?実は違う道に来てしまったのではないのか?案内板すらなかったのだ、ものすごく不安である。しかし、もしどこかの山頂に向かう道だとしても、その到達点まで行かないことには、当たりなのかハズレなのか分からないではないか。
負けずに進んでいくと、沢音が聞こえる場所まで来た。音に励まされて進む。と、滝だ。沢が小さな滝になって落ちている。こ、これがめおと滝か〜!7メートルというから、こんなもんか。見えない上のほうを入れれば7メートルと言えないことはないか。と、写真を撮りはじめた。
    
  
めおと滝とまちがった小滝。2条に分かれているから、なおさら「めおと」っぽい。まぎらわしいぞ。
しかし、ダンナが上記の本をリュックから取り出して「違うんじゃないか」といい始めた。確かに。その写真を見ると、なんだか違う。どうもヘンだ。もっと、開けた場所にあるはずだ。
が、沢の向こう側には道があるのだろうか。
沢と言っても小さなもので、跨いで行けるくらいの所である。とりあえず渡ってみると、崖の上にまだ細々と踏み跡が続いていた。
仕方がない、行くしかない。
やや進むと、前方を行くダンナがおおっと声を上げた。
滝だ。
見えた。
大きく開けた場所の対岸の崖からストーンと立派な滝が落ちている。
こら、7メートルだ?嘘だろう、これは10メートル以上あるだろう。どう見てもこのスケールの大きさは7メートルくらいの滝ではない。
近づきたい。踏み跡は続いている。
が、ここから先もとんでもなかった。芦の類の植物や棘の生えた植物が道を覆っているうえに、急な下り坂。しかも、ぬかるんでいる。わたしはここですっころんでしまった。
河原に出たら出たで、滝が見える場所に行くにはかなり流れの速い川を渡る必用がある。なんとか渡れる岩をみつけて、それでもものすごく怖い思いをしながら渡って、めおと滝の前に出た。
  滝からかなり離れているが大きさ比較。
  
遠くから見えたのは、雄滝。段瀑で、しかも、途中から伏流している水が溢れて加わっている。とても見事な景観の滝である。その左がわに岩肌をサラサラと流れる雌滝がある。ちょっとこの日は水量が少なくて水が流れているのが写真では分かりづらいかもしれないが、デコボコした岩肌を気持ちよく美しく流れている。
どちらも、滝壷そのものには行くことができなかった。
  
色々な岩や流れがある沢。
しかし、この道でいいんだろうか、間違っているんじゃないだろうか、と思いながら進んで、ついに行きついた滝は格別である。こんなにすばらしい滝、道が踏み跡程度ではかわいそうな気もする。しかし、踏み跡くらいで、あまり観光化しないほうがいいような気もする。
にしても、である。まちがっても、この道は自然遊歩道なんかではない。
物好きが何人か通ってできたただの踏み跡である。誰も管理していなくて、草ぼうぼう生え放題の危険な道である。「新潟の名水」の記述は完全に誤りだ。これにひかれて滝を目指した人か事故にあっても弁明できまい。
とにかく、危ない上に体力が必要な道です。滝を訪ねたい人は、登山ようの装備で、決して一人では行かないでください。

    
  踏み跡の終点が滝である。ここだけが開けている空間だ。
    
交通
国民宿舎浅草山荘をめざす。
関越自動車道堀の内ICを起点に。県道23号を経て、国道17号に出る。17号に出たら小出方面に向かう。四日町という交差点で左折して国道252号線に入る。あとは国道252号を外れないように入広瀬村へ進む。途中、右手にJR大白川駅を見てすぐの所に破間川ダムに向かう分岐点がある。ここは、国道からはずれて、左の坂道に行く。案内表示の大白川方面に進めばいい。そこここに浅草山荘の案内があるので、それに従えば間違いない。この道を進むと右に破間川ダムを見ながら赤い浅草大橋を渡ることになる。橋を渡ってすぐに右折すれば浅草山荘。
さて、問題はここから。上記の文中と下の写真で滝への道のりをたどっていただきたい。
    
  左:浅草山荘。この写真の左側が、右の写真。ここから公園の中に入る。
    
  公園の整備された道。炊事場の先は道がないが、右のように階段が続く。
  
  見晴らしのよい上の広場に着くと階段はなくなる。
  突き当たりの奥にあるテーブルの脇の林に踏み跡がある。
  
  やや行くと沢にぶつかる。これを渡って少し沢の脇を歩く。
  
  ここが重要なのだが、そのまま沢沿いに行くのは間違い。
  注意深く右側を見ながら歩こう。階段状に窪みをつけた踏み跡がある。
  木々にもテープなどの目印は全くないので、とにかく注意が必要だ。
  この先、踏み跡が消えかかるほど草に覆われていたり、ガレ場だったりする。
  上りも急勾配である。
  また、滝に近づく場所も急な下りになる。
  技術は必要ないが、体力に自信がない場合はやめたほうが無難だ。


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