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白岩の大滝 写真にしたら、たいしたことがない滝に なってしまったが、 本流が全部落下している豪快な滝なのだ。 夏草がとにかく邪魔だった。 滝つぼを隠すように茶色い岩がある。 落ち口。 これも、落ち口。 上から覗いたところ。 上の写真の左手の茶色い岩をぐるりとまわって、 反対側に出ることができる。 駐車場はこちらがわにある。 せめて滝つぼが覗けないかと思ったが、 無理だった。 屏風岩の滝(仮) 私も色々な滝の本だの写真だのを 見ているのだが、トンネルから 水が出て来る滝は見たことがない。 人工的なものかもしれない。 トンネルのアップ。 トンネルの長さは5メートルもないと思う。 向こう側の光が見える。 滝つぼ。 と、言っても、壷らしいものはない。 岩盤に水が弾けている。 水に丸くえぐられた岩盤が おもしろい。 下流の公園から撮影。 岩盤をなめるように水が落ちる。 |
2003/7/27 新井市の滝 その2 白岩の大滝 (10メートル?) 屏風岩の滝(仮)(15メートル?) この2滝は、実は地図には載っていない。 さらに、私が持っている新潟県の滝を紹介する本にも載っていない。 では、なぜ見つけることができたかというと、先月『よもしろうの滝』に行った時に寄った道の駅あらいで手にした『ポケナビ』というパンフレットに白岩の滝が載っていたのである。パンフレットには白岩の滝とあったが、地元の看板には白岩の大滝とあるので、ここでは『白岩の大滝』と表記したい。 パンフレットの実に大雑把な地図を頼りに平丸地区に自動車を進めた。と、途中に妙な物体を発見。こ、これは、ピ○チュー?なんか、どこかで見た覚えのある石像だ。たしか、『新潟の名水』という本に出ていたぞ。 とりあえず写真撮影してみる。 あとで調べたところ、平丸の大魔神マルちゃんというそうな(笑) この道でいいんだろうか、と思いながら自動車を進めると小さなトンネル。それを出るとすぐに駐車場らしきところに出た。看板があるので見てみようとすると、滝見台の文字が。 あっと言う間に『白岩の大滝』に着いてしまった。県道の脇にある、実にお手軽な滝である。 しかし、思いのほか立派だった。平丸川本流がそのままストンと落ちている。水量も充分。迫力満点。だが、しかし、夏草が多すぎて、肉眼で見たようには写真撮影できない。 ちょうど滝つぼ手前に岩があって滝つぼも見えない。ものすごく惜しい。滝見台という場所を田んぼの一角に作っているくらいなのだから、もう少し見えるように整備してもいいんじゃなかろうか。 あの岩の存在など、実に絵になる滝なのに、絵にできないのはじれったい。 ところで、この駐車場のほぼ向かいには、白岩清水という清水が湧いている。これもおもしろい石像が水を噴出している。なんと、多分ぶんぶく茶釜。しかも、作法にのっとって飲むと、美人、長者になる水らしい。ダンナがしっかり長者になるべく飲みましたとさ。 水を吐き出しているのは、たぶんぶんぶく茶釜なんだろうなぁ。 この看板も夜目にはぶきみかもしれない。 それにしても、『新潟の名水』という本は、この白岩清水のことはしっかり載せているのに、向かいにある『白岩の大滝』については一言も触れていない。ちょっぴりでも紹介してくれたらいいのに。地図に載っているがしょぼい滝もある中、豪快ないい滝なのに。 さて、白岩の滝もみつけたし、帰ろうかという所でもう一度この平丸地区の名所の看板を見た。どうも気になる絵がある。この屏風岩の絵。滝じゃありませんか? しかも、穴から出てませんか?岩なのに、穴から出ている水の絵ってヘンじゃありませんか? 分かりづらいだろうが、その看板。赤い印が屏風岩の絵。 よぉーし、行ってみよう。 と、もの好きは自動車をさらに先に進めることにした。 それほど走ることもなく(ただし、道はけっこう狭くなる)ヘンな絵の通りの風景が我々を迎えてくれた。 立派な駐車場もある。 想像していたよりでっかい穴からでっかい滝が落ちている。 なんだか奇妙な風景である。どうして穴から滝が落ちているんだ。 それにしても、綺麗な滝だ。人工的なのか、そうでないのか。しかし、滝壷が穿たれた様子などは、かなり長い間水を受け続けているに違いないことが分かる。 駐車場にあった看板には、滝、としか書いていない。この滝が出ている岩盤を屏風岩というらしいのだが。 どうしてこんな不思議な風景が名勝として取り上げられていないんだろう。 ちなみに、この道の先には、木曽清水という新潟の名水100選に選ばれた清水がある。イヤでもこの風景を見ているはずなんだがな、『新潟の名水』を取材した人は。 駐車場や上流の親水公園などの存在からして、新井市もこの場所を市民に親しんでもらう場所にしたかったようである。が、現実には、夏のとてもいいお天気の日曜日に自動車は一台もとまっていなかった。 それもそうだと思う。上流、つまり、この穴の入り口にあたる部分が親水広場なのだが、芦のたぐいが生え放題で、とても水に親しむ雰囲気ではない。穴の入り口の写真を撮影したかったのだが、芦のためにできなかった。せめて、夏休みに入る前に雑草を刈って、ベンチと日よけの東屋などを作れば少しは人が来るんじゃなかろうか。 何にせよ、作ったら作りっぱなしでは、どれほど珍しい風景でも親しまれることはないのだと実感した。 屏風岩に向かう道沿いにある渓流。滝と言ってもOKだろう、急な流れが美しい。 |
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交通 『白岩の大滝』 北陸自動車道上越ICを起点に。 ICを出て、国道18号に入る。ここは新井市もしくは妙高、長野方面に向かう。途中で国道292号が分岐する。ここで292号に入る。新井市街をぬけ、長野県飯山市方面に進む。途中、道が狭くなる。猿橋という橋を渡り、もう少し進むと左手に猿橋小学校が見える。ここで道はY字になる。右に進むとそのまま国道292号。左がわに進むと平丸地区に行く県道412号。ここは左に。あとは道なりに進めばよい。やがてほんの小さなトンネルをくぐる。くぐると右手前方に自動車が3台ほどとまれる駐車場が見える。滝はその駐車場の下である。 自動車を止めて、田んぼのまんなかを通り(県道を通ったほうが近いが)、滝見台に行くこともできる。駐車場は滝の上流なので、そこからは滝は見えない。 ちなみに、『白岩清水』は、この駐車場の向かいがわやや登ったところにあるので、そこに駐車したまま行くことができる。平丸の大魔神マルちゃんは、この場所よりかなり手前の川とは反対側の道路沿いに鎮座している。 『屏風岩』 白岩の大滝の駐車場からさらに県道412号を登って行く。集落に入り、学校の前を過ぎると道がかなり狭くなるが、かまわず進む。手作りの看板で屏風岩とか木曽清水とかと案内してくれるので、まず間違わない。急勾配の坂道を登って、少しすると、このユニークな風景に出会えることができる。駐車場も第一と第二があって、広々している。ここから、水の出ているトンネルの上流が親水広場。さらに上流に木曽清水があるらしいが、我々は清水には興味がないので、訪れることはしなかった。 これが屏風岩全景。岩の右の端っこに滝はある。 |
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